いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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眠いです。お風呂入りたい。
駱駝馬のアズレの前であんあんすることもできないので、
結局扉君の家に戻った。が、お風呂に入ること叶わず。
マティスが張り切ってしまいました。
あれだね、匂いフェチだね。わたしもだけど。

朝は焼きおにぎりで。
お味噌汁飲みたい。こればっかりはないものねだりだ。
ん?お醤油を絞ったとのお豆で、味噌もどきはできるのかな?

検問ぎりぎりのところまで移動。
そこから歩き。守衛さんが見えてきたら演技しようね?

アズレはルポイド次期元首のお気に入りの馬らしい。
本人が言うからそうなのだろうけど、
だったら人に任せないと思うよ?とは言わない。
余程急ぎだったんだろう。

「どこまで行ってきたの?
わかんないか。何しに?ああ、すごい音?
銃かな?それを買いに?
見学?へー。」
「ルカリアか?」
「そうみたい。買い付けではなくて見に行ったって。
そこから一直線、交代なんだって。それはお疲れ様。」

荷車を引く馬、2頭。その後ろに2頭。
疲れたら交代。荷車を弾いていない分、疲れも取れるということらしい。
けど、走りっぱなし。しんどいね。

「ルポイドも銃を買うか、その性能を確かめたか。」
「嫌だね。」
「ルポイドは必要なんだろうな。南方討伐を年に数回は行っている。
そのうち1回はニバーセルも参加する。それで領土も広げているが、
相手は人ではなく大型の獣だ。
銃は有効だろうな。」
「でも、あんなに急ぐことないと思わない?
買い付けに言った訳でもないのにね。
4人で行って、4人で帰ってきたの?
2人で?連れてきたの?なんだろ?技術者かな?」
「それはルカリアが手放さないだろう。
気になるが、あれだ、触らぬ神って奴だろ?
ワイプに話しておくだけでいい。」
「そうだね。うん。じゃ、報告お願いします。」
「わかった。」


嫌がらないんだよね。こういうのは。


守衛さんが見えてきたので背負子を背負う。
売るだけの鳥を入れているのだ。
前回は60だったので、今回は100だ。


「あんた達か!アズレも!トマイザー様から聞いている。
半分過ぎって聞いてたんだが。」
「ええ、このアズレ?しばらくしたらすぐに動けるようになって。
それで、早く連れてきた方がいいかなって。」
「奥さん、眠そうだ。夜通しだったんだな?」
「ええ、まぁ。」
「守衛殿、それで、肉は仕入れたんだ。昨日の夜に。
今回は100あるんだが、先に馬を館に届けようと思う。
そうしたら鮮度が落ちるだろ?だれか代わりに売ってくれるものがいないだろうか?
100で、20リング、税が5リングで15、その方の手数料で3。
12リングで引き取ってくれれば助かる。
ああ、売値は必ず前回と同じ2銀貨以上で。でないと次回売りに来た時に
売れなくなるからな。」
「俺が売るよ!3銀貨で売ってもいいてことだな?」
「それは売れればいいがな。」
「売れる。絶対売れる。」
「では守衛殿が買ってくれるか?ああ、帰りに12リングもらえればいい。
で、トマイザーとやらがいる館はどこに?」


広場を抜ければすぐわかるということで、
進んでいく。

歌はおうまはみんなだ。

~どーしてなーのかーだーれもしーらなーい


と歌っていると、アズレは馬だからだと答えた。
うん、哲学だね。

2番をうたうと、表現が間違っているのではないかと
マティスの突っ込みが来る。


「そうだね、チョンボリチョロリではないな。
短い感じがするものね。
ファサファサフワリ?
・・・なんか、師匠が聞いたら泣いちゃうかもしれない。」
「ぶほぉぉっ。」
「うふふふふ。わたしの勝ちだね。」
「・・・頭髪に関することは良くないと思う。」
「そうかー。そうだね。ルグも気にしてたしね。うん。わかった。」
「思い出したら笑ってしまうしな。」
「チョンボリチョロリ?」
「あははははは!やめろ。」
「あーい。」

パッパカはしるというのを気に入ったアズレが
何度も歌えとせがむので、1番だけ20回は歌った。
喉がかわいたところで、ようやく到着。

館はコットワッツより少しは派手めな堅牢な感じです。

「トマイザーさんはいるか?駱駝馬を砂漠で預かったものだ。
届けに来た。」
「は?駱駝馬を?砂漠で?なんで?」
「聞いてないのか?守衛殿は知っていたのに?お前どこのものだ?」

相手がにやりと笑い殺気を放つ。
あまーいいってくらいの殺気だ。なんだ?


いきなりマティスが掌底をぶちかます。
ぶっとぶ門番。

「ティス、極悪人だね?」
「仕方あるまい。」
「手加減を学ぼうね。この人も仕事だよ?」

向こうからトマイザーさんが走ってきた。

「すまない!試したわけではないんだ。
守衛から連絡をもらってな、待っていたんだが、マレインが確かめると。
おい、マレイン、起きろ!ああダメだ。
グリク、フェニラ、運んでくれ。」
「確かにアズレは届けた。残りの5リングはそいつの治療費だ。
人を確かめる前に人を見ろといっておけ。」
「待ってくれ、礼がしたい。中に。」
「結構だ。大事な駱駝馬を赤の他人に
預けてまでも急いで帰る必要があったのだろう?
その用事が終わっているとも思えん。我らは行商人だ。
仕入れたものを売らなければいけないんだ。あれは何と言った?モウ?」
「時は金なり?」
「それだ。半分までは広場にいてるから文句があれそこで聞こう。
大勢の前でな。行くぞ、モウ。」
「あいあーい。じゃ、アズレ、お大事にね。」


馬に別れを告げて元来た道を戻る。
「まずいの?」
「ああ、血の匂いがした。あの男、ここの元首だ。関わりたくはないだろ?」
「えらいさんか。王様?なんでわかったの?」
「守衛が様付で呼んだ。呼ばれた二人はかなりの腕だ。
その二人が従った。
お傍付き筆頭とは言えない体つきだ。少し前のセサミナと同じだな。
一通りやったが、物にはしていない。
今のセサミナは違うぞ?時間があればもっと鍛えたやりたいがな。」
「それは勘弁してやって?」
「ははは、そうか?それで、セサミナと同じ気配だ。
元首か、それ近い親族だな。」
「なるほど。名探偵マティスだね。」
「それ、武の大会の時にしていたな?なんだ?」
「ん?こう、少しの情報から真実を導き出すというか、
そういうお仕事の人?」
「おもしろいな?それなら私はすでに名探偵だな。
愛しい人はゴムの髪飾りを売りたいと思っていただろ?
なのに、守衛に丸投げにするといったら悲しそうにした。
いまから広場で、髪飾りを売ろう。作ってあるんだろ?」
「マティス!好き好き大好き!愛してる!!」
「しってるさ、名探偵だからな。」
「きゃーかっこいいい!!」


そんなキャッキャウフフのバカップルです。
広場に戻るとものすごい人だかりができていた。
守衛さんと、奥さんかな?2人で、売ってる。
うわー、3銀貨だ。売れてるねー。


「おい!あんた!この前2銀貨で売ってただろ?
これもあんたが仕入れたと聞いたがなんで値上げしてるんだ?」
「前回は月が沈んで仕入れて、ここに来たんだ。
今回は夜を通して移動してきたからな。少し値を上げたんだ。
やはり、3銀貨は高いか?」
「いや、3銀貨でも安い。
今から仕込めば夜の飯にうまいものが食えるからな。
売ってるのが守衛の奴だし、どうしたのかと思って。」
「そうか。すこし手伝ってもらったんだ。館に呼ばれてな。
ここに来る途中で怪我した駱駝馬を預かったんだ、届けてくれって。
名前はトマイザー?」
「その方は次期元首様だよ。お戻りになったんだな。」
「えらいさんだったんだな。知らぬうちに無礼を働いていなければいいが。」
「大丈夫だよ。良い方だよ。じゃ、また、仕入れたら来てくれ。
ああ、布は?布はないのか?買いそびれてうちの娘がっかりしたんだよ。
といってもまだ成人前だ。まだまだ早いがな。はははは。」
「あ、だったらこれはどうですか?ちょっとした髪飾りです。
伸び縮みするので簡単、ほら、こんな感じ。」

さっそく売り込む。

「へーいいな。いくらだい?」
「中にゴムっていうのが入ってるんです。コットワッツ産なんですが。
これは一生ものってわけじゃないんですよ。
布も破れるし、中のゴムも切れたら、
もう一度結ぶことはできますが、伸びきったら終わりだし。
だから、1つ2銅貨です。どうですか?」
「へー、いいな。じゃ、2つもらおうか。色は?選んでいいのか?
娘と、うちの奴にな。青と、赤、いや、黄色か?」
「3つで5銅貨ですよ。3つ重ねてもいいですよ?同じ色系で、ね?」
「うまいね。じゃ、6つくれ。1銀貨だな。」
「ええ。ありがとうございます。」

これが売れまくる。

背負子から出すふりしてお願いしまくりだ。
全部で8リング。さすがに品切れということに。

鳥が3銀貨。飾りが1銀貨。
食料は安いということか?
飾りというものが珍しいのか?

販売仕入れの許可書分以上は稼いだ。
けど、実際はもっと稼がないとやっていけないな。
毎日5リングは痛いよね。
年間パスみたいなのがあればいいのに。


「あんたたち!売れたぞ?きっかり30リング。
許可書代が5リング、手数料はもらうぞ?のこり22リングだ。」
「いや、3銀貨で売れたのは守衛殿の売り込みがよかったんだろ?
最初の約束通り12リングでいい。」
「ほんとに?10リング!半分で10リング!すごい!」
ほくほくの守衛さんだ。

許可書と12リングをもらう。
合計20リング。

「愛しい人、そろそろ半分だ。5リング払ったが
もう売り物がないな。帰ろうか?」
「そうだね。ちゃんと半分までいたんだ、問題ないよね?
帰ろう、帰ろう。コーヒー豆は買ったし、
あ!テオブロマ!向こうに売ってる!」
「では、それを買って帰ろう。」
「うん。」


ひと箱20個入り。これが10個で1リングだった。
ここは同じ量で、2リングだ。ツイミさん、お安く売ってくれたのね。
いや、貰いものを譲ってくれたのか。
箱はいらない。
500個、出ているものすべて買った。

「ありがとよ。今日はこれで上がれるよ。」
「でも、ここの税は5リングでしょ?もっと売らないと損しちゃう。」
「ああ、あんたたちは単発なんだな?
俺は年間で5リング払ってるんだ。この場所を買ってるってことだな。
だから問題ない。」


やっぱり!年間パスだ。そりゃそうだろうね。

「知らなかったね。今日のでもう10リング納めてるよ。」
「違う、違う。3枚許可書がたまったら、1年通じての許可書を
5リングで買えるんだよ。」
「じゃ、あと一回、5リング払って、5リングの許可書か。
んー。」
「どうした?」
「もういいや。」
「あははは、そうなるな。コーヒーもテオブロマも手に入った。
ここで商売することはないだろう。買い付けだけの場合は?」
「商売無しで買いつけだけだと1銀貨だな。
これは毎回だ。」
「そっちだね。コーヒー豆とテオブロマは買いたいもの。」
「今年はいい出来だよ?甘さが濃い。雨の日まで店を出してるから
また買いに来てくれよ。」
「ええ、もちろん。ここではやっぱり、こう、吸うんですか?」
「そうだよ?コーヒーに浸すこともある。コーヒーがうまくなる。」
「砂糖は?」
「砂糖は高いな。だから、これが売れるのさ。」
「これはここが産地?ルポイド、ドルガナが産地?」
「そうだよ?俺が作ってるんだ。」
「そうなんですね。キトロスは?」
「ああ、それはドルガナだけだな。」
「こっちでは育たないんですか?」
「そうなんだよ、なんでだろうな?土が違うからかな?」
「ルポイドはコーヒーとこれ?ほかに何かありますか?
あれば仕入れていきたいなとおもって。」
「そうだな。香木は有名だ。
が、これはおいそれと買えるものじゃないな。
あとは、馬に餌になるトウミギかな?」
「トウミギ?どんな?」
「いまは時期じゃないが、かじれば甘いぞ?それだけだけどな。
乾燥したものは、売ってる。向こうに見えるだろ?あれだ。」
「へー、ちょっと行ってみます。いろいろ教えてくれてありがとう。」
「こちらこそ!また来てくれな。」


お兄さんは空き箱を荷車に乗せて帰っていった。
是非とも直接取引がしたい。
契約農家になってくれるだろうか?

で、トウミギ?なんだろ?

「ティス、知ってる?」
「知らんな。馬の餌だと。ということはうまいのか?」
「たぶんね。行ってみよう。」



ズタ袋いっぱいの乾燥トウモロコシ!!
いやっほー♪

「すいませーん!これはおいくらですか?」
「一袋2銀貨だ。あんた、テオブロマを全部買ってたな?
俺のも買ってくれよ。馬が喜ぶぞ?俺が作ったんだ。
湯に入れれば柔らかくなる。」
「素晴らしい!じゃ、全部ください。」
「ぶっ。ほんとに?冗談だぜ?え?ほんとに?」
「そうそう、本当に。まじです。」
「まじ?そういう意味なのか?どこの人?
砂漠の民?へー。で、まじ?」
「まじです。」
「やった!10袋と、半分だけど、2リングだ。」
「ありがとう。これはいつ収穫するんですか?」
「一番暑い時期だな。それを収穫して、乾燥させるんだ。」
「わかりました。」
「愛しい人?入らないぞ?」
「うふふふ。そういうこともあろうかと、2段変形します。
ちょっとバランス悪いけど。そっちに、テオブロマ入れて。
こっちはトウモロコシ入れるから。」
「とうもろこし?トウミギのこと?」
「そうそう。お兄さんはいつもここで?」
「そうだよ。おれも年間払ってる。いつもは1月かけて、
10袋だけど、それが今日一日で。
こんなことなら鳥肉買えばよかったよ。」
「あ、一つありますよ?ティス、出してあげて?」
「え?あんたたちが売ってたのか?守衛が売ってたけど?」
「仕入れたのはわたしたちなんですよ。
守衛さんにはお手伝いを。あ、お金がいいですよ。
おまけしてくれたお礼です。」
「そうかい?ありがとう。嫁さんが喜ぶよ。」




タンスを2つ縦に乗っけた大きさ。
さぁ、帰ろう。



「そこの2人、館に来い!」
「断る!!」


一度は言ってみたいセリフシリーズだ。
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