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本編
44話 王都の屋敷②
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アイリアは何が起こるのか期待に満ちた目で、
「エトムート、出掛けるから馬車を準備をして頂戴。」
と言った。
これは何を言っても聞かないと諦めたエトムートは、
「わかりました。」
と言って出ていった。
「さて、馬車の準備が出来たら行くわよ。」
「「は、はい。」」
レオナルドとセドリックは頷くことしか出来ない。
数分後、
「アイリア様、レオナルド様、フィリーナ様、セドリック様馬車の準備が出来ました。」
と言ってエトムートが戻ってきた。
「「そう、じゃあ行くわよ。」」
アイリアとフィリーナがそう言ったのを合図に全員が立ち上がり馬車まで移動する。
ベイグマンとランセリアとアークは自分達の馬車にアイリア、フィリーナ、レオナルド、セドリック、エトムートは準備した馬車に乗りアーク子爵邸へ向かった。
そして、馬車で十数分後子爵邸へ到着した。
そして、馬車を降りた5人は、
「「「「「…………………」」」」」
何も言わない。
「「陛下、流石にこれは、ちょっと……」」
とセドリックとエトムートが言う。
アイリアとフィリーナからは殺気が出ている。
周りにいた鳥達が逃げていく。
因みに瑠璃は馬車の中でお昼寝中。
「流石にこれは、酷いな。」
やっとのことでレオナルドが喋った。
「「陛下、こんなところにアイリスとフィアーナとルーセリアを住まわせるつもりだったのですか?」」
「いや、流石にこれは、私も想定外だ。」
「では、こちらの建物は全て焼却処分してしまいますね。
中にも特に必要そうな物は無かったので。」
「ああ、構わん。」
その返事を貰いアークはロドスでやったように、土魔法で建物全体を覆う。
今回の屋敷は男爵邸にしては大きいため高火力で一気に行こうと思い火魔法を発動するアーク。
『焦熱地獄』
「「「「「「「………」」」」」」」
あまりの威力に全員、絶句である。
いち早く立ち直ったアイリアが
「焦熱地獄って火魔法で上位中の上位に位置する魔法を速攻詠唱で放った上に平気そうな顔をしてるわね。私でも使ったらかなり疲れるのよ?」
と言っていた。
どうやら、アイリアも使えるらしい。
そこにベイグマンが、
「アーク!やりすぎだ!すぐに消せ!」
アークは話してる間に全て燃えたのを確認して覆っていた土を落とし火を消す。
「これで消えましたね。」
「消えたのは良いが、所々地面が結晶化しているぞ。」
「じ、じゃあ、地下牢も含めて整地しちゃいますね。」
土魔法を使いまんべんなく混ぜていく。
「これで整地は終わりですね。」
「「「そうだな。」」」
「「「そうですわね。」」」
「あっ!建築に使う木材はこの辺に置いておきますね。」
そう言ってアークは無限収納から、エルダートレントを500本程出した。
「木材は足りますよね?」
「足りると思うぞ。むしろ余ったらどうする?」
「余ったら残しておいてください。収納するので。」
「わかった。」
ベイグマンはなれたようでアークとそんなやり取りをしている。
「む?これは………」
「エトムートよ、どうかしたのか?」
「これは全てエルダートレントですぞ。」
「「「え?」」」
レオナルドとセドリックが驚き、ベイグマンも驚いているどうやら、普通の木だと思ったようだ。
「アーク、貴方、もしかして、エリュシオン大森林の奥に行ったの?」
ランセリアが聞いてくる。
「はい、よく瑠璃と一緒に狩りに行ってますよ。」
「「「「「「「………」」」」」」」
全員、何も言えない。
エリュシオン大森林は基本的に人が立ち入ることが出来ない。
かなり強力な魔物が大量にいるからだ。
「陛下、アークが他の国に行くことが無いようにしてくださいね。」
「わかった。」
ベイグマンとレオナルドがそんなやり取りをしていた。
「それと、アイリア様、フィリーナ様、ランセリア様には設計図の確認をお願いしたいです。アイリス、フィアーナ、ルーセリアが住みやすいようにしてください。
陛下には建築をする人の手配と庭の剪定の人の手配をお願いします。」
「わかった。」
「「「わかりましたわ。」」」
とそれぞれ返事をする。
そして、解散となり、ランセリア達は屋敷に、レオナルド達は城に戻っていった。
そして、それから2週間程、社交会に参加して日々を過ごした。
============================
今日は間に合った。
次回からは迷宮都市に行く予定です。
今までは6時又は7時頃には投稿していましたが、次回以降はその時間に投稿出来るかわかりませんので、ご了承くださいm(._.)m
投稿できるように頑張ります。
「エトムート、出掛けるから馬車を準備をして頂戴。」
と言った。
これは何を言っても聞かないと諦めたエトムートは、
「わかりました。」
と言って出ていった。
「さて、馬車の準備が出来たら行くわよ。」
「「は、はい。」」
レオナルドとセドリックは頷くことしか出来ない。
数分後、
「アイリア様、レオナルド様、フィリーナ様、セドリック様馬車の準備が出来ました。」
と言ってエトムートが戻ってきた。
「「そう、じゃあ行くわよ。」」
アイリアとフィリーナがそう言ったのを合図に全員が立ち上がり馬車まで移動する。
ベイグマンとランセリアとアークは自分達の馬車にアイリア、フィリーナ、レオナルド、セドリック、エトムートは準備した馬車に乗りアーク子爵邸へ向かった。
そして、馬車で十数分後子爵邸へ到着した。
そして、馬車を降りた5人は、
「「「「「…………………」」」」」
何も言わない。
「「陛下、流石にこれは、ちょっと……」」
とセドリックとエトムートが言う。
アイリアとフィリーナからは殺気が出ている。
周りにいた鳥達が逃げていく。
因みに瑠璃は馬車の中でお昼寝中。
「流石にこれは、酷いな。」
やっとのことでレオナルドが喋った。
「「陛下、こんなところにアイリスとフィアーナとルーセリアを住まわせるつもりだったのですか?」」
「いや、流石にこれは、私も想定外だ。」
「では、こちらの建物は全て焼却処分してしまいますね。
中にも特に必要そうな物は無かったので。」
「ああ、構わん。」
その返事を貰いアークはロドスでやったように、土魔法で建物全体を覆う。
今回の屋敷は男爵邸にしては大きいため高火力で一気に行こうと思い火魔法を発動するアーク。
『焦熱地獄』
「「「「「「「………」」」」」」」
あまりの威力に全員、絶句である。
いち早く立ち直ったアイリアが
「焦熱地獄って火魔法で上位中の上位に位置する魔法を速攻詠唱で放った上に平気そうな顔をしてるわね。私でも使ったらかなり疲れるのよ?」
と言っていた。
どうやら、アイリアも使えるらしい。
そこにベイグマンが、
「アーク!やりすぎだ!すぐに消せ!」
アークは話してる間に全て燃えたのを確認して覆っていた土を落とし火を消す。
「これで消えましたね。」
「消えたのは良いが、所々地面が結晶化しているぞ。」
「じ、じゃあ、地下牢も含めて整地しちゃいますね。」
土魔法を使いまんべんなく混ぜていく。
「これで整地は終わりですね。」
「「「そうだな。」」」
「「「そうですわね。」」」
「あっ!建築に使う木材はこの辺に置いておきますね。」
そう言ってアークは無限収納から、エルダートレントを500本程出した。
「木材は足りますよね?」
「足りると思うぞ。むしろ余ったらどうする?」
「余ったら残しておいてください。収納するので。」
「わかった。」
ベイグマンはなれたようでアークとそんなやり取りをしている。
「む?これは………」
「エトムートよ、どうかしたのか?」
「これは全てエルダートレントですぞ。」
「「「え?」」」
レオナルドとセドリックが驚き、ベイグマンも驚いているどうやら、普通の木だと思ったようだ。
「アーク、貴方、もしかして、エリュシオン大森林の奥に行ったの?」
ランセリアが聞いてくる。
「はい、よく瑠璃と一緒に狩りに行ってますよ。」
「「「「「「「………」」」」」」」
全員、何も言えない。
エリュシオン大森林は基本的に人が立ち入ることが出来ない。
かなり強力な魔物が大量にいるからだ。
「陛下、アークが他の国に行くことが無いようにしてくださいね。」
「わかった。」
ベイグマンとレオナルドがそんなやり取りをしていた。
「それと、アイリア様、フィリーナ様、ランセリア様には設計図の確認をお願いしたいです。アイリス、フィアーナ、ルーセリアが住みやすいようにしてください。
陛下には建築をする人の手配と庭の剪定の人の手配をお願いします。」
「わかった。」
「「「わかりましたわ。」」」
とそれぞれ返事をする。
そして、解散となり、ランセリア達は屋敷に、レオナルド達は城に戻っていった。
そして、それから2週間程、社交会に参加して日々を過ごした。
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今日は間に合った。
次回からは迷宮都市に行く予定です。
今までは6時又は7時頃には投稿していましたが、次回以降はその時間に投稿出来るかわかりませんので、ご了承くださいm(._.)m
投稿できるように頑張ります。
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