《[元]引きこもりと不安定彼女》

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波乱の夏休み

水着を買いに行く!

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――ショッピングモール

俺達が水着売り場の前につくと内田はもう待っていた。

「ごめん。内田待たした、伊織が着替えるのが遅くて」

内田が伊織を見た。

「いや……僕はいいんだよ全然」

内田が伊織を見ながら言った。

「あっ伊織か、伊織もプールに行くからついで水着買っとこかなと思って」

「……そうなんだ」

内田は少し落ち込んだ感じで言った。

「湊……これはどうゆうことなのかな」

なぜか伊織が俺を睨んで怒っていた。

「どうゆうことかなって、内田が一緒に水着を買いに行こうって言ってたから……伊織もついでに」

「……なにそれ!」

「なに怒ってんだよ」

「………もういいよ!」と伊織は水着を見に行った。

「……」

「何も言わないで連れてきたの?」

内田が聞いてきた。

「そうだけど」

「……それは古平さん怒るよ」

すると内田もなぜか少し怒っていた。

「えっなんで?」

「自分で考えて!」そう言って内田も水着を見に行ってしまった。

なんかおいてけぼりにされた、俺はなんで二人が怒ったのか考えながら、自分の水着を選びに行った。

――俺はさっさと水着を買って近くのベンチに座って、伊織達を待っていた。

すると伊織から電話がかかってきた。

「もしもし」

「どこにいるの?」

「近くのベンチに座ってる」

「今すぐこっちに来て!」

「え? なんで?」

「いいから来てね!」

ブチッ

電話が切れた。

仕方ないから俺は女子の水着売り場に向かった。

――女子の水着売り場

俺が女子の水着を売り場に着いたら伊織と内田が楽しげに話していた。

「遅いよ! 湊!」

伊織が俺を見つけた。

「いや……男の俺としてはちょっと来づらかったんだよ」

伊織は「そんなことはいいんだよ」と俺に二種類の水着を見せてきた。

「なんだよ?」

「鈍いな、どっちが良いか聞いてるんだよ」

「僕はこっちが良いと思うんだけど」

内田が片方の水着を指差した。

すると伊織が「私的にはこっちが良いと思う」と内田が言った反対の水着を指差した。

「どっちが良いと思う?」

二人が同時に聞いてくる。

俺は必死に考えた。

(どっちにすればいいんだ?)

困った俺は「……伊織の方が良いと思う」と正直に良いと思った方を言った。

「だから言ったでしょ! 司ちゃんにはこっちの水着が良いんだって!」

「そっか……私が伊織ちゃんに選んだ水着はボツか……」

そう言って内田は水着を選びに行った。

俺はというと状況がうまく飲み込めていなかった。

「へ? 伊織がその水着を着るんじゃないのか?」

「あれ?言ってなかっけ」

伊織が可愛らしく首を傾げた。

「聞いてってねえよ!」

伊織が理由を説明しだした。

「二人で水着をすすめ合おうって話になってたんだよ、で二人だけじゃ決め手にかけたから湊に聞いたんだよ」

「そうならそうと最初に言えよ、て言うか伊織お前内田といつの間に仲良くなったんだよ?」

伊織が「内田?」と首を傾げた。

「……司ちゃんね!話てみたらメチャ良い子だったよ!」

「そっか、仲良くなったならいいんだよ、少し心配だったんだ」

「なにが?」

「ちょっと言いずらいけど伊織……俺以外友達いなさそうだったから……」

「それは……」

伊織がなにか言いかけた。

その時。

「伊織ちゃん!これはどう?」

内田が水着を持って戻ってきた。

「なにかあったんの伊織ちゃん?」

「いや、なんでもないよ司ちゃん」

伊織は慌ててごまかした。

内田は「そう……」伊織を心配そうに見つめた。

そんな伊織を見て居た堪れなくなった俺は「じゃあ俺はベンチに座ってるから」と逃げた。

「あっ柊君」

後ろで内田の呼ぶ声がしたけど俺はそのままベンチ走ってに逃げた。

――数分後

二人が購入した水着を持って楽しげにこっちに歩いてきた。

伊織を見ると、伊織はいつもの伊織に戻っているように見えた。

「どんな水着を買ったんだ?」

俺が聞くと伊織は「内緒」とそっけない態度で言って俺から距離をとった。

(あれ?)

さっきのは俺の見間違いだったらしい。

「おかしいなぁさっきまで柊君の話で盛り上がってたのに」

内田が話かけてきた。

「俺の話?」

俺は自分の話をしていたと聞いて少しビックリした。

「そうだよ!て言うか伊織ちゃん何を聞いても柊君の話ばっかするんだよ!」

「そうなんだ……」

俺は少し嬉しい気持ちになった。

「湊なにやってるの!」

ほっとけぼりにされて暇になったのか伊織は俺を呼んだ。

「ちょっと待ってくれ!」

「妬いちゃうよ」

内田がボソッと言った。

「なんか言ったか?……」

「いや、なんでない」

「内田もいくぞ」

すると内田が「僕はもう帰るよ、色々と準備もあるし」

「おう……そうか」

「伊織ちゃんに今日は楽しかったて言っといて」

「わかった」

「じゃあまたプールで!」そう言って内田は走っていった。

「おう! またな!」

俺は伊織の所に走った。

「あれ司ちゃんは?」

伊織が内田を探した。

「内田はなんか色々準備があるとかで帰ったぞ、後伊織に楽しかったって」

「そうなんだ……」

「俺達も用がすんだし帰るぞ」

「……うん」

俺達は帰路についた

――その日の夜

俺が自分の部屋でのんびりテレビを見ていると。

コンコン

と俺の部屋がノックされた。

「伊織だけど入ってもいい?」

ノック?と俺は疑問に思った

「いいよ」

ガチャ

伊織が部屋に入ってきた。

「なんだ珍しいな伊織がノックするなんて」

「それはなんか気分で……」

「そっか……でなんだ?」

「司ちゃんから連絡があって2日後1時に近くの市民プール前で集合だって」

「わかったけどなんで? 伊織に?」

「わかんないけど……そういうことだから」そう言って伊織は部屋を出ていった。
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