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旅行の予定
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王城の一室、そこで二人の女性がベッドの上で息を荒くしながら横になっていった。彼女たちを横目で見ながら満足そうに口元を歪める男、その男は剣聖と呼ばれている男であり、彼女たちが想いを向ける男でもある。
「……こいつらを抱くのも飽きてきたな。最近は特に面白いこともねえし、何か刺激的なことがないかねぇ」
飽きてきた、その言葉を聞いて女性たちは身を震わせて男に縋る。
「嘘よね? 飽きたってそんなこと言わないでよ……」
「そ、そうです! そのような酷いことを言わないでください!」
そんなことをされては死んでしまう、本当にそう思わせるほどの必死な様子に男は厭らしく嗤う。
「ならそうされないようにもっと奉仕しろよ。じゃないとあの田舎臭い場所に送り返すぞ?」
男の言葉を聞いた女二人の行動は決まった。傅いて言われた通りに奉仕する、でないと捨てられてしまうと思っているからだ。
自身に従順な美女二人を見て男は過去を思い返す。剣聖としての役割を授けられ、その過程で二人と出会った。既に幼馴染のなよっとした男が居たが、男にとってこの女二人を奪うことなど造作もなかったのだ。
(魅了の魔眼か、やっぱりいいもんだなこいつは)
男の昂りに連動するように目が紫色に光り輝く。それは女を堕とす魔性の力、とはいえ一瞬で効果を発揮するかと言えばそうではなく、弓姫と聖女という役割を与えられた彼女たちと長い時間を過ごしたからこそ、この目は彼女たちにその力を発揮したのだ。
男が神から授けられたのは剣聖としての力、だがこの魔眼に関しては謎に包まれている。それこそ、男自身もどうしてこの力が宿ったのかは分かっていない。しかしながら、生粋の女好きな性格が災いし遺憾なく利用されているというわけだ。
「……ククッ、新しい玩具が欲しいところだな。さて、どっかにいい女は居ねえもんかね」
できれば飽きてきちまったこの女共より更にいい女が……男はそう考えてまだ見ぬ美女を思い浮かべながら気味悪く笑みを浮かべるのだった。
男が持つ魔眼の力は理不尽なモノだ。女たちは心を狂わされ、偽りの想いをその胸に刻まれてしまったのだから。今まで全てが上手く行っていた、だからこそ挫折や絶望を経験したことがない男は知らない。
この世界には本当の意味での理不尽があるということを。
「……う~ん」
「どうしたんですか? マスター」
「あぁ……」
顔を覗き込んできたリーシャに続くように、他のみんなもどうしたのかと俺に視線を向けて来た。別に悩みとかがあるわけではないが、ちょっととあることを思い付いたのである。
ずっとスターリジアに居ると変わらない風景に飽きが来るというものだ。シャズに出会い森に向かったあの日、あの時の外に出るドキドキ感というものは忘れていた少年心を思い出させてくれた。
「なあみんな」
ドキドキ感と言いはしたが別に冒険がしたいと思ったわけではない。なんかこう、みんなと一緒に遠くに出かけたいと思ったんだ俺は。
少し話を聞いてくれと、そう呼びかけると彼女たちは一言たりとも聞き逃さないと言わんばかりに真剣な表情で俺を見つめ返した。
「そんな大事なことじゃないさ。ただ、偶にはみんなと旅行にでも行きたい――」
「大事なことです!!」
「お、おう……」
ガバっと身を乗り出して来たリーシャに少し引いてしまった。
「旅行かぁ。いいんじゃない?」
「どこにしましょうか」
「旅行、凄く楽しみ」
……どうやら既に行くことは決まったようだ。
こうなるとどこに向かうかだけど、王都や帝国は却下だな。このご時世とも言うのもあるし、そんな大きな場所よりもどこか辺境の方が好ましいか。
となると……確か北の山を越えた先に温泉郷があったはずだ。
「北に温泉郷と呼ばれている場所がなかったか?」
「温泉郷ホーローですね。観光地としても有名です」
そうそうそこだ。発行されている雑誌で目にしたことがあって、一度でいいからみんなと行きたいと思っていた場所でもある。別にいつでも行けるっちゃ行けるけど、せっかくだし近い内に行くとするか。
「ふふ、それでは予定を立てましょうか。馬車の手配もしないとですし」
「私もギルドに少し街から離れることを伝えないとね」
予定等はミネットが完璧に立ててくれるだろうけど、シアに関しては少し揉めそうではある。このスターリジアでも最強格とされる一人だからな、何かあった時のために街に居てほしくはあるだろうし。
「みんな、ありがとな。俺の思い付きに付き合ってくれてさ」
「何を仰いますか。マスターの願いを叶えることこそ私たちの役目ですから」
「そうよ。それに、私たちも楽しみにしてるのよ。マスターと旅行ってあまりしたことなかったから」
もしかしたら、ずっと一緒に居たようなものだけど寂しい想いをさせてしまったのかもしれない。そうだな、俺たちは掛け替えのない家族。だからこそ、こんな機会をこれから多く取っていくことも考えようか。
「マスターと温泉……ぐへへ」
「ふふふ、星空を眺めながら裸で愛し合う……あぁ!」
「普段と違うシチュエーションというのも燃えますね♪」
「楽しみだなぁ……あ、シャズたちにお土産も忘れないようにしないと」
前半三人はともかく、シアはいつまでもそうであってくれ。
そんなこんなで、俺たちは温泉郷ホーローへ行くことが決まった。移動手段などは全てサリアとミネットが手配するらしく心配はいらないとのこと。どうか楽しみに待っていてくれと言われてしまった……提案者は俺なんだけどね。
ブラッディオーガとの遭遇であったり、帝国の胡乱な噂……果てには王都という不安定な足場の上に存在している国と、気になってしまうことは多いがこの旅行で英気を養うことにしよう。
まあでも、せっかくの旅行なんだし面倒ごとは一切起きないことを望むばかりだ。
「……こいつらを抱くのも飽きてきたな。最近は特に面白いこともねえし、何か刺激的なことがないかねぇ」
飽きてきた、その言葉を聞いて女性たちは身を震わせて男に縋る。
「嘘よね? 飽きたってそんなこと言わないでよ……」
「そ、そうです! そのような酷いことを言わないでください!」
そんなことをされては死んでしまう、本当にそう思わせるほどの必死な様子に男は厭らしく嗤う。
「ならそうされないようにもっと奉仕しろよ。じゃないとあの田舎臭い場所に送り返すぞ?」
男の言葉を聞いた女二人の行動は決まった。傅いて言われた通りに奉仕する、でないと捨てられてしまうと思っているからだ。
自身に従順な美女二人を見て男は過去を思い返す。剣聖としての役割を授けられ、その過程で二人と出会った。既に幼馴染のなよっとした男が居たが、男にとってこの女二人を奪うことなど造作もなかったのだ。
(魅了の魔眼か、やっぱりいいもんだなこいつは)
男の昂りに連動するように目が紫色に光り輝く。それは女を堕とす魔性の力、とはいえ一瞬で効果を発揮するかと言えばそうではなく、弓姫と聖女という役割を与えられた彼女たちと長い時間を過ごしたからこそ、この目は彼女たちにその力を発揮したのだ。
男が神から授けられたのは剣聖としての力、だがこの魔眼に関しては謎に包まれている。それこそ、男自身もどうしてこの力が宿ったのかは分かっていない。しかしながら、生粋の女好きな性格が災いし遺憾なく利用されているというわけだ。
「……ククッ、新しい玩具が欲しいところだな。さて、どっかにいい女は居ねえもんかね」
できれば飽きてきちまったこの女共より更にいい女が……男はそう考えてまだ見ぬ美女を思い浮かべながら気味悪く笑みを浮かべるのだった。
男が持つ魔眼の力は理不尽なモノだ。女たちは心を狂わされ、偽りの想いをその胸に刻まれてしまったのだから。今まで全てが上手く行っていた、だからこそ挫折や絶望を経験したことがない男は知らない。
この世界には本当の意味での理不尽があるということを。
「……う~ん」
「どうしたんですか? マスター」
「あぁ……」
顔を覗き込んできたリーシャに続くように、他のみんなもどうしたのかと俺に視線を向けて来た。別に悩みとかがあるわけではないが、ちょっととあることを思い付いたのである。
ずっとスターリジアに居ると変わらない風景に飽きが来るというものだ。シャズに出会い森に向かったあの日、あの時の外に出るドキドキ感というものは忘れていた少年心を思い出させてくれた。
「なあみんな」
ドキドキ感と言いはしたが別に冒険がしたいと思ったわけではない。なんかこう、みんなと一緒に遠くに出かけたいと思ったんだ俺は。
少し話を聞いてくれと、そう呼びかけると彼女たちは一言たりとも聞き逃さないと言わんばかりに真剣な表情で俺を見つめ返した。
「そんな大事なことじゃないさ。ただ、偶にはみんなと旅行にでも行きたい――」
「大事なことです!!」
「お、おう……」
ガバっと身を乗り出して来たリーシャに少し引いてしまった。
「旅行かぁ。いいんじゃない?」
「どこにしましょうか」
「旅行、凄く楽しみ」
……どうやら既に行くことは決まったようだ。
こうなるとどこに向かうかだけど、王都や帝国は却下だな。このご時世とも言うのもあるし、そんな大きな場所よりもどこか辺境の方が好ましいか。
となると……確か北の山を越えた先に温泉郷があったはずだ。
「北に温泉郷と呼ばれている場所がなかったか?」
「温泉郷ホーローですね。観光地としても有名です」
そうそうそこだ。発行されている雑誌で目にしたことがあって、一度でいいからみんなと行きたいと思っていた場所でもある。別にいつでも行けるっちゃ行けるけど、せっかくだし近い内に行くとするか。
「ふふ、それでは予定を立てましょうか。馬車の手配もしないとですし」
「私もギルドに少し街から離れることを伝えないとね」
予定等はミネットが完璧に立ててくれるだろうけど、シアに関しては少し揉めそうではある。このスターリジアでも最強格とされる一人だからな、何かあった時のために街に居てほしくはあるだろうし。
「みんな、ありがとな。俺の思い付きに付き合ってくれてさ」
「何を仰いますか。マスターの願いを叶えることこそ私たちの役目ですから」
「そうよ。それに、私たちも楽しみにしてるのよ。マスターと旅行ってあまりしたことなかったから」
もしかしたら、ずっと一緒に居たようなものだけど寂しい想いをさせてしまったのかもしれない。そうだな、俺たちは掛け替えのない家族。だからこそ、こんな機会をこれから多く取っていくことも考えようか。
「マスターと温泉……ぐへへ」
「ふふふ、星空を眺めながら裸で愛し合う……あぁ!」
「普段と違うシチュエーションというのも燃えますね♪」
「楽しみだなぁ……あ、シャズたちにお土産も忘れないようにしないと」
前半三人はともかく、シアはいつまでもそうであってくれ。
そんなこんなで、俺たちは温泉郷ホーローへ行くことが決まった。移動手段などは全てサリアとミネットが手配するらしく心配はいらないとのこと。どうか楽しみに待っていてくれと言われてしまった……提案者は俺なんだけどね。
ブラッディオーガとの遭遇であったり、帝国の胡乱な噂……果てには王都という不安定な足場の上に存在している国と、気になってしまうことは多いがこの旅行で英気を養うことにしよう。
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