いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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74:香※

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倒れ込むように寝具に横たえる。
暗くしても何もかも見えてしまうが、彼女のために暗くする。
いや、私のためだ。欲望むき出しの姿は見られたくはない。
彼女が望めば見える、それでいい。

暗くなり彼女は微笑み目を閉じた。
きすだ。

深い口づけを。
口内を酒の味をすべて舐めとりながら
彼女の唾液があふれるまで、舌を絡める。

上着のボタンを外すたび、彼女が体を動かすたび、
彼女の匂いが強くなる。
胸の谷間から顎先まで舐り上げた。
胸当てを取りたいのだが、仕組みが分からない。
くすりと笑い、彼女が起き上がる。

後ろに手をやり肩ひもを外すと、
たゆんと胸が動く。

突起を咥えこみ押し倒す。

ぽふん、と、寝具に沈む。
やわらかい肌触りと、弾力がいい。

掴み、捻り、痛みを与える。
下ばきを取り去れば、彼女も香りが強くなる。
汗と彼女の匂い。
見上げれば、耳に私の開けた孔に
金と銀に絡めた小さな石が光る。

孔を開けたときの彼女の顔は
まるで、私を受け入れたときの恍惚とした表情だった。
私はきっと世界を征服したかのような顔をしていただろう。

下着はすでにぐちゃぐちゃで外すと、
さらに香か強くなる。

自身が下ばきの中でさらに固く大きくなる。
じれったく脱ぎ取ると、彼女が私を押し倒してきた。

そのまま、私に顔に尻を向け上に乗る。
ああ、彼女は私の望みを知っている。

余すことなく、匂い嗅ぎむさぼった。

じゅっじゅっ
彼女も咥え、舌先を孔に、エラにと動かし
強く弱く吸い上げる。

舐め上げ指ですくい、少し大きくなった核に擦り付ける。
押さえつけるように摘まみ上げると、
口を離し、喘いでいる。

横に下し、前から啜る。
指も1本、2本といれ、へそ裏めがけて押し上げる。
顔に蜜が飛ぶ。
続けて、指を大きく動かすと、彼女は悲鳴のように声をあげる。
手が宙をさまようので、横抱きに抱きしめ
乳房を噛む。

のけ反り気を果てるが、蜜はまだ滴る。
抱きしめまた口内を舐めとる。
彼女も絡めて、私の上顎を舐める。

彼女の手が私に伸び、。
私の汁を擦り付け握り上げ、孔を開くように指の腹で押してくる。

喘いでしまう。

彼女が耳元で小さな声でいう。

「そのまま舐めたかったの?お風呂には入らせずに?
この世界はに匂いに神経つかってるんじゃないの?」

「そのままのあなたを舐めたいと思った。
風呂にも行かせず、汗のにおいのするあなたを抱きたいとおもった。
いやだったか?」

「ううん、マティスもちょと汗臭いよ?
でも、ご飯前に嗅いだ時興奮したの、濡れたもの。
おトイレにいって、きれいにしたつもりなんだけど、
ピアスを、孔を開けてもらうっておもったら、
ほんとに開けてもらったら、もう・・・マティスの・・・マティスの」

苦しい、血が、体中からはじけてしまいそうだ。
聞かなければ、同じことを考えてくれたのなら。

「・・・私の、なに?」

「・・・マティスのものになったんだって、
そしたら、もう、うれしくて・・・・」

「私があなたのもであるように、あなたは私のものだ。」

言葉の力なぞ使わなくてもこれが真理。

彼女を押し倒し中に入る。
すぐに出してしまうが、固さはそのままで、強く突き上げた。
彼女の好む奥を突き、胸を強く揉みしだく。
そのまま、正面から抱き上げ、胸の突起を口に含んだ。


彼女は首にすがり、私の名を呼ぶ。

マティス マティス
わたしの


愛しい人
私のもの


小指に嵌めた指輪を、彼女の指に再び嵌めた。

目を細める彼女の中をさらに突き上げると果てると
そのまま2人して眠りについた。

今日が2人の祝福の日だ。




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