いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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457:散弾銃

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「スビヤン様!!」
「お前たち3人は後で私の部屋に。
他の者にも言っておこう。
護衛というのは誰に敬意を払わなくていい。
それがこのニバーセル国王にでもだ。
変動の後に、コットワッツの産業が軌道に乗ってからいらしたわけでもない。
変動直後から、セサミナ様、コットワッツの為に尽力されている。」
「そんなの嘘です!」
「お前たちこそ、何も知らないで、最近ここに入ったのに。
だれに聞いた話をしているんだ?」
「スビヤン、くわしく話を聞いててくれ。
ここで時間をとれない。報告はルグに。
オリスト、ルギーレ?娘たちとしっかり話をしてくれ。」
「はい、セサミナ様。」
「父さま?わたしたちは間違ったの?」
「よく母様たちとお話してごらん?
それで、お前たちが間違ったと思ったら、そのときに謝りなさい。
姉さんそれまでお待ち頂けますか?」
「もちろん。オリスト殿、ルギーレ殿、次回機会をつくって、
女だけの愚痴大会をしましょう。もちろん、男性禁止です。
特別な甘味もだしましょう。」
「「姉上様!素敵です!」」
「母様だけ?ずるい!」
「私達は?」
「うふふふふ。この会に子供は参加できないな。」
「間違ったから?」
「いいや、わたしはえらいと思ったよ。大人が言えぬことを言ったんだ。
だが、それがどうしてダメだったか、うまく言えぬな。
これは母様たちも大変だな。
しかし、お前たちはわたしたちをどう思っていたんだ?
母様や女官たちの話だけを聞いて無礼者と思っていたのか?
お前たちの気持ちを教えておくれ?」
「「・・・・。」」
「ん?なんと答えてもかまわない。嘘を言われる方が嫌だな?」
「・・・・おいしいものをいっぱい持ってて、
はじめて食べたプリンは父さまが作ってくれて、それはアネウエが教えてくれたって。
父さま嬉しそうだったの。」
「お肉もかれえも、みんなアネウエで。」
「甘いのもみんな。」
「あのきれいな布も!」
「あれ!素敵!」
「そう、それで?」
「だから、お会いした時に、お礼を言いたかったの。」
「でも、母様たちが。」
「あははは!大人の話は子供に聞かすものではないな?」
「「申し訳ありません!」」
「ふふふ。それは旦那の愚痴もあろうからな。言わねばたまるものだ。
それを出すのが女子会だ。楽しみにしておけ。
それで?まだ、礼は聞いていないが?」
「「!」」
「ん?」
「「アネウエ様、いつもありがとうございます。」」
「きゃー!かわいい!!!」

悶絶級です。


「可愛い姪っ子たちには、髪飾りと、巾着をあげような。」

色違いの巾着と髪飾りを。
きゃーっと喜んでいる。
女官たちにも配っておこう。
あーかわいい!

「姉上、そろそろ行かないと。兄上も、爺たちに囲まれて困っています。
スビヤン、ルグ、後は頼んだ。」

(セサミン?野郎どものが拗ねてるから、うまくいけばサイが手に入ると。
戻ったら焼肉をしようって。その時、豚とボットも。海鮮もあるぜ!)

「皆!行ってくるぞ。ルポイドの後は王都の会合だ。
それが終われば、また、皆で肉を焼こう。
サイにボット、豚。海鮮も手に入る。それまで、留守を頼むぞ!!」


おおおおおお!!!!!!



一部困ったちゃんがいたが、そこはスビヤン殿が粛正するだろう。
セサミンは野郎どもの声援を受けてご満悦。
わたしは館の女子衆の人気を独り占めでご満悦。
マティスだけは爺たちの愚痴を聞いてくたびれていた。


「ふふふ、何を言われたの?」
「なにというわけでなく、昨日のことのように、昔の話を持ち出して説教だ。
やれ、歴史の授業をさぼっただとか、いまさら女性の扱い方だとか、
愛しい人にも挨拶をしたがっていたが、女性陣に囲まれていたからな。
次回、女子会ではなく、集まる機会を作ってほしいと。」
「あははは!で?なんて答えたの?」
「気が向けばと。そこからまた説教が始まった。」
「だろうね。おいしいお茶とおかきで爺会も開こう。
セサミン?あの3人は?」
「ええ、スビヤンに任せてみます。何も知らないんですよ。
わたしも、傍付きにしか詳しくは話していないし、話せない。
スビヤンはある程度、当初から知っています。
煽るものがいると考えていいでしょう。今日の門番が典型ですね。
おそらくはポリックと同様に館の動きを探っているのでしょう。
いないほうがおかしいのですよ。わたしがいなくなる数日の間にどう動くかですね。」

荷車を2台引きながら、トックスさんの家に。
後姿は間抜けだが、仕方がない。

視線と気配が消えたところで、収納、トックスさんを訪ねた。

「遅かったな。」
「ちょっと出しなにね。熱烈な見送りだったんだ。」
「はは!そうか!じゃ、これな。
かつらと、服と。
ニバーセルの服を主体にしたが、いろんなところの服を取り入れている。
特徴はと聞かれれば、己の国も服に似ていると、どの国でも答えるな。
髪はこの大陸で一番多い茶色だ。網になってるから、そこから地毛を出せばいい。
奥さんなら黒髪、領主さんなら、金に近い色、旦那なら、灰銀だな。
どれでも合うだろう。」

遅めの朝ごはんを食べながら。
ドーガーたちもだ。
手伝いをしていたようだ。
セサミンは朝の出来事を話して、ルグの補佐に回るように指示していた。

それからさっそく着替えだ。クジラの下着で、体の補正。
で、かつら。毛を出すの?
わたしとマティスは長い。茶色の髪にそれぞれの髪色が見える。
で、後ろに束ねる。
セサミンはきっちりしているから、トップとサイドが金だ。
かつらの毛が長いから地毛に合わせて切ればいいのだが。
3兄弟で同じように髪を後ろに。
セサミンとマティスは兄弟だから、もちろんそっくりだ。
わたしは当然違うのだが、同じ服と同じような髪色、髪形。
兄弟に見えるな。

「お兄ちゃん?ちい兄ちゃん?」

「「かわいいな!!」」
2人は馬鹿兄弟になる。

3人でトックスさん最新作の折りたたみ背負子。
大きくなるし、小さくもなる。
収納できるからいいのだが、
それ?どこからだしたの?とならないように。
竹と牛革でしっかり補強している。
お値段20リング。仕入れ値は12。
10台仕入れました。
これを作るのにドーガーは駆り出されたようです。
わたしたちの3台分は身内割で3リングで買いました。
3台で。ありあとやんす!売りまくって、宣伝してきます。



「セサミナ様、モウ様、マティス様、お気をつけて。」

ドーガーとペリフロ、親方たち、イスナさんとフックさんにも見送られて出発。
マッサージチェアと簡易サウナは、会合までにできるとのこと。取りに伺います。





時間も押したので、少しは歩いて移動のつもりだったけど、
草原に移動。

「なんか、ますます草原だね。」
「ひとの行き来がほぼなくなりましたからね。」
「なるほど。」

「来るな、サイだ。それと、人も。
絨毯を出して上から見ておこう。」

空飛ぶ絨毯で待機。気配も膜を張り消します。

3頭、走ってくる。複数で見るのはじめてだ。
いつも単独だったから。
毛を広げている。走っているのに?

バッシュ、バッシュ、バッシュ


散弾銃?
ああ、砂が多いのはこの為か。
複数の弾が出るが、勢いが弱いのか、致命傷にはならない。
サイが、サイを呼ぶ。

1頭が倒れ、2頭はそのまま走り抜けていく。


「ダメだ!離れすぎた!弾もない。」


草原の民だ。

「なんだよ、へたくそ!1頭だけじゃないか!」
「お前は1頭もないだろ!それに、この頃は常に毛を広げているし、
細かい毛も飛ばしてくる!死にはしないが、あーかゆい!!」
「追加で20頭言われてるんだ。そうすりゃ、また大金がはいるんだから!」
「おれは1頭とったからな。あとは知らんよ。」
「なんだよ、弾を使い切ったくせに!」
「またもらえるんだろ?今日は帰ろう、そっち持ってくれ。」
「弾がないんだったら仕方がないよな。持つからこれはおれたち2人で狩った。
いいな。」
「なにいってるんだよ。これは俺のサイだ!」
「じゃあ、一人で担いで帰れよ。」
「ああ!わかったよ!あしたまた1頭で狩ればいい。」
「ああ、俺が狩ってもおまえが狩っても運ぶんだからな。」
「あー、つかれた。銃があったて、走って追いかけるんじゃ、
割に合わないね。」
「ちょっと前までは考えられんけどな。これで、100だ。
馬車さえあれば王都に直接売りに行けるのによ!
村長の息子が一人占めしてるかなら。きっと、200ぐらいで売ってるんだぜ?」
「いやな奴だ。」

毛を焼いてミノムシ状態にしたものを2人で引きずっていく。

「散弾銃だね。へー。進化してる。」
「サンダン?」
「原理は詳しく知らないよ?大きな玉の中に小さな弾がたくさん入ってて、
それを撃つの。火薬がないから、撃ちだすのは砂漠石だというのは、一緒だと思うけど、
蜘蛛たちが丸めた砂玉の小さいのをまた丸める方法を見つけたのかな?
んー、それらを集めたところに蜘蛛を入れれば、それを丸めるか。
でも、砂にある栄養をなめとってるんだから、それをまた食べるかな?」
「その小さな砂玉に餌を混ぜる?」
「あ!それか!うー、その餌はなにってのは考えないよ。」
「ああ、そうしてください。兄さん?」
「ワイプには報告しておく。しかし、100か。王都では1500で引き取っている。
1400があの村長の息子の取り分か?そんなことをする男だとは思はなかったがな。」
「奥さんじゃないの?」
「ああ。そうかもしれんな。怖いな。」
「姉さんが女は怖いといった意味が分かりましたよ。」
「ああ、さっきの?でもなー、あれは普通なんだよ。
もう、女同士はおしゃべりはすごいよ?気弱な男の人なら失神しちゃうかも。
わたしも同じように言うから。」
「そうなんですか?では?あれが普通?」
「ああ、子供の前で行ったのは失敗なだけ。
ほんとなら、あちゃーて終わる話なんよ。苦笑いしてね。
そのあとセサミンに意見した人いたでしょ?あれは怖い。
自分が間違ったことしてないって思い込んでるもの。
あの、マティスに迫ったお嬢さんたちと同じだ。自分が正しいと思ってる。
それに、軽く砂漠に住んでいることを卑下したしね。」
「ええ、それはスビヤンも気付いています。
コットワッツは砂漠の国。砂漠石と共に発展している。砂漠の民がもたらす砂漠石も必要な資源です。
砂漠の民を悪くいうものはいない。
できれば自分たちだって集めたいから、それができる砂漠の民にやっかみを言うものはいますよ?
それはなんに対してもあるものです。
砂漠に住んでいることで差別はしない。」
「だろうね。それをいったらコットワッツには住めない。
別の国出身なんだろろうね。」
「ええ。そうでしょうね。」


「セサミナはここに。サイの大群が来るな。
仲間を呼んだか。どうする?」
「もちろん狩るよ!」
「毛が拡がってるから、額は狙えんぞ?」
「手袋があるから。首周りも、布まいて。ほら!」
「いいな。それで行こう。」
「2人とも下りるんですか?これは?このまま浮いる?」
「もちろん。」

『魔法の絨毯よ、セサミナの意のままに動いておくれ。
おまえの主はセサミナだ。』


「これで、動くよ。じゃ、行ってきやす!!」


飛び降り、待ち構える。
「これ、全部狩っても大丈夫?」
「逆に狩ってください。これが街に来られたら困る。」
「あいあい。」
「愛しい人競争だ。」
「これは拳だ。マティス不利だね。」
「腕の長さは私に分がある。」
「それか!いざ!」
「おう!」


最初は心配げに見ていたセサミンだが、絨毯が自分の思い通りに動くことに気付いたのと、
心配なさそうなのをしって、頭上をふよふよ廻っている。

こっちはなかなかの鍛錬だ。
突進を邪魔する人間。死ぬべし、のサイ。
狙いを定めて突進してくる。
撃つ、避ける、蹴る。
大きいマティスの方が狙いやすいからか、
マティスに寄っていく。それはいかんよ!
手袋をしているから、毛をむんずとつかみ、
振り回す。仲間に当たれば、一石二鳥。
いや、一振り2頭。この方法で!

最後!正面から来るので、マティスの最初の方法で。撃って素早く避ける。

「やった!」

結果は、マティス、27。
わたしは22。おしい!


けど、当分サイ肉は大丈夫だ。
ぽ、ぽ、と火をつけて収納。
半分はそのまま。蛹にしなくても、毛の処理をすれば、いいのではないかと思う。


もう自分の物にしている魔法の絨毯の主、セサミン。

「見ててくださーい。」

と、自在に操ってる。回転もかすごいな。


「これ!楽しい!」
「そうか?よかったな。」

マティスも嬉しそうだ。
「じゃ、ジットカーフのアスク迄運んでくれるか?」
「はい!乗ってください!」

電車ごっこの替え歌を歌いながら進んでいく。
お客はいないけど。

セサミンのうしろにわたし。そのわたしを抱えるようにマティス。
サイ狩りに勝ったので、その褒美だそうです。はいはい。



港町の手前で下りる。
「においますね。」
「んー、これは慣れる。けど、膜は張るね。」
「わたしもです。」
「ん?ちい兄ちゃん、俺だよ、俺。ぼくはぼくだけど。」
「俺!!かっこいい!!ん?お兄ちゃん?えっとなんて呼べばいい?」
「ああ、ぼくのこと?んー、末っ子だから、チビでいいよ?」
「チビ!」
「なに?ちい兄ちゃん?」
「かわいい!!」
「ほれ、いくぞ?」
「「はーい!お兄ちゃん!」
「うむ、かわいいな。」

成人している大人がお兄ちゃんとかチビとかはおかしいのではと思うけど、
セサミンは童顔だ。わたしも、5歳児に間違われるぐらいだ、意味は違うが。
マティスも若く見えるだろう。
これはトックスさんの第三者目線なので大丈夫だ。


港町に入るときの歌はもちろん歌はさかなのうただ。おさかな天国という題らしいのだが、
サビの部分しか歌えない。
鮮魚売り場で嫌というほど流れていた。
ふとしたことでエンドレスに頭に流れる。
バニラヨーグルトの歌もだ。


「チビはいろんな歌をしってるな。」
「んー、なにかものを売るときに歌って覚えてもらうって手法があんの。
それだね。」
「じゃ、タオルとかも?冷蔵庫も?」
「そのものずばりはなかったな。冷蔵庫そのものを紹介するけど、
最後はそれがどこがつくったかってことを印象付けることのほうがおおいかな。
皆様の暮らしに役立つ冷蔵庫。お届けはコットワッツです。みたいに?」
「へー。」
「なんか、決まり文句を考えるのもいいよ。
それを専用に考える職業もあるぐらいだから、
大事なんだよ。」
「へー。」

そんな話をしながら、市場を見学。
貝類が多い。これは装飾関係なのだが、今の時期に多いという。
ほたてっぽいのがあるからそれを。
身がついたままの方が安い。なんたること。
背負子に入れるふりをして次々買っていった。
あとは、魚はもうじき冬眠するから取れなくなることを教えてもらう。
じゃ、その間は何食べてるの?と聞けば、ウミヘビという。
おう!どれだ?まさしく蛇!輪切り面は鮭のような色。
サーモン大好き!
今の時期は魚と蛇が両方取れるとのこと。
とりあえず、1匹だけ買う。

そして寂しい海を見学。
灯台を探したが、てっぺんは見えないほど高いものだった。
「見に行こうか?」
「いや、触らぬ神に祟りなし!高いなー!ってことでいいよ。」
「素晴らしい言葉ですね、言葉だ。」
「そうそう。じゃ、次行こうか。コムに行こう。
これは移動ね。門番のやり取りはちい兄ちゃんがやって。」
「任せとけ!」
「行商兄弟はなにを売ろうか?」
「なにがある?」
「タオルと歯ブラシ、ゴムとプニカの樽漬け、
お茶のガムと飴、これはザバスさんがコムと提携してるから、
向こうでも売ってるか。プカプカクッションと
干しダルクとああ、竹かごと孫の手?」
「孫?」
「これ。これで背中かくの。うまうま籠に入れたら好評だったよ。」
「それ、スビヤンが愛用してますよ。」
「お!それはうれしいね。ま、うれそうなら売って、基本は仕入れで。」
「コムではお茶を?」
「仕入れはいいけど、お茶畑の見学にいこう。」
「あ!それはたのしみで、だ!」

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