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錬金竜ちびどら
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晩御飯を満喫した私は卵を抱いたまま布団の中に入った。両手でギュッと抱きしめながらそのまま目を閉じて眠る。
「い、いたぁぁぁー!」
翌朝、私はいつものごとくベッドからこぼれ落ちたことで目を覚ます。
そして、寝惚け眼を擦りながら何かを忘れている気がして周りをキョロキョロ見渡す。すると、部屋の隅の方に大きな卵が転がっていた。その一部分にはギザギザのヒビか入っている。
私は思わず項垂れそうになる。でも、よく考えるとこれからこの卵で料理するわけだし、中身が出てないから大丈夫だよね。
落ち込みかけた気持ちを元に戻すとサッと着替えてから卵を抱きかかえる。
そして、釜の火をつけると何を作るか考える。
やっぱりスープかな? 大量に出来るし、卵スープなんて贅沢なもの、次はいつ食べれるか分からないし。
料理を想像しながら口元が緩んでいく。
水が沸騰し出し、ようやく卵の出番というところでテーブルに置いた卵を取りに行く。
すると、卵がカタカタと震えだす。
な、何? 何が起きてるの?
私は一歩後ずさる。そして、目を見開いて何が起きているのかを調べる。
卵のヒビが大きくなっていき、振動が更に拡大していく。
ピキッ、ピキッ、と殻の一部が剥がれていって、その隙間からは眩い光が漏れていた。
そして、完全に卵のヒビが一周回ると、パカッと卵の殻が外れ、中から小さな黄色い翼を持ったトカゲさんと一冊の本が出てきた。
えっ? 卵から本? それに何でトカゲさんに翼が生えてるの?
私が混乱して右往左往していると、トカゲさんはゆっくりと目を開いていき、そして、一言呟いた。
「何だ……ちびっ子か……」
何で産まれたばかりなのに喋るの? とか、どうして人の言葉がわかるの? とか不思議なことは沢山あったけど、そのとき私の頭の中は一つの言葉で埋め尽くされていた。
「私は小さくないよ!!」
◇
とりあえずトカゲさんと向き合えるように椅子に腰掛けると早速自己紹介をする。
「私はミーシャ。ちびっ子じゃないよ」
「わかったよ。ちびっ子」
全然わかっていないトカゲさんに私は頬を膨らませて怒る。
「す、すまん。ミーシャだな」
トカゲさんは慌てて言葉を訂正していた。それに満足した私はニッコリと微笑む。
「それでトカゲさんの名前は?」
「と、トカゲって……。おいらはこれでもドラゴンなんだ! アルケミードラゴン。錬金を司る偉大なドラゴンなんだ。尊敬してくれていいんだぜ」
偉そうに踏ん反り返るトカゲさん。
「あ、あるけみー? あるけみトカゲ?」
私は訳がわからなくて首を傾げながら聞き返す。
「ド・ラ・ゴ・ン! トカゲじゃない! ただ、産まれたばかりだから名前はまだないんだよ」
「産まれたばかりなのにしゃべれるの?」
「アルケミードラゴンは特別なんだ。産まれた瞬間から既に生活に必要なことは覚えているからな」
ペラペラと喋る自称どらごんさん。でも、私はそれを聞き流してどらごんさんの名前を考えていた。
そして、ぴったりの名前を思いつく。
「ちびどら……」
「へっ?」
私がボソッと呟くと得意げに話していたどらごんさんの口が止まる。
「何かいったか?」
「あなたの名前。ちびどら」
名案と言わんばかりにウンウンと頭を上下に振る。すると、ちびどらは慌てて私に話しかけてくる。
「ちびどらって……。もっとかっこいい名前があるだろ!? だから、別の名前に……ってわぁぁぁ……」
ちびどらが必死にまくし立ててくると、急にちびどらと一緒に入っていた本が輝きを放った。
そして、それが収まるとガックリとちびどらが項垂れていた。
「ちびどら……。おいらは偉大なアルケミードラゴンなのにちびどら……」
何だか可哀想になってきたので、私が別の名前にしようかと提案してみる。
「もうダメなんだ……。錬金本に登録されてしまったんだ」
ちびどらはそう言うと指を本の方に向ける。私は本を手にとって中身を見てみる。すると、表紙の裏の場所にちゃんと名前が描かれていた。
錬金竜の名前:ちびとら
所有者の名前:ミースシャリア・ラインフォール
『この本は所有者と錬金竜以外は手に取ることが出来ない。錬金竜はいくつかの道具を組み合わせて新しいものを生み出す【錬金】という術を使うことが出来る。所有者が手に入れた道具はこの錬金本に記載され、記載されたものの道具で【錬金】を行うことが出来る場合、その必要な道具が【錬金】のページに完成品の名前と共に記される』
「…………?」
本を読んだあと、私は首を捻りながらちびどらを見る。すると、ちびどらは慌てたように聞いてくる。
「おいおい、まさか本の意味がわからない……何てことはないよな?」
「…………?」
私はもう一度首を傾げる。すると、ちびどらはまるでこの世の終わりかのようにガックリと項垂れていた。
「どうしてこんなちびっ子に拾われてしまったんだ……」
「もう、私はちびっ子じゃなくてミーシャだよ!」
またちびっ子呼びをしてきたので私はすねて顔を背けた。
◇
ご飯を求めて私たちは家の外に出てきた。
お腹がクゥと鳴っているので出来たら朝ご飯を食べたかったけど、肝心の素材がちびどらになってしまったので、ひとまずおあずけになってしまった。
「ねえ、ちびどら。どこ行くの?」
「すぐそこだよ!」
私の頭の上に乗りながらちびどらは指をさしてくる。向かっている先は私の畑のようだ。
「こんなところに来てどうするの?」
「ミーシャに【錬金】を覚えてもらうんだよ! そうじゃないとおいらの存在価値もなくなってしまうからね」
私が錬金? そんなの出来る訳ないよ。私に出来るのは料理(誇張)と畑仕事くらいだよ。
そう思いつつもどちらにしても食べ物を取りに行くついでなのでちびどらの言うことも聞いておく。
そして、畑に着くと何を思ったのか、ちびどらは私から飛び降りると畑に成っている野菜を口で抜き始める。
「勝手に食べようとしないで!」
私は慌ててちびどらを追いかける。でも、その自前の翼で飛んでいるせいでなかなか捕まらなかった。
そして、ようやく捕まえるとちびどらを叱りつける。
「もう、勝手に食べようとしたらダメだよ! 言ってくれたらちびどらの分のご飯も準備するのに」
「……何言ってるんだい? これが錬金の準備だよ」
ちびどらは不思議そうに首を傾げると口にくわえた野菜を私に渡してくると錬金本とかいう不思議な本を持ってくる。
「それじゃあ、ページをめくってごらん」
ちびどらがそう言うので仕方なく言う通りにする。すると、自然と一枚のページで手が止まる。そこには野菜スープと書かれていた。
【野菜スープ】
必要素材:野菜を複数
「これで素材は揃ったよ。あとはおいらにそこに記載された必要素材を渡してくれるかい?」
仕方ないので言われた通りにさっきちびどらから渡された野菜をもう一度ちびどらに渡し返す。
すると、ちびどらの小さな体から黄金色に輝く光の噴流が起き、私たちを包み込んだ。
「きれい……」
目の前で起こる幻想的な出来事にただただ目を奪われる私。するとちびどらの目の前に先ほど渡した野菜が浮かび上がる。
そして、それらは小さな光のかけらとなりくるくるとちびどらの周りを回った後、一つにくっつく。それが次第に形をなしていき、光の噴流は治まっていった。
ようやく目が開けられると目の前にはお皿に入った野菜スープが置かれていた。
「えっ? 本当に出てきた?」
「だろう。すごいだろ!? これが錬金竜の力なんだ。実際に飲んでみるといい。味もいけるはずたから」
ちびどらが野菜スープを飲むように勧めてくる。でも私はあまり気乗りしなかった。
「私はいいよ。ちびどらが出したスープは……」
さすがにどこから出てきたかもわからないそのスープを飲める訳がなかった。
「い、いたぁぁぁー!」
翌朝、私はいつものごとくベッドからこぼれ落ちたことで目を覚ます。
そして、寝惚け眼を擦りながら何かを忘れている気がして周りをキョロキョロ見渡す。すると、部屋の隅の方に大きな卵が転がっていた。その一部分にはギザギザのヒビか入っている。
私は思わず項垂れそうになる。でも、よく考えるとこれからこの卵で料理するわけだし、中身が出てないから大丈夫だよね。
落ち込みかけた気持ちを元に戻すとサッと着替えてから卵を抱きかかえる。
そして、釜の火をつけると何を作るか考える。
やっぱりスープかな? 大量に出来るし、卵スープなんて贅沢なもの、次はいつ食べれるか分からないし。
料理を想像しながら口元が緩んでいく。
水が沸騰し出し、ようやく卵の出番というところでテーブルに置いた卵を取りに行く。
すると、卵がカタカタと震えだす。
な、何? 何が起きてるの?
私は一歩後ずさる。そして、目を見開いて何が起きているのかを調べる。
卵のヒビが大きくなっていき、振動が更に拡大していく。
ピキッ、ピキッ、と殻の一部が剥がれていって、その隙間からは眩い光が漏れていた。
そして、完全に卵のヒビが一周回ると、パカッと卵の殻が外れ、中から小さな黄色い翼を持ったトカゲさんと一冊の本が出てきた。
えっ? 卵から本? それに何でトカゲさんに翼が生えてるの?
私が混乱して右往左往していると、トカゲさんはゆっくりと目を開いていき、そして、一言呟いた。
「何だ……ちびっ子か……」
何で産まれたばかりなのに喋るの? とか、どうして人の言葉がわかるの? とか不思議なことは沢山あったけど、そのとき私の頭の中は一つの言葉で埋め尽くされていた。
「私は小さくないよ!!」
◇
とりあえずトカゲさんと向き合えるように椅子に腰掛けると早速自己紹介をする。
「私はミーシャ。ちびっ子じゃないよ」
「わかったよ。ちびっ子」
全然わかっていないトカゲさんに私は頬を膨らませて怒る。
「す、すまん。ミーシャだな」
トカゲさんは慌てて言葉を訂正していた。それに満足した私はニッコリと微笑む。
「それでトカゲさんの名前は?」
「と、トカゲって……。おいらはこれでもドラゴンなんだ! アルケミードラゴン。錬金を司る偉大なドラゴンなんだ。尊敬してくれていいんだぜ」
偉そうに踏ん反り返るトカゲさん。
「あ、あるけみー? あるけみトカゲ?」
私は訳がわからなくて首を傾げながら聞き返す。
「ド・ラ・ゴ・ン! トカゲじゃない! ただ、産まれたばかりだから名前はまだないんだよ」
「産まれたばかりなのにしゃべれるの?」
「アルケミードラゴンは特別なんだ。産まれた瞬間から既に生活に必要なことは覚えているからな」
ペラペラと喋る自称どらごんさん。でも、私はそれを聞き流してどらごんさんの名前を考えていた。
そして、ぴったりの名前を思いつく。
「ちびどら……」
「へっ?」
私がボソッと呟くと得意げに話していたどらごんさんの口が止まる。
「何かいったか?」
「あなたの名前。ちびどら」
名案と言わんばかりにウンウンと頭を上下に振る。すると、ちびどらは慌てて私に話しかけてくる。
「ちびどらって……。もっとかっこいい名前があるだろ!? だから、別の名前に……ってわぁぁぁ……」
ちびどらが必死にまくし立ててくると、急にちびどらと一緒に入っていた本が輝きを放った。
そして、それが収まるとガックリとちびどらが項垂れていた。
「ちびどら……。おいらは偉大なアルケミードラゴンなのにちびどら……」
何だか可哀想になってきたので、私が別の名前にしようかと提案してみる。
「もうダメなんだ……。錬金本に登録されてしまったんだ」
ちびどらはそう言うと指を本の方に向ける。私は本を手にとって中身を見てみる。すると、表紙の裏の場所にちゃんと名前が描かれていた。
錬金竜の名前:ちびとら
所有者の名前:ミースシャリア・ラインフォール
『この本は所有者と錬金竜以外は手に取ることが出来ない。錬金竜はいくつかの道具を組み合わせて新しいものを生み出す【錬金】という術を使うことが出来る。所有者が手に入れた道具はこの錬金本に記載され、記載されたものの道具で【錬金】を行うことが出来る場合、その必要な道具が【錬金】のページに完成品の名前と共に記される』
「…………?」
本を読んだあと、私は首を捻りながらちびどらを見る。すると、ちびどらは慌てたように聞いてくる。
「おいおい、まさか本の意味がわからない……何てことはないよな?」
「…………?」
私はもう一度首を傾げる。すると、ちびどらはまるでこの世の終わりかのようにガックリと項垂れていた。
「どうしてこんなちびっ子に拾われてしまったんだ……」
「もう、私はちびっ子じゃなくてミーシャだよ!」
またちびっ子呼びをしてきたので私はすねて顔を背けた。
◇
ご飯を求めて私たちは家の外に出てきた。
お腹がクゥと鳴っているので出来たら朝ご飯を食べたかったけど、肝心の素材がちびどらになってしまったので、ひとまずおあずけになってしまった。
「ねえ、ちびどら。どこ行くの?」
「すぐそこだよ!」
私の頭の上に乗りながらちびどらは指をさしてくる。向かっている先は私の畑のようだ。
「こんなところに来てどうするの?」
「ミーシャに【錬金】を覚えてもらうんだよ! そうじゃないとおいらの存在価値もなくなってしまうからね」
私が錬金? そんなの出来る訳ないよ。私に出来るのは料理(誇張)と畑仕事くらいだよ。
そう思いつつもどちらにしても食べ物を取りに行くついでなのでちびどらの言うことも聞いておく。
そして、畑に着くと何を思ったのか、ちびどらは私から飛び降りると畑に成っている野菜を口で抜き始める。
「勝手に食べようとしないで!」
私は慌ててちびどらを追いかける。でも、その自前の翼で飛んでいるせいでなかなか捕まらなかった。
そして、ようやく捕まえるとちびどらを叱りつける。
「もう、勝手に食べようとしたらダメだよ! 言ってくれたらちびどらの分のご飯も準備するのに」
「……何言ってるんだい? これが錬金の準備だよ」
ちびどらは不思議そうに首を傾げると口にくわえた野菜を私に渡してくると錬金本とかいう不思議な本を持ってくる。
「それじゃあ、ページをめくってごらん」
ちびどらがそう言うので仕方なく言う通りにする。すると、自然と一枚のページで手が止まる。そこには野菜スープと書かれていた。
【野菜スープ】
必要素材:野菜を複数
「これで素材は揃ったよ。あとはおいらにそこに記載された必要素材を渡してくれるかい?」
仕方ないので言われた通りにさっきちびどらから渡された野菜をもう一度ちびどらに渡し返す。
すると、ちびどらの小さな体から黄金色に輝く光の噴流が起き、私たちを包み込んだ。
「きれい……」
目の前で起こる幻想的な出来事にただただ目を奪われる私。するとちびどらの目の前に先ほど渡した野菜が浮かび上がる。
そして、それらは小さな光のかけらとなりくるくるとちびどらの周りを回った後、一つにくっつく。それが次第に形をなしていき、光の噴流は治まっていった。
ようやく目が開けられると目の前にはお皿に入った野菜スープが置かれていた。
「えっ? 本当に出てきた?」
「だろう。すごいだろ!? これが錬金竜の力なんだ。実際に飲んでみるといい。味もいけるはずたから」
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