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第一章 天満夕輝
第六話
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お峰は家の中を案内し終えると、今度は外に出た。
夕輝が後に続いて表に出たとき、この前の少女が立っているのに気付いた。
「あ、君……一昨日はゴメンね。君もこっちに来ちゃったの?」
少女に声をかけると、お峰が振り返った。
「この子が昨日言ってた子かい?」
「はい」
「十六夜」
少女が夕輝を見上げて言った。
「え?」
夕輝が聞き返した。
「十六夜」
再び少女が言った。
「もしかして、俺のこと?」
少女が頷いた。
「誰かと勘違いしてるんじゃないのかな? 俺は……」
「十六夜」
そう言って少女が微笑んだ。
「あんた、名前はなんてんだい」
お峰が少女に訊ねた。
「骨喰繊月丸」
「ほねばみ……せんげつまる? 変わった名前だね」
「十六夜、朔夜が呼んでる、行こう」
骨喰繊月丸と名乗った少女が夕輝の手を取って引っ張った。
「朔夜? 朔夜って誰?」
十六夜という名前にも朔夜という名前にも心当たりがない。
夕輝は当惑してお峰の方を振り返った。
繊月丸は夕輝の手を引っ張っている。
「その子を送ろうとして帰り道が分からなくなったんだろ。なら、その子についていけば何か分かるんじゃないのかい?」
「あ、そうか」
繊月丸は相変わらず手を引いている。
「じゃあ、行ってきます」
「はいよ」
夕輝は踵を返してから気付いた。
もし家に帰れたとしたらここへはもう戻ってこられないはずだ。
「あの、もしかしたら帰ってこられないかもしれないので……その、お礼が出来なくてすみません」
「分かったよ。こっちのことは気にしなくていいからね。帰れるようなら迷わず帰るんだよ」
「有難うございます」
夕輝は頭を下げると繊月丸について歩き出した。
大きな川の橋を渡り、次に小さな橋を渡り、細い川の横を歩いて行くと寺が見えてきた。大小いくつもの寺が並んでいる。
二人はそのうちの一つに入っていった。
境内の中は木々が生い茂っていて静かだった。
「ここ」
繊月丸が立ち止まった。
夕輝は周りを見回した。
そのとき、木の陰から長い髪を後頭部で束ねた若い男が出てきた。
紺色の羽織袴で腰に大小を差していた。
涼やかな目元に通った鼻筋、長身白皙の整った顔立ちをしていた。
落ち着いた印象の侍だった。
そのとき、背後から殺気を感じた。
振り向きざま、いつの間にか手に持っていた日本刀で、振り下ろされた刀を受けた。
すごい力だ。手が痺れる。
刀を振り下ろした男はにやりと笑った。
浅黒い肌に太い眉、ぼさぼさの髪で、この男も髷を結っていなかった。
男は素早く刀を引くと喉元めがけて突いてきた。
夕輝は刀を弾くと峰に返して小手を見舞った。
夕輝の刀が弾かれる。
後ろに跳んで二の太刀をよけた。
男は一歩踏み込んで突いてきた。
刀を上に弾くと胴に打ち込んだ。
男はそれを後ろに跳んでよけると、すぐに前に踏み込んで上から振り下ろしてきた。
夕輝が左足を引き体を開いてかわすと、男は刀身を返して横に払ってきた。
それを刀で受ける。
刀身から火花が散った。
男が逆袈裟に切り上げた。
刀身を巻き付けるようにして跳ね上げると、とっさに喉めがけて突きを繰り出した。
よけられた!
二人の動きが止まった。
男の刀は夕輝の首の横につけられていた。
「そこまで。どうだ、残月」
「ま、十六夜ならこんなもんだろ」
ここは怒るべきなんだろうか。
いきなり斬り付けられたのだ。
しかし、繊月丸が彼らと引き合わせたことを考えると帰る方法を知っているかもしれない。
そのとき、繊月丸の姿が見えないことに気付いた。
いきなりの斬り合いに怯えて逃げたのだろうか。
「繊月丸……ちゃん?」
夕輝が呼びかけると、
「繊月丸ならそこにいるだろうが」
ぼさぼさ頭が夕輝の手を指した。
「え?」
訳が分からないまま手を見下ろすと、突然刀が夕輝の手を離れ、少女の姿になった。
「なっ!」
夕輝は思わず飛び退いた。
「これはどういうことだよ! あんた達は一体何者だ!」
驚きのあまり、つい声を荒げてしまった。
「私は朔夜。そいつが残月。その子が繊月丸」
朔夜と名乗った青年が穏やかな声で答えた。
「そして、君が十六夜。我らは天満の一族だ」
「冗談じゃない! 勝手に親戚にするな! お前達みたいな親戚がいるなんて訊いたことないぞ!」
「本来なら君の手は借りないはずだったからな」
「俺の手って、じゃあ、俺が江戸時代に来たのも……」
「私が呼んだ」
「ふざけるな! 現代に帰せ!」
「それは出来ない。君の力がいるんだ」
「お前らの勝手な都合で、なんで江戸時代に連れてこられなきゃなんないんだよ!」
朔夜はしばらく考え込むように夕輝を見ていた。
「望が凶月になった。惨劇を止めなければならない」
「望ってなんだ! それと俺とどんな関係があるんだよ!」
「次の望が要る。君が」
「冗談じゃない! 勝手なこと言うな! 俺を家に帰せ!」
朔夜は小首をかしげた。
「……いいだろう。残月に勝てたら帰してあげよう」
「ホントか!?」
「嘘はつかない。繊月丸は君が気に入ったようだ。君に預ける」
「ま、せいぜい頑張れよ」
二人はそう言うと林の中に消えていった。
「この人は天満夕輝さん、これからここで暮らすことになったからよろしくやっとくれ」
お峰はそう言って奉公人に夕輝を紹介した。
奉公人は五人。
番頭の亥之助は四十歳くらい、顔が丸くて目が細い。笑みを浮かべているような顔をしていた。
それに、三十代の痩せた男と、大柄な――と言っても百六十五センチくらいだが――二十代半ばくらいらしい男と、やはり二十代半ばくらいの中肉中背の男。それに夕輝と同い年くらいの男の子だった。
三十代の男は小助といって狐みたいな顔をしていた。
二十代半ばくらいの大柄な男は仙吉と言って顔は怖そうだが、はにかみやらしく夕輝におずおずと笑って見せた。
もう一人、二十代半ばの男で、せかせかした様子をしているのは三助の良三。
三助というのは下男の事で、客の背を流したりする仕事をするそうだ。
夕輝より少し若い男の子も背が高い――百六十センチちょっと――が、猫背でのっそりしている。その男の子の名は由吉と言った。
紹介されると五人はすぐに仕事に戻っていった。
夕輝が後に続いて表に出たとき、この前の少女が立っているのに気付いた。
「あ、君……一昨日はゴメンね。君もこっちに来ちゃったの?」
少女に声をかけると、お峰が振り返った。
「この子が昨日言ってた子かい?」
「はい」
「十六夜」
少女が夕輝を見上げて言った。
「え?」
夕輝が聞き返した。
「十六夜」
再び少女が言った。
「もしかして、俺のこと?」
少女が頷いた。
「誰かと勘違いしてるんじゃないのかな? 俺は……」
「十六夜」
そう言って少女が微笑んだ。
「あんた、名前はなんてんだい」
お峰が少女に訊ねた。
「骨喰繊月丸」
「ほねばみ……せんげつまる? 変わった名前だね」
「十六夜、朔夜が呼んでる、行こう」
骨喰繊月丸と名乗った少女が夕輝の手を取って引っ張った。
「朔夜? 朔夜って誰?」
十六夜という名前にも朔夜という名前にも心当たりがない。
夕輝は当惑してお峰の方を振り返った。
繊月丸は夕輝の手を引っ張っている。
「その子を送ろうとして帰り道が分からなくなったんだろ。なら、その子についていけば何か分かるんじゃないのかい?」
「あ、そうか」
繊月丸は相変わらず手を引いている。
「じゃあ、行ってきます」
「はいよ」
夕輝は踵を返してから気付いた。
もし家に帰れたとしたらここへはもう戻ってこられないはずだ。
「あの、もしかしたら帰ってこられないかもしれないので……その、お礼が出来なくてすみません」
「分かったよ。こっちのことは気にしなくていいからね。帰れるようなら迷わず帰るんだよ」
「有難うございます」
夕輝は頭を下げると繊月丸について歩き出した。
大きな川の橋を渡り、次に小さな橋を渡り、細い川の横を歩いて行くと寺が見えてきた。大小いくつもの寺が並んでいる。
二人はそのうちの一つに入っていった。
境内の中は木々が生い茂っていて静かだった。
「ここ」
繊月丸が立ち止まった。
夕輝は周りを見回した。
そのとき、木の陰から長い髪を後頭部で束ねた若い男が出てきた。
紺色の羽織袴で腰に大小を差していた。
涼やかな目元に通った鼻筋、長身白皙の整った顔立ちをしていた。
落ち着いた印象の侍だった。
そのとき、背後から殺気を感じた。
振り向きざま、いつの間にか手に持っていた日本刀で、振り下ろされた刀を受けた。
すごい力だ。手が痺れる。
刀を振り下ろした男はにやりと笑った。
浅黒い肌に太い眉、ぼさぼさの髪で、この男も髷を結っていなかった。
男は素早く刀を引くと喉元めがけて突いてきた。
夕輝は刀を弾くと峰に返して小手を見舞った。
夕輝の刀が弾かれる。
後ろに跳んで二の太刀をよけた。
男は一歩踏み込んで突いてきた。
刀を上に弾くと胴に打ち込んだ。
男はそれを後ろに跳んでよけると、すぐに前に踏み込んで上から振り下ろしてきた。
夕輝が左足を引き体を開いてかわすと、男は刀身を返して横に払ってきた。
それを刀で受ける。
刀身から火花が散った。
男が逆袈裟に切り上げた。
刀身を巻き付けるようにして跳ね上げると、とっさに喉めがけて突きを繰り出した。
よけられた!
二人の動きが止まった。
男の刀は夕輝の首の横につけられていた。
「そこまで。どうだ、残月」
「ま、十六夜ならこんなもんだろ」
ここは怒るべきなんだろうか。
いきなり斬り付けられたのだ。
しかし、繊月丸が彼らと引き合わせたことを考えると帰る方法を知っているかもしれない。
そのとき、繊月丸の姿が見えないことに気付いた。
いきなりの斬り合いに怯えて逃げたのだろうか。
「繊月丸……ちゃん?」
夕輝が呼びかけると、
「繊月丸ならそこにいるだろうが」
ぼさぼさ頭が夕輝の手を指した。
「え?」
訳が分からないまま手を見下ろすと、突然刀が夕輝の手を離れ、少女の姿になった。
「なっ!」
夕輝は思わず飛び退いた。
「これはどういうことだよ! あんた達は一体何者だ!」
驚きのあまり、つい声を荒げてしまった。
「私は朔夜。そいつが残月。その子が繊月丸」
朔夜と名乗った青年が穏やかな声で答えた。
「そして、君が十六夜。我らは天満の一族だ」
「冗談じゃない! 勝手に親戚にするな! お前達みたいな親戚がいるなんて訊いたことないぞ!」
「本来なら君の手は借りないはずだったからな」
「俺の手って、じゃあ、俺が江戸時代に来たのも……」
「私が呼んだ」
「ふざけるな! 現代に帰せ!」
「それは出来ない。君の力がいるんだ」
「お前らの勝手な都合で、なんで江戸時代に連れてこられなきゃなんないんだよ!」
朔夜はしばらく考え込むように夕輝を見ていた。
「望が凶月になった。惨劇を止めなければならない」
「望ってなんだ! それと俺とどんな関係があるんだよ!」
「次の望が要る。君が」
「冗談じゃない! 勝手なこと言うな! 俺を家に帰せ!」
朔夜は小首をかしげた。
「……いいだろう。残月に勝てたら帰してあげよう」
「ホントか!?」
「嘘はつかない。繊月丸は君が気に入ったようだ。君に預ける」
「ま、せいぜい頑張れよ」
二人はそう言うと林の中に消えていった。
「この人は天満夕輝さん、これからここで暮らすことになったからよろしくやっとくれ」
お峰はそう言って奉公人に夕輝を紹介した。
奉公人は五人。
番頭の亥之助は四十歳くらい、顔が丸くて目が細い。笑みを浮かべているような顔をしていた。
それに、三十代の痩せた男と、大柄な――と言っても百六十五センチくらいだが――二十代半ばくらいらしい男と、やはり二十代半ばくらいの中肉中背の男。それに夕輝と同い年くらいの男の子だった。
三十代の男は小助といって狐みたいな顔をしていた。
二十代半ばくらいの大柄な男は仙吉と言って顔は怖そうだが、はにかみやらしく夕輝におずおずと笑って見せた。
もう一人、二十代半ばの男で、せかせかした様子をしているのは三助の良三。
三助というのは下男の事で、客の背を流したりする仕事をするそうだ。
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