いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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50:空腹は最高の調味料

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こうしは思っていた香辛料の香りがみんな入ったようなものだった。
玉葱はドライオニオンでした。うーん、今回はパスで。
テレビでしていた方法で作ろう。砂糖を少しもらう。

「そうか、ミンチから作るのか・・・
 あ、油ってあるの?」

タンタンと細切れにしていく。
マティスは横で見ている。そう、うれしそうに。

「ああ、トカゲのな、革と肉の間にあるものをこそげ落としてつかっている。」
「トカゲすごいね。結構ある?それと脂身も。」
「今回は大量に捌いたからあるぞ?脂身も。焼くのに使うのか?」
「ううん、油があれば、揚げ物もできるかなって。これは教えるから作ってほしいな。
脂身は赤みが多いからちょっと足そうかなと。あー、腕がすでに筋肉痛。」

砂糖と塩を混ぜた水にミンチを浸す。
その間に、乾燥トマトを湯で戻し、これまたみじん切り。
玉ねぎも少し使う。トマトソースね。

形作って、焼けばすぐなので、今のうちに小麦焼きとサボテンサラダを作ってもらう。
「氷作るの忘れてた!」
「四角いのならできていると思うぞ。」
「さっすが!お酒を炭酸水で割っちゃおう。
 では焼くよ~。」

お肉の焼けるいいにおいがする。香辛料もいい感じだったみたいだ。
裏返して、また少し置く。透明な肉汁が出ればOK。
お皿に移し、おいしく出た肉汁にトマトと玉ねぎを入れる。
塩と胡椒で調整。
おいしくなーれ。

ハンバーグにかけて出来上がり。

「いい匂いだ。」
「さ、食べよう。出来立てならまずくても食べれる!!」

「ありがとう。誰かに作ってもらう飯は久しぶりだ。」
「空腹は最高の調味料だし、それも加味したらきっと食べれるはず。」

「・・・どう?」

もくもくと食べるマティスに恐る恐る聞いてみた。
小麦焼きにソースを絡めている。
わたしも食べたけど、うん、肉がいいのかおいしかった。

「・・・うまい。夢中になってしまった。うまい。」
「ほんと?嘘偽りなく?食感とかは?」
「うまい。トカゲでこんなに肉汁が出るものなんだな。
 やわらかいが、肉の塊もあって、うまい。」
「塊は力尽きたからだよ。肉汁は脂身も入れたからね。
爬虫類系は獣臭さは少ないのかな?香辛料もいい感じに効いてるね。」
「ああ、毎日食べたいって奴だ。」
「あははは、それは勘弁。手がダルダルだよ。
でも、気に入ってもらってよかった。ありがとう。
また作るね。今度はお肉の中にチーズを入れてみるよ。」
「ああ、それはおいしそうだ。こちらこそ、ありがとう。
愛しい人に飯を作ってもらって、食べるというのは幸せだな。」
「うん、だからわたしは幸せだよ。」
「そうか。それはうれしいな。」

つくれるのはこれだけだけど、
ポテトフライや、とんかつなどの揚げ物、ピザ生地の事、
パンを作ってくれること、食べ物の話ばかりをした。
お酒も炭酸割、ロックと、結構飲んでしまった。

「お酒とか食料とかほんとに大丈夫?」
「酒はこの調子で飲んだらあと3回分くらいか?ゼムの置き土産だしな。
 食料はそうだな、サボテンをもっと取ってきたいな。肉はあればあるだけいい。
 また、近いうちに外に出よう。今度は空を飛んでいけるから
 奥のサボテン群生地までいける。うまくいけば酸味のある実も取れるかもしれない。」
「おお!それは素晴らしい。えっと、離れはじめの月までは短いんだよね?
それを過ぎたら長くなるの?徐々に?急に?」
「2つ月が離れて沈み、次に上るときは、今の倍になる。」
「・・・わからん。」
「はは、説明はできないが、お前がよくいう、そんなものって奴だ。」
「そうか、そんなもんか。じゃ、砂漠の探検は月が昇ってる時間が長いほうがいいね?」
「そうだな。離れはじめの月の次にしよう。」

それまでに、植物関連とあらたな海峡石は把握しておこう。
おっと、サウナが先だ。

そんな話をして今日は終わった。
お風呂に入り、洗いっこをして、ちょっといちゃついて、
なぜかわたしの部屋で2人で寝る。
明日もこうなら、ベットを少し大きくしようと思った。



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