24 / 46
第二章 元女子高生、異世界でどんどん成り上がる
24:兵士の士気を高める音楽隊を作ろう!
しおりを挟む
「えっ、宣戦布告に応じちゃったんですか⁉︎」
次の日、午前は管弦楽団の人たちと一緒に演奏会に参加し、午後はまた『王の広間』にいた。
うーんと悩んでいる国王。私は手帳にリストアップしたものを国王に突きつける。
「戦争とかしている場合じゃないですよ! いきなり国土が広くなって、まだ端の方の地域の徴税とか安定してないのに!」
国王は言いにくそうに、あの名前を口にした。
「……すまない。トリスタンに『どうしても』と推されてしまったんだ」
「トリスタン……!」
国のことに口出しするなって遠回しで言われてたこと、分かってないのかなぁ。
「しかし……『明日に兵を出す』と騎士団に命令してしまったぞ」
「あ、明日⁉︎ 戦争にかけるお金はどこから出すんですか」
「それに困っておる」
マジでこのアールテム王国、今までよく侵略されずに生き残ったよね……。
私は手帳に『戦争資金の安定的な調達』と、ほぼ殴り書きで書いておいた。
「グローリア、トリスタンが『どうしてもやらせてほしい。必ずや成功させてみせます』と言ったから、彼なりに案があるのだろう。見守ってほしい」
私はわざとあからさまに嫌そうな顔をすると、「うまくいかなければ、すぐにトリスタンには処分を下す。お願いだ」と懇願されてしまった。
うぅ……、まぁ今までなんとかやって来れたんだったら、ちょっとは見守ってみるか。
「……分かりました」
完璧に破滅ルートをたどりそうなにおいがした私は、両国国王会談の時のように、裏で色々作戦を立てておくことにした。
こそこそとやっていた『サックス増産計画』を、そろそろ公にしてもいいんじゃないか。私の宮廷音楽家の名にかけて。
リリーが賛美歌をなんとか吹けるようになってから、私にはそんな考えが芽生えていた。
「ねぇリリー、他にもサックスが吹けるお友だち作りたい?」
今のところこの世界では、私とリリーの二人しかサックス奏者がいない。
「うん! お友だちたくさんほしい!」
「だよねー。だからお姉ちゃん、吹奏楽団を作ろうと思って」
「すいそーがくだん?」
一度名前は出したことあるけど、覚えてるわけないよなぁ。
「お姉ちゃんね、死ぬ前はもっといっぱいの人と一緒に、サックスを吹いてたの。バイオリンとかはないんだけど、トランペットとかフルートとか、他にもいっぱいの楽器の中で演奏してたんだよ」
簡単に言うと、オーケストラから弦楽器(コントラバス以外)を抜いてサックスを加えたものが吹奏楽なんだけど……、こう言ってもリリーには分からないだろうし。
あの説明でも伝わったらしく、リリーは目を輝かせて私に尋ねてくる。
「楽しいところ?」
「うん、みんなで吹くと楽しいよ」
「やったぁ! リリー、ワクワクする!」
ほぼ妹の満面の笑みを見せられたら、これはこれはやるしかない!
私は、リリーのサックスを作ってもらった楽器職人への注文書を手に持つ。
「よし! これからお友だちを作るための準備をしてくるね!」
「いってらっしゃーい!」
私はサックスのケースを持って東地区に向かった。
「すみません、お願いがあるんですけど」
私はサックスのメンテナンスも兼ねて、この『楽器工房』に来たのだ。
「グローリアちゃんか、どうした?」
「サックスのメンテナンスと、あとこれを」
私はおじさんに、楽器のケースと注文書を二枚手渡した。
「なるほどね……」と二枚の注文書を見比べながら、おじさんはうなずく。
「音域の違うサックスを作ってほしいっていうことだね」
「作れそうですか?」
「アルトサックスがあるから、作れなくはないかな」
大きく『サックス』といっても、実はたくさんの種類がある。その中でも吹奏楽に必須なのは、アルト・テナー・バリトンの三つだ。
私やリリーが吹いているのはアルトサックス。
テナーサックスはアルトサックスより一回り大きく、前世でいうとジャズでよく使われている。
バリトンサックスはそれよりももっと大きい楽器で、アルトサックスのちょうどオクターブ下の音が出る。
この三つがあると、吹奏楽全体の音色に艶やかな音をもたらしてくれるのだ。
「テナーサックスは……ここがちょっと違っていて、ここを押した時に『B♭』の音が出ればいいから……」
おじさんの口から完全なる専門用語が飛び出す。
またうんうんとうなずくと「じゃあ先にこっちのメンテナンスをしちゃうね」と言って、ケースのフタを開けた。
「それではよろしくお願いします」
「おじさん頑張るからね」
私はおじさんに相棒を預けると、東地区を抜け噴水広場を通って、北に続く王城への道を歩いていった。
楽器も持たないで王城に行くのは初めてだった。
宮廷音楽家なので、王城に出向く時はいつもサックスを持っていっていたのである。
「あれ、グローリア、サックスは?」
「メンテナンス中です」
「サックスをメンテナンスしてくれる人がいるのね!」
そう言って驚いているのは、交響楽団でホルンを吹いている人だ。
さっそく吹奏楽団へのお誘いをしてみる。
「私、オーケストラじゃない新しい編成で音楽をやってみたいんですけど、どうですかね?」
「新しい編成? どんなの?」
私はさっきリリーにしようとしてやめた、あの吹奏楽の説明をする。
「へぇ! 弦楽器がないのは新鮮ね。おもしろそう!」
「そのメンバーになってみませんか?」
「いいの!?」
まずは一人目、サックスと音の調和がよいホルン吹きをゲットした。
その日のうちに、今日来ていた弦楽器奏者以外に声をかける。そのうち二人には別の仕事で忙しくて断られたが、その他の管楽器と打楽器奏者は受け入れてくれた。
「弦楽器なしでサックスが入ると、どういう音になるんだろう?」
「オーケストラと違う編成なんて、考えたことなかった」
「えっ、クラリネットが目立てるの?」
それぞれの楽器に合った勧誘で、興味を示してくれたようである。やったね!
私が勧誘した人たちは、オーケストラと兼任して吹奏楽もすることになった。
まだちょっと人数が足りないけど、できないことはなさそうだし 。
あとはサックスのメンバーを集めるだけか。
私はメンテナンスしていたサックスを取りに、東地区に戻った。
次の日、午前は管弦楽団の人たちと一緒に演奏会に参加し、午後はまた『王の広間』にいた。
うーんと悩んでいる国王。私は手帳にリストアップしたものを国王に突きつける。
「戦争とかしている場合じゃないですよ! いきなり国土が広くなって、まだ端の方の地域の徴税とか安定してないのに!」
国王は言いにくそうに、あの名前を口にした。
「……すまない。トリスタンに『どうしても』と推されてしまったんだ」
「トリスタン……!」
国のことに口出しするなって遠回しで言われてたこと、分かってないのかなぁ。
「しかし……『明日に兵を出す』と騎士団に命令してしまったぞ」
「あ、明日⁉︎ 戦争にかけるお金はどこから出すんですか」
「それに困っておる」
マジでこのアールテム王国、今までよく侵略されずに生き残ったよね……。
私は手帳に『戦争資金の安定的な調達』と、ほぼ殴り書きで書いておいた。
「グローリア、トリスタンが『どうしてもやらせてほしい。必ずや成功させてみせます』と言ったから、彼なりに案があるのだろう。見守ってほしい」
私はわざとあからさまに嫌そうな顔をすると、「うまくいかなければ、すぐにトリスタンには処分を下す。お願いだ」と懇願されてしまった。
うぅ……、まぁ今までなんとかやって来れたんだったら、ちょっとは見守ってみるか。
「……分かりました」
完璧に破滅ルートをたどりそうなにおいがした私は、両国国王会談の時のように、裏で色々作戦を立てておくことにした。
こそこそとやっていた『サックス増産計画』を、そろそろ公にしてもいいんじゃないか。私の宮廷音楽家の名にかけて。
リリーが賛美歌をなんとか吹けるようになってから、私にはそんな考えが芽生えていた。
「ねぇリリー、他にもサックスが吹けるお友だち作りたい?」
今のところこの世界では、私とリリーの二人しかサックス奏者がいない。
「うん! お友だちたくさんほしい!」
「だよねー。だからお姉ちゃん、吹奏楽団を作ろうと思って」
「すいそーがくだん?」
一度名前は出したことあるけど、覚えてるわけないよなぁ。
「お姉ちゃんね、死ぬ前はもっといっぱいの人と一緒に、サックスを吹いてたの。バイオリンとかはないんだけど、トランペットとかフルートとか、他にもいっぱいの楽器の中で演奏してたんだよ」
簡単に言うと、オーケストラから弦楽器(コントラバス以外)を抜いてサックスを加えたものが吹奏楽なんだけど……、こう言ってもリリーには分からないだろうし。
あの説明でも伝わったらしく、リリーは目を輝かせて私に尋ねてくる。
「楽しいところ?」
「うん、みんなで吹くと楽しいよ」
「やったぁ! リリー、ワクワクする!」
ほぼ妹の満面の笑みを見せられたら、これはこれはやるしかない!
私は、リリーのサックスを作ってもらった楽器職人への注文書を手に持つ。
「よし! これからお友だちを作るための準備をしてくるね!」
「いってらっしゃーい!」
私はサックスのケースを持って東地区に向かった。
「すみません、お願いがあるんですけど」
私はサックスのメンテナンスも兼ねて、この『楽器工房』に来たのだ。
「グローリアちゃんか、どうした?」
「サックスのメンテナンスと、あとこれを」
私はおじさんに、楽器のケースと注文書を二枚手渡した。
「なるほどね……」と二枚の注文書を見比べながら、おじさんはうなずく。
「音域の違うサックスを作ってほしいっていうことだね」
「作れそうですか?」
「アルトサックスがあるから、作れなくはないかな」
大きく『サックス』といっても、実はたくさんの種類がある。その中でも吹奏楽に必須なのは、アルト・テナー・バリトンの三つだ。
私やリリーが吹いているのはアルトサックス。
テナーサックスはアルトサックスより一回り大きく、前世でいうとジャズでよく使われている。
バリトンサックスはそれよりももっと大きい楽器で、アルトサックスのちょうどオクターブ下の音が出る。
この三つがあると、吹奏楽全体の音色に艶やかな音をもたらしてくれるのだ。
「テナーサックスは……ここがちょっと違っていて、ここを押した時に『B♭』の音が出ればいいから……」
おじさんの口から完全なる専門用語が飛び出す。
またうんうんとうなずくと「じゃあ先にこっちのメンテナンスをしちゃうね」と言って、ケースのフタを開けた。
「それではよろしくお願いします」
「おじさん頑張るからね」
私はおじさんに相棒を預けると、東地区を抜け噴水広場を通って、北に続く王城への道を歩いていった。
楽器も持たないで王城に行くのは初めてだった。
宮廷音楽家なので、王城に出向く時はいつもサックスを持っていっていたのである。
「あれ、グローリア、サックスは?」
「メンテナンス中です」
「サックスをメンテナンスしてくれる人がいるのね!」
そう言って驚いているのは、交響楽団でホルンを吹いている人だ。
さっそく吹奏楽団へのお誘いをしてみる。
「私、オーケストラじゃない新しい編成で音楽をやってみたいんですけど、どうですかね?」
「新しい編成? どんなの?」
私はさっきリリーにしようとしてやめた、あの吹奏楽の説明をする。
「へぇ! 弦楽器がないのは新鮮ね。おもしろそう!」
「そのメンバーになってみませんか?」
「いいの!?」
まずは一人目、サックスと音の調和がよいホルン吹きをゲットした。
その日のうちに、今日来ていた弦楽器奏者以外に声をかける。そのうち二人には別の仕事で忙しくて断られたが、その他の管楽器と打楽器奏者は受け入れてくれた。
「弦楽器なしでサックスが入ると、どういう音になるんだろう?」
「オーケストラと違う編成なんて、考えたことなかった」
「えっ、クラリネットが目立てるの?」
それぞれの楽器に合った勧誘で、興味を示してくれたようである。やったね!
私が勧誘した人たちは、オーケストラと兼任して吹奏楽もすることになった。
まだちょっと人数が足りないけど、できないことはなさそうだし 。
あとはサックスのメンバーを集めるだけか。
私はメンテナンスしていたサックスを取りに、東地区に戻った。
0
あなたにおすすめの小説
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる