22 / 28
常識外れの回復
しおりを挟む
神のお告げがそう言っている、そう狂ったように叫ぶ連中を俺はどんな風に見ていただろうか。俺が住んでいた村は辺境の場所だったが、定期的に巡回するように教会の連中が訪れることがあった。
神が言っている、だから娘を献上しろ。そう言って引き離される親子の姿も珍しくはなかったし、息子は騎士となれと王都に強制送還されることもあった。戦うための有用なスキルを持っていた者に対しそういった強引な手段は取られたが、そういう意味では役立たずとされるスキルを持っていた人間の方が幸せだったのかもしれない。
涙を流して親から引き離される息子ないし娘、しかし数年が経った頃には従順な騎士やシスターとなっていることも少なくはない。あの時泣いていた子供が無表情に神への誓いを謳う……本当に吐き気のする光景だった。
しかし、それが大勢の人間を対象とするわけではない。もしそうなるなら今世界に溢れる冒険者のほとんどがその道を辿ることになるからだ。ま、だからこそ神のお告げなんていうふざけたモノなんだろうが。
「マスター」
「……おっと、悪いサリア」
せっかくサリアと二人の時間を楽しんでいる時に関係ないことを考えるのは無粋というものだ。心配そうに見つめてくる彼女に微笑み、大丈夫だと足を進めた……しかしそんな俺の正面に立ってサリアが抱きしめてきた。
「……………」
「はは、温かいな本当に。ありがとなサリア」
黙って抱きしめてくれる彼女にお礼を言う。少しの感情の動きでさえ伝わるからこそ、俺の抱く気持ちにもすぐに気付いてくれる。本当に彼女たちには多くのことで助けられているな……リーシャは心を安らかにしてくれるとは言ったけど、それは俺だって同じなんだ。
『……ふざけるなああああああああああああっ!!』
脳裏に浮かぶのは16歳の時の記憶。村で良くしてくれたおばさんが変わってしまった孫に嘆き、傍に寄っただけで斬られてしまったあの瞬間……俺はリーシャとサリアが傍に居るにも関わらず叫んだ。
そしてその時だったんだ――俺がミネットを創造したのは。
『貴方様のお呼びに参上しました。マスター、私に名を』
俺はまだその時にはミネットと名前は付けなかった。ただただ目の前が真っ赤になり正常ではなかったからだろう。頭に浮かぶ限りの罵詈雑言を叫びながら、俺は生まれたばかりのミネットに指示をしたんだ。
その出来事が、俺が以前口にしたミネットの能力を完全開放させたというものだ。その場に居た全ての教会の人間、王都の騎士にミネットの【掌握】を発動させ物言わぬ人形とした……でも、冷静になった時俺はその光景が怖かった。しかもミネットの力を目の当たりにした村人たちは俺たちを恐れ、サリアのスキルで“蘇生”させたおばさんさえも恐ろしいモノを見るかのようになった。
村人から恐れられ、教会に対して喧嘩を売ったような俺たちを置いておくメリットはない。だからこそ俺たちは村を出た……その際に村人全員、そしてその場に居た騎士たちから俺たちの記憶を完全に消すことをミネットに指示をして。
「……思えば波乱万丈だったな」
別に死ぬ思いはしてないし、リーシャたちが居てくれたから旅路は正直全く苦労することはなかった。ずっと住んでいた村から離れるのは少し寂しかったけど、それでも彼女たちが片時も離れず傍に居てくれたから俺はすぐに立ち直ったんだ。
あそこまで人が変わってしまうのは果たして神が関係しているのか、それともただ環境がそうさせたのかは分からない。でもそんなことがあって、俺は教会を含め神を信仰する連中が嫌いだ。ま、ただの子供の好き嫌いみたいなもんだろうけど。
「よし、もう大丈夫だ」
感傷に浸るようなことは俺らしくない、だからもう大丈夫だ。俺を見上げたサリアの頭を撫で、美しくも手触りの良い金色の髪を手に取る。以前サリアは言っていたけど、体だってそうだし髪の毛もそう、俺が創造したものをいつまでも綺麗な状態で残したい、いつまでも色褪せることのない想いのように残し続けたい……そう俺に誓うように口にしていた。
「何かあれば相談するのは当然だし遠慮なく頼る。だから大丈夫だ」
「ふふ、その点は心配してないわ。マスターは絶対に私たちを悲しませることはしないものね」
自分でやれることには限界があっても、彼女たちの存在があればその限界は容易に突破できる。その力を扱う主として、彼女たちを想う一人の男として、俺はずっと彼女たちを信じ頼りにしているんだよ……って、言えばいいんだけどこういうことはみんなが揃った時に言いたいもんだ。
「……別に言ってくれてもいいのに」
「そうしたらサリア自慢するだろ?」
「当り前じゃない! マスターの口から直接そう言われたって言っちゃうわ!」
それで以前喧嘩になったことを忘れてるなこれは……。
甘えてくるサリアの相手をしながら、俺はふと街の外に馬車の集団があることに気づいた。俺に続くようにサリアも見つめ、あれは一体何だろうと二人で考えるが答えは出てこない。
「行ってみる?」
「あぁ」
街の外に出てその馬車に近づくと何とも言えない臭いが漂っていることに気づく。馬車に掲げられている紋章はウルド帝国の物……なるほど、どうやらこれは奴隷の移動売りのようだ。
この世界には奴隷と呼ばれる烙印を押された者たちが居る。主に犯罪者などがそうなることが多いが、生きていくために親が子を売るということもあり得る。馬車の前に居た男に話を聞くと、どうやら帝国で売れ残った奴隷を売りさばいているとのことだ。売れ残り、つまり欠陥品とも言える。
「どうだい兄ちゃん、見ていくかい? つっても残ってるのは満足に動けねえガキだけどよ」
これも何かの縁か、俺はそう思ってサリアと共に足を踏み入れた。
「……っ」
「……これは」
小さな牢獄に納まるように蹲っているのは幼い少女だった。ただ……その体の状態があまりにも酷い。右足と左足がそれぞれ切断され、その断面に雑に包帯が巻かれている。目も片方刳り貫かれているようで……それだけでも目を覆いたくなるのだが、何かの病気をしているのか荒く息を吐いている。
「まあ世の中にはこういったガキを犯すのが好きな奇特な貴族も居るんですがね。流石に先の短い病気持ちとなれば手は出せませんよ」
「……………」
スターリジアに奴隷の制度はなく、こういった奴隷を見たのも久しぶりだ。しかし今まで見たどの奴隷よりも状態が明らかに酷かった。まだ幼いのにこんな死んだ方がマシだと思える状態にされるとは……俺はいくらか聞いた。
「流石に金貨は取れません。50銀貨程度で構いません」
ちなみに50銀貨は相当安い値段だ。幼い子供が靴磨きの仕事をして一カ月程度のお金である。人一人の命を馬鹿にしているだろうと思うが、それだけこの子に未来がないということなんだろう。
懐から銀貨を取り出して男に渡し、俺は鍵の開いた牢獄から少女を抱き上げた。
「……うあ……おかい……あげ、ありがとう……ございます……」
「喋らなくていい」
そう言うと少女は泣きそうな顔になりながら口を閉じた。本来なら奴隷の印を打たないといけないらしいが、もう長くないなら必要ないだろと言って強引にこの子を俺は連れ出した。本来なら問題になるらしいが、流石にこの男もこのいつ死んでもおかしくない子を買うならどうでもいいと思ったのだろう。すんなりと通してくれた。
「……やれやれ、マスター以外の人間にあまり気を割くことはないけど……この状態を見てしまってはかわいそうと言う他ないわね」
サリアの言葉に俺は頷いた。
残り僅かな命の燃料を燃やすように少女は苦しそうに息をする。死ぬ最期の瞬間まで苦しい思いをするのは地獄だろう。……もしかしたらこの子はもう死にたいと、そう思っているかもしれない。
「なあ」
「……は……い」
「もし君がこのまま死にたいと思っているならすまない」
「……え?」
「俺は君を死なせるつもりはない。頼む、サリア」
「任せて」
怪しまれないように物陰に隠れ、周りに人の目がないのを確認してサリアに指示を出す。待っていたという雰囲気で頷いたサリアはすぐにスキルを発動させた。淡い薄緑の光が放ち、それはこの少女の体を包み込む。
【完全回復】、単純なものだが対象物を完全に回復及び蘇生されることが出来る。蘇生に関しては条件があるものの、今は関係ないので割愛しようか。
「……え?」
驚く少女の気持ちも分かる。
たぶんだけど、もう彼女の体を蝕む病は消滅しただろう。それに失っていた目と手足が再生している。徐々にではなくすぐに再生するこの力、これがサリアの召喚魔法とどういう風に組み合わさると恐ろしいのか想像できる人は多いはずだ。
「……嘘……私の体が……っ!」
信じられない、そんな風に俺の前で彼女は立ち上がった。そうして自らの手足と俺とサリアを交互に見つめた彼女は……涙を流し、そして。
「……あ」
ぐぅっと、大きな腹の虫が鳴るのだった。
神が言っている、だから娘を献上しろ。そう言って引き離される親子の姿も珍しくはなかったし、息子は騎士となれと王都に強制送還されることもあった。戦うための有用なスキルを持っていた者に対しそういった強引な手段は取られたが、そういう意味では役立たずとされるスキルを持っていた人間の方が幸せだったのかもしれない。
涙を流して親から引き離される息子ないし娘、しかし数年が経った頃には従順な騎士やシスターとなっていることも少なくはない。あの時泣いていた子供が無表情に神への誓いを謳う……本当に吐き気のする光景だった。
しかし、それが大勢の人間を対象とするわけではない。もしそうなるなら今世界に溢れる冒険者のほとんどがその道を辿ることになるからだ。ま、だからこそ神のお告げなんていうふざけたモノなんだろうが。
「マスター」
「……おっと、悪いサリア」
せっかくサリアと二人の時間を楽しんでいる時に関係ないことを考えるのは無粋というものだ。心配そうに見つめてくる彼女に微笑み、大丈夫だと足を進めた……しかしそんな俺の正面に立ってサリアが抱きしめてきた。
「……………」
「はは、温かいな本当に。ありがとなサリア」
黙って抱きしめてくれる彼女にお礼を言う。少しの感情の動きでさえ伝わるからこそ、俺の抱く気持ちにもすぐに気付いてくれる。本当に彼女たちには多くのことで助けられているな……リーシャは心を安らかにしてくれるとは言ったけど、それは俺だって同じなんだ。
『……ふざけるなああああああああああああっ!!』
脳裏に浮かぶのは16歳の時の記憶。村で良くしてくれたおばさんが変わってしまった孫に嘆き、傍に寄っただけで斬られてしまったあの瞬間……俺はリーシャとサリアが傍に居るにも関わらず叫んだ。
そしてその時だったんだ――俺がミネットを創造したのは。
『貴方様のお呼びに参上しました。マスター、私に名を』
俺はまだその時にはミネットと名前は付けなかった。ただただ目の前が真っ赤になり正常ではなかったからだろう。頭に浮かぶ限りの罵詈雑言を叫びながら、俺は生まれたばかりのミネットに指示をしたんだ。
その出来事が、俺が以前口にしたミネットの能力を完全開放させたというものだ。その場に居た全ての教会の人間、王都の騎士にミネットの【掌握】を発動させ物言わぬ人形とした……でも、冷静になった時俺はその光景が怖かった。しかもミネットの力を目の当たりにした村人たちは俺たちを恐れ、サリアのスキルで“蘇生”させたおばさんさえも恐ろしいモノを見るかのようになった。
村人から恐れられ、教会に対して喧嘩を売ったような俺たちを置いておくメリットはない。だからこそ俺たちは村を出た……その際に村人全員、そしてその場に居た騎士たちから俺たちの記憶を完全に消すことをミネットに指示をして。
「……思えば波乱万丈だったな」
別に死ぬ思いはしてないし、リーシャたちが居てくれたから旅路は正直全く苦労することはなかった。ずっと住んでいた村から離れるのは少し寂しかったけど、それでも彼女たちが片時も離れず傍に居てくれたから俺はすぐに立ち直ったんだ。
あそこまで人が変わってしまうのは果たして神が関係しているのか、それともただ環境がそうさせたのかは分からない。でもそんなことがあって、俺は教会を含め神を信仰する連中が嫌いだ。ま、ただの子供の好き嫌いみたいなもんだろうけど。
「よし、もう大丈夫だ」
感傷に浸るようなことは俺らしくない、だからもう大丈夫だ。俺を見上げたサリアの頭を撫で、美しくも手触りの良い金色の髪を手に取る。以前サリアは言っていたけど、体だってそうだし髪の毛もそう、俺が創造したものをいつまでも綺麗な状態で残したい、いつまでも色褪せることのない想いのように残し続けたい……そう俺に誓うように口にしていた。
「何かあれば相談するのは当然だし遠慮なく頼る。だから大丈夫だ」
「ふふ、その点は心配してないわ。マスターは絶対に私たちを悲しませることはしないものね」
自分でやれることには限界があっても、彼女たちの存在があればその限界は容易に突破できる。その力を扱う主として、彼女たちを想う一人の男として、俺はずっと彼女たちを信じ頼りにしているんだよ……って、言えばいいんだけどこういうことはみんなが揃った時に言いたいもんだ。
「……別に言ってくれてもいいのに」
「そうしたらサリア自慢するだろ?」
「当り前じゃない! マスターの口から直接そう言われたって言っちゃうわ!」
それで以前喧嘩になったことを忘れてるなこれは……。
甘えてくるサリアの相手をしながら、俺はふと街の外に馬車の集団があることに気づいた。俺に続くようにサリアも見つめ、あれは一体何だろうと二人で考えるが答えは出てこない。
「行ってみる?」
「あぁ」
街の外に出てその馬車に近づくと何とも言えない臭いが漂っていることに気づく。馬車に掲げられている紋章はウルド帝国の物……なるほど、どうやらこれは奴隷の移動売りのようだ。
この世界には奴隷と呼ばれる烙印を押された者たちが居る。主に犯罪者などがそうなることが多いが、生きていくために親が子を売るということもあり得る。馬車の前に居た男に話を聞くと、どうやら帝国で売れ残った奴隷を売りさばいているとのことだ。売れ残り、つまり欠陥品とも言える。
「どうだい兄ちゃん、見ていくかい? つっても残ってるのは満足に動けねえガキだけどよ」
これも何かの縁か、俺はそう思ってサリアと共に足を踏み入れた。
「……っ」
「……これは」
小さな牢獄に納まるように蹲っているのは幼い少女だった。ただ……その体の状態があまりにも酷い。右足と左足がそれぞれ切断され、その断面に雑に包帯が巻かれている。目も片方刳り貫かれているようで……それだけでも目を覆いたくなるのだが、何かの病気をしているのか荒く息を吐いている。
「まあ世の中にはこういったガキを犯すのが好きな奇特な貴族も居るんですがね。流石に先の短い病気持ちとなれば手は出せませんよ」
「……………」
スターリジアに奴隷の制度はなく、こういった奴隷を見たのも久しぶりだ。しかし今まで見たどの奴隷よりも状態が明らかに酷かった。まだ幼いのにこんな死んだ方がマシだと思える状態にされるとは……俺はいくらか聞いた。
「流石に金貨は取れません。50銀貨程度で構いません」
ちなみに50銀貨は相当安い値段だ。幼い子供が靴磨きの仕事をして一カ月程度のお金である。人一人の命を馬鹿にしているだろうと思うが、それだけこの子に未来がないということなんだろう。
懐から銀貨を取り出して男に渡し、俺は鍵の開いた牢獄から少女を抱き上げた。
「……うあ……おかい……あげ、ありがとう……ございます……」
「喋らなくていい」
そう言うと少女は泣きそうな顔になりながら口を閉じた。本来なら奴隷の印を打たないといけないらしいが、もう長くないなら必要ないだろと言って強引にこの子を俺は連れ出した。本来なら問題になるらしいが、流石にこの男もこのいつ死んでもおかしくない子を買うならどうでもいいと思ったのだろう。すんなりと通してくれた。
「……やれやれ、マスター以外の人間にあまり気を割くことはないけど……この状態を見てしまってはかわいそうと言う他ないわね」
サリアの言葉に俺は頷いた。
残り僅かな命の燃料を燃やすように少女は苦しそうに息をする。死ぬ最期の瞬間まで苦しい思いをするのは地獄だろう。……もしかしたらこの子はもう死にたいと、そう思っているかもしれない。
「なあ」
「……は……い」
「もし君がこのまま死にたいと思っているならすまない」
「……え?」
「俺は君を死なせるつもりはない。頼む、サリア」
「任せて」
怪しまれないように物陰に隠れ、周りに人の目がないのを確認してサリアに指示を出す。待っていたという雰囲気で頷いたサリアはすぐにスキルを発動させた。淡い薄緑の光が放ち、それはこの少女の体を包み込む。
【完全回復】、単純なものだが対象物を完全に回復及び蘇生されることが出来る。蘇生に関しては条件があるものの、今は関係ないので割愛しようか。
「……え?」
驚く少女の気持ちも分かる。
たぶんだけど、もう彼女の体を蝕む病は消滅しただろう。それに失っていた目と手足が再生している。徐々にではなくすぐに再生するこの力、これがサリアの召喚魔法とどういう風に組み合わさると恐ろしいのか想像できる人は多いはずだ。
「……嘘……私の体が……っ!」
信じられない、そんな風に俺の前で彼女は立ち上がった。そうして自らの手足と俺とサリアを交互に見つめた彼女は……涙を流し、そして。
「……あ」
ぐぅっと、大きな腹の虫が鳴るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
異世界ラグナロク 〜妹を探したいだけの神災級の俺、上位スキル使用禁止でも気づいたら世界を蹂躙してたっぽい〜
Tri-TON
ファンタジー
核戦争で死んだ俺は、神災級と呼ばれるチートな力を持ったまま異世界へ転生した。
目的はひとつ――行方不明になった“妹”を探すことだ。
だがそこは、大量の転生者が前世の知識と魔素を融合させた“魔素学”によって、
神・魔物・人間の均衡が崩れた危うい世界だった。
そんな中で、魔王と女神が勝手に俺の精神世界で居候し、
挙句の果てに俺は魔物たちに崇拝されるという意味不明な状況に巻き込まれていく。
そして、謎の魔獣の襲来、七つの大罪を名乗る異世界人勇者たちとの因縁、
さらには俺の前世すら巻き込む神々の陰謀まで飛び出して――。
妹を探すだけのはずが、どうやら“世界の命運”まで背負わされるらしい。
笑い、シリアス、涙、そして家族愛。
騒がしくも温かい仲間たちと紡ぐ新たな伝説が、今始まる――。
※小説家になろう様でも掲載しております。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる