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303 求道者マイコ、昇天バースデー
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1月23日。本日の勇太は茶薔薇学園のカオルのところ。ルナと吉田真子も一緒だ。
終わったら、間門嘉菜、純子&麗子、そして梓も合流して勇太ファミリーで晩御飯だ。
あと2ヶ月で嘉菜がアメリカに留学する。だから、ファミリーみんなで可能な限り一緒に集まることにしている。
茶薔薇学園には来月の柔道・冬の選手権で全国制覇を目指す柔道部の、練習相手をするために来た。
ルナと真子は見学。真子がわざわざ来たのには、目的もある。
柔道部では勇太のお出迎えもそこそこに、練習が始まった。勇太も参加。
そして、あの人がいることも確認している。
「うりゃあ!」
「カオル、そりゃ無茶だ」
「くっそ~」
カオルと本気の勝負をしてから、防御力が一気に上がった勇太。少しでも技が甘いと投げられない。
「そうよカオル。踏み込む前に肘を締めて。体落としのときは、パワー任せになりすぎ。内股のときみたく丁寧に」
「分かりました、不知火さん」
今日はパラ体大の練習に参加できなかった不知火マイコが、茶薔薇に来ている。
来月の世界柔道を控え、じっとしていられない。
周囲に勇太目当てと見る人も多いが、実際には節度を保って柔道家として勇太と接している。
この求道者スタイルに勇太の好感度は上がっている。
勇太と立ち技の練習が出来るくらいは耐性が付き、勇太が得意とする合気道スタイルを頼んだ。まともに組まないこともある外国人対策だ。
真剣な立ち技の練習に茶々を入れる人間はいない。
ただ、ふたりでもつれて倒れ込むと、マイコがか弱い女の子になってしまう。
勇太の上に乗ってしまい、我に返って慌てるマイコには賛否両論がある。
ちなみにマイコと花京院夏樹の恋は進展してない。
周囲の期待通りにならない。この世界の甘やかされた男子が2~3回女子にアタックして断られると心が折れる。
夏樹の出現頻度が早くも落ちている。
この状況を見ていた勇太は、夏樹のことはどうでもいいが冬木ゲンジのことを考えている。
勇太に失恋した異母妹メイちゃんに何度も交際を断られても、ゲンジはメイちゃんだけにアタックしている。
結果的に大切な妹の心を癒やしてくれた。メイちゃんが明るさを取り戻した。
勇太はゲンジと知り合ってからの期間は短くても、メイちゃんの話で9月から存在を知っている。
まだ頼りなくても、心の中では認めている。
◆◆
練習が終わった。
「ふう~、勇太君は体格的に、パワーがある中東系選手みたいで参考になるよ」
「それでも懐に入ってきて投げる不知火さんはすごいよ。なあカオル」
「ああ、なんか真似できねえ凄みがある」
などと話していると・・
「不知火さん!」
「あ、はい、吉田マコさん」
いきなり真子とルナ、勇太で手拍子を始めた。
「ハッピバースデー、トゥユー♩♪♩♩♪♪」
いきなり歌い出した真子。今日は不知火マイコの誕生日。
勇太に贈られた『マコソング』ことハッピーバースデーの歌を歌うために、茶薔薇学園に赴いてきた。
そして1月生まれの山田ツバキ部長と1年生部員の名前も入れて歌った。
「みなさん、おめでと~」
勇太とルナで焼いてきたカップケーキが誕生ケーキの代わり。プチ合同誕生会だ。
「ありがとうみんな」「先輩方、ありがとうごさいます」
「部外者なのに、お気遣い痛み入る」
深々と頭を下げるマイコだ。
「嬉しいね。色んな人にメールをもらったけど、こんな風に誕生日を祝ってもらえると思わなかったよ」
ハッピバースデーの歌『マコソング』は猛烈な勢いで広まりつつある。その歌をオリジナルの吉田真子に歌ってもらうことはプレミア感満載なのだ。
なんとも嬉しい。
そして不用意というか、普通に発した言葉で追加攻撃を食らった。
「ケーキも美味しい。筋トレの疲れと筋肉痛が吹き飛びそうだ」
「筋肉痛?」
「ん、なんだい勇太君」
そう、今の勇太はマッサージに凝りだしている。
真子、義母葉子、看護師キミカ、ルナ、カオル、梓、純子、麗子、嘉菜を施術してイカせ・・ではなく、ぐったりさせたが、飽き足らず実験台を求めている。
「不知火さん、行きつけのマッサージ店とかは?」
「まだ自分に合うとこをパラレル市で見つけてないから、しばらく行ってないな」
そのときにはマイコの後ろに回っていた勇太。そして肩をがしっとつかんだ。
茶薔薇柔道部員がざわついた。カオルは、何をするか分かった。
自分も不意打ちを食らったから。
もみもみもみ。
「あ、え、勇太君。そんなこと、あふっ」
「じゃあ、うつ伏せになって下さい」
マイコはなされるがまま、柔道着でうつ伏せになった。
そして勇太が背中をマッサージし始めた。
「あうっ、はあっ、あっ、あっ、ゆ、勇太君・・」
ギャラリー女子は真っ赤だ。この光景を何度も見ているルナでさえ頬が熱い。
なんというか官能的なのだ。
今のところルナだけが勇太とセック●しているから解る。勇太の優しくて力強い手の感触は、愛撫そのものなのだ。
慣れているルナでさえ喘ぎ声に近い声が漏れて濡れた。
そしてみんなが漏らす声も、甘い喘ぎ声に聞こえる。
勇太が熱中しマイコの背中、お尻の所に乗っている。ルナはラブホの鏡に映っていた勇太との「寝バ●ク」での結合シーンを思い出した。
マッサージと大きな付属効果で気持ちよくなったマイコ。普段の凛々しさを保ちながらもは目がとろんとしている。
「・・いっ、ああっ」
女性陣はみんな分かった。マイコはイッた。
勇太だけが気付いてない。
「うん、腰も力が抜けて張りが取れましたかね」
みんな勇太にマッサージを頼みたいけど、ここで頼んだらイキ顔を仲間の前で晒すことになる。
マイコのように、キレイなイキ顔ならいいが、舌をだらん、とかネット上に拡散されたくない。
なので踏みとどまった。
すでに朦朧として、勇太に返事ができないマイコ。
ハッピバースデー。
終わったら、間門嘉菜、純子&麗子、そして梓も合流して勇太ファミリーで晩御飯だ。
あと2ヶ月で嘉菜がアメリカに留学する。だから、ファミリーみんなで可能な限り一緒に集まることにしている。
茶薔薇学園には来月の柔道・冬の選手権で全国制覇を目指す柔道部の、練習相手をするために来た。
ルナと真子は見学。真子がわざわざ来たのには、目的もある。
柔道部では勇太のお出迎えもそこそこに、練習が始まった。勇太も参加。
そして、あの人がいることも確認している。
「うりゃあ!」
「カオル、そりゃ無茶だ」
「くっそ~」
カオルと本気の勝負をしてから、防御力が一気に上がった勇太。少しでも技が甘いと投げられない。
「そうよカオル。踏み込む前に肘を締めて。体落としのときは、パワー任せになりすぎ。内股のときみたく丁寧に」
「分かりました、不知火さん」
今日はパラ体大の練習に参加できなかった不知火マイコが、茶薔薇に来ている。
来月の世界柔道を控え、じっとしていられない。
周囲に勇太目当てと見る人も多いが、実際には節度を保って柔道家として勇太と接している。
この求道者スタイルに勇太の好感度は上がっている。
勇太と立ち技の練習が出来るくらいは耐性が付き、勇太が得意とする合気道スタイルを頼んだ。まともに組まないこともある外国人対策だ。
真剣な立ち技の練習に茶々を入れる人間はいない。
ただ、ふたりでもつれて倒れ込むと、マイコがか弱い女の子になってしまう。
勇太の上に乗ってしまい、我に返って慌てるマイコには賛否両論がある。
ちなみにマイコと花京院夏樹の恋は進展してない。
周囲の期待通りにならない。この世界の甘やかされた男子が2~3回女子にアタックして断られると心が折れる。
夏樹の出現頻度が早くも落ちている。
この状況を見ていた勇太は、夏樹のことはどうでもいいが冬木ゲンジのことを考えている。
勇太に失恋した異母妹メイちゃんに何度も交際を断られても、ゲンジはメイちゃんだけにアタックしている。
結果的に大切な妹の心を癒やしてくれた。メイちゃんが明るさを取り戻した。
勇太はゲンジと知り合ってからの期間は短くても、メイちゃんの話で9月から存在を知っている。
まだ頼りなくても、心の中では認めている。
◆◆
練習が終わった。
「ふう~、勇太君は体格的に、パワーがある中東系選手みたいで参考になるよ」
「それでも懐に入ってきて投げる不知火さんはすごいよ。なあカオル」
「ああ、なんか真似できねえ凄みがある」
などと話していると・・
「不知火さん!」
「あ、はい、吉田マコさん」
いきなり真子とルナ、勇太で手拍子を始めた。
「ハッピバースデー、トゥユー♩♪♩♩♪♪」
いきなり歌い出した真子。今日は不知火マイコの誕生日。
勇太に贈られた『マコソング』ことハッピーバースデーの歌を歌うために、茶薔薇学園に赴いてきた。
そして1月生まれの山田ツバキ部長と1年生部員の名前も入れて歌った。
「みなさん、おめでと~」
勇太とルナで焼いてきたカップケーキが誕生ケーキの代わり。プチ合同誕生会だ。
「ありがとうみんな」「先輩方、ありがとうごさいます」
「部外者なのに、お気遣い痛み入る」
深々と頭を下げるマイコだ。
「嬉しいね。色んな人にメールをもらったけど、こんな風に誕生日を祝ってもらえると思わなかったよ」
ハッピバースデーの歌『マコソング』は猛烈な勢いで広まりつつある。その歌をオリジナルの吉田真子に歌ってもらうことはプレミア感満載なのだ。
なんとも嬉しい。
そして不用意というか、普通に発した言葉で追加攻撃を食らった。
「ケーキも美味しい。筋トレの疲れと筋肉痛が吹き飛びそうだ」
「筋肉痛?」
「ん、なんだい勇太君」
そう、今の勇太はマッサージに凝りだしている。
真子、義母葉子、看護師キミカ、ルナ、カオル、梓、純子、麗子、嘉菜を施術してイカせ・・ではなく、ぐったりさせたが、飽き足らず実験台を求めている。
「不知火さん、行きつけのマッサージ店とかは?」
「まだ自分に合うとこをパラレル市で見つけてないから、しばらく行ってないな」
そのときにはマイコの後ろに回っていた勇太。そして肩をがしっとつかんだ。
茶薔薇柔道部員がざわついた。カオルは、何をするか分かった。
自分も不意打ちを食らったから。
もみもみもみ。
「あ、え、勇太君。そんなこと、あふっ」
「じゃあ、うつ伏せになって下さい」
マイコはなされるがまま、柔道着でうつ伏せになった。
そして勇太が背中をマッサージし始めた。
「あうっ、はあっ、あっ、あっ、ゆ、勇太君・・」
ギャラリー女子は真っ赤だ。この光景を何度も見ているルナでさえ頬が熱い。
なんというか官能的なのだ。
今のところルナだけが勇太とセック●しているから解る。勇太の優しくて力強い手の感触は、愛撫そのものなのだ。
慣れているルナでさえ喘ぎ声に近い声が漏れて濡れた。
そしてみんなが漏らす声も、甘い喘ぎ声に聞こえる。
勇太が熱中しマイコの背中、お尻の所に乗っている。ルナはラブホの鏡に映っていた勇太との「寝バ●ク」での結合シーンを思い出した。
マッサージと大きな付属効果で気持ちよくなったマイコ。普段の凛々しさを保ちながらもは目がとろんとしている。
「・・いっ、ああっ」
女性陣はみんな分かった。マイコはイッた。
勇太だけが気付いてない。
「うん、腰も力が抜けて張りが取れましたかね」
みんな勇太にマッサージを頼みたいけど、ここで頼んだらイキ顔を仲間の前で晒すことになる。
マイコのように、キレイなイキ顔ならいいが、舌をだらん、とかネット上に拡散されたくない。
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すでに朦朧として、勇太に返事ができないマイコ。
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