喜びの仕立て屋〜繋ぐもの・継いでいくもの〜

神秘と歯車の音とスチームが香る土地に、色とりどりの花々や、白い石畳の道をだいぶ歩いて少し流れのゆったりとした川にかかってる石橋を超えて
石畳をさらにカツカツと音を鳴らしてしばらく歩むと…古い赤レンガに絡まるツタ植物が古さを表し青銅の青緑が陽にあたると艷やかな色を示し、お店の前を通るたびに近所の子どもの笑い声やそのお店のディスプレイドレスを見る御婦人様や紳士様が疎らに来たり、寄ったり、見ていったりし、近所のお店によっていくのだ
そんな完成な住宅街にあるお店の名前は『プレジー』この国の言葉で『喜び』を意味する仕立て屋だ、最初はお店の名前と同じくプレジ夫婦で営業しており、いつもミシンの音が途切れることなく聞こえる…
彼らには7人の息子たちがいる全員夫婦との血の繋がりはない…けれど、夫婦は息子たちを実に子どものように育てた。
みんな成長して別の職についたり、両親の仕事を手伝ったり…修行に出るために国外に出たりと様々
…だが、ある日そのミシンの音は突如として消えてしまった… さて、そこから7人の息子の受難が幕を開けたのだ…
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