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開幕………そして…
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毎年開かれる「カイザード王立学園」の卒業パーティーで第二王子率いる生徒会役員数名が、挨拶をするため壇上に集まりました。
「殿下、ご挨拶の前にこちらをアイリス様へ……」
「あぁ、ありがとうリリア嬢。 さぁ、アイリス…贈り物だよ」
「まあっ! 嬉しいです」
ん?……あの令嬢も生徒会役員でしたかしら…?
リリアという令嬢が、ちらりとわたくしへ目礼をして下がり……
「フォスティナ・ヴァリス公爵令嬢!」
第二王子が高らかにわたくしの名を呼びました。
「私サイラス・カイザードは今この場を持ってフォスティナ・ヴァリス公爵令嬢との婚約を破棄するっ!」
「婚約を……破棄…?ですか……」
「そうだ! そして新たに、ここにいるアイリス嬢へ婚約を申し込む!」
わたくしは第二王子に問いかけます。
「本当によろしいのですね?」
「あぁ! それにそなたは何度もアイリス嬢へ危害を加えたらしいな。 証拠も有るぞ。 よって国外追放に処する」
「サイラス様!」
アイリス嬢が第二王子と抱き合い……
「衛兵っ!! この者を捕らえよっ!!」
「「「はっ!」」」
アイリス・ケルナー男爵令嬢は捕縛された。
「殿下、ご挨拶の前にこちらをアイリス様へ……」
「あぁ、ありがとうリリア嬢。 さぁ、アイリス…贈り物だよ」
「まあっ! 嬉しいです」
ん?……あの令嬢も生徒会役員でしたかしら…?
リリアという令嬢が、ちらりとわたくしへ目礼をして下がり……
「フォスティナ・ヴァリス公爵令嬢!」
第二王子が高らかにわたくしの名を呼びました。
「私サイラス・カイザードは今この場を持ってフォスティナ・ヴァリス公爵令嬢との婚約を破棄するっ!」
「婚約を……破棄…?ですか……」
「そうだ! そして新たに、ここにいるアイリス嬢へ婚約を申し込む!」
わたくしは第二王子に問いかけます。
「本当によろしいのですね?」
「あぁ! それにそなたは何度もアイリス嬢へ危害を加えたらしいな。 証拠も有るぞ。 よって国外追放に処する」
「サイラス様!」
アイリス嬢が第二王子と抱き合い……
「衛兵っ!! この者を捕らえよっ!!」
「「「はっ!」」」
アイリス・ケルナー男爵令嬢は捕縛された。
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