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475:値上がり
しおりを挟むわたしの勝手に作ったカレンダー的には、
今日は15月の2日。合わさりの月の日の翌日。
会合は6日。
ルグたちは明日王都に向かって出発することになる。
総勢4人だそうだ。なので、道中は連絡できない。
砂嵐の漂着者のこともあるのでいったんセサミンは帰ることに。
姿を見せずに指示だけだすと。
コットワッツセサミナは移動ができるということになっているので、
ばれても問題は無い。後付け設定はいるが。
でないとセサミンがいいように使われてしまう。
わたしたちは、予定通り、街道を北上することになった。
ナソニール、メジャートを赤い塊の衣裳で!!
「馬を調達します。この時期は3日で移動です。
ルポイドの俊足馬は1日ですが。」
「そうなるのか。だったら、コクに頼むよ。で、どこかで合流しよう。
極力セサミンが移動できるのは面倒な手続きがいるってことにしないとね。」
信頼のおけるもの、認めたものが移動しているのが条件とか?
幽体離脱的に。
移動できるのは精神体、体は誰かが運んでいるよ的に。
いや、無理があるな。運んでいるのは、なにか。
それは秘宝だね。うん。この路線で。
遅めの昼食。
お肉を焚火で焼いて、チーズをかけて食べる。
ワイルダーなチーズフォンデュ。
ではでは解散、とセサミンは戻っていった。
「コクにお願いしてみようか?ダメなら歩くか、走るか。」
「愛しい人?先に言いたいことを言ってごらん?」
「んー、うん。
わたしね、最初はエデトさんが対象で、
それで石の研究をしてたんだと思ったの。
でね、緑の目って興味が無くなると薄くなるんだね。びっくりだ。」
「対象は石、長寿だろう。子が2人。望まなければできない。
緑の目の者が対象以外のなにを望む?
望むのは対象だけだ。ほかはいらない。」
「あー、そうか。研究にいるから望んだってことか。
ああ、なるほど。なんか、対象が薄れる理由が分かったよ。
そりゃ、そうだわ。」
「?」
「子供はかわいいってことだね、きっと。
わたしたちにはわからない感情だ。」
「あなたも?」
「わからんよ。想像はできるけど。くふふふふ。なんだ。
マティスは変わらず、緑の目だ。くふふふふ。」
マティスにグリグリしておく。
マティスはもう何も聞かなかった。
コクにお願い、お仕事ありますよと声を掛ける。
街道か。それもいいな。
報酬はお水と茶葉と、コーヒーです。
「ほかの馬が驚くかな?」
「大丈夫だろう。いまは黒馬だ。」
違うのか?コクはコクだけど。
交渉成立で出発。
黒い馬に、赤い服。
上着は来てるよ、トックスさんの毛皮のコート。
もう寒いんだ。
今度の会合はミンクのコートで王都入り。
ナソニール側の砂漠の入り口から入りますが、別になにもない。
最初の街の入口で検問がある。
「止れ!職業と名を名乗れ!」
「我らはコットワッツ、セサミナ様の護衛、赤い塊と名乗っている。
会合に向かう途中だ。」
「コットワッツ領主殿が?」
「今はいない。途中で合流することになっている。
これは証明書だ。」
勝手に護衛中だと言えないようになっているらしい。
別れ際にセサミンが持たせてくれた。
「なるほど。では、通行税を払ってもらう。
1人30リングだ。ここを通るかわからないが、領主殿の分も。証明書は出す。」
「ん?初めて聞くな。いつから?」
「今月からだ。」
「商売するのは?」
「それは行商か?入領は5リング。売り上げの2割納めてもらう。」
「仕入れは?」
「仕入れも入領5リング。仕入れの1割。」
「・・・・いまさら行商ですっていうのはあり?」
一応横から聞いてみる。
「あはははは!悪いがダメだ。
嘘を言ったことになるからな。行商だといっても嘘だとわかる。
門番を甘く見るなよ?
だが、護衛が行商してもいいぞ?」
ごもっとも。
素直に90リング払いました。
なんでも財政難で取れるところから取ろうということらしい。
しかし、ここで別に買い物もない。
武器一式。前回師匠に買ってもらったからだ。
「マティスなんかいる?」
「いまはいらないな。」
あの処理場跡地は更地のままだ。
老朽化したから崩れたんだということになっているらしい。
新しいものは建設中だとか。
入ってしまえば、フレシアとの国境沿いの街道を驀進する。
コクが走るんだ、あっという間だ。
メジャートの手前の街の宿に泊まる。
コクは厩に入らず、また来るといってお出かけだ。
ごく一般的な宿。
途中で着替えているから、ただの夫婦だ。行商でもない。
一番お高い部屋で、10リングだった。
でもきれいです。
出歩くのも面倒なので、ここの食堂で食べることにする。
「でも高いね。」
「コットワッツ領主一行と名乗っているからだろう。」
「え?嫌がらせ?」
「そうではないな。領主からは多くとる。コットワッツもそうだろうな。」
「やっぱり今月から?」
「石も値上がりしている。取れるところから取るという方針だな。」
「キビシー!」
セサミンに連絡すると、月が沈めば合流できますとのこと。
入領税、通行税取ってる?と聞いてみれば、もちろんと言われた。
ただし、他の領主がうちに来ることはないのでとれないとのこと。
そうなんだ、知らなんだ。
下に降りるとそこが食堂だ。
「お任せで2人分。」
「はいよ!1リングね。」
高い。物価の値上がり率がすごい。
食事内容はお肉ドーン、パンがドーン、お酒は1杯。
スープはトマトベース。チーズもあるよ。
でも、これが5銀貨。5000円。
んー、1000円?
食事は安い感覚があったんだけどな。
「時期的なものだな。雨の日前は高くなる。
が、直前は一気に安くなるんだ。腐らすわけにもいかないだろ?
余裕があるものは今から準備する。だから高く売る。
そこまで余裕がないのなら、直前に買い込む。
大抵はそうしているぞ。」
「なるほど。そういうのもあるね。うん。」
お味は可もなく不可もなく。
肉は豚の干し肉を戻したもの。
それを茹でてるのかな?
灰汁は取ってもらいたい。
あー、角煮が食べたいな。ちょっと作ってみよう。
焼いて煮る?
お醤油とお酒があればいいのかな?
食事が終わり、街を一応探索。
武器屋さんが多いのだが、
鉄製品も多い。鉱山があるからね。
竹切りに良いナタかなんかを買っとこうか。
あと竹を裂くもの。
ガイライにはわたしが作ったものをあげたけど、
本職が作ったほうがいい。
表で作業している人に、絵にかいて作ってもらう。
後、リンゴ用も。それとトング。
「なにに使うんだ?」
「うん。今、ブラスが熱い!って知ってる?」
「熱い?」
「いや、売れてるってこと。なんか炭焼き?」
「ああ!ダカルナ、ニッケの?」
「そうそう!で、これは炭をこう、寄せたりするのと、
こっちはお肉をひっくり返すの。
で、これはそのブラスを加工するのに。
こっちはリンゴ用。」
「リンゴ?」
「そうそう。リンゴの実って小さいでしょ?
でも、あれ単独で食べると甘くておいしい。
でも、一個一個とるのがかなりの手間だからね。
これに枝ごと通して、ズババババって取る。
と、いうことを考えてるの。
うまくいったら売ろうかなって。」
「わからんな。売れるか?どうだろ?」
「少なくともわたしは使うからね。知り合いに売ってみようかと。
ほかにも欲しいっていう人が出たら、ここの店紹介していい?」
「はは!それは期待しないでおくよ。」
「いや、それでさ、宣伝って大事でしょ?
コットワッツのタオルって知ってる?いま、絵入れで1枚5銅貨
50枚からなんだけどどうかな?」
「あ?行商?しかもコットワッツ?あー、あんまり買いたくないな。」
「え?コットワッツ製品まずいの?なんで?
どうしよう!結構仕入れたんだけど?」
「いや、そこまでのものでもないけどな。
ここじゃ、コットワッツは好かれてないな。砂漠石が出てた時は特にな。
で、取れなくなっただろ?悪いが、いい気味だと。
砂漠の恩恵はすべてコットワッツに。こっちに来るのは砂嵐ばかりだ。
こっちは鉱山があるからな、これからも安泰だって。
そしたら、ルカリアの銃だ。もう武器は売れない。
みんな銃をかうだろう。これからどうなるんだろうってな。
そこに砂漠石の値上がりだ。どうにもな。」
「でもさ、こういう日常の製品は売れるでしょ?」
「それはな。ただ、漠然とした不安だよ。そういうのないか?
みんながみんなそう思っていると、それが固まてしまうんだよ。」
「あー、わかるな。それは。だからさ、新しい商品だよ!ブラス関連ね。
単価は安いけど数は出る!売り込んでおくよ!
だからタオル買わない?」
「そうなるのか?タオルな。んー、2.5リングか。
それ以上に買ってもらったからな。いいよかうよ。で?絵柄は?」
「おいちゃん!さすがだ!」
剣?槍?鍛冶屋の道具?ふいご?
店の名前?似顔絵は?
店の名前になりました。
道具屋ルッション。
「似顔絵いいと思ったけど。」
「いや、それはどうなんだ?でも、これは飾っておきたいな。」
「うふふふ。じゃ、これはおまけで。ちゃんと額に入れて持ってくるよ。
いつできるだろうか?
タオルは明日の月が沈んで出発するからその時に渡せるよ?」
「そうか?じゃ、俺もその時に渡そう。」
「え?寝ないで? 」
「ま、それぐらいどうってことない。」
「ごめんね、急がせて。じゃ、明日!」
明日出発するときに渡せばいい。
護衛が行商したらダメってことはないからね。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
りーん
「セサミンだ!」
月が沈む前にセサミンと合流。
ここからは一気に王都に。
途中メジャートの軍曹のところによる。
まずは道具屋さんに。
「店主はいるか?注文の品を持ってきたのだが?」
「へ?なに?」
「コットワッツ領主 セサミナという。
我が領国の製品をを買って頂いたことに感謝する。
これだな、50枚2.5リングだ。」
「へ?」
「ん?こちらが注文したものは?無理をさせたようだ。
いくらになるだろうか?そこから差し引いてもらいたい。
追加注文はこれに。絵柄の変更も受け付ける。
その場合、少しやり取りが入るので時間もかかる。
あとはなんだ?ああ、運び賃がかかるか。
安い便があればそれに乗せる。が、時間がかかることは了承してほしい。」
「へ?」
「ん?モウ!ここではないのか?」
「いえ、ここで。店主!昨日注文したものは?
できていなければ後日取り来るが?
タオルは先に。悪いが、料金は頂きたい。」
「へ?」
「あれ?マティス?」
「店主?疲れているか?」
「あ!あんた昨日、絵のうまい。え?昨日の?」
「そうだ。我らはコットワッツ領主の護衛だが、
同時にコットワッツの商品を売っている。
行商も兼ねているんだ。領主と合流したからな。」
「奥さんは?」
「ここにいるだろ?唯一ただ一人の伴侶だ。」
「おいちゃん?やっぱり徹夜したのはよくないんだよ。
これ、額に入れたから。飾って?」
「あ!あんただ!」
差額分、20リングを払ってタオルを渡す。
ちょっとした人だかりができた。
そりゃそうだ。コクもいるし、派手な護衛もいる。
そしてあまり好かれていないコットワッツの領主だ。
高飛車な態度ならさらなる反感もあるが、
向こうも商売人。
お得意様になるなら邪険にもできない。
「これ?どうやって使うんだ?」
「ブラスを4つ割りにするのに使うんですよ。
で、それを3日から6日かな?窯で焼く。」
背負子から出したブラス。
それをコンと4つ割りに。
あとは八割と12割。大きいからね。
細工籠はそこからまた裂いていく。
「ブラスの炭は燃やすだけだと聞いたぞ?」
「そうなんですか?コットワッツの炭の作る方とまた違うようですね。
これ、コットワッツの炭です。この道具の使い方の説明に置いときますよ。
うん。割ったブラスは今はいらないんで。ごめん。」
「あはははは!いいよ。おいていってくれ。
宣伝してくれよ?」
「はーい。」
セサミンとマティスは思い出しては笑っています。
コクも。
「服と声、話し方ですね。人が認識するのは。
それから職業、髪色、目の色。
だから、砂漠の民の服で、行商ということで探されていれば、
服でごまかせますね。
ニバーセル一般的な服を着れば、一般人相手は問題ないかと。」
ちょっとした実験だ。
昨日はニバーセルの服を着て、歩いていた。
で、行商もした。
だったら黒目黒髪の行商だが、砂漠の民ではない。
探しているのは砂漠の民の服を着た行商だ。
そこから、細かく言えば黒目黒髪の女。
「そうなるのか。
じゃ、家と砂漠でまったりするときが砂漠の民の服だね。
で、普段は、ニバーセルの服か、
トックスさんが作ってくれたごちゃまぜの服を着とこう。」
「ただ、わたしの護衛に剣のマティスと赤い塊モウが付いたことは
知れ渡っているでしょう。
街中では大丈夫でしょうが、
街道に出て王都に入るまでに仕掛けてくるものがいると思います。」
「だろうな。3人組だ。道具屋を出てからつけてきている。」
「人気者だーねー。」
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タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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