27 / 49
第三章 元冒険者、まさかの二刀流になる
27:神出鬼没の三男・オズワルド
しおりを挟む
……武器を奪うしかない。
男が持っている刃物は、たぶん短剣だ。剣なんて生まれてから一度も使ったことないけど、しょうがない。今はこれしかない。
冒険者時代、私の弓が使い物にならなさすぎて、突進してきたモンスターに素手で挑んだことがある。弓使いとしてあってはならない恥ずかしいことだが、まさかここでやることになるとは。
右手をまっすぐに伸ばし、短剣を握る男の手をめがけて素早く振り下ろした。
「うわっ!?」
短剣は男の手を離れ、地面に落ちる。回転しながら転がる短剣を足で止めると、短剣を握って男を見据えた。
「俺から奪うなんて、やるじゃねぇか。女だからってなめてたが、今度は容赦しねぇぞ」
ザザッ……
後ろから何人もの人が出てくるような気配を感じた瞬間、剣を奪った男が動いた。
挟み撃ちされる!
私はとっさに真上に跳び上がったと同時に、下から吹き上げるような風のおかげで滞空時間が長くとれた。直前まで私がいたところには、五人くらいの男が刃を向けていた。
だが、着地するところがないので、私が真上に跳んだせいで態勢を崩した男の背中を借りることにする。
「グハッ」
背中経由で地面に降り立つと、瞬時に覆面男たちの人数を見積もる。
まず、青年を取り押さえている男が四人。そして、私に攻撃してくる男がざっと十人くらい。
「多い……」
すべての覆面男に目配せをして様子をうかがっていると、青年を取り押さえる男の足の間から、短剣が転がってきたのだ。
「これも使って!」
青年の短剣らしい。それまで身動きがとれていないはずだったが、私のおかげで男たちの意識を分散できたのだろう。
私は両手に短剣を握った。剣すら扱ったことがないのに、二刀流ってこと?
「コラッ、何をしている」
「ゔっ……!」
下手に動いて私を助けたせいで、ついに青年は腹を蹴られてしまった。
これ以上男たちの神経を逆なですると、お兄さんが危ない!
私は、こちらに攻撃してこようとする男たちに向かう……と見せかけて、青年を囲む男たちの方に短剣の刃を向けて突進した。
「なにっ!?」
キンッ
向こうには隠し持っていた短剣で防がれたが、驚いているスキに胸あたりへ蹴りを入れる。
まずは一人気絶させた。
「なんだコイツ、ただ者じゃねぇ!」
「離れろ!」
作戦が功を奏し、青年の解放に成功した。
左手に持っていた青年の短剣を返却する。
「お返しします」
「僕たちのことはいいって言ったのに……ありがとう」
「いいえ」
私と青年は背中合わせになり、男たちとガンを飛ばし合う。
「僕は僕のタイミングでいくからね」
青年が事前申告してくれたので、私も青年のタイミングで動こうと決められた。
数秒後、青年の地面を蹴る音に即座に反応し、私も走り出した。
「もし不審者を取り押さえることになったら、絶対殺すな。生かしたままここに連れてこい」
脳裏によぎったリッカルドの言葉でハッとした。
そうだ、相手はモンスターじゃなくて人間だ。殺めたらいけない。
さっと切っ先を男の胸から肩に変更し、勢いそのまま男の肩に突き刺す。
青年の方に視界を移すと、驚くべき光景が広がっていた。
一回の攻撃で、青年側にいた男たちが全員倒れていたのだ。
「今度はそっちだね」
私が男から短剣を引き抜いて次に備えようとする間に、青年が残りの男たちを片づけ終わっていた。
「は、はやっ!!」
「君、ケガはない?」
「お、おかげさまで無傷です」
「よかった」
青年はフードを脱ぐと、ポケットから見覚えのあるものを取り出して私に見せた。盾型のワッペンである。
「僕、こう見えて騎士なんだ。だから君にお礼を――」
「私も騎士です! 先日なったばかりですが」
「えぇっ!?」
私もポケットに入れていたワッペンを見せ、「まさかここで他の騎士に会うとは」と苦笑いした。
「女性の騎士っていうことは、君はクリスタルちゃん?」
「はい、そうです」
ちゃんづけ……まぁ、私を知ってくれている人でよかった。
「クリスタルちゃんは、あの子たちの縄をほどいてて。僕はこの人たちを逆にしばっておくから」
「分かりました」
先輩騎士から指示をもらうと、私は捕らえられていた人たちの縄をほどき始める。きつく結んであるので、弓で鍛えられた握力をもってしても指が痛くなってきてしまった。
「騎士さん、私も手伝います」
「俺もやる!」
「あたしも!」
「マリーはコールのやつやるね!」
先にほどいてあげた子供三人と女性一人が、他の人の縄をほどき始めてくれたのだ。
「あぁ……ありがとうございます!」
「私は後でいいから、先に子供たちのをほどいてほしい」と言うもう一人の女性の意向に沿って、子供から手をつけることにした。
最後にその女性の縄をほどき終わるころには、私の指はすりむけて血がにじみ出ており、人差し指の爪が割れてしまった。
「救出終わりました!」
「ありがとう。あとは僕がやっておくから、この子たちを騎士団寮に連れていってくれないかな?」
「了解です。あっ、他の騎士も呼んでおきましょうか?」
「そうしてくれると助かるよ」
捕らえられていた子供と女性は、正確には八人。私と女性二人のそれぞれが、二人の子供の手をつなぐように決めた。
歩き出そうとして、まだ先輩騎士の名前を知らないことに気づいた。
「あの、まだ名前を聞いてなかったですね」
「そうだったね。僕はオズワルド。遊撃隊だからクリスタルちゃんの顔までは知らなかったよ」
あれ、遊撃隊は王城とその周りの警備じゃなかったっけ? まぁいいや。
私は子供と女性を引き連れて、アンブラエリアを抜け出した。
しばらく歩いてから気づいた。リッカルドの弟、すなわち騎士団長の三男の名前がオズワルドだということを。
男が持っている刃物は、たぶん短剣だ。剣なんて生まれてから一度も使ったことないけど、しょうがない。今はこれしかない。
冒険者時代、私の弓が使い物にならなさすぎて、突進してきたモンスターに素手で挑んだことがある。弓使いとしてあってはならない恥ずかしいことだが、まさかここでやることになるとは。
右手をまっすぐに伸ばし、短剣を握る男の手をめがけて素早く振り下ろした。
「うわっ!?」
短剣は男の手を離れ、地面に落ちる。回転しながら転がる短剣を足で止めると、短剣を握って男を見据えた。
「俺から奪うなんて、やるじゃねぇか。女だからってなめてたが、今度は容赦しねぇぞ」
ザザッ……
後ろから何人もの人が出てくるような気配を感じた瞬間、剣を奪った男が動いた。
挟み撃ちされる!
私はとっさに真上に跳び上がったと同時に、下から吹き上げるような風のおかげで滞空時間が長くとれた。直前まで私がいたところには、五人くらいの男が刃を向けていた。
だが、着地するところがないので、私が真上に跳んだせいで態勢を崩した男の背中を借りることにする。
「グハッ」
背中経由で地面に降り立つと、瞬時に覆面男たちの人数を見積もる。
まず、青年を取り押さえている男が四人。そして、私に攻撃してくる男がざっと十人くらい。
「多い……」
すべての覆面男に目配せをして様子をうかがっていると、青年を取り押さえる男の足の間から、短剣が転がってきたのだ。
「これも使って!」
青年の短剣らしい。それまで身動きがとれていないはずだったが、私のおかげで男たちの意識を分散できたのだろう。
私は両手に短剣を握った。剣すら扱ったことがないのに、二刀流ってこと?
「コラッ、何をしている」
「ゔっ……!」
下手に動いて私を助けたせいで、ついに青年は腹を蹴られてしまった。
これ以上男たちの神経を逆なですると、お兄さんが危ない!
私は、こちらに攻撃してこようとする男たちに向かう……と見せかけて、青年を囲む男たちの方に短剣の刃を向けて突進した。
「なにっ!?」
キンッ
向こうには隠し持っていた短剣で防がれたが、驚いているスキに胸あたりへ蹴りを入れる。
まずは一人気絶させた。
「なんだコイツ、ただ者じゃねぇ!」
「離れろ!」
作戦が功を奏し、青年の解放に成功した。
左手に持っていた青年の短剣を返却する。
「お返しします」
「僕たちのことはいいって言ったのに……ありがとう」
「いいえ」
私と青年は背中合わせになり、男たちとガンを飛ばし合う。
「僕は僕のタイミングでいくからね」
青年が事前申告してくれたので、私も青年のタイミングで動こうと決められた。
数秒後、青年の地面を蹴る音に即座に反応し、私も走り出した。
「もし不審者を取り押さえることになったら、絶対殺すな。生かしたままここに連れてこい」
脳裏によぎったリッカルドの言葉でハッとした。
そうだ、相手はモンスターじゃなくて人間だ。殺めたらいけない。
さっと切っ先を男の胸から肩に変更し、勢いそのまま男の肩に突き刺す。
青年の方に視界を移すと、驚くべき光景が広がっていた。
一回の攻撃で、青年側にいた男たちが全員倒れていたのだ。
「今度はそっちだね」
私が男から短剣を引き抜いて次に備えようとする間に、青年が残りの男たちを片づけ終わっていた。
「は、はやっ!!」
「君、ケガはない?」
「お、おかげさまで無傷です」
「よかった」
青年はフードを脱ぐと、ポケットから見覚えのあるものを取り出して私に見せた。盾型のワッペンである。
「僕、こう見えて騎士なんだ。だから君にお礼を――」
「私も騎士です! 先日なったばかりですが」
「えぇっ!?」
私もポケットに入れていたワッペンを見せ、「まさかここで他の騎士に会うとは」と苦笑いした。
「女性の騎士っていうことは、君はクリスタルちゃん?」
「はい、そうです」
ちゃんづけ……まぁ、私を知ってくれている人でよかった。
「クリスタルちゃんは、あの子たちの縄をほどいてて。僕はこの人たちを逆にしばっておくから」
「分かりました」
先輩騎士から指示をもらうと、私は捕らえられていた人たちの縄をほどき始める。きつく結んであるので、弓で鍛えられた握力をもってしても指が痛くなってきてしまった。
「騎士さん、私も手伝います」
「俺もやる!」
「あたしも!」
「マリーはコールのやつやるね!」
先にほどいてあげた子供三人と女性一人が、他の人の縄をほどき始めてくれたのだ。
「あぁ……ありがとうございます!」
「私は後でいいから、先に子供たちのをほどいてほしい」と言うもう一人の女性の意向に沿って、子供から手をつけることにした。
最後にその女性の縄をほどき終わるころには、私の指はすりむけて血がにじみ出ており、人差し指の爪が割れてしまった。
「救出終わりました!」
「ありがとう。あとは僕がやっておくから、この子たちを騎士団寮に連れていってくれないかな?」
「了解です。あっ、他の騎士も呼んでおきましょうか?」
「そうしてくれると助かるよ」
捕らえられていた子供と女性は、正確には八人。私と女性二人のそれぞれが、二人の子供の手をつなぐように決めた。
歩き出そうとして、まだ先輩騎士の名前を知らないことに気づいた。
「あの、まだ名前を聞いてなかったですね」
「そうだったね。僕はオズワルド。遊撃隊だからクリスタルちゃんの顔までは知らなかったよ」
あれ、遊撃隊は王城とその周りの警備じゃなかったっけ? まぁいいや。
私は子供と女性を引き連れて、アンブラエリアを抜け出した。
しばらく歩いてから気づいた。リッカルドの弟、すなわち騎士団長の三男の名前がオズワルドだということを。
0
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる