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456:まじない返し
しおりを挟む「どうしても何も。
どこから話せばいいか、話さないといけないのか。
とにかく、お前は首だ。コットワッツからも追放だ。」
「なんの権利があって!」
「コットワッツの領主で、経営者で、管理者だからだ。
お前に管理を任せているのは館そのものだ。
よく働いてくれていたのに残念だ。」
「館かぁ。そうだね、管理はいるね。」
「ええ。皆が困る前にすぐに補強や補修をしてくれていたんですよ。」
「叔父さんなのに?」
「資金受領後そんな叔父や叔母が200人ほど来ましたから。
その中で一番の働き手です。みなが喜んでいた。」
「あとは?」
「1日でどこかに。働かされるとは思っていなかったようで。」
「あー。」
「わたしは叔父だぞ?もしかしたらわたしが領主になっていたのかもしれないのに!!」
「父も私と同じ5歳で次期領主を拝命している。それはない。」
「え?」
『グリク?お前は切っ掛けはどうあれ、この館でまじめに働いていたんだ。
叔父でも何でもないだろ?とにかく仕事に、
割のいい館で務めるきっかけが欲しかっただけだ。
その証拠にお前だけはまじめに働いた。
そうだろ?それに関してはセサミナ様も何もおっしゃっていない。
なのに、どうしてこんなことを言い出した?
最近誰にあった?昨日か?どんな話をしたんだろうか?
教えておくれ?お前はまじめな管理人だ。
この領主館のな。みなも、お前が来てから過ごしやすくなったと言っているぞ?
さ、教えておくれ?なにも悪いことではないだろ?
お前が領主館の管理者ではなく、コットワッツの管理者だと、
間違ったことを教えたんだ。
間違ったことを教えてしまたんだ。そいつもなにか勘違いしたんだろうな。
他所で笑いものにならぬよう、早く教えてやらないと。
かわいそうだろ?お前が助けてやるんだ。
さ、教えておくれ?グリク?』
やさしく、やさしく。
こっちの力が上だ。
なのに、言霊が効かない。
ならば、言わないと、答えないといけないという、心理に持っていかないと。
詐欺師の常套手段だ。
お前は悪くない。良いことをするんだから。
助けてやろうとね。
「あ、あ。
ルタネ様から手紙が。ここに入り込むときに、一通りは調べました。
聞かれたら答えれるようにと。
前領主の奥方、ルタネ様が、会いたいと、話がしたいと。
無視することもできずに、ええ、わたしは叔父でも何でもありません。
それがばれたのかと。恐る恐る会いに行きました。
ナソニールで、ええ。
ただ、働き口を探していました。わたしは、人から器用貧乏だと。
一通りのことはできますが、どれかが特化しているわけではないのです。
わたしができることはその道を究めたものがいます。
だから、この館の管理は楽しかった。できることをすれば、皆が、喜んでくれる。
もちろん、大掛かりなことになれば、本職に頼めばいい。
気楽に、できることを。
セサミナ様は分かって雇ってくださったのだと。仕事で恩を返そうと。
しかし、ルタネ様が言うのです。
領主になっていたかもしれないのに、と。
ああ、そうなのかもしれない。管理者、コットワッツの管理者はわたしだと。
ルタネ様はそうでしょうと。
昨日も会いました。
コットワッツの管理者なら、資産のことも赤い塊をも管理しないといけないと。
訪ねてくことがあれば、その条件を聞いておくべきだ。
もし断れば、今後一切コットワッツと関わらしてはいけないと。
それはそうだと、そうおもっていたのです。
え?わたしは叔父でも何でもない。え?セサミナ様!
どうして!どうして!!」
「ルグ、ワイプ殿に連絡を。ルタネの現状を。」
「聞こうか?」
「いえ、行って戻ってくるだけです。」
「そうか。ここに案内した人間も嫌な気配だ、そっちが主だろう」
「わかりました。」
「グリク?叔父としてやって来たお前は首だ。
だが、お前はこのままここで働いてくれ。
次にルタネや、別の者から何かを言われたら、こちらのことを言わずに、
話を聞いて来い。ああ、大丈夫だ。守りを持たせよう。
おそらくまじないか何かを掛けられたんだ。姉さん?」
「ん。これね。」
ドルガナ産の石に革ひもを巻いたもの。
もちろん、蜘蛛の糸も巻いている。
「まじない返しの言葉はね、これを握って、
話は覚えておこう
で、大丈夫。そのあと、セサミン、セサミナ様に報告すればいいから。」
泣き崩れたグリクさんをなだめて、ルグに報告。
セサミンは自分が管理者だと言い出したあたりから
マティスが呼んで、
砂漠石の効果はすぐに無効化している。
「はい、はい。」
「余分な仕事が増えるが、お前ならできる。そうだろ?」
「もちろんです。セサミナ様。」
「さ、姉上たちの後姿を見たものたちが騒いでいるんだ。
それを押さえてきてくれ。いまはわたしと打合せ中だとな。」
「・・・姉上?赤い塊ですよね?」
「おまえはなにか勘違いしているな。
わたしの今回の護衛は赤い塊殿だ、護衛業のな。
それはわたしの兄上と、姉上のことだ。
お前が言う赤い塊は石使いの方だろう?」
「え?兄上?剣の?え?マティス!剣のマティス!!」
「グリクは兄さんがあこがれの人だそうですよ?道を極めることは素晴らしいと。
尋ねて来た時、話は聞きました。自称親戚の方々にもね。
叔父であれ叔母であれ、この館で働いてくれるのなら雇いましょうと。
喜んで返事をしたのはグリクだけだ。」
「剣のマティス!すごい!本物だ!セサミナ様に似てらっしゃる!うわー!」
マティスをみてプルプルしている。アイドルをまじかで見た乙女の様。
「とにかく、仕事を頑張ってくれ。ほら、外の声がここまで聞こえる。」
「あ!はい!」
「もっと強化しようか?良からぬことを考えている人間は出入り不可みたいに、
館全体に。」
「いえ、それをすると、その上を行くことを仕掛けてくる。
今ぐらいで。わたしたちが十分気を付ければいい。」
「そうか。でも、ほんとに、気を付けてね。」
「ええ。主要な仕事をしているものには糸付きの守りを持たせています。
あの音石も。あとで回収すれば話も分かるでしょう。
音を聞く時は?」
「うん、聞かせてっていえばいい。それはセサミンだけね。
あれを作るときにそうお願いしたから。
ずっと覚えておくのは、石に負担がかかるし、長ければ壊れるかもしれないしね。
それに個人的なことまで聞くのはよろしくないしね。
使われることはないほうがいいけど、うまく使って。」
「そうですね。ただの守りになるだけのほうがいいですね。」
盗聴し放題というのはやはりよろしくない。
必要最低限に抑えないと。
ちょっと手間取ってしまったけど、もう出発の頃合いだ。
セサミンに続いてわたし達が続く。
ルグの報告は晩御飯の時に。
おお!なんか老舗旅館の出迎え、逆バージョン?
「「セサミナ様。」」
奥さんたちだな。
一人はわたしと同い年だと。え?2人とも幼いよ?
48ってそんなもん?
セサミンが子供っぽいわけじゃないんだ。
んー、じゃ、ルグは老け顔ね?
その奥方たちの前にいるのが娘たち。
1つ違いなのね。
まー、可愛らしいけど、まー、小憎たらしい目で睨んでくるよ。
わたしは年配の方に好かれる。
おばちゃんはもちろん、年の離れたいわゆる女の子にもだ。
が、同年代と、このくらいの子供、女の子には嫌われる。
男の子には人気だ。だって、お母さんがしてくれない、
プロレスごっこをしてくれるんだもの。
奥さんたちはセサミンの説明が効いているのか、
プレゼント作戦が効いているのか、敵意はない。
が、その分娘たちがすごいな。
あー、子供たちにはなにも送ってないか。
これは失敗だ。
少し前まで、父親の兄の嫁さん、子供にすれば他人だ。
それに対する悪口を言っていた母親たち。それに同調するだろう、それは悪人なのだと。
なのに、この頃は手のひらを返したような態度だ。
母親たちは悪人に洗脳されたと思ったのかもしれないな。
現に、母親の前に立っている。
「お前たち、兄上と姉上をやっと紹介できるな。
わたしの兄上マティスとその伴侶となる方だ。姉上だ。」
名前はあえて呼ばない。
わたしはマティスの愛しい人であって、セサミンの姉だ。名前はいらない。
「マティス兄上様、姉上様。
妻のオリストと申します、これは娘のマリス。」
「同じく妻のルギーレ、娘のディーケです。」
「マティスだ。兄といえど、領家を出た身。
護衛として付いている。敬称はいらない。妻も同じだ。」
愛想ねー。いや、振りまかなくてもいいけどね。
わたしは黙っている。
へたな挨拶はいらない。
「無礼者!跪いて挨拶をしないのか!」
「挨拶一つできないとは!お里が知れるというもの!」
そう来たか。
これは小さな女の子が舌足らずで叫んでいる。
それ、誰から聞いたの?母さんたちが言ってたのかな?
小さな女の子達をみて、母親たちに目線を合わせる。
そこで、フッと笑ってしまった。
だって、ものすごく狼狽してるから。
わたし達に挨拶するときには跪いてもらわないと、
それができぬようならお里が知れてるわね、とかいって笑ってたのかな?
おそらく娘さんたちは母親のものまねも入ってるんだろう。
後ろに控えている女官たちが笑いをこらえている。
「マリス!黙りなさい!」
「ディーケ!あなたもです!」
「どうして?母様?母様が言ってたでしょ?」
「そうよ?母様が言ってたのに?」
「「黙って!!」」
セサミンが、あきれて、2人の妻を見つめている。
それから、子供目線でしゃがみこんだ。
「マリス?ディーケ?それは母様たちが言ってたのか?
でも、今は言ってないだろ?おそらく思ってもいない。
かわりに言わなくちゃっておもったのかな?でも、それは間違いだ。
昨日、母様たちは何と言っていた?会えるのが楽しみだっていってなかった?
お前たちもちゃんと挨拶するようにって。」
「でも、父さま!母様はちょっと前までそう言ってました!」
「そうです!父さま!無礼者だって!」
「昨日は?ちがっただろ?」
「だからです!きっと言えなくなったんです!」
「そうです!だから変わりに言おうと決めていたのです!」
「どうしてかわったのかな?」
「それは。それはわかりません。」
「それはね、間違いだったってわかったからだよ?
なのに、間違ったことをそのまま言ってしまったようだ。」
「!間違い!そうなの?母様?」
「ほんとに?ずっと言ってたのに?アネウエなんて無礼者の田舎者だって。」
「ああ、やめて、ディーケ。母様が間違っていたの。」
「マリスも。母様たちが間違っていたの。昨日、皆でお見送りしましょうねって。
そのときはそんなお話してなかったでしょ?」
「昨日は早く寝かされました!」
「いつもより早かったです!!」
「それに女官たちも言ってました。昨日もです。
どんな田舎者が来るのだろうって。ね?ミンマ?ニール?そういったよね?」
今度は後ろの女官たちが狼狽している。
女の噂話は悪いことしか言わないからな。
お?一人だけ敵意むき出しだ。
へー。
「お言葉ですが、セサミナ様!
この2人は奥方様に敬意を払っておりません。
セサミナ様の兄上かもしれませんが、本人も言うように、
領家から出たのなら、兄上などどいう身分はありません。その妻にも!
それははっきりお教えしなくては教育上よくありません!!」
「ニールか。それで?お前はきっちりと教育してくれたんだな?
わたしの娘たちに?」
「ええ!そうです!」
黒セサミンだ。怖いー。
「兄上はこうも言ったな?護衛で付いていると。妻も同じだと。」
「そうです。たかが護衛の身分で、セサミナ様のお傍に付くなんて!
剣のマティスなんて名前は昔の物です!
砂漠で暮らしていたくせに!その妻なる女だってどこ女なんですか!
ええ、この際はっきり言わせてください。
セサミナ様のお傍に付くのにふさわしくないのです!
コットワッツの名に傷がつきます!!」
「そうか。コットワッツの名にか。なるほど。考えてもみなかった。
それはお前だけの考えか?他の者もそう考えているのか?」
「そうです、セサミナ様!
砂漠石が出なくなって大変な時に何もしなくて、
資産受け取りや、タオルの商売が順調になってから現れた親戚なんて信用できません。」
うふふふ。笑いがこみ上げてくる。
「あのとっかえひっかえやって来た自称親戚達と同じです!」
ほんとにとっかえひっかえなんだ。
それは大変。
「ニール!アックス!ナリート!黙れ!」
ここで、怒鳴ったのはスビヤンだ。
「スビヤン?これはどう思う?」
「わたしの見る目のなさということでしょう。」
「そうか?なにもかも説明することもないんだがな。
かなりこちらが気になるようだな。」
「それはそうでしょう。あとはお任せください。
さて、マティス様、お久しぶりでございます。そして奥方さま、先日のご無礼、お許しください。」
「こちらこそ。生意気を言いました。鋏?見つかったそうで。」
「ええ、これはじっくりマティス様にお話ししたいところですが?」
「結構だ。お前の話は長い。」
「ふふふ。そうですね。鼻毛が伸びるほどに。」
ぶ!!こいつ!できる!!
マティスとわたしは笑ってはいけない状態。つらい。
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