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十月二十三日(日)墓地に眠る人
しおりを挟む昨日の、あの時の感覚は、どう言い表せば良いのだろう。
両親が倒れた時とは違う、言いようのない恐怖だった。
――もちろん、僕が入ってるわけじゃないんだけど。
白井は、早朝からひたすら仏壇の前に座り続けていた。穏やかに微笑む父と母の写真を、何となしに見つめる。
墓石の下に眠っているのは、おそらく白井の親族の誰かだろうというのが司法書士の見解だった。確かにそれ以外は考えにくいのだが、次々と溢れ出る謎に、白井はもはや対処する自信を失いかけていた。
歌の秘密も、自分と同じ名前の墓石の謎も、知るのが怖い。
何より、母が隠してきたことを暴くような真似が、辛く感じてきた。
白井は、藤石に相続手続きを依頼した日のことを思い出した。
――忠告しておくぞ。きっと、今以上にお前は悩むことになる――。
まったくもって、その通りになった。
自分よがりの自己満足。先祖の秘密を勝手に暴いて、中途半端に知って、結局は怖いとか、虫が良すぎる。
秀麗で眠そうで不機嫌な藤石の顔ばかりが浮かぶ。
――あ、そうだ。
昨日、呆然としたままの白井に向かって、藤石が眠そうな目で言ったことを思い出した。
――父親からの相続時の書類を調べろ、か。
確か、大切なものは仏壇の下、小さな戸棚の中にしまってあった気がする。きっと白井の家の権利証もここに違いない。
そう伝えた時、当の藤石は呆れ顔になった。本来、権利証は金庫に保管するくらい大事なものらしい。何だかんだ世話を焼いてくる小柄な司法書士に、白井は到底頭が上がりそうにない。
「……これかな」
大きな水色の封筒だ。『故白井勝彦様相続関係書類』と表書きされたそれは、ずっしりと書類が入っている。この当時も、どこかの司法書士が手続きしたようだ。
書類は丁寧にファイリングされ、家系図のようなものもあった。そこには、死んだ父と母、そして白井自身の名前しかない。同封の膨大な量の戸籍の書類は、すぐに見る気が失せた。まるで古文書のような手書き文字に途方に暮れる。
その時、テーブルの上から白井の携帯が鳴るのが聞こえた。宇佐見かと思ったが、まるで見覚えのない番号に白井は頭を傾げ、通話ボタンを押した。
「はい」
麻人くんかしら、と年配女性の声がした。例の大鳥ヒサ江を思い起こしたが、すぐに相手の方から名乗った。
「埼玉の杉浦です。勝彦……あなたのお父さんの姉です。杉浦恵子です」
白井の脳裏に、また馴染のない家系図が生まれる。杉浦の伯母――恵子が、一体何の用だ。葬儀の時に少しだけ顔を見たかもしれないが、ハッキリと輪郭が思い出せない。
「こんにちは……」
かろうじて、最低限の挨拶ができた。その声で相手も察したのか、矢継ぎ早に色々と話し始めた。
「あ、ああ。突然ごめんなさいね。電話番号は、あなたのお母さんのお葬式の時、連絡用に控えておいたのよ。四十九日はご苦労様でした」
「はあ……」
まさか、そんな労いのために電話してきたはずはない。白井が戸惑っていると、伯母の恵子が軽く咳をした。
「これから、お線香を上げに行っても平気かしら?」
「え?」
「二時間あれば行けると思うから。その……あなたに見せたいものもあるから」
「見せたいもの……」
――。
正直、気は重いが、線香を上げたいという想いをないがしろにするわけにはいかなかった。それに、伯母が見せたいというものが何なのか気になったし、白井一族のことを聞き出せるかもしれないと考えた。白井は、午後なら大丈夫だと告げると、相手はたいそう恐縮したように、礼とも詫びともとれることを言いながら電話を切った。
ここへきて、やたらと親戚との関わり合いが増えた。両親が死んだら、普通はそう言う関係は絶たれていくものだと思ったが、逆ではないか。白井はそんなことを考えながら部屋の片づけに取りかかった。
伯母の恵子がやって来たのは午後二時を回った頃だった。細く上る線香の煙が、部屋に染み渡る。手土産の梨やブドウが所狭しと置かれ、にわかに仏壇の周りは賑やかになる。
男一人暮らしの狭い部屋に、年配女性がいるのは異様だ。仏壇がここにあるのだから仕方ないとはいえ、白井は気まずいまま、伯母の焼香が終わるまでうつむいて待った。
「……その、大変だったわね」
労いの言葉に、白井も自動的に頭を下げた。
「いえ、段取りとか悪くて、すみません」
「若いのに偉かったわよ。もう充分」
「はあ……」
若いという言葉に、自分の未熟さを再認識させられる。実際、恵子からしたら子というより孫に近い年齢差になるが、それでも二十四歳の自分が若いと評されるのは、少しばかり気分を落ち込ませた。胸を張れるものが、何一つ今の自分にはないせいだろうか。
白井は、この苦痛な時間が早く過ぎ去って欲しいと心から願い、自分の方から恵子に切り出した。
「それで、あの……今日は」
「あ、そうそう。ごめんなさいね」
恵子はハンドバッグから小さなアルバムを取り出すと、それをテーブルに置いた。
「麻人くんにね、話しておいた方が良いのかなって思ったのよ」
「……これが、電話で言っていた見せたいものですか?」
「ええ。ちょっと、もう遅いのかもしれないけど、私が死んだら、この白井家のこと誰も知らないままになってしまうと思ってね」
――。
白井は、そっとアルバムをめくった。
最初のページにあったのは、五月の節句飾りの前で老夫婦が笑っている。そして真ん中で抱かれているのは、小さな赤ん坊だった。
「あなたよ」
伯母の恵子が小さく微笑む。
それを見て、なぜか気恥ずかしさを覚えた。
白井は意味不明に頷きながら、指先で写真に触れた。
「……それと、僕のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんですね」
「そうよ」
「……」
赤ん坊の頃の自分は当然に覚えていなくても、祖父母の顔はすぐにわかった。覚えていないと思ったのに――。
あの、双六で祖父に叱られた思い出を脳裏に描きつつ、その後のページをめくっていく。
自分の幼少時の写真が数枚続いたかと思えば、急に様子が変わった。
突然、白黒の写真が現れた。さらには薄茶のセピアのものまである。自然と白井は手を止めた。
「このアルバムはね、お祖父さんが亡くなった時、私とあなたのお父さんとで整理したのよ」
「え、そうなんですか」
「白井の家の歴史なんて言ったら大げさだけど……その……美津子さんにやってもらうのは悪い気がしたから」
「母、ですか」
「そう。あなたのお母さんには、お祖父さんのことで苦労かけたから」
困ったように笑って、恵子は湯呑の茶を一口飲んだ。
「あなたに今さら言うのも何だけど、美津子さんはね、ちょっとお祖父さんと仲が良くなかったのよね」
「は、あ……」
線香の煙が細く上っていく。
恵子はアルバムを最初のページに戻した。
「こうして、孫と仲睦まじくしているところを見せれば、美津子さんも笑ってくれるかななんて勝手なこと考えちゃったのよね。うちのお父さんは昔から厳しくて気難し屋だったから、お嫁に来た美津子さんをよく叱っていたわ。勝彦は大人しいし。その代わり、母とは仲良くなってくれたわね美津子さん」
気のせいか、伯母の目が潤んだように思えた。
「良いじゃないのよねぇ。好きな人と結婚したかったんだから」
「……」
「実は、麻人くんのお父さんとお母さんは……」
「知っています。駆け落ちだったんですよね」
恵子は目と口を開いたまま、白井を見つめた。そして、ゆっくりとうなずく。
「……お母さんから聞いていたの?」
「いえ。母が死んだ後……実家の方々から」
伯母が言葉を飲み込むのが見てわかった。
白井は続ける。
「実は、母の相続の関係で、あちらの実家の人たちと話をしたんです。その時、その、色々と」
「そうだったの」
恵子の反応はそっけなかったが、その顔には間違いなく安堵したものがあった。
白井も祖父の性格は何となく覚えている。叱られた記憶の方が多かったかもしれない。だからこそ、この写真で自分を抱きかかえて笑う祖父に、何とも言えない気持ちになった。
「……僕は、大事にされていたんですね」
――もう、直接は確認することは出来ないけれど。
「そりゃ、もう。だからこそ、喧嘩になっちゃってねえ」
恵子は再びアルバムをめくると、笑い出した。
「喧嘩?」
「麻人くんの名づけで揉めちゃってさ」
「僕の……名前」
白井は背中がスッと冷たくなるのを感じた。
「伯母さん……僕も聞きたいことあるんです。僕の名前は……」
すると、恵子がアルバムをめくる手を止めた。そして、ゆっくりと息を吐いた。
「何だ、知っていたのね」
「い、いえ。違います。何も知らないから逆に、その……」
白井は、意を決して真っ直ぐに伯母を見つめた。
「母方の墓地に、僕と同じ名前の墓がありました」
「……え」
「誰のお墓なんですか?」
恵子は瞬きを何度か繰り返すと、力が抜けたようにテーブルの上で顔を覆った。
「まさか、まだ残ってたなんて……呆れた。何していたのよ、ウチの年寄りたちは……」
「ご存知なんですね」
「ええ。そのお墓の『麻人』さんは、お祖父さんの兄にあたる人。あなたの大伯父さんね」
心のどこかで血縁者であろうことは予測していたが、あらためて聞かされると不可解なことばかりだ。何からどう聞けば良いのか言いよどんでいると、
「とてもね、立派な人だっそうよ」
そう聞かされた。
恵子はどこか嬉しそうに、また誇らしげに茶をすすった。しかし、白井は、胸の奥に黒い染みが広がるような、陰鬱な心地になった。
自分と比べれば大抵の人間は立派だ。
ただ、そこじゃない。
どうして、立派な人間が、あんな寂れた場所で、誰も訪ねてくる者もいない場所で眠らねばならないのか。
そう聞いてやると、ひどくアッサリとした答えが戻って来た。
「麻人伯父さんの遺言なんだそうよ。あの地で眠りたいって。あそこ、元々は白井の土地だったんだけど、近所同士で贈与だの交換だのやっているうちに、持ち主や境界がおかしなことになったみたいでね」
「え……」
「それをちゃんと子孫に伝えてこないから、あんな感じで放置されちゃって……可哀想に。もう、本気で何とかしなくちゃいけないわね。もう大昔の遺言なんて、どうでも良いとは思うけど……逆に守り通さなきゃいけない気にもなるわね。何しろ、明治時代の人だもの」
確かにそうだ。
もう、自分からしたら歴史上の人物だ。
恵子は湯呑を両手で撫でながら話を続けた。
「あなたのお祖父さんが、『麻人』ってつけたのよ」
「……自分のお兄さんと同じ名前ってことですよね」
「ええ。お祖父さんはね、自分のお兄ちゃんをたいそう尊敬していたの。私も子どもの頃から聞かされいてたわ。優しくて頭が良くて男らしかったって。確か、東京に出て新聞だか雑誌だかの記者をしていたらしいわ。そりゃ物知りにもなるわね」
「本当にすごい人……だったんですね」
昔の偉人伝を聞くような気分だ。
白井は自分の名前が同じであることに、だんだん申し訳なく感じた。
恵子は、花柄の刺繍のハンカチで口の周りを拭くと、話を続けた。
「麻人伯父さんは戦争も行ったのかしら。そのへんの詳しいことは興味ないから聞いてないけど、時代的に行くわよね。とにかく頭が良くて、大学まで進んだっていうからね。白井家の希望よ。将来も明るかったでしょうに。確か、生きて終戦を迎えたらしいけど、そのあたりから身体を壊しちゃったみたいでね。私が四歳くらいの時に死んじゃったらしいわ。まだ多少は若かったんじゃないかしら」
それでは伯母に実際の記憶などあるはずもない。どうやら、思い出話に留まってしまいそうだった。
「もしかして、僕のお祖父さんは、その麻人……大伯父さんの思い出として、孫の僕に同じ名前をつけたかったんでしょうか」
「たぶんね。でも、美津子さん反対していたわ。いくらこの世にいない人の名前でも、確かにそういう名づけ方は、古い感じするものね」
「母は、反対だったんですね……」
「もともと、舅とは折り合いも悪かったしね。でも、駆け落ちで嫁いできたようなものだから、なかなか強いことも言えなかったようで……結局受け入れたのよ」
時代のせいもあるだろう。
母親が結婚したのはそこまで昔ではないにせよ、古い考え方の人間が周りに多ければ、それがルールになる。白井は、母親の苦労にやるせなくなった。生前は、そんな話、一切聞かされて来なかった。
――何も、知らないのは僕だけか。
伯母の恵子は、アルバムをめくりながら首を傾げた。
「あら、一枚ないわ」
アルバムの最初の方に、何も貼られていないページがあった。何か意図的なものがある気がして、白井は急に不安になった。
「何の写真ですか」
「……」
恵子はしばらく考え込むと、ああ、と何か思い出したように空を見つめた。
「美津子さん、本当、イヤだったのね」
「え?」
「このアルバムは、弟……あなたのお父さんが大事に持っていたんだけど、死んじゃった後に、私が形見分けとして美津子さんからもらったの。その時に、一枚剥がされているわ……仏壇の写真ね、きっと」
「仏壇の写真?」
「白井の本家にずっと昔からある古い仏壇よ。その前で、同じようにお祖父さんに抱っこされた麻人くんを写したものがあったのよ。確かに、まあ縁起悪いかもしれないわ」
白井はアルバムの空白ページをじっと見つめた。その写真は、あの遺品の風呂敷の中に混ざっている予感がした。それより、気になるのはどうして仏壇の写真一枚だけ剥がしたのか、だ。
縁起が悪いせいなのか?
祖父母の形見分けなのだから、杉浦の伯母の手に渡るなら、問題ないはずだ。
古い仏壇――。
「その仏壇なら、今も残っています。母が決して近づくなって言っていた仏壇です」
「あら、そうだったの?」
伯母は困ったように笑った。
「確かに、どうやって処分すればいいかわからないわよね。美津子さんには悪いことしちゃったわ。もちろん、あなたにも。何なら、私が今度片付けに伺うわ」
「いや、待ってください」
白井は、線香の煙の向こうでたたずむ両親の仏壇を見つめた。
父親の相続の書類は、この仏壇の中にあった。
しかし、古い墓地の権利証や謎の歌は母親の箪笥の中にあった――。
どうして、あの二つだけは仏壇じゃなかったのだ。大事な物のはずなのに。
何かが引っかかる。
――僕の金メダルも同じ風呂敷にあった。
墓地の権利証。
一筆箋の歌。
――大事な物だからこそ、見つけて欲しかった?
暗い部屋で、延々と時を過ごす忘れられた先祖――。
古い仏壇。
「僕に近づくなって言った理由……まさか」
――鍵はそこか。
「伯母さん、仏壇の片づけは僕にやらせてもらえませんか?」
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