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恋愛編
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晩餐の時間がやってきた
やはりいつもよりも華美な晩餐用のドレスに着替え、迎えに来てくださったレオナルド様の案内により殿下と共に食堂に向かう
食堂の中に入ると
そこにはすでに一組の男女と青年が二人、そして先ほどお会いしたローズマリー姫が座っておられた
入室した私たちを見て一番ご年配であろう男性が立ち上がる
それにならうように全員が立ち上がると、最初の男性が口を開いた
「久しぶり、アルベルト殿。よく来てくれたね
歓迎するよ」
「お久しぶりです。ご挨拶が送れました。一週間ほどお世話になります」
「あぁ、ゆっくりしてくれたまえ
それよりご婚約されたときいたよ。おめでとう
…そちらのお嬢さんが?」
「はい、婚約者です」
殿下が私を手で示すのに合わせ、もともと下げていた頭を更に深く下げて正式な礼をとる
「お初にお目にかかります
ラピス皇国リスト公爵家長女、セシリアと申します」
「ほう・・・君が・・・
あぁ、顔を上げて?楽にしてくれて構わないよ」
「 はい」
顔を上げると先ほどの男性が笑顔のまま声をかけてくださった
「初めまして、セシリア嬢
私がレオナルドの父でアンバー王国の国王だ
隣が王妃のレイチェル」
「はじめまして、よろしくね」
「お目にかかれて光栄でございます
こちらこそよろしくお願いいたします」
美しい笑みを浮かべる国王夫妻
しかし、その視線に違和感を感じた
なんだか観察されているような、見定められているような…そんな視線だ
…?
なんだか含みがあるわ・・・
周囲に意識を向けると、国王夫妻だけでなく、おそらくレオナルド様の兄であろう青年二人も同じ視線を自分に注いでいるのに気がつく
なんなのかしら…
…まぁ、レオナルド様のご家族だもの
レオナルド様に似て、胡散臭いのも当たり前なのかしら?
そんな失礼なことを考えつつ、私たちは国王に進められて席につく
そうして晩餐がスタートした
やはりいつもよりも華美な晩餐用のドレスに着替え、迎えに来てくださったレオナルド様の案内により殿下と共に食堂に向かう
食堂の中に入ると
そこにはすでに一組の男女と青年が二人、そして先ほどお会いしたローズマリー姫が座っておられた
入室した私たちを見て一番ご年配であろう男性が立ち上がる
それにならうように全員が立ち上がると、最初の男性が口を開いた
「久しぶり、アルベルト殿。よく来てくれたね
歓迎するよ」
「お久しぶりです。ご挨拶が送れました。一週間ほどお世話になります」
「あぁ、ゆっくりしてくれたまえ
それよりご婚約されたときいたよ。おめでとう
…そちらのお嬢さんが?」
「はい、婚約者です」
殿下が私を手で示すのに合わせ、もともと下げていた頭を更に深く下げて正式な礼をとる
「お初にお目にかかります
ラピス皇国リスト公爵家長女、セシリアと申します」
「ほう・・・君が・・・
あぁ、顔を上げて?楽にしてくれて構わないよ」
「 はい」
顔を上げると先ほどの男性が笑顔のまま声をかけてくださった
「初めまして、セシリア嬢
私がレオナルドの父でアンバー王国の国王だ
隣が王妃のレイチェル」
「はじめまして、よろしくね」
「お目にかかれて光栄でございます
こちらこそよろしくお願いいたします」
美しい笑みを浮かべる国王夫妻
しかし、その視線に違和感を感じた
なんだか観察されているような、見定められているような…そんな視線だ
…?
なんだか含みがあるわ・・・
周囲に意識を向けると、国王夫妻だけでなく、おそらくレオナルド様の兄であろう青年二人も同じ視線を自分に注いでいるのに気がつく
なんなのかしら…
…まぁ、レオナルド様のご家族だもの
レオナルド様に似て、胡散臭いのも当たり前なのかしら?
そんな失礼なことを考えつつ、私たちは国王に進められて席につく
そうして晩餐がスタートした
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