14 / 59
第二章 水の鍵の乙女
バカップルの夜明けの珈琲。
しおりを挟む早朝のファミリーレストラン。
だいたいが出勤前のサラリーマン、たまに夜勤明けの夜のお仕事の方々。
そんな客層の中に、ひと組のカップルがいた。いや、はっきりバカップルと言ってもいい。
対面ではなく並んで座ってぴったりと寄り添い、手をつないでいる。食事中ですら手を離さない。
誰あろう、ぼくとサキだった。
激闘から生還したぼくたちは、ファミレスで食欲を満たし、生きてある歓びをかみしめようとしているところだった。
手をつないだまま、ぼくは右手でピラフを食べていた。サキは左手でややぎこちなく、スプーンを使ってパフェを食べている。いやどれだけスイーツ好きなのよ、と思わないでもないけど、可愛いから許す。
「サキ。無理しないで、右手使っていいよ」
ぼくはそう声をかけるが、サキはかぶりを振ってスプーンを置き、手でフルーツをつまんでかじりついた。でもやっぱり食べにくそうで、クリームが色鮮やかな赤い唇の端に付く。ぼくが紙ナプキンで拭いてやると、サキは猫みたいに目を細めて、「ん~~~」と唸っている。
そのやりとりに、回りの視線がさらに鋭さを増して突き刺さる。朝っぱらからいちゃついてんじゃねえよバカップルが、という声は幻聴とは言えまい。客も店員も含めて、間違いなく辺り一同の一致した心の声だ。
言い訳をさせてもらえば、いちゃつきたくていちゃついている訳ではない。ちゃんと切実な理由がある。
ぼくは今、自力で体温を維持することができない。多分、まったく機能を失ったということはなく、少しは残っている感じがするが、生きていくには到底足りない。
人間の体温は高すぎても駄目だが低すぎても駄目で、36.5度をあまり外れると生命の危機に陥る。だいたい35度で震えがくるが、32度くらいでその機能も維持できなくなり、28度くらいで昏睡状態になる。そして20度以下では死に至る。
今のぼくはサキに体温を供給してもらっている状態だ。しっかりつないだこの手を離せば五分と持たずに悪寒に襲われ、十五分もすれば意識を失うだろう。サキの手は文字通りの生命線だった。
なぜこんなことになったのかと言えば、サキをひらいたから。
その代償としてぼくは体温を失った。
火の鍵の乙女、赤の姫。そのサキを、ぼくはひらいた。
それによってこの世界、地球は熱のエレメントを取り戻し、寒冷化の危機を脱した。
まあ何分にも巨大すぎる地球の気候など一日二日で変わるはずもなく、成功したのかどうかは確認のしようがない。だがおそらく、地球の気候はこれから少しずつ正常化していくだろう。
直接的な変化は見えないものの、同時にサキが得た強大な力――火と熱を操る力を目の当たりにすれば、さもあろうと思い知る。
もの凄い力だった。しかも本人によれば、あれはほんの一部で、まだまだ威力を上げられると言う。
その力の一部をもらって、今のぼくは生かされている。とんだヒモ状態だ。
そして今、ファミレスで痛い視線を浴びているわけだ。
「遼太さんも、拭いてあげるです」
サキが左手でナプキンを取って、ぼくの口に当てる。ああ回りの視線が痛い痛い痛い!
サキがぼくを見る眼をみれば、いかに鈍いぼくでもサキがべた惚れなのがわかる。
サキと知り合ったのはほんの昨日のこと。まだ24時間も経っていない。しかしその間にぼくらは三度も追われて殺されかけた。ぼくらはお互いに助け合い、かばい合い、そして恋に落ちた。最後の最後、三途の川を渡る寸前でぼくはサキに助けられた。そして今も生かしてもらっている。いくら感謝しても、し足りない。パフェくらい、一生好きなだけ食べさせてあげても全然足りないくらいだ。
本当に濃い一日だった。あまりに多くのことがありすぎて、未だに頭が混乱している。でもその結果、こんな可愛い娘と親しい仲になれたのだから、刺客であるキリエには感謝……したくない。死んでもしたくない。
できればもう少し普通の、平凡な出会いがよかったなあ……。
普通の状態と言えば、サキは家出娘だった。
サキは生き別れになった母親を探したいと言う。ほんの子供の頃に別れたきりで、手がかりは何もない。それでも探したいのだとサキは言った。
だが一介の大学生に過ぎないぼくに、一体何ができるだろう?
「サキ、家に戻る気はないの?」
問いかけるぼくに、サキはかぶりを振って、「遼太さんと一緒にいたいです。離れたくないです」
嬉しいこと言ってくれるなあ。
健気で可愛くて、思わずぎゅってしたくなる。
だが、せめて家族には連絡しておかないと、などと思っていた矢先のこと。
突然、壁が爆発した。
ぼくが座っていたすぐ横の壁に大穴が開く。
「な! なん……!」
壁がざっくり裂けて、外が見える。ぼくはその空間を呆然と眺めた。
その隙間から店の外が見える。
店外の駐車場、十数メートル先には、場違いな中世風の甲冑に身を包んだ剣士の一群がいた。
(まさか、キリエ?)
もう舞い戻ってきたのか。いったいどれだけ職務に忠実なんだよ?
せっかく命拾いしたと思ったのに……。
というか、もう鍵の乙女、サキはひらいてしまった。今さらぼくたちを追い回してどうする?
敵さんの事情はわからないが、この場は逃げるに限る、と判断する。あんなすご腕の戦士ともう一度命のやり取りをするなんて、まっぴらだ。
「とっとと逃げよう」
立ち上がるぼくにサキもうなずく。
店内は大騒ぎになっていた。客はみんな我先にと出口に向かっている。
その中を、ぼくらは例によって通用口から外に逃れた。
追っ手に見つからないよう建物の影を走り、隣家の敷地へ逃げ込む。サキの腰を持って抱え上げ、ブロック塀を越えさせる。
続いてぼくも塀を乗り越えようとした時、「いたぞ! あそこだ!」と叫び声があがる。
まずい。もう見つかった。
ぶざまに塀の上によじ登り、後ろを振り向くと、ローブ姿の男が手に持った杖を振りかざしている。
男の回りの空間に透明な棒が次々と浮いて出る。
「な、なんだ?」
棍棒? いや、先端がとんがっているから、槍?
金属? いや、氷の槍?
当然、刺す気満々だよね?
男が杖を振ると、槍が勢いよく飛び出した。ぼく目がけて。
「うわあっ!」
「業火の炎弾!」
串刺しにされる寸前、槍は目の前で粉々に砕けた。
氷の槍を砕いた無数の火の玉。
それを放った少女は燃え立つ炎のような紅い髪を広げ、ふわりと塀の前に降り立った。
サキだった。
「遼太さんをいじめる人は、このわたしが許しません!」
紅の眼できっと敵を見据える、赤の姫。熱のエレメントの膨大な力を自在に操る、火の鍵の乙女。
サキは駆け出す。
ローブの男が槍を出現させる。飛んでくる槍を、サキは舞うようなステップで軽くいなし、払い、飛び越える。最後の一本は飛び出す前に、直接手でつかんで瞬時に蒸発させた。
あっという間に間合いを詰めたサキにキリエが斬りかかる。その剣を飛び越え、サキはローブの男の目の前に片ひざをついて着地した。すっと伸ばした右手の指先が、男の胸に軽く触れる。
「灰燼に帰せ」
次の瞬間。
ローブの中だけが一気に燃え上がった。炎も上げず一瞬のうちに燃え尽き、人が真っ黒に炭化する。
サキの前に、はらりとローブが落ちる。その内側には煙をあげる、元人間だったもの。
やがてその熱で、ローブが燃えだした。
(すごい)
ぼくの背中を戦慄が走り抜けた。
それは興奮だろうか。それとも、恐怖?
と、ふいに真っ黒な球体が現れ、あっという間にサキを飲み込んだ。
(なんだ? 別の魔術師?)
今度は視覚の遮断か。
だが心配もつかの間。
「煉獄の炎球!」
朱色の球体が内側から、一瞬のうちに黒い球体を食い尽くし、中から余裕の笑みを浮かべたサキがあらわれる。
一体どれほどの力なのだろう? サキに焼き滅ぼせないものはない、と思えた。
しかし敵もさるもの。サキの視界が遮られていた一瞬の間に、三人の剣士が殺到していた。三人同時に斬りかかる。しかもほんの少しずつタイミングをずらした絶妙の連撃だ。
サキは高々と後ろへ飛び、空中で一回転して着地した。跳ぶ、というレベルじゃない、羽が生えてるんじゃないかと思うほどの跳躍だ。
剣士たちは怯まず、続けざまに斬撃を繰り出す。
ひらり。
ひらり。
軽々とサキはかわし、最後は大きく前に跳ねて剣士の頭上を飛び越えた。また一回転して狭いブロック塀の上に絶妙のバランスで立つ。そして振り向きざま右手を振り抜いた。
「業火の炎弾!」
無数の火の玉が湧き上がり、三人の剣士に襲い掛かる。両側の剣士はいくつもの火の玉を喰らって後ろに吹き飛んだ。
だが中央の剣士、キリエだけは火の玉を切り捨て、打ち払い、しのぎきった。やはりこいつ、尋常じゃない。というより、本当に人間か?
キリエは剣を振り上げた。
「くらえ化け物!」
大気すら斬るかと思うほどの斬撃に、サキは大きく跳び上がって避ける。今まで立っていたブロック塀がざっくり斬られた。どっちが化け物だ。こいつに斬れないものはないのか?
サキが宙に留まっている間に、キリエが跳び上がってサキを追った。足場のない空中では姿勢の修正が効かない。キリエの剣がサキを突き刺す。その寸前。
サキは身を捻って、鋭く突き出された刃の上に立った。絶妙のバランス感覚で、ほんの一瞬刃の上に立つと、それを蹴ってぼくの脇に降り立った。
呆然としていたぼくは、ようやく我に返った。見とれている場合じゃない。
「サキ。逃げるぞ」
ぼくが小声で言うとサキは小さくうなずいた。
手を広げて胸の前にひと抱えくらいの火を生み出すと、バスケットボールのトスのようにキリエに向かって放り投げた。
「拒絶の火壁」
火の玉はキリエの前で膨れ上がり、炎の壁となった。よし、今のうちだ。
だがキリエは、普通の人なら立ちすくんでしまうほどの業火の壁もまったく意に介さなかった。
剣を振るって無造作に切り捨てる。
炎の壁は斜めに切り裂かれ、回りの空気すら切り裂き。
(えっ?)
ぼくらの目の前の空間に、真っ黒い裂け目が現れた。
何だこれは? 次元の断層? 地獄の入り口?
足場を失ったぼくとサキは、お互いを捕まえるのがやっとだった。
黒い裂け目に飲み込まれ、落ちてゆく……。
0
あなたにおすすめの小説
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる