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64:お布団
しおりを挟む海峡石、大量でごさいます。
紫、バッカス様も大量です。
砂漠石もごろごろです。
あの原石と同じかそれ以上のものがゴロゴロです。
ここから流砂にのって辺境に行くわけですね。
トカゲ、なんでしょうか?
月を背に30分ほど飛んでやっと見つけた爆睡中のトカゲに向かって
トストスと武器を投げます。百発百中でした。が、
あの細い棒では無理です。皮に当たって跳ね返ります。
さすが主食が砂漠石。
もう、いいです。菜食主義なります。武器を回収して
すごすごと扉君のもとに帰りました。
扉君は今起きてます。
立てています。綿花畑に一番近い逆さ木の幹に扉がついています。
扉を開けると、幹の中が階段。
別に幹孔をあけてるわけではない。
メディウスの輪のように、ワープ航法のように空間と空間をつなげています。
地下がばちょと拡げ階段を3段ほどつけ、その壁に扉君を設置。
今回のポイントは枠を付けたこと。砂漠石で。
細い不思議空間の入口+細い不思議空間の入口。間に扉。
この細い不思議空間の入口を地下の壁と、逆さ木の幹にそれぞれ張り付けて
空間をつなげている。設置には時間がかかった。
まずは斜めに地下から地上までつなげる。
それを空間はそのままで、枠をちいさくしていった。そして地上側をひねる。すると開通。
うーん、難しいが、扉を開けると木の幹から外に出るようになったのだ。
これで、扉君の姿はいつでも見えるし、外側にはカモフラージュも施している。
出入りは楽になった。
倒木してる逆さ木でテーブルを作り、椅子も作った。
ああ、皿もない。
お皿とグラス。ALL砂漠石。
サボテンの葉を向いて切る。
まな板と包丁。鉄と砂漠石。
炭酸水と、逆さ木の実をいれてノンアルグレープフルーツサワー。
おつまみはサボテンの葉と実。
とりあえず今晩はこれで。
お風呂も入らずドテラをかぶって寝ました。寝ました。
起きると3月22日17時でした。
サボテンの森に来てから後1時間で丸一日。
すでに一人は飽きました。
いいえ、することはたくさんあります。
糸づくり、布づくり、布団づくり。
暦づくり。食料問題は未解決。
いま、致命的なことを思い出しました。
石鹸がありません。
えー、最初からないんならあきらめがつくけど、あのクリーミーさを
知った後では物足りんよ。
どうする?街に買いに行く?
売れる海峡石はマティスのほうに行ってる。
また集める?ここで集まるのは大きなものばかりだった。
辺境まで行かないと手軽な街で売れるものはないのかもしれない。
いや、サバイバルなんだよ。
無くても人間生きていける。
逆さ木の実とお水で晩御飯。
外は月が沈んでる。
マティスの話を思い出しながらパレットに1日の長さをかき出していった。
今は離れはじめの月から3日目で1日30時間程。
長い。15時間後に月が昇る。
夜になったらもう一度トカゲを狩りに行こう。今度は槍を作って持っていく。
それまでに布団を作ろう。
タロスさんの肌触りのいいシャツのように、綿花を加工すればいい。
そうだ、皆にお願いだ!
それから集中して布団を作った。布は簡単にできてた。
綿部屋に入りタロスさんのシャツを見せながら
『2m×2mサイズの布になってください。4枚です』
『糸です。この細さ。とりあえず10mほどです』
『綿です。板状になってください。
少し固めで3cm。布より少し小さいサイズ。これは2枚。
すごくふわふわで6cm。布より少し小さいサイズ。これは1枚。』
布+3cm綿+砂漠石のエアークッション+3cm綿+布
これを閉じて、部分的に糸を通す。敷布団完成
布+6cm綿+布
これは掛布団。同じように閉じて、綿がずれないように糸を通す。
あ、枕!!
そして、タオル!バスタオル!
ループ状にすればいいのか?
スエットの襟ぐりがタオル地なので、これでお願いします。
あと、同じようなスエットも作る。が、ゴムがない。
樹液だよね?
逆さ木とか、いろんな樹木に傷をつけてみようか?
すべて生成り色だけど、オーガニック感満載。
スローライフ万歳。
・・・おなかすいたけどね。
逆さ木の実は結構食べ応えがあるね。
栄養価が高いのかもしれない。
作った布団を、太陽の光はないけれど
外に干した。
干している間に、木々にに傷を付けていく。
もちろん聞いてからだ。
『ちょっとお尋ねしますが、樹液って出ます?分けてももらえますか?
人体に有害でしたら結構です。』
こんな感じで。
もともと出ないものや、有害系はノーリアクション。
なんか、大丈夫そうなのは、ここを切ってと言ってるような気がする。
逆さ木はノーリアクションだった。
黒い実が取れた木は、ここって感じで、ナイフで傷を入れた。
あ、石鹸の匂い。香料か?あれは石鹸の実だったのかな?
マティスの石鹸は薬草が入ってると言っていた。違うのかな?
うすい黄色い液が溜まるように容器を差し込む。
表面がつるっとした木は、白い液がでた。やったゴムっぽい。
これも容器を差し込む。
これらは明日回収しよう。
甘い樹液が出る、メープルはないのかしら?
アニメのおさるさんが採取してたのを見たことがある。
その後ほんとかどうか気になって調べたらほんとだった。
専用の口を木に撃ち込んで樹液を採取。煮詰めてシロップに。
でもあれ、寒い雪の中でやってた。
うーん、なさそう。
そうか、サボテンの実を煮詰めたらジャムっぽくなるかな?
あー、パンがないのか。
炭水化物。
今日は終了。暗くなってきた。月が昇る。
お布団入れなきゃ。
森から綿花畑へ忍びのように木々をけりながら
戻る。うん、絶好調。
シュタンとかっこよく着地。
「扉君ただいま~」
扉の前にマティスがいた。
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