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168:おしゃれ
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ここの馬たちとは別に少し離れたところ5頭の馬たちはいた。
「おはよう!諸君!お茶持ってきたよ~水も出すよ~。」
この小屋自体がちょっと小汚いので全体を”きれい”にして、
飼葉とおいしい水を出す。
「なんかおもしろいことあったの?へー、いろいろあるんだね。」
「なんだ?なにかいってるのか?」
「うん、ここの馬さんたちがいうには、この頃餌がまずいんだって。
飼葉じゃなくて、新鮮野菜が食べれたのに、飼葉になって、
それも味が悪いんだってさ。ここの世界の馬は味にこだわるね。
で、自分たちはこんなにおいしい水とお茶葉を食べてるのにって。
ま、人間もそうだからいっしょか。」
ここに入れられてから、お前たちはなんだと、ちょっとした小競り合いがあり、
テンたちはむきになって言い返してたようだ。
スーとホーはさすがの風格で構えていたらしい。
テンたちがスー兄、ホー姐と呼んでいた。
ホーは雌だったんだね。
小競り合いしたときに泥を引っ掛けられたようで、
折角の赤毛並みが台無しだ。そこもまとめてきれいにする。
「ブラッシングとかしたほうがいいと思うけど、ないからこれで我慢してね?」
みな喜んでいる。
スーとホーも灰色というより銀だ。
「スーとホーはますます光り輝いてるね。テン、チャ、ロクもその赤はビロードのようだ。」
ホーは雌なので、特別に絹のリボンで鬣に飾りをつけたあげた。
桶の水に自分を映して喜んでいる。スーもほめているようだ。
「やぱり、おしゃれするのはいいね?ん?そう?」
結局ほかの馬たちもしてほしいとのことで、それぞれに結んであげる。
その間マティスは黙ったままだ。
「ん?どうしたの?」
「お前も晩餐会の女たちが来てたような服を着たいか?」
「あれ?んー、どうだろ?自分からは思わないな?なんで?」
「おしゃれというのだろ?ああいうものを着るのは?
お前もしたいのかと。」
「あははは!ティスが来てほしいんなら着るけど?」
「私か?んー?ああ、いいな、着てほしい。そのまま抱きたい。」
「もう!そうなるよね、ティスは。じゃ、あんな感じのふわっとしたネグリジェつくるよ。
ティスお気に入りのベビードールのゆったり版。」
「ああ!いいな!それは私が作ろう!!」
「あ、そうなの?お願いします。」
マティスはそういう系の服飾デザイナーになれると思う。
(で、あれはどうしたらいい?)
(ほっとけばいいんじゃないかな?今度は姿を出してるし。)
さっきから、小屋の片隅でこちらをうかがっている人がいる。
わたしを触ろうとした人、マティスに2回蹴られた人。
マティスはかなり手加減をしているといっていた。
本気ではないから死んでいない。
一応名前はティスと呼んでるし、声も低くでしゃべってるけど、
抱きたい云々をいっちゃ、設定台無しだよね。べつにいいんだけどね。
とうとう、その人がこちらにやってきた。
「お前!その黒髪!お前女だろう!もう触れなくてもわかる!」
ああ、女かどうか調べる為か、え?やっぱ痴漢?
「そのために触らろうとしたの?うわー、変態だ!!」
「なに!その称号は私だけのものだ!」
「いや、ティス!違うから!この人は女かどうか確かめるために
わたしに触ろうとしたってこと。称号でもないから!痴漢ってわかる?」
「!それか!!そもそも、モウに触れるなど!死をもって償え!!」
ちょっとだけ、マティスが気を膨らませる。
相手はガクブルだ。遊びすぎた。
「ティス!ティス兄さん!いいから!で?女ならどうなの?」
「認めるのか!」
「いや、別に男ですとも言ってないし?」
「そいつを兄と呼んでいた!なのに抱くとかなんとか!」
ああ、丸聞こえだったのね。そりゃそうか。
「兄とよんでるけど、旦那さんだよ?わたしたち夫婦。
呼び方はいろいろあるから。今回は兄さんで。次はダーリンとハニーかな?」
「その呼び方はいいな!」
マティスはへんなところで食いついてくる。
どういう意味で翻訳されているんだろうか?
「!!女がなぜそのような男の恰好をしているのだ!
あのワイプ様の弟子で秘蔵っ子と言われてるし!女なのに!」
「?男の恰好をしてはいけないという決まりがあるの?
それは知らなかった。ゆってくれればいいのに。
で、女だから弟子で秘蔵っ子って呼ばれるのもこの国ではダメなの?
それも知らなかったな。で?それを言いに来たの?暇なの?」
なんだか、何が言いたいのかわからん。
「女を武器に、ワイプ様の弟子になったんだ!もしくは男だとだましているかだ!
御前試合ではこれを着ろ!おさげ渡しだ!
これを着てこい!それだけだ!!」
見覚えのあるドレスを地面に投げられて、館の方に戻っていった。
そこはかっこよく消えていけよ。
うわ!殺人事件現場だ。死体なき殺人。
「この血は、豚か?」
「そう、色ガラスを取り返して代わりに血だけのソーセージと交換したの。
ぷくくく!きっとあの長い爪で触れた途端はじけたと思うよ。」
我ながら恐ろしいことを考えたもんだ。
その瞬間をみたかったな。想像して笑ってしまった。マティスもだ。
で、これを着ろと?なぜに?
「着ないといけないかな?」
「わからんな?とりあえず戻ろう。ワイプの名が出ていたしな。
何もかもあいつの悪い」
「なるほど。」
よほど給仕させられたのが嫌だったのか
あれ以降すぐに絡む。
馬たちにまたあとでとあいさつをして、部屋に戻ることにした。
「おはよう!諸君!お茶持ってきたよ~水も出すよ~。」
この小屋自体がちょっと小汚いので全体を”きれい”にして、
飼葉とおいしい水を出す。
「なんかおもしろいことあったの?へー、いろいろあるんだね。」
「なんだ?なにかいってるのか?」
「うん、ここの馬さんたちがいうには、この頃餌がまずいんだって。
飼葉じゃなくて、新鮮野菜が食べれたのに、飼葉になって、
それも味が悪いんだってさ。ここの世界の馬は味にこだわるね。
で、自分たちはこんなにおいしい水とお茶葉を食べてるのにって。
ま、人間もそうだからいっしょか。」
ここに入れられてから、お前たちはなんだと、ちょっとした小競り合いがあり、
テンたちはむきになって言い返してたようだ。
スーとホーはさすがの風格で構えていたらしい。
テンたちがスー兄、ホー姐と呼んでいた。
ホーは雌だったんだね。
小競り合いしたときに泥を引っ掛けられたようで、
折角の赤毛並みが台無しだ。そこもまとめてきれいにする。
「ブラッシングとかしたほうがいいと思うけど、ないからこれで我慢してね?」
みな喜んでいる。
スーとホーも灰色というより銀だ。
「スーとホーはますます光り輝いてるね。テン、チャ、ロクもその赤はビロードのようだ。」
ホーは雌なので、特別に絹のリボンで鬣に飾りをつけたあげた。
桶の水に自分を映して喜んでいる。スーもほめているようだ。
「やぱり、おしゃれするのはいいね?ん?そう?」
結局ほかの馬たちもしてほしいとのことで、それぞれに結んであげる。
その間マティスは黙ったままだ。
「ん?どうしたの?」
「お前も晩餐会の女たちが来てたような服を着たいか?」
「あれ?んー、どうだろ?自分からは思わないな?なんで?」
「おしゃれというのだろ?ああいうものを着るのは?
お前もしたいのかと。」
「あははは!ティスが来てほしいんなら着るけど?」
「私か?んー?ああ、いいな、着てほしい。そのまま抱きたい。」
「もう!そうなるよね、ティスは。じゃ、あんな感じのふわっとしたネグリジェつくるよ。
ティスお気に入りのベビードールのゆったり版。」
「ああ!いいな!それは私が作ろう!!」
「あ、そうなの?お願いします。」
マティスはそういう系の服飾デザイナーになれると思う。
(で、あれはどうしたらいい?)
(ほっとけばいいんじゃないかな?今度は姿を出してるし。)
さっきから、小屋の片隅でこちらをうかがっている人がいる。
わたしを触ろうとした人、マティスに2回蹴られた人。
マティスはかなり手加減をしているといっていた。
本気ではないから死んでいない。
一応名前はティスと呼んでるし、声も低くでしゃべってるけど、
抱きたい云々をいっちゃ、設定台無しだよね。べつにいいんだけどね。
とうとう、その人がこちらにやってきた。
「お前!その黒髪!お前女だろう!もう触れなくてもわかる!」
ああ、女かどうか調べる為か、え?やっぱ痴漢?
「そのために触らろうとしたの?うわー、変態だ!!」
「なに!その称号は私だけのものだ!」
「いや、ティス!違うから!この人は女かどうか確かめるために
わたしに触ろうとしたってこと。称号でもないから!痴漢ってわかる?」
「!それか!!そもそも、モウに触れるなど!死をもって償え!!」
ちょっとだけ、マティスが気を膨らませる。
相手はガクブルだ。遊びすぎた。
「ティス!ティス兄さん!いいから!で?女ならどうなの?」
「認めるのか!」
「いや、別に男ですとも言ってないし?」
「そいつを兄と呼んでいた!なのに抱くとかなんとか!」
ああ、丸聞こえだったのね。そりゃそうか。
「兄とよんでるけど、旦那さんだよ?わたしたち夫婦。
呼び方はいろいろあるから。今回は兄さんで。次はダーリンとハニーかな?」
「その呼び方はいいな!」
マティスはへんなところで食いついてくる。
どういう意味で翻訳されているんだろうか?
「!!女がなぜそのような男の恰好をしているのだ!
あのワイプ様の弟子で秘蔵っ子と言われてるし!女なのに!」
「?男の恰好をしてはいけないという決まりがあるの?
それは知らなかった。ゆってくれればいいのに。
で、女だから弟子で秘蔵っ子って呼ばれるのもこの国ではダメなの?
それも知らなかったな。で?それを言いに来たの?暇なの?」
なんだか、何が言いたいのかわからん。
「女を武器に、ワイプ様の弟子になったんだ!もしくは男だとだましているかだ!
御前試合ではこれを着ろ!おさげ渡しだ!
これを着てこい!それだけだ!!」
見覚えのあるドレスを地面に投げられて、館の方に戻っていった。
そこはかっこよく消えていけよ。
うわ!殺人事件現場だ。死体なき殺人。
「この血は、豚か?」
「そう、色ガラスを取り返して代わりに血だけのソーセージと交換したの。
ぷくくく!きっとあの長い爪で触れた途端はじけたと思うよ。」
我ながら恐ろしいことを考えたもんだ。
その瞬間をみたかったな。想像して笑ってしまった。マティスもだ。
で、これを着ろと?なぜに?
「着ないといけないかな?」
「わからんな?とりあえず戻ろう。ワイプの名が出ていたしな。
何もかもあいつの悪い」
「なるほど。」
よほど給仕させられたのが嫌だったのか
あれ以降すぐに絡む。
馬たちにまたあとでとあいさつをして、部屋に戻ることにした。
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