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フルーツパーラー『エクラ』の開店
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王都にはエアピゾーラ侯爵家が創設し、ギルドや商会と提携した銀行がある。
40年前に作られた時は、詐欺や持ち逃げ、強盗なども横行したそうだが、ギルドが加わることで捜索や捕縛も行ってくれるので、安全性が格段に高まったそうだ。
勿論捜索や捕縛などは、継続的に冒険者ギルドへ資金を払い続ける必要がある。いわゆる警備と警察が合体したようなものだ。
強くて信頼のあるギルド員は、侯爵家に引き抜かれ侯爵の護衛として直接雇用されることもあった為、銀行の警備を目指す者が多くなった。
やはり貴族に雇われると、給金や待遇が良くなるからだ。
エアピゾーラ侯爵家(貴族家)の就職を目指す者が増えることで、戦力増強と礼儀作法のレベルが上がる連鎖が続いたらしい(まあ、銀行周辺のギルド限定ではあったが)。
如何せん銀行が台頭したことで、国内の治安を王国が管理できていないことが、他国に露見することにもなった。
他国では、銀行相手に詐欺を働く者は珍しいようで、この国は当初野蛮だとみられていた。
銀行は一度許可を貰えば、莫大な税金を払うのと引き換えに、国全体に支部を作り管轄する。すぐに捕まらなくても写真を張って手配する為、再び銀行を利用できないのは非常に不便となる。
セキュリティーは年々上昇するので誤魔化すこと難しく、銀行利用が出来ないのは、商売上でも預金をする時にも不利に働くだろう(通帳が作れないのは、信用問題にも影響する)。
銀行は既に世界中にあり、この国アスラガパスで作られたのは全体を通して7番目だと言う。エアピゾーラ侯爵家も他国にある銀行の関係者(親族)で、たまたまこの国の責任者になっていた。
ちなみにエアピゾーラ侯爵家は、この国の貴族ではない。
国力の強い優先順位で作られたようなので、まあこの国はその辺なのだろう。
他国に旅行しても通帳を窓口に提出し、登録情報の一つである手形スタンプと自らの手を照合し、確認が取れれば出納可能となっている。
この技術は進歩し、現在は手の血管まで写し取る技術が用いられているらしい。詐欺師がいろいろ考えても、すぐに見破られてしまう寸法だ。その分面倒くさいが、5年更新システムだ。
未知の銀行のシステムは、少し怖いと思ってしまうコロネ。でも便利なことは確かだろう。
◇◇◇
今回は新たにフルーツパーラーを開店することになり、チェルシーハニーの権利を担保に、借り入れをしに来たコロネとアンナ。
口座を開設する為に、通帳作りは避けて通れない。
※フルーツパーラーとは、新鮮な旬のフルーツを主役にしたパフェやフルーツサンド、ジュースなどを提供する喫茶店・カフェ。過去に他国に旅行をした公爵家使用人の話を聞き、独自に調査していたコロネだ。
「アンナ~、怖いよ。機械で魂を吸い取られるかもしれないのでしょ?」
「そんな訳ないでしょ、コロネ様。本当に想像力が豊かだから」
「でも……でも、怖いわ!」
「通帳を作るのにはしょうがないですよ。将来的にこの通帳はコロネ様を助けてくれることになるのです。覚悟を決めて下さい。一瞬で終わりますから。ほら、私も昨日作って貰ったんです!」
「ウソッ、すごい。もうこれを使えば良いんじゃないの?」
「コロネ様! もう、とんでもない時に、勢いで突っ込んでいく癖に。何こんなところでビビってんですか?」
「だって、何か怖いのよ」
「はい、はい。終わったらクレープ作ってあげますから。良い子には苺とバナナの両方ですよ」
「うそぉ、両、方。タバサに怒られない?」
「一つは私が食べると言っときますから、OKです!」
「分かったわ。(通帳を)作ってくる」
腰が引けているコロネの背中を、食べ物で押すアンナ。
ちなみにアンナよりタバサは年下だが、メイド長をしているのは伊達ではなく、口も悪いし手も早い。公爵家だけど隠密色が強い者は、毒舌な者が多い傾向にある。
◇◇◇
「~~ヒッ!」
「はい、終わりです。お疲れさまでした」
「……ありがとう、ございました」
これで銀行の通帳ができた。
チェロスト子爵のサイダーとの商品の取り引き(安全面と速度の関係)で、どうしても銀行でのやり取りが必要だった。
チェロスト子爵は道が整備されていない為、馬車で片道半日、馬単体での移動なら4時間の王都の端に位置する。
ただ田舎過ぎて人が行かないだけで。
「手紙で日程は伝えておいても、お金が届かない不安は消しておきたいもの。先にこちらから手付金を(銀行で)送っておけば、お互いに安心だしね」
モロコシ経由で王都の中心部に店を出したコロネ。店名は『エクラ(意味は輝き)』だ。
珍しい幾多の果物と生クリームたっぷりのケーキやお菓子は、見た目も華やかで美味しい為、すぐに人気の店になった。
特にチェルシーハニーを使った個数限定の高級プディングは、口に入れると濃厚だがさっぱりした後味で売り切れが続出した。
「わぁ、美味しそう♪ 種類がたくさんあって、選びきれないわ」
「また来れば良いよ。今日はこれにしよう」
「そうね、また来ましょうね」
「お母さん、これが良い」
「年に一度のお誕生日だものね。大奮発よ」
「嬉しいよぉ。僕、お勉強頑張るね」
平民・貴族関係なく、そこにはいつも笑顔が輝いていた。
鍛冶師職人が作った金や銀のオーナメントを使った店内ディスプレイは、商品を存分に輝かせた。
ガラス玉に色付けした果物形の細工は、最早宝石のようにかごに収められ、そこに来る者を迎える。
まるで絵本の世界のように、楽しい空間に見えた。
サイダー達には果物の保存輸送時に使っていた氷(を削り出していた山)の氷室で、熟成肉作りをチャレンジして貰っていた。数か月をかけ、既に何種類かを完成させている。
※熟成肉とは、食肉を一定期間、低温・低湿度などの特定の環境下で保存することで、肉自身の酵素の働きによりタンパク質がアミノ酸に分解され、旨味が凝縮されて肉質が柔らかくなる肉のことです。
熟成にも数種類あるが、乾燥させる方の熟成肉は、通常の肉に比べて保存期間が長くなるそう。薫製肉とはまた違った、旨味と癖が出ている。
勿論適切なの条件下で、管理されることが必要だ。
コロネはモロコシとの話し合いで、熟成肉の成功したものから順に、チェロスト子爵領近郊の街のレストランや食堂へ肉を卸す計画の調整も進めた。
やはり肉を輸送すると、どうしても鮮度が落ちるし輸送代も高額になるので、打ち出した方法だった。
サイダーとジンジャーも、高額で買取りされる店舗を見つけてくれたことで、とても感謝していた。
食材の旨さに惚れた一流料理人が移住し、チェロスト領で開店されるレストランが有名になるのはすぐそこだった。
たくさんの収入が入り、コンサルト料金としてコロネに定期的な利益が入ることになる。
◇◇◇
ここは冒険者ギルド、モロコシの執務室だ。
ワッサンモフ公爵家にはクリム一家がいる為、敢えてこの場所で会合することになった。
サイダーとジンジャー、コロネとアンナ、モロコシと彼の秘書だけがいるその場所は、『エクラ』から取り寄せたスイーツでテーブルが飾られている。
アップルパイとダージリンティーは、コロネの大好物だ。
極力節約している為、ご褒美でないと甘味が食べられないコロネは頬が緩みっぱなしだ。いつもは見切り品とか、商品の端っこを摘まみ食いしてアンナに怒られている。
「普通に購入して召し上がって下さい」と。
「いやいや。見切り品で十分美味しいもの」
そんな不毛なやり取りだった。
3者の話し合いは続き…………。
「こんなにたくさんのお金、受け取れないわ。これはサイダー様達の努力で得た成功でしょ?」
「そんなことありえません。コロネ様とモロコシ様の助力と、ワッサンモフ公爵家の影響力のお陰ですから。私とジンジャーでは、たとえ思っていても夢で終えていました。本当にありがとうございます」
「……そうですか。そんなに言って頂けるなら、ありがたく頂戴しますね。こちらこそ、ありがとうございます」
「いいえ。本当にコーラス達が迷惑をかけ通しで、何の償いもできずに。どんなに感謝しても、しきれません、うっ」
夫のジンジャーに肩を抱かれ、泣き出すサイダー。そのジンジャーも泣いているのか瞳が潤んでいた。
「(悩んでいたのね、誠実な方達だわ)それでも感謝しますわ。そしてコンサルト料金が発生する以上は、対等なビジネスパートナーです。これからよろしくお願いいたします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
そんな感じでコロネとサイダー夫妻、モロコシとで、利益分配が役割毎で平等となる書類が作成されたのだ。
この契約の肝はチェロスト子爵側の責任者がサイダーとジンジャーで、個人契約だと言うこと。これでクリムが介入できない状態になる。働かないで搾取なんて、絶対に許せないもの。
第三者のモロコシがいるのがポイント。コロネだけでは親戚だから、まだ強制力が弱いからね。
そしてもしコロネが転けても(赤字決算でコロネが家を出された場合でも)、モロコシがフォローする約束がなされた。
公爵令嬢が家を出されるって、何だか酷い文面だけど、貴族はまあ(陰謀に巻き込まれるとか)いろいろあるから一応ね。
3者が納得した形で、話し合いは纏まった。
銀行とギルドの力は思った以上に大きいようだ。特に今回、モロコシの活躍がすごかったし。
いったい何者?
40年前に作られた時は、詐欺や持ち逃げ、強盗なども横行したそうだが、ギルドが加わることで捜索や捕縛も行ってくれるので、安全性が格段に高まったそうだ。
勿論捜索や捕縛などは、継続的に冒険者ギルドへ資金を払い続ける必要がある。いわゆる警備と警察が合体したようなものだ。
強くて信頼のあるギルド員は、侯爵家に引き抜かれ侯爵の護衛として直接雇用されることもあった為、銀行の警備を目指す者が多くなった。
やはり貴族に雇われると、給金や待遇が良くなるからだ。
エアピゾーラ侯爵家(貴族家)の就職を目指す者が増えることで、戦力増強と礼儀作法のレベルが上がる連鎖が続いたらしい(まあ、銀行周辺のギルド限定ではあったが)。
如何せん銀行が台頭したことで、国内の治安を王国が管理できていないことが、他国に露見することにもなった。
他国では、銀行相手に詐欺を働く者は珍しいようで、この国は当初野蛮だとみられていた。
銀行は一度許可を貰えば、莫大な税金を払うのと引き換えに、国全体に支部を作り管轄する。すぐに捕まらなくても写真を張って手配する為、再び銀行を利用できないのは非常に不便となる。
セキュリティーは年々上昇するので誤魔化すこと難しく、銀行利用が出来ないのは、商売上でも預金をする時にも不利に働くだろう(通帳が作れないのは、信用問題にも影響する)。
銀行は既に世界中にあり、この国アスラガパスで作られたのは全体を通して7番目だと言う。エアピゾーラ侯爵家も他国にある銀行の関係者(親族)で、たまたまこの国の責任者になっていた。
ちなみにエアピゾーラ侯爵家は、この国の貴族ではない。
国力の強い優先順位で作られたようなので、まあこの国はその辺なのだろう。
他国に旅行しても通帳を窓口に提出し、登録情報の一つである手形スタンプと自らの手を照合し、確認が取れれば出納可能となっている。
この技術は進歩し、現在は手の血管まで写し取る技術が用いられているらしい。詐欺師がいろいろ考えても、すぐに見破られてしまう寸法だ。その分面倒くさいが、5年更新システムだ。
未知の銀行のシステムは、少し怖いと思ってしまうコロネ。でも便利なことは確かだろう。
◇◇◇
今回は新たにフルーツパーラーを開店することになり、チェルシーハニーの権利を担保に、借り入れをしに来たコロネとアンナ。
口座を開設する為に、通帳作りは避けて通れない。
※フルーツパーラーとは、新鮮な旬のフルーツを主役にしたパフェやフルーツサンド、ジュースなどを提供する喫茶店・カフェ。過去に他国に旅行をした公爵家使用人の話を聞き、独自に調査していたコロネだ。
「アンナ~、怖いよ。機械で魂を吸い取られるかもしれないのでしょ?」
「そんな訳ないでしょ、コロネ様。本当に想像力が豊かだから」
「でも……でも、怖いわ!」
「通帳を作るのにはしょうがないですよ。将来的にこの通帳はコロネ様を助けてくれることになるのです。覚悟を決めて下さい。一瞬で終わりますから。ほら、私も昨日作って貰ったんです!」
「ウソッ、すごい。もうこれを使えば良いんじゃないの?」
「コロネ様! もう、とんでもない時に、勢いで突っ込んでいく癖に。何こんなところでビビってんですか?」
「だって、何か怖いのよ」
「はい、はい。終わったらクレープ作ってあげますから。良い子には苺とバナナの両方ですよ」
「うそぉ、両、方。タバサに怒られない?」
「一つは私が食べると言っときますから、OKです!」
「分かったわ。(通帳を)作ってくる」
腰が引けているコロネの背中を、食べ物で押すアンナ。
ちなみにアンナよりタバサは年下だが、メイド長をしているのは伊達ではなく、口も悪いし手も早い。公爵家だけど隠密色が強い者は、毒舌な者が多い傾向にある。
◇◇◇
「~~ヒッ!」
「はい、終わりです。お疲れさまでした」
「……ありがとう、ございました」
これで銀行の通帳ができた。
チェロスト子爵のサイダーとの商品の取り引き(安全面と速度の関係)で、どうしても銀行でのやり取りが必要だった。
チェロスト子爵は道が整備されていない為、馬車で片道半日、馬単体での移動なら4時間の王都の端に位置する。
ただ田舎過ぎて人が行かないだけで。
「手紙で日程は伝えておいても、お金が届かない不安は消しておきたいもの。先にこちらから手付金を(銀行で)送っておけば、お互いに安心だしね」
モロコシ経由で王都の中心部に店を出したコロネ。店名は『エクラ(意味は輝き)』だ。
珍しい幾多の果物と生クリームたっぷりのケーキやお菓子は、見た目も華やかで美味しい為、すぐに人気の店になった。
特にチェルシーハニーを使った個数限定の高級プディングは、口に入れると濃厚だがさっぱりした後味で売り切れが続出した。
「わぁ、美味しそう♪ 種類がたくさんあって、選びきれないわ」
「また来れば良いよ。今日はこれにしよう」
「そうね、また来ましょうね」
「お母さん、これが良い」
「年に一度のお誕生日だものね。大奮発よ」
「嬉しいよぉ。僕、お勉強頑張るね」
平民・貴族関係なく、そこにはいつも笑顔が輝いていた。
鍛冶師職人が作った金や銀のオーナメントを使った店内ディスプレイは、商品を存分に輝かせた。
ガラス玉に色付けした果物形の細工は、最早宝石のようにかごに収められ、そこに来る者を迎える。
まるで絵本の世界のように、楽しい空間に見えた。
サイダー達には果物の保存輸送時に使っていた氷(を削り出していた山)の氷室で、熟成肉作りをチャレンジして貰っていた。数か月をかけ、既に何種類かを完成させている。
※熟成肉とは、食肉を一定期間、低温・低湿度などの特定の環境下で保存することで、肉自身の酵素の働きによりタンパク質がアミノ酸に分解され、旨味が凝縮されて肉質が柔らかくなる肉のことです。
熟成にも数種類あるが、乾燥させる方の熟成肉は、通常の肉に比べて保存期間が長くなるそう。薫製肉とはまた違った、旨味と癖が出ている。
勿論適切なの条件下で、管理されることが必要だ。
コロネはモロコシとの話し合いで、熟成肉の成功したものから順に、チェロスト子爵領近郊の街のレストランや食堂へ肉を卸す計画の調整も進めた。
やはり肉を輸送すると、どうしても鮮度が落ちるし輸送代も高額になるので、打ち出した方法だった。
サイダーとジンジャーも、高額で買取りされる店舗を見つけてくれたことで、とても感謝していた。
食材の旨さに惚れた一流料理人が移住し、チェロスト領で開店されるレストランが有名になるのはすぐそこだった。
たくさんの収入が入り、コンサルト料金としてコロネに定期的な利益が入ることになる。
◇◇◇
ここは冒険者ギルド、モロコシの執務室だ。
ワッサンモフ公爵家にはクリム一家がいる為、敢えてこの場所で会合することになった。
サイダーとジンジャー、コロネとアンナ、モロコシと彼の秘書だけがいるその場所は、『エクラ』から取り寄せたスイーツでテーブルが飾られている。
アップルパイとダージリンティーは、コロネの大好物だ。
極力節約している為、ご褒美でないと甘味が食べられないコロネは頬が緩みっぱなしだ。いつもは見切り品とか、商品の端っこを摘まみ食いしてアンナに怒られている。
「普通に購入して召し上がって下さい」と。
「いやいや。見切り品で十分美味しいもの」
そんな不毛なやり取りだった。
3者の話し合いは続き…………。
「こんなにたくさんのお金、受け取れないわ。これはサイダー様達の努力で得た成功でしょ?」
「そんなことありえません。コロネ様とモロコシ様の助力と、ワッサンモフ公爵家の影響力のお陰ですから。私とジンジャーでは、たとえ思っていても夢で終えていました。本当にありがとうございます」
「……そうですか。そんなに言って頂けるなら、ありがたく頂戴しますね。こちらこそ、ありがとうございます」
「いいえ。本当にコーラス達が迷惑をかけ通しで、何の償いもできずに。どんなに感謝しても、しきれません、うっ」
夫のジンジャーに肩を抱かれ、泣き出すサイダー。そのジンジャーも泣いているのか瞳が潤んでいた。
「(悩んでいたのね、誠実な方達だわ)それでも感謝しますわ。そしてコンサルト料金が発生する以上は、対等なビジネスパートナーです。これからよろしくお願いいたします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
そんな感じでコロネとサイダー夫妻、モロコシとで、利益分配が役割毎で平等となる書類が作成されたのだ。
この契約の肝はチェロスト子爵側の責任者がサイダーとジンジャーで、個人契約だと言うこと。これでクリムが介入できない状態になる。働かないで搾取なんて、絶対に許せないもの。
第三者のモロコシがいるのがポイント。コロネだけでは親戚だから、まだ強制力が弱いからね。
そしてもしコロネが転けても(赤字決算でコロネが家を出された場合でも)、モロコシがフォローする約束がなされた。
公爵令嬢が家を出されるって、何だか酷い文面だけど、貴族はまあ(陰謀に巻き込まれるとか)いろいろあるから一応ね。
3者が納得した形で、話し合いは纏まった。
銀行とギルドの力は思った以上に大きいようだ。特に今回、モロコシの活躍がすごかったし。
いったい何者?
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