36 / 320
36 最大のピンチ、と勇太が思っただけ
しおりを挟む
改めて言うと、勇太の叔母葉子が経営するリーフカフェは繁華街の噴水を囲む広場の一角にある。
カフェから噴水を挟んで反対側、距離にして40メートル程度の位置に、大手のコーヒーチェーン店が今年1月にできた。
リーフカフェの客がコーヒー店に食われた。そんなとき、5月11日から勇太がカフェでちょくちょく働き始めた。
そこから怒濤の巻き返しに成功した。
勇太に給料も出ている。最初勇太は断った。
パラレル勇太が葉子に金銭的な迷惑をかけていたから、無償のつもりだった。
しかし、それでは葉子も働かせにくいと言う。なので金、土、日曜日にアルバイトの最低賃金だけもらうことにした。
勇太がエロカワ店員になって約1か月、さすがにコーヒー店も対策を立ててきた。
勇太が出勤するとき、コーヒー店の前に20歳くらいの若い男子が3人いた。制服を着た女性に何か説明されていた。
2人が勇太と同じくらいの身長、1人が少し大きめ。
大きめの男子が太って見えるが、パワーがありそうに見える。3人のコスチュームは教会関係者の法衣のようで全身防備。
露出は、ごく少ない。
「とうとう、あっちも男子を投入したか。お客さんが、あっちに流れちゃうかな・・」
「大丈夫だよ、ユウ兄ちゃん」
「そうそう、普段通りで大丈夫よ、勇太」
「勇太君、心配しないでいいよ」
しかし、梓もカフェオーナーの葉子も、他のアルバイトさんも余裕の表情だ。
◆
どっちの店も10時開店。
最初はコーヒーチェーン店に行列ができていた。しかし、それも1時間程度。
リーフカフェの盛況ぶりは、ここ最近と同様。店は混んでいて、勇太は今日も忙しく動いている。
「勇太君こんちわー、アイスラテね」
「私はマンゴーティーお願い」
「こっちはねー、何がいいかなー」
「勇太君、これ差し入れ~」
「うわ、嬉しいなあ~。あ、チョコだ。今日も来店ありがとうございま~す」
頭を下げる勇太を、はわあぁぁぁと声を出して女の子達が見ている。
夏も近い。というかほぼ夏だ。
勇太の服装は下は薄手の長ズボンだが、筋肉が付いてきたせいで太ももがピチピチになっている。
上半身は袖がすごく短いシャツを素肌に着てボタン2個空け。
女神印の回復力を生かしてランニングしまくった効果で、早くも筋肉質になってきている。
胸板が少し盛り上がった。肉食女子達にとって、エロ度数が上がった勇太の格好と満面の笑顔は刺激的だ。
正午。ふと向かいのコーヒーチェーン店を見ると、そこまで客が入っていない。
勇太は、コーヒー店を覗いてきたお客さんに聞いた。
「ミキさん、あっちの店って男子を雇ったんですよね」
「え、勇太君、私の名前覚えてくれたの」
「ええ、常連さんですから。いつもありがとうございまーす」
「はうう・・。あ、いや、男子がいるだけで、なんも機能してないよ。お客さんみたいな気分じゃない?」
「ふーん。そうですか」
「だよ、思った以上にひどかった」
「あれなら男子っぽい機械音でガイドしてくれる100円コーヒーの方がまし」
率直に言えば、男子が魅力的じゃないそうだ。
この男女比が狂った世界でも、現代日本で無条件にモテるのは高身長ハンサムばかり。
どうでもいい男子にちやほやするくらいなら、女子同士で付き合う風潮。
彼らはフツメン。だけど、3人とも多少なりとも取り巻き女子もいるから強気だそうだ。
それに服装も良くない。体を完全に隠すため黒い法衣みたいなのを着用。動くのに邪魔で、働く気を感じないとか。
笑顔はない。女子を蔑んだ目で見ている。
接客もまともにせず、カップに飲み物を注ぐだけ。飛沫もカップの外側に付いたまま。
商品をカウンターにどん、と音を立てて置くだけ。
「昭和とか、男子に嫌われたら子供が生めない時代なら、あんなのでも珍重されてたらしいよ」
「らしいけど、勇太君と比べたら雲泥の差」
「勇太君を知ったあとに、あんなんいらんわ」
「コーヒー注ぐだけで女が喜ぶ時代は終わってるよ」
「ここで勇太君に接客してもらったときみたく、癒やされないよ」
葉子や梓は、これを見越して余裕だったようだ。
お客さんが集まって話をしていると、向かいのコーヒー店に行ってみた女の子たちが、怒ってリーフカフェに来た。
「あっちの店で、勇太君に話しかけるみたく挨拶したら、『ふん』だって」
「あんまむかついたから、何も買わずに出てきた」
「リーフカフェでは、絶対にそんなことしませんからねー」
「勇太君、やさしー。やっぱ、こっちがいいわー」
勇太は、女性達をねぎらいながら笑顔で対応した。そして今世の男子のダメさを思った。
向かいのカフェはどうやら、高身長ハンサムを雇えなかったようだ。
まあ、高身長ハンサム男子となると、稼ぎがある女性たちが囲ってしまって接客仕事は選ばない。
だから今回は妥協して、フツメン3人を高い時給を出して雇ったと思われる。
コーヒーチェーン側は、店に出せば雇った3人が勇太並の動きをするともくろんだ。
コーヒー店の幹部も企画者も、みんな女子。だから勇太の方が特殊と判別できなかった。
勇太は男女比1対1の環境で育った、この世界の異物である。
特に現代日本はファーストフード、コンビニなどが普及している。
勇太は前世の高1で社会生活を断念していても、接客業に携わる若者世代の人間を見てきた。
つまり勇太の店員像は、『丁寧で当たり前』なのである。
ネット上でコーヒーチェーン店の失敗が流れた。勇太の希少性が再認識された。
午後4時。
今日はシフトに入っていた梓がアルバイトを終え、店を出た。
少し歩いたところで、誰かに呼び止められていた。忙しく働いていた勇太は見逃してしまった。
何をやっている勇太。
梓はコーヒー店の仕事が終わったダメな男子3人、そして男子の取り巻き女子7人で合計10人に囲まれた。
身長174センチの太りぎみ男子が口火を切った。
「おい、お前の店のヤローと比較されて、俺らが客に文句言われたぞ」
「責任取れよ」
「俺ら、男なのに馬鹿にされたんだぜ」
頭が悪すぎる言いがかりだが、梓は囲まれて逃げるタイミングをなくした。
その周りに人だかりができている。だから外から梓が見えにくい。
大声で勇太を呼べば助けてくれるだろう。ルナのときのように、守ってくれる。
けれど、接客業スタイルで勇太が暴れると、店に迷惑がかかる。
梓は我慢することにした。
黙って罵声を浴びせられていると、反応がない梓に一番小さな男子がじれた。
その男子が横から手を伸ばして、梓の髪をつかんだ。
そのとき、誰かが梓の髪をつかんだ男の手を押さえた。
「おい、一方的に言いがかりつけて手を出したら、男だって現行犯で捕まるぞ」
「あ・・」
「大丈夫か、梓」
「カオルちゃん・・」
男子3人を止めたのは、勇太でなく今川カオルだった。
勇太、何をやっている!
カフェから噴水を挟んで反対側、距離にして40メートル程度の位置に、大手のコーヒーチェーン店が今年1月にできた。
リーフカフェの客がコーヒー店に食われた。そんなとき、5月11日から勇太がカフェでちょくちょく働き始めた。
そこから怒濤の巻き返しに成功した。
勇太に給料も出ている。最初勇太は断った。
パラレル勇太が葉子に金銭的な迷惑をかけていたから、無償のつもりだった。
しかし、それでは葉子も働かせにくいと言う。なので金、土、日曜日にアルバイトの最低賃金だけもらうことにした。
勇太がエロカワ店員になって約1か月、さすがにコーヒー店も対策を立ててきた。
勇太が出勤するとき、コーヒー店の前に20歳くらいの若い男子が3人いた。制服を着た女性に何か説明されていた。
2人が勇太と同じくらいの身長、1人が少し大きめ。
大きめの男子が太って見えるが、パワーがありそうに見える。3人のコスチュームは教会関係者の法衣のようで全身防備。
露出は、ごく少ない。
「とうとう、あっちも男子を投入したか。お客さんが、あっちに流れちゃうかな・・」
「大丈夫だよ、ユウ兄ちゃん」
「そうそう、普段通りで大丈夫よ、勇太」
「勇太君、心配しないでいいよ」
しかし、梓もカフェオーナーの葉子も、他のアルバイトさんも余裕の表情だ。
◆
どっちの店も10時開店。
最初はコーヒーチェーン店に行列ができていた。しかし、それも1時間程度。
リーフカフェの盛況ぶりは、ここ最近と同様。店は混んでいて、勇太は今日も忙しく動いている。
「勇太君こんちわー、アイスラテね」
「私はマンゴーティーお願い」
「こっちはねー、何がいいかなー」
「勇太君、これ差し入れ~」
「うわ、嬉しいなあ~。あ、チョコだ。今日も来店ありがとうございま~す」
頭を下げる勇太を、はわあぁぁぁと声を出して女の子達が見ている。
夏も近い。というかほぼ夏だ。
勇太の服装は下は薄手の長ズボンだが、筋肉が付いてきたせいで太ももがピチピチになっている。
上半身は袖がすごく短いシャツを素肌に着てボタン2個空け。
女神印の回復力を生かしてランニングしまくった効果で、早くも筋肉質になってきている。
胸板が少し盛り上がった。肉食女子達にとって、エロ度数が上がった勇太の格好と満面の笑顔は刺激的だ。
正午。ふと向かいのコーヒーチェーン店を見ると、そこまで客が入っていない。
勇太は、コーヒー店を覗いてきたお客さんに聞いた。
「ミキさん、あっちの店って男子を雇ったんですよね」
「え、勇太君、私の名前覚えてくれたの」
「ええ、常連さんですから。いつもありがとうございまーす」
「はうう・・。あ、いや、男子がいるだけで、なんも機能してないよ。お客さんみたいな気分じゃない?」
「ふーん。そうですか」
「だよ、思った以上にひどかった」
「あれなら男子っぽい機械音でガイドしてくれる100円コーヒーの方がまし」
率直に言えば、男子が魅力的じゃないそうだ。
この男女比が狂った世界でも、現代日本で無条件にモテるのは高身長ハンサムばかり。
どうでもいい男子にちやほやするくらいなら、女子同士で付き合う風潮。
彼らはフツメン。だけど、3人とも多少なりとも取り巻き女子もいるから強気だそうだ。
それに服装も良くない。体を完全に隠すため黒い法衣みたいなのを着用。動くのに邪魔で、働く気を感じないとか。
笑顔はない。女子を蔑んだ目で見ている。
接客もまともにせず、カップに飲み物を注ぐだけ。飛沫もカップの外側に付いたまま。
商品をカウンターにどん、と音を立てて置くだけ。
「昭和とか、男子に嫌われたら子供が生めない時代なら、あんなのでも珍重されてたらしいよ」
「らしいけど、勇太君と比べたら雲泥の差」
「勇太君を知ったあとに、あんなんいらんわ」
「コーヒー注ぐだけで女が喜ぶ時代は終わってるよ」
「ここで勇太君に接客してもらったときみたく、癒やされないよ」
葉子や梓は、これを見越して余裕だったようだ。
お客さんが集まって話をしていると、向かいのコーヒー店に行ってみた女の子たちが、怒ってリーフカフェに来た。
「あっちの店で、勇太君に話しかけるみたく挨拶したら、『ふん』だって」
「あんまむかついたから、何も買わずに出てきた」
「リーフカフェでは、絶対にそんなことしませんからねー」
「勇太君、やさしー。やっぱ、こっちがいいわー」
勇太は、女性達をねぎらいながら笑顔で対応した。そして今世の男子のダメさを思った。
向かいのカフェはどうやら、高身長ハンサムを雇えなかったようだ。
まあ、高身長ハンサム男子となると、稼ぎがある女性たちが囲ってしまって接客仕事は選ばない。
だから今回は妥協して、フツメン3人を高い時給を出して雇ったと思われる。
コーヒーチェーン側は、店に出せば雇った3人が勇太並の動きをするともくろんだ。
コーヒー店の幹部も企画者も、みんな女子。だから勇太の方が特殊と判別できなかった。
勇太は男女比1対1の環境で育った、この世界の異物である。
特に現代日本はファーストフード、コンビニなどが普及している。
勇太は前世の高1で社会生活を断念していても、接客業に携わる若者世代の人間を見てきた。
つまり勇太の店員像は、『丁寧で当たり前』なのである。
ネット上でコーヒーチェーン店の失敗が流れた。勇太の希少性が再認識された。
午後4時。
今日はシフトに入っていた梓がアルバイトを終え、店を出た。
少し歩いたところで、誰かに呼び止められていた。忙しく働いていた勇太は見逃してしまった。
何をやっている勇太。
梓はコーヒー店の仕事が終わったダメな男子3人、そして男子の取り巻き女子7人で合計10人に囲まれた。
身長174センチの太りぎみ男子が口火を切った。
「おい、お前の店のヤローと比較されて、俺らが客に文句言われたぞ」
「責任取れよ」
「俺ら、男なのに馬鹿にされたんだぜ」
頭が悪すぎる言いがかりだが、梓は囲まれて逃げるタイミングをなくした。
その周りに人だかりができている。だから外から梓が見えにくい。
大声で勇太を呼べば助けてくれるだろう。ルナのときのように、守ってくれる。
けれど、接客業スタイルで勇太が暴れると、店に迷惑がかかる。
梓は我慢することにした。
黙って罵声を浴びせられていると、反応がない梓に一番小さな男子がじれた。
その男子が横から手を伸ばして、梓の髪をつかんだ。
そのとき、誰かが梓の髪をつかんだ男の手を押さえた。
「おい、一方的に言いがかりつけて手を出したら、男だって現行犯で捕まるぞ」
「あ・・」
「大丈夫か、梓」
「カオルちゃん・・」
男子3人を止めたのは、勇太でなく今川カオルだった。
勇太、何をやっている!
92
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる