49 / 49
第四章 元冒険者、真の実力を見せつける
49:父への制裁、きらめく金のピンバッジ
しおりを挟む
次の日、訓練の前に私は騎士団長に応接室に来るよう言われた。「いい話がある」とのこと。
コンコンコン
「失礼しま……!?」
扉を閉めたくなった。しかし、中に団長がいる手前、そんなことはできない。
「お、お父さま。お久しぶりです」
なぜか父がいた。もう会うことはないと思っていた父に。父は「久しぶり」どころか会釈もしない。目を一瞬合わせただけだった。
どこがいい話なのかと、速くなる鼓動を落ち着けようとしていると、「私の隣に座って」と団長に示された。
父の隣ではないらしい。
「はい、出てきておくれ」
団長が右手を上げると、ドアで行き来できる隣の団長室から、ぞろぞろと何人も出てくる。
母、サム兄、姉、セス兄、ディスモンド、リッカルド、オズワルド。父や私より早く、この寮に来ていたのだろう。
「さて、アーチャーさん。もうお聞きしていると思いますが、我が騎士団で唯一弓と双剣を扱うクリスタル君が、二十五年前のキング・カイタンより強いデス・トリブラスを倒しました。あなたがお嬢様を捨ててから、お嬢様はめきめきと上達し、双剣も扱えるようになり、今やわざと昔の自分のような撃ち方ができるほどになりました」
このたった三文にこれほど嫌味を詰めこめる団長が恐ろしい。
「私や息子がクリスタル君との対話を重ね、耳を疑うことが伺えましたので、この度アーチャーさんをお呼びした次第でございます」
声色を変えることなく笑顔で話すので、余計に怖い。
こんなこわばった表情をしている父を初めて見る。
「まず、幼少のころからクリスタル君にだけ態度を変えていたようですね」
父は未だに黙ったままだ。認めたくないとみえる。
「詳しくはディス、リック、オズ、よろしく」
団長が三兄弟に委ねると、三人はポケットから紙を取り出して読み上げる。
「一つ、クリスタルだけ安物の出来の悪い弓を使わせる」
「二つ、出来の悪い弓だと知っておきながら、うまく発射できないと強く叱る」
「三つ、サムとセスに『クリスタルは下手だから厳しくしてやらねばならない。甘やかすな』と命令する」
「四つ、実力相応ではない大会に出させ、優勝しろと無茶な圧をかける」
「五つ、クリスタルにだけ手をあげる」
ため息をつく団長。「幼少のころだけでもここまで出てくるとは。ひどいものですねぇ」と父をにらみつけた。
父が黙っているのをいいことに、団長は父に言った。
「こう思っていましたか? 『きょうだいの上から三人は自分の思いどおりに育っているが、末っ子はどうやら弓の才能がないかもしれない。ならば厳しくすればいい』。……厳しくするという意味をはき違えないでくださいな。あなたがしたことは、子どもへの虐待です」
ついに、父へ『虐待』という言葉が突きつけられた。
「子どもへの虐待は、ウォーフレム王国憲法第二十二条の、生存権に準ずるところの『子どもは健やかに育つ権利を有する』に違反している」
憲法全文を暗記していそうなリッカルドが、すらすらと真顔で口に出した。
「そもそも違法なんですよ。あとは、器物損壊罪。他人の道具が入った袋を投げ、弓を破損させましたね。弓を教える者が他人の弓を意図的に壊すなんて、指導者失格です」
騎士団長に言われてしまえば、さすがの父も言い逃れはできない。騎士は警察の役目も担っている。
団長に目で合図されたディスモンドが、静かに父の手首と手首を縛りつけた。
「あなたにはこれから牢屋で罪を償ってもらいます。加えて、名字はく奪です。今度はあなたがアーチャー家を追放される番です」
名字は過去の功績をたたえて贈られるもので、父の祖先がアーチャーという名字を、母の祖先がフォスターという名字をもらっている。
その功績に泥を塗るような、あまりにひどいことを犯した場合、はく奪も有り得る。
「罪人を連れていく前に、クリスタルにいいことを教えてやろう」
そう言って団長は、席を立って隣の団長室に行ってしまった。戻ってくると、団長の手には厚紙と小さな金色の物体があった。
「このあと正式に皆の前で発表するが、ここでも伝えておこう。クリスタル・フォスター・アーチャーをベーム騎士団副団長に任命する」
……えっ?
何を言われたのか理解できず、固まる私。任命書と書かれた紙と、ピンバッジをとりあえず受け取った。
「えぇっ、ええ!?」
三兄弟でさえ聞かされていなかったのか、目を丸くして団長の方をいっせいに見ている。
「今回、デス・トリブラス討伐作戦に行かせて、クリスタル君の実力と精神がさらに磨かれた。弓と双剣の使いどころの見極め、弱点を見抜く力、経験を遺憾なく発揮し導く力。副団長という役職を設けたことはなかったが、それにふさわしい逸材が現れた。そう見てよいだろう」
私は震える手でワッペンにピンバッジをつけた。剣と弓が交差しているような形のピンバッジだ。
「あ……ありがとうございます。頑張ります!」
任命書に書かれた私の名前。追放されてからあえて名字を名乗ってこなかったが、名乗ってよいのだと認められたような気がした。
「クリスタル、おめでとう!!」
真っ先に姉が拍手で祝福してくれた。
「頑張るんだぞ!」
サム兄やセス兄も拍手をすると、母もつられて拍手し始める。
「クリスタルにはつらい思いをさせてしまったけれど、応援してるわ」
あぁ、お母さままで。
視界がぼやけ、あっという間に涙がぼろぼろと溢れてきた。実力が上がって精神が鍛えられても、この泣き虫というものは変わらないのだと思う。
私はこのあと、寮の庭で行われた叙任式で、正式に副団長に任命された。
父がいなくなったので家に戻ることも考えたが、母の「家はまだあなたにとってつらいところでしょうから」と気遣いをしてもらったので、たまに顔を出すくらいに決めた。
訓練が終わると、私は小さな子どものごとく猛ダッシュでサヴァルモンテ亭に帰った。一分でも一秒でも早く伝えたい。
「エラさん! 聞いてください!」
「おぉ、何だい?」
「私、副団長になりました!」
「……ふ、副団長!?」
エラは持っていたスプーンを、思わず床に落としてしまった。お客さんが全員私を見ている。
「すげぇな、クリスタルちゃん! 大出世じゃねぇか!」
常連さんがスタンディングオベーションをすると、他のお客さんも続々とその常連さんの真似をする。
スプーンを拾って泡水につけたエラが手招きをした。もうこれだけで何をされるか分かっている。のこのこと厨房に歩いていく。
「よかったなぁ! でかした!」
エラは私を抱き寄せ、私の頭をなでる。
「あぁ、クリスタルが苦しんでるときからずっと見守ってきたあたしにとっては、クリスタルは子どもみたいなものだ。自分のことのように嬉しいよ」
「こうして仕事していられるのも、エラさんのサポートとおいしいご飯のおかげです。他にも感謝してもしつくせません。ありがとうございます」
初対面からお世話になりっぱなしのエラには、このように恩を返すしかない。まだぜんぜん恩は返し切れていないが。
「副団長なら、より『王子』三兄弟とお近づきになるのかー」
常連さんがつぶやく。
「『王子』って、どういうことですか?」
「知らないのか! じゃあ教えてやる」
また私だけ知らないことがあったらしい。
「国王のご子息であるマシュー王太子が、別名『尽善尽美の王子』と言われている。それにあやかって、王都の民が勝手に騎士団の三兄弟に別名をつけたんだ」
あー、勝手に言ってるだけなら知らなくても同然かな? 王都でそう呼ばれてるだけなら、元冒険者の私じゃ知りえないし。
「ディスモンドは『獅子奮迅の王子』、リッカルドは『疾風迅雷の王子』、オズワルドは『神出鬼没の王子』だ」
近くで接している私でも、確かに合っていると思う。よく見ているんだなと感心していると、
「そんな王子様たちに囲まれて、ハーレムじゃねぇか」
と、爆弾発言をされる。
「は、ハーレムっ!?」
「さてと。主人、お会計!」
「はいよ」
言ったら言いっぱなしの、言い逃げをして、その常連さんはさっさと店を出て行ってしまった。……ずるい。
私はいつの間にか、こう呼ばれていた。『凍てつく氷の三刀流』と。「優しいけど怒らせると怖そう」だからだそう。
……合ってない! ぜーんぜん合ってない!
だが、響きはきれいなので気に入っていることは、私だけの秘密としておく。
【完】
コンコンコン
「失礼しま……!?」
扉を閉めたくなった。しかし、中に団長がいる手前、そんなことはできない。
「お、お父さま。お久しぶりです」
なぜか父がいた。もう会うことはないと思っていた父に。父は「久しぶり」どころか会釈もしない。目を一瞬合わせただけだった。
どこがいい話なのかと、速くなる鼓動を落ち着けようとしていると、「私の隣に座って」と団長に示された。
父の隣ではないらしい。
「はい、出てきておくれ」
団長が右手を上げると、ドアで行き来できる隣の団長室から、ぞろぞろと何人も出てくる。
母、サム兄、姉、セス兄、ディスモンド、リッカルド、オズワルド。父や私より早く、この寮に来ていたのだろう。
「さて、アーチャーさん。もうお聞きしていると思いますが、我が騎士団で唯一弓と双剣を扱うクリスタル君が、二十五年前のキング・カイタンより強いデス・トリブラスを倒しました。あなたがお嬢様を捨ててから、お嬢様はめきめきと上達し、双剣も扱えるようになり、今やわざと昔の自分のような撃ち方ができるほどになりました」
このたった三文にこれほど嫌味を詰めこめる団長が恐ろしい。
「私や息子がクリスタル君との対話を重ね、耳を疑うことが伺えましたので、この度アーチャーさんをお呼びした次第でございます」
声色を変えることなく笑顔で話すので、余計に怖い。
こんなこわばった表情をしている父を初めて見る。
「まず、幼少のころからクリスタル君にだけ態度を変えていたようですね」
父は未だに黙ったままだ。認めたくないとみえる。
「詳しくはディス、リック、オズ、よろしく」
団長が三兄弟に委ねると、三人はポケットから紙を取り出して読み上げる。
「一つ、クリスタルだけ安物の出来の悪い弓を使わせる」
「二つ、出来の悪い弓だと知っておきながら、うまく発射できないと強く叱る」
「三つ、サムとセスに『クリスタルは下手だから厳しくしてやらねばならない。甘やかすな』と命令する」
「四つ、実力相応ではない大会に出させ、優勝しろと無茶な圧をかける」
「五つ、クリスタルにだけ手をあげる」
ため息をつく団長。「幼少のころだけでもここまで出てくるとは。ひどいものですねぇ」と父をにらみつけた。
父が黙っているのをいいことに、団長は父に言った。
「こう思っていましたか? 『きょうだいの上から三人は自分の思いどおりに育っているが、末っ子はどうやら弓の才能がないかもしれない。ならば厳しくすればいい』。……厳しくするという意味をはき違えないでくださいな。あなたがしたことは、子どもへの虐待です」
ついに、父へ『虐待』という言葉が突きつけられた。
「子どもへの虐待は、ウォーフレム王国憲法第二十二条の、生存権に準ずるところの『子どもは健やかに育つ権利を有する』に違反している」
憲法全文を暗記していそうなリッカルドが、すらすらと真顔で口に出した。
「そもそも違法なんですよ。あとは、器物損壊罪。他人の道具が入った袋を投げ、弓を破損させましたね。弓を教える者が他人の弓を意図的に壊すなんて、指導者失格です」
騎士団長に言われてしまえば、さすがの父も言い逃れはできない。騎士は警察の役目も担っている。
団長に目で合図されたディスモンドが、静かに父の手首と手首を縛りつけた。
「あなたにはこれから牢屋で罪を償ってもらいます。加えて、名字はく奪です。今度はあなたがアーチャー家を追放される番です」
名字は過去の功績をたたえて贈られるもので、父の祖先がアーチャーという名字を、母の祖先がフォスターという名字をもらっている。
その功績に泥を塗るような、あまりにひどいことを犯した場合、はく奪も有り得る。
「罪人を連れていく前に、クリスタルにいいことを教えてやろう」
そう言って団長は、席を立って隣の団長室に行ってしまった。戻ってくると、団長の手には厚紙と小さな金色の物体があった。
「このあと正式に皆の前で発表するが、ここでも伝えておこう。クリスタル・フォスター・アーチャーをベーム騎士団副団長に任命する」
……えっ?
何を言われたのか理解できず、固まる私。任命書と書かれた紙と、ピンバッジをとりあえず受け取った。
「えぇっ、ええ!?」
三兄弟でさえ聞かされていなかったのか、目を丸くして団長の方をいっせいに見ている。
「今回、デス・トリブラス討伐作戦に行かせて、クリスタル君の実力と精神がさらに磨かれた。弓と双剣の使いどころの見極め、弱点を見抜く力、経験を遺憾なく発揮し導く力。副団長という役職を設けたことはなかったが、それにふさわしい逸材が現れた。そう見てよいだろう」
私は震える手でワッペンにピンバッジをつけた。剣と弓が交差しているような形のピンバッジだ。
「あ……ありがとうございます。頑張ります!」
任命書に書かれた私の名前。追放されてからあえて名字を名乗ってこなかったが、名乗ってよいのだと認められたような気がした。
「クリスタル、おめでとう!!」
真っ先に姉が拍手で祝福してくれた。
「頑張るんだぞ!」
サム兄やセス兄も拍手をすると、母もつられて拍手し始める。
「クリスタルにはつらい思いをさせてしまったけれど、応援してるわ」
あぁ、お母さままで。
視界がぼやけ、あっという間に涙がぼろぼろと溢れてきた。実力が上がって精神が鍛えられても、この泣き虫というものは変わらないのだと思う。
私はこのあと、寮の庭で行われた叙任式で、正式に副団長に任命された。
父がいなくなったので家に戻ることも考えたが、母の「家はまだあなたにとってつらいところでしょうから」と気遣いをしてもらったので、たまに顔を出すくらいに決めた。
訓練が終わると、私は小さな子どものごとく猛ダッシュでサヴァルモンテ亭に帰った。一分でも一秒でも早く伝えたい。
「エラさん! 聞いてください!」
「おぉ、何だい?」
「私、副団長になりました!」
「……ふ、副団長!?」
エラは持っていたスプーンを、思わず床に落としてしまった。お客さんが全員私を見ている。
「すげぇな、クリスタルちゃん! 大出世じゃねぇか!」
常連さんがスタンディングオベーションをすると、他のお客さんも続々とその常連さんの真似をする。
スプーンを拾って泡水につけたエラが手招きをした。もうこれだけで何をされるか分かっている。のこのこと厨房に歩いていく。
「よかったなぁ! でかした!」
エラは私を抱き寄せ、私の頭をなでる。
「あぁ、クリスタルが苦しんでるときからずっと見守ってきたあたしにとっては、クリスタルは子どもみたいなものだ。自分のことのように嬉しいよ」
「こうして仕事していられるのも、エラさんのサポートとおいしいご飯のおかげです。他にも感謝してもしつくせません。ありがとうございます」
初対面からお世話になりっぱなしのエラには、このように恩を返すしかない。まだぜんぜん恩は返し切れていないが。
「副団長なら、より『王子』三兄弟とお近づきになるのかー」
常連さんがつぶやく。
「『王子』って、どういうことですか?」
「知らないのか! じゃあ教えてやる」
また私だけ知らないことがあったらしい。
「国王のご子息であるマシュー王太子が、別名『尽善尽美の王子』と言われている。それにあやかって、王都の民が勝手に騎士団の三兄弟に別名をつけたんだ」
あー、勝手に言ってるだけなら知らなくても同然かな? 王都でそう呼ばれてるだけなら、元冒険者の私じゃ知りえないし。
「ディスモンドは『獅子奮迅の王子』、リッカルドは『疾風迅雷の王子』、オズワルドは『神出鬼没の王子』だ」
近くで接している私でも、確かに合っていると思う。よく見ているんだなと感心していると、
「そんな王子様たちに囲まれて、ハーレムじゃねぇか」
と、爆弾発言をされる。
「は、ハーレムっ!?」
「さてと。主人、お会計!」
「はいよ」
言ったら言いっぱなしの、言い逃げをして、その常連さんはさっさと店を出て行ってしまった。……ずるい。
私はいつの間にか、こう呼ばれていた。『凍てつく氷の三刀流』と。「優しいけど怒らせると怖そう」だからだそう。
……合ってない! ぜーんぜん合ってない!
だが、響きはきれいなので気に入っていることは、私だけの秘密としておく。
【完】
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
異世界に無一文投下!?鑑定士ナギの至福拠点作り
花垣 雷
ファンタジー
「何もないなら、創ればいい。等価交換(ルール)は俺が書き換える!」
一文無しで異世界へ放り出された日本人・ナギ。
彼が持つ唯一の武器は、万物を解析し組み替える【鑑定】と【等価交換】のスキルだった。
ナギは行き倒れ寸前で出会った、最強の女騎士エリスと出会う。現代知識とチート能力を駆使して愛する家族と仲間たちのために「至福の居場所」を築き上げる、異世界拠点ファンタジーストーリー!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで
ひーにゃん
ファンタジー
誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。
運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……
与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。
だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。
これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。
冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。
よろしくお願いします。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~
しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。
それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること!
8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。
どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ!
「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」
かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。
しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。
「今度こそ、私が世界を救って見せる!」
失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!
剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。
イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。
小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる