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248 初めて遭遇したケース
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1月2日の朝になった。
ちょっとセック●を頑張りすぎた勇太。意識が飛んだルナが起きたのは午前8時。
勇太とルナは、今日は別行動。勇太は2年3組のクラスメイトと一緒。
双子の純子と再び仲良くなれたルナは、共通の友人と6人で出かける。
「勇太のおかげだよ。また中学までの仲良しと純子も交えて遊べるの」
「少しでも役に立てたならうれしいよ」
そう言ってルナを送り出した。
◆
早くも今年3度目のパラレル神社に向かおうとすると、吉田真子からLIMEが入った。迎えに来るという。
さすがに学校前や駅とは違う人混みの中に、男子1人で来させられないということだ。
玄関のチャイムが鳴って、真子が顔を出した。
「おはよ、委員長」
「勇太君、1日ぶり・・・」
真子とクラスメイト4人は、勇太が顔を出したとたんに真っ赤になった。
勇太のフェロモンはルナといたした次の日は特に漏れる。夕べは濃厚だった。
「みんな、明けましておめでとう。迎えに来てくれてありがとう」
「あ、いえ」「うん・・」「その、あの」「うぐっ」
クラスメイト4人は、膝がかくんとなった。
婚約者の真子だけは踏ん張ったが、勇太から頬にちゅっとされてかくんとなった。
そのまま神社に行くと、ハーレム軍団がたくさんいた。
だけど、今の勇太はフェロモン倍増だ。
真子も含めた5人でガードしているのに、女の子がふらふらと引き寄せられてくる。
真子達が汗だくになった頃、伊集院君と他のクラスメイトと合流した。
「明けましておめでと~」
「今年もよろしくね~」
「あけおめ~」
「よろしく」
「よろしくね~」
伊集院君の横には、伊集院君に似た男の子がいた。
「勇太君、今日は従弟が来たいって言うから連れてきたんだ」
「ど、どうも初めまして」
クラスメイトから、かわい~の声がかかった。
彼は花京院夏樹君。中3で身長170センチ。伊集院君ほどではないが、なんとなく似たハンサム。
伊集院君のように外国の血は混じらず、和風伊集院君だ。
「よろしくね~。花京院・・ナツキ・・君?」
ひとりでビックリの勇太だ。
「あの・・ぼくのこと夏樹でお願いします」
「・・ああ、じゃあ俺は勇太で」
「はい、勇太さん」
勇太はドッキ~ンとした。いや男子にトキメイた訳ではない。
とにかく、このパラ高2年3組は目立った。
伊集院君、勇太の人気男子にプラスして、可愛い系男子の花京院夏樹までいる。
今日のクラスメイトは、親の実家に行ったり、家族旅行を除いても19人も参加している。
伊集院君は例によってニコニコ笑顔だ。
そして神社近くのパンケーキを出すお店が2時間の貸しきりになっていた。
招待された。
これも伊集院君だ。
◆
勇太と伊集院君はブラックコーヒー派。
「ここのはキリマンジャロ系かな、リーフカフェより酸味がある」
「僕のお気に入りなんだ」
「いいね~」
夏樹は肉食お姉さまの質問攻めを食らっていた。
「伊集院君、放っておいていいの?」
「本人が女性への苦手意識を減らしたいそうだよ。クラスメイトなら無茶しないだろうし、訓練さ」
「そんで伊集院君とこ来たんだ」
「わざわざ高校も2県またいでパラレル高校にしたいんだって」
「へえ~」
夏樹が寄ってきた。
「勇太さん、ぼくにもコーヒー下さい。お姉さんがたにボクも大人だって見せてあげます」
「大丈夫か」
いきなり夏樹が、勇太の飲みかけのコーヒーを飲んだ。
強がっていたが、表情が変わって舌を出した。
「うげ、にが~い・・」
「ぷははっ、無理すんなよ~」
「ははは。ほら夏樹、背伸びしなくていいから」
「かわいい~」
「もっと苦いもの飲ませたいー」
「青汁~」
かなり受けている。肉食女子の萌えポイントをえぐりまくるらしい。
勇太は『ナツキらしい』と思った。
この夏樹君、いやパラレル『カキョウインナツキ』を見て驚いた。
前世では3回だけ会っている・・はず。
前世とパラレルで顔は似ているけど、そっくりではない。
前世では身長155センチの女の子だった。
伊集院君の従妹の花京院夏姫ちゃんだった。
可愛くて静かなキャラだった。そしてボクっ子。
初めて確認できた、女子から男子に変身したパラレル体だ。
そういえばと勇太は思う。カオル、風花が男子から女子へのパラレル体だった。
男女比1対12の世界で性別が前世と変わるのは男子↓女子と決めつけていた。
その逆もあっていいはずた。
前世の夏姫とは大して関わっていない。だけどパラレルな夏樹は勇太にたちまち懐いた。
勇太の前世パクり・・いや作詞作曲の歌も知っている。
冬休み中は、伊集院君のところにいるという。
こちらに知り合いがいないから、志望校が同じのメイちゃん達と会いたいそうだ。
なのでメイちゃんがパラ高に受かったら会わせる約束をした。
また度胸を付けたいから、カフェでも歌ってみたいと言われた。
冬木ゲンジに続いて弟子みたいな存在ができるのかと思う勇太だ。
そして近いうちに、夏樹絡みで驚くことが起きると予想していなかった。
伊集院君は別のことを気にしていた。
「弟子は何人取ってもいいけど、友達枠は僕だけだからね」
伊集院君が勇太絡みだと、どんどん大人げなくなっていく。
ちょっとセック●を頑張りすぎた勇太。意識が飛んだルナが起きたのは午前8時。
勇太とルナは、今日は別行動。勇太は2年3組のクラスメイトと一緒。
双子の純子と再び仲良くなれたルナは、共通の友人と6人で出かける。
「勇太のおかげだよ。また中学までの仲良しと純子も交えて遊べるの」
「少しでも役に立てたならうれしいよ」
そう言ってルナを送り出した。
◆
早くも今年3度目のパラレル神社に向かおうとすると、吉田真子からLIMEが入った。迎えに来るという。
さすがに学校前や駅とは違う人混みの中に、男子1人で来させられないということだ。
玄関のチャイムが鳴って、真子が顔を出した。
「おはよ、委員長」
「勇太君、1日ぶり・・・」
真子とクラスメイト4人は、勇太が顔を出したとたんに真っ赤になった。
勇太のフェロモンはルナといたした次の日は特に漏れる。夕べは濃厚だった。
「みんな、明けましておめでとう。迎えに来てくれてありがとう」
「あ、いえ」「うん・・」「その、あの」「うぐっ」
クラスメイト4人は、膝がかくんとなった。
婚約者の真子だけは踏ん張ったが、勇太から頬にちゅっとされてかくんとなった。
そのまま神社に行くと、ハーレム軍団がたくさんいた。
だけど、今の勇太はフェロモン倍増だ。
真子も含めた5人でガードしているのに、女の子がふらふらと引き寄せられてくる。
真子達が汗だくになった頃、伊集院君と他のクラスメイトと合流した。
「明けましておめでと~」
「今年もよろしくね~」
「あけおめ~」
「よろしく」
「よろしくね~」
伊集院君の横には、伊集院君に似た男の子がいた。
「勇太君、今日は従弟が来たいって言うから連れてきたんだ」
「ど、どうも初めまして」
クラスメイトから、かわい~の声がかかった。
彼は花京院夏樹君。中3で身長170センチ。伊集院君ほどではないが、なんとなく似たハンサム。
伊集院君のように外国の血は混じらず、和風伊集院君だ。
「よろしくね~。花京院・・ナツキ・・君?」
ひとりでビックリの勇太だ。
「あの・・ぼくのこと夏樹でお願いします」
「・・ああ、じゃあ俺は勇太で」
「はい、勇太さん」
勇太はドッキ~ンとした。いや男子にトキメイた訳ではない。
とにかく、このパラ高2年3組は目立った。
伊集院君、勇太の人気男子にプラスして、可愛い系男子の花京院夏樹までいる。
今日のクラスメイトは、親の実家に行ったり、家族旅行を除いても19人も参加している。
伊集院君は例によってニコニコ笑顔だ。
そして神社近くのパンケーキを出すお店が2時間の貸しきりになっていた。
招待された。
これも伊集院君だ。
◆
勇太と伊集院君はブラックコーヒー派。
「ここのはキリマンジャロ系かな、リーフカフェより酸味がある」
「僕のお気に入りなんだ」
「いいね~」
夏樹は肉食お姉さまの質問攻めを食らっていた。
「伊集院君、放っておいていいの?」
「本人が女性への苦手意識を減らしたいそうだよ。クラスメイトなら無茶しないだろうし、訓練さ」
「そんで伊集院君とこ来たんだ」
「わざわざ高校も2県またいでパラレル高校にしたいんだって」
「へえ~」
夏樹が寄ってきた。
「勇太さん、ぼくにもコーヒー下さい。お姉さんがたにボクも大人だって見せてあげます」
「大丈夫か」
いきなり夏樹が、勇太の飲みかけのコーヒーを飲んだ。
強がっていたが、表情が変わって舌を出した。
「うげ、にが~い・・」
「ぷははっ、無理すんなよ~」
「ははは。ほら夏樹、背伸びしなくていいから」
「かわいい~」
「もっと苦いもの飲ませたいー」
「青汁~」
かなり受けている。肉食女子の萌えポイントをえぐりまくるらしい。
勇太は『ナツキらしい』と思った。
この夏樹君、いやパラレル『カキョウインナツキ』を見て驚いた。
前世では3回だけ会っている・・はず。
前世とパラレルで顔は似ているけど、そっくりではない。
前世では身長155センチの女の子だった。
伊集院君の従妹の花京院夏姫ちゃんだった。
可愛くて静かなキャラだった。そしてボクっ子。
初めて確認できた、女子から男子に変身したパラレル体だ。
そういえばと勇太は思う。カオル、風花が男子から女子へのパラレル体だった。
男女比1対12の世界で性別が前世と変わるのは男子↓女子と決めつけていた。
その逆もあっていいはずた。
前世の夏姫とは大して関わっていない。だけどパラレルな夏樹は勇太にたちまち懐いた。
勇太の前世パクり・・いや作詞作曲の歌も知っている。
冬休み中は、伊集院君のところにいるという。
こちらに知り合いがいないから、志望校が同じのメイちゃん達と会いたいそうだ。
なのでメイちゃんがパラ高に受かったら会わせる約束をした。
また度胸を付けたいから、カフェでも歌ってみたいと言われた。
冬木ゲンジに続いて弟子みたいな存在ができるのかと思う勇太だ。
そして近いうちに、夏樹絡みで驚くことが起きると予想していなかった。
伊集院君は別のことを気にしていた。
「弟子は何人取ってもいいけど、友達枠は僕だけだからね」
伊集院君が勇太絡みだと、どんどん大人げなくなっていく。
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