シンクロ -アゲハ舞い飛ぶ さくら舞い散る5-

真田晃

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キング編

377.

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奥まで到達した後、指先が鈎状に曲げられ、小刻みに激しく抽送しながら、内壁を何度も何度も引っ掻く。

恐怖と痛みの狭間に存在する、快感。
だけど、そのどれもが綱渡り状態で、何方にも逃げられない。


「蕾は、俺の言う事を良く聞く……良い子だ」
「……」
「その良い子を、まさか姫がたぶらかしたりしてないよね……」

ベッドに膝を付いて上がる屋久が、僕の顎を掴んで持ち上げる。
冷たい声。冷たい微笑。
まるで最初から、何もかもを知っているかのような、見透かした双眸。

「そんな悪い事したら、駄目だよ……姫」
「……」

「お仕置き……しなくちゃね」


そう、屋久が呟けば、その言葉を待ってましたとばかりに、基泰の指が引き抜かれる。


………あ………


次に来るだろう、恐怖。

今までと比べ物にならない程張り詰めたモノが、熱い息を吐き、涎を垂らしながら、先程解した所に宛がわれる。



ズッ、ズッ、ズッ、……

刻むようにして、徐々に挿し込まれる剛直。
無理矢理恥肉を割り開き、内壁を強く擦り、その強い圧迫感に息が止まる。


───あ、あ、あ……


痛みを逃そうと、シーツをきゅっと握り締め、ゆっくりと息を吐く。
きゅっと瞑る瞳。
少しだけ開けた下唇に、屋久の親指が僅かに触れる。

「そろそろ動くぞ、さくら」

そう言いながら、基泰が愛おしそうに僕の尻から太腿を撫で回す。

「……っ、」

思うより先に、震える身体。
初めてここに来た時に感じた、強い恐怖──初めて体験した“凶器の太さ”と“夜通し”。
加えて襲ってきたのは、絶頂にも似た“快感”。


「行くぞ」


パンッ、パンッ、パンッ──!


僕の腰を両手で掴み、激しく腰を打ち付け、容赦なく最奥を突く。

何度も、何度も、何度も、何度も──!



「………あぁ、凄ぇな」


快感で震える、基泰の声。
荒々しい息遣い。

「女みてぇに細くて、肌触りもいい……ナカは熱くて、とろとろしてて……なのに、きゅって締め付けてくるしよぉ……
……それに……」
「………っ、!」
「凄ぇ、……いい匂いだ」

興奮、してるんだろう。
片手で僕の二の腕を掴み、引っ張りながら更に奥を抉る。腰を押し付けたまま僕の背後をひと嗅ぎすれば、ナカで留まっているモノが、更に硬く張り詰めていく。

一体どの位のリーチがあるんだろう。内臓を押し上げられるような、鈍い痛み。
腰の動きが再開すれば、強い寒気が襲い、ぶるぶると手足が震えて止まらない。


「……さくら」

不意に名前を呼ばれ、閉じていた瞼を僅かに持ち上げる。

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