490 / 869
490:新作
しおりを挟む
「モウ!そのコーヒー欲しいです!」
「はいはい。マティス、いれたげて。」
「いやだ!」
「じゃ、わたしが入れるよ?」
「私がする!」
「うん、お願いね。おいしいのいれて、師匠をうらやませちゃおう!」
「おう!」
「モウちゃんはさすがだね。」
「へ?なんですか?」
「いや、いいよ。それしても、サシミ、うまいな!」
「でしょ?絶対ニックさんは喜ぶと思いましたよ。
これは?あんまり数がないからみんなには出せないけど、
貝柱の刺身とバター焼きとひものあぶり。どうです?」
「匂いで呑めるよ。が、これにはモウちゃんとこの酒がいいな。」
「そうですね。じゃ、これで。ぬる燗かな?」
「はー、うまいねー。」
「来年にうまくいったら普通にのめるように仕込んでみたんですよ。
楽しみしてくださいね。」
「いいな!ほんと!いい!で?ガイライはどうした?」
「うん、ちょっとまだ、働いてると思う。あ!来るね!」
なんとなくわかる。
ガイライがわたしの気を探してから来るから。
「ニック!ご機嫌だな!」
「おう!これくらいの褒美がないとな。
いや、これがあるなら護衛家業もいいもんだ。」
「そうか。」
「ガイライもお疲れ様。ラーメンはたべたから、ちょい呑みセットでいい?」
「酒ですね。ええ。お願いします。が、ここではちょっと話しづらいですね。」
「オート院長。一通り職員は来ましたね。
もどって仕上げは頼みますよ。ツイミもお願いします。
わたしは切り上げますから。」
「また!・・・あー、仕方がないですね。
会合前には戻ってください。
モウ殿、毎回ありがとうございます。
マティス殿も。」
「オート?ワイプをもっと使い倒していいんだぞ?」
「もちろん。あと少し整理を付ければ仮眠できますから。
ワイプはそちらで使ってください。」
「そうか?愛しい人?」
「うん。起きた後になにか食べれるもので、サンドイッチとおにぎりあるから。
ツイミさん、これね。カップ君たちには特別アップルパイもあるから。」
「喜びますね。ありがとうございます。」
月が沈む。撤収だ。
半分前にボルタオネとラルトルガの領主が来る。
その用意もしないと。
今回の売り上げは138リング。さすが王都だ、ラーメン1杯、1万円だよ?
資産院だからこそか。
おいしいものはおいしいとだけ。
ビール?生の魚?お醤油?
疑問には思わない。
ただおいしいとだけ。
コーヒーウォーマーはまずは資産院に売りつけよう。
紙コップも売れそうだ。
まずは、館に戻ることに。
昨日の栄養剤が聞いているのか、それほど眠くはない。
あとで、反動は来るだろうけどね。
「愛しい人?眠くならないのか?」
「うん。みんなもそうでしょ?わたしも慣れてきてるよ?
眠くなったら寝るから。マティスは横にいて。」
「もちろん。」
マティスにもたれながら話を聞くことになった。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
まずは、落ち着こうとお茶を入れました。
菓子はシュークリームを。
「天秤院の方々に出したものはこれの小さいものだ。
こちらのほうが、クリームがたくさん入っている。
姉上は半分に割って食べることもできると言っていたが、
クリームがはみ出すのはしかたがないといっていた。
さ、どうぞ?」
「新作ですよね?大きい!
食べてみたいと思ってたんですよ!」
ドーガーがすぐに飛びつきましたね。
厨房の中で、ひたすら盛り付けるだけだったようで。
「あ、あ、あ、クリーム落ちる!」
「やはり、半分に割ってすくうほうがいいか?
そのような姿は配下に見せれんからな。」
クリームのはみ出ない食べ方を教わっておいてよかったと思いました。
ひとりのときはかぶりつきたいと思います。
「ひどい!セサミナ様たちが今回はすごく意地悪ですね!」
「そうか?嫁達をもらい、
姉上に1本とったと有頂天だったからじゃないのか?
が、今回の働きは助かったぞ?ありがとう、ドーガー。」
「当然です。そら、お前たち食べろ。
この甘味の為に王都に付いてきたと言っても正統な理由になるのだから。」
「・・・そうだな。だが、食べたらまずは話せ?」
「「はい。・・・。甘い!」」
2人の家はもともと王都で、
今回新軍部隊長になったタレンテ家に仕えていた家柄。
が、分家筋になり、辺境に移住。
そこから2つに別れ、コットワッツ領家に仕えることになった。
ただ、年に一度の親族の集まりというのは必ず出席していたそうだ。
ただの呑み会。
子供心にそう思っていたそうだ。当然親達も。
ただ、本家筋が仕えるタレンテ家の顔は
覚えるように言われていた。
無礼がないようにということだと親にも言われていた。
吞み会の終盤、必ず、タレント家の当主とその息子たちが顔を出す。
にこやかにニバーセルの繁栄を願うだけ。毎年のことだ。
それが、ルグのお傍付きの代わりに誰かいないかという話を聞いた翌日に、
ナソニールの街に来いという、本家から呼び出しあった。
そこで、今回の話を聞かされた。
曰く、タレント家が有利になるように動くこと。
それにはコットワッツと赤塊の関係をできるだけ探ること。
持ってくる荷は会合でお披露目することはなく、
タレント家に引き渡すこと。
その手筈。鶏館には秘密の通路がある。
その略図も渡され、荷の場所とその部屋にかけるであろう鍵を
指定した場所に置けと指示されていた。
謁見時に館が無人になるようにすることも。
ルグが領主の力で移動することは聞いている。
戻った時に、王都に戻れない騒ぎを起こせばいいと、
家族の話し合いで決定した。
うまい具合に雇われの使用人もいる。
泥棒が入った、あの夫婦が盗んだと言える。
本家に逆らうということは最初からなかった。
当然のことだと思った。
「王都までの旅費、滞在費は全て本家もちです。
それぐらいしてもいいと思いました。」
「それぐらいな。毎年行く王都旅行はそれか。
親戚の集まりだと聞いていたが、
タレンテ家が絡んでいるとはな。
親戚筋まで調べないといけないのか。いや、当然か。
これは姉上にお叱りを受けそうだ。
甘いとな。ワイプ殿に依頼ておこう。それで?」
「王都の会合、謁見にも参加できるので私たちは浮かれました。
鍵もうまく手に入れましたし、ローチ君は眠り草で眠ってもらうだけ。
なにも問題ないと。
会合時に品物がなくても、終われば売り出すのだから。
しかも、会合時にはタダで配ると聞いていましたし。
そんなこともしなくていいと思いました。」
「それが商売なんだがな。会合時に披露するということは、
通知を出している。
それがないということは嘘を言ったことになる。
信用を無くすんだ。
それが商売にどれだけ影響を及ぼすか。
冷蔵庫、冷凍庫も売れなくなるぞ?」
「そんな!大げさな!」
「まだいうか。お前たちだって、
明日入荷すると言って楽しみにしていたものが、
有りませんと言われればがっかりするだろ?
二度とその店で買うものかと。
それが領国規模で起こるんだ。
領主がコットワッツの商品は買わないといえば、
ほとんどの領民は買わないだろう。
ナソニールでもコットワッツの商品は買いたくないと思われているんだぞ?
嘘を言えばそれに拍車がかかる。冷蔵庫も、冷凍庫も売れない。
もともと使っていなかったものを売るということは便利さを売るんだ。
便利さだけだ。それが嫌な相手からだとそれだけでは買ってくれない。
知らなければ必要ないものだからだ。
良いものはいつかは売れるだろう。
だが、それらが今売れないと領民が困る。
生活ができなくなるんだ。
そうなれば、コットワッツは税が払えなくなる。
王都に吸収されるぞ。
それを承知のうえでの行動ならそれも一つの考えだろう。
それは餞別だ。今からコットワッツに帰るか、本家に助けてもらえ。
後は知らん。」
「・・・。」
「お前たちの親もすぐに釈放しよう。
コットワッツに二度とは入れない。
領民を飢え死にさす切っ掛けを作ったのだから。」
「・・・。」
黙り込む2人にドーガーもあきれたようでした。
「お前たちなんで、
ルグさんはお前たちの一族を拘束していると思ってるんだ?」
「・・・ローチを眠らせたから。」
「もちろんそうだが、拘束しないと、本家の連中に始末されるだろ?
失敗したんだから。」
「!!!」
「兄上がお前たちに話した内容は間違いだな。
お前たちを狙うことで口封じができる。わたしが狙われるのは当然として、
お前たちもだ。もしかしてわたしの方がとばっちりを受けたかもしれんな。」
ここでやっと事の重大さに気付いたようです。
また2人で震え出した。
商売や、領民のことなどはやはりまだわかっていない。
が、命を狙われているということは理解できたはず。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
「それで、送り返えそうかと。
仕事ができる状態でもないですし。
コットワッツの方がまだ安全でしょう。
いまは、ドーガーが傍に。
ワイプ殿申し訳ないが、館で働く者の一覧を出しますので、
王都、マトグラーサ、南諸国のつながりを調べてもらえますか?」
「わかりました。すぐにとはいきませんが、
できるだけ早く出しましょう。」
「会合に出る数が違っててもいいの?」
「仕方がないですね。急病だと言っておきましょう。」
「コットワッツは災難続きだね。火事に急病か。
ガイライ?外の連中は?」
「2人が出てくればいつでも火を付けれるように指示をもらったそうです。」
「軍の人なんだよね?」
「ええ。隊長に言われたからと。何も疑問も思わなかったようです。
新たに入隊した者たちですよ。貴族出です。
ここはコットワッツ領滞在館だと言っても、
隊長の命令だということの一点張り。
糸を使われてるわけじゃない。
隊長たちが出てきて命令すれば火をつけると。」
「それで?」
「そのままですよ。隊長が出来ることはないのだから。」
「ん?誰もいなかったよね?」
「帰ったんじゃないんですか?」
「そこは臨機応変なんだ。」
「ええ。情けないです。」
「何とも言えんね。」
「あの2人はどうしたんですか?」
「天秤院に飛ばしたよ?爺たちがどうするかだ。」
「会合前に隊長が代わることを願いますよ。」
「だね。」
謁見時の話、襲撃、帰還後の話、
2人の侵入者を飛ばしたこと、コットワッツの草。
そんな話を師匠にも説明していく。
「ボルタオネの館だったんですか?さすがに知りませんね。
秘密の通路か。天秤院も?」
「わかんないけど、あの曲線を内部に持ち込んでいないでしょ?
人が通れる隙間がありそうだなって。」
「天秤院の連中がそれを知らないわけがないですね。
逆に利用しているのでしょう。それにしてもランサー殿が来るとは。」
「えらいさん?」
「天秤院は院長も副院長も常に不在です。
実際にはいないのですよ。誰かが代わり動く。その筆頭がランサー殿です。
元院長ですね。役職を捨てて、公平を保っているんですよ。」
「?」
「役職があれば、王都に傾かざる得ない。
役職を捨てれば自由だ。
それでも、王都に傾いているのはどうしようもないですがね。
ランサー殿の力にも限度がありますから。」
「じゃ、あの隊長はしれっと戻ってくる?」
「なんとも。月が沈み次第、2人を送り出すのですね?」
「ええ。途中までドーガーが同行して、そこから移動させます。
実際には、ドーガーに2人をかかえてもらって、こっちに戻ってくる。
それからわたしが戻します。手間ですが、仕方がありません。」
「それ、わたしがするよ?」
「いえ、実験も兼ねていますから。」
「おお。頑張って。」
「それ、隊長の処分を聞いてからにしてください。
へたにいなくなると、変に疑いがかかる。
2人が襲ったとかね。」
「武官見習いに襲われる軍隊長のほうが問題では?」
「なんとでもいいわけができますよ。」
「利用されるのは遠慮したいですね。
あの2人がここに来たことを証明できないのですから。」
防犯カメラとか指紋とかないもんね。
でも高性能の嘘発見機というか嘘を見破ることが出来る人はいるけど、
やってないって、思い込まれたらどうにもできないか。
「ニックは?」
「オートとツイミは強いとだけ。」
おおお!!
「だから、敵が多い。
常にだれかがそばにいないと遅かれ早かれやられるな。
最後にはワイプがどうにかするという変な自信というか、
安心感があるんだろうがな。
おまけに、疎い。殺気や威圧に。見ているのは数字だけだ。
これは資産院の大抵の職員がそうだ。
ワイプの配下、ああ、カップたち以外な。
あれらも己のことだけだ。
あいつらを育てるのは無理だな。出来上がっているんだ。
自分でどうにかしないとな。」
「やはり。
ニック殿がそうおっしゃるのでしたらわたしが言っても無理ですね。」
「カップたちはこれからだな。
ワイプが常にそばにいるわけじゃないんなら、
カップたちを預けろ。離れはじめまででいい。」
「申し訳ない。お願いします。」
「いいな!わたしも参加できますか?」
「純粋な鍛錬じゃないぞ?どちらかといえば暗部としてだ。
おれも元は暗部だからな。」
何ということでしょう!
「ニック師匠!よろしくお願いいたします!!」
「ニック!!勝負だ!!」
「・・・モウちゃん、師匠はやめてくれ。マティスの殺気が刺さる。」
「そう?そうだね、ニックさんはニック隊長だ。師匠はワイプ師匠だもんね。」
「ワイプ!!勝負だ!!」
「うん、マティス!頑張ろうね!」
「じゃ、マティスもだな?ガイライ?いいな?」
「もちろん。その間、オート殿の護衛に付こう。」
「ドーガーとルグもいいですか?通いになりますが。」
「そうか、そうなると、個別だな。
会合が終わってから離れはじめまでがカップたちだ。
それから会わずの月までがルグたちだな。
これは俺がコットワッツに行こう。
そのほうがいいだろう。
それが終わってから、混合いまでがモウちゃんたちだ。
裏街道でやろうか?」
「素敵すぎです!ニック隊長!!!」
「いいですね。
そのころにはカップたちに任せても安心ならわたしも行きますよ。」
「わたしもだ。」
「よし!愛しい人!私だ!私が勝つ!!」
「うん!そうだね。でもそれはわたしだ!!がははははは!!!」
お揃いのアーミー服を作ろうか?楽しみだ。
「ルカリも一緒に鍛えられるか?」
「ルカリな。どこと一緒にする?お前たちでは差がありすぎるし、
ルグたちとか?
カップたちでもいいが、お互いが遠慮するな。
セサミナ殿?どうだろうか?」
「かまいませんよ。休暇を取ることにしていただいて、
リカの兄貴としてお入りください。
それならめったなことでは気付かないでしょう。」
「リカ?兄貴?」
「「「ぶははははは!!!」」」
3兄弟は笑いの沸点が低い。
「なんです?」
「ええ、ちょっとした思い出し笑いです。んんっ。失礼。」
「?じゃ、そんな予定でいいな?
明日の会合は俺たちは?ワイプは?」
「わたしは院に残ります。大掃除の始末をしなくてはいけませんから。
オート院長とツイミの傍にいてください。
カップたちはこちらで。」
「わかった。」
始末って言葉通りなんだろうな。
「はいはい。マティス、いれたげて。」
「いやだ!」
「じゃ、わたしが入れるよ?」
「私がする!」
「うん、お願いね。おいしいのいれて、師匠をうらやませちゃおう!」
「おう!」
「モウちゃんはさすがだね。」
「へ?なんですか?」
「いや、いいよ。それしても、サシミ、うまいな!」
「でしょ?絶対ニックさんは喜ぶと思いましたよ。
これは?あんまり数がないからみんなには出せないけど、
貝柱の刺身とバター焼きとひものあぶり。どうです?」
「匂いで呑めるよ。が、これにはモウちゃんとこの酒がいいな。」
「そうですね。じゃ、これで。ぬる燗かな?」
「はー、うまいねー。」
「来年にうまくいったら普通にのめるように仕込んでみたんですよ。
楽しみしてくださいね。」
「いいな!ほんと!いい!で?ガイライはどうした?」
「うん、ちょっとまだ、働いてると思う。あ!来るね!」
なんとなくわかる。
ガイライがわたしの気を探してから来るから。
「ニック!ご機嫌だな!」
「おう!これくらいの褒美がないとな。
いや、これがあるなら護衛家業もいいもんだ。」
「そうか。」
「ガイライもお疲れ様。ラーメンはたべたから、ちょい呑みセットでいい?」
「酒ですね。ええ。お願いします。が、ここではちょっと話しづらいですね。」
「オート院長。一通り職員は来ましたね。
もどって仕上げは頼みますよ。ツイミもお願いします。
わたしは切り上げますから。」
「また!・・・あー、仕方がないですね。
会合前には戻ってください。
モウ殿、毎回ありがとうございます。
マティス殿も。」
「オート?ワイプをもっと使い倒していいんだぞ?」
「もちろん。あと少し整理を付ければ仮眠できますから。
ワイプはそちらで使ってください。」
「そうか?愛しい人?」
「うん。起きた後になにか食べれるもので、サンドイッチとおにぎりあるから。
ツイミさん、これね。カップ君たちには特別アップルパイもあるから。」
「喜びますね。ありがとうございます。」
月が沈む。撤収だ。
半分前にボルタオネとラルトルガの領主が来る。
その用意もしないと。
今回の売り上げは138リング。さすが王都だ、ラーメン1杯、1万円だよ?
資産院だからこそか。
おいしいものはおいしいとだけ。
ビール?生の魚?お醤油?
疑問には思わない。
ただおいしいとだけ。
コーヒーウォーマーはまずは資産院に売りつけよう。
紙コップも売れそうだ。
まずは、館に戻ることに。
昨日の栄養剤が聞いているのか、それほど眠くはない。
あとで、反動は来るだろうけどね。
「愛しい人?眠くならないのか?」
「うん。みんなもそうでしょ?わたしも慣れてきてるよ?
眠くなったら寝るから。マティスは横にいて。」
「もちろん。」
マティスにもたれながら話を聞くことになった。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
まずは、落ち着こうとお茶を入れました。
菓子はシュークリームを。
「天秤院の方々に出したものはこれの小さいものだ。
こちらのほうが、クリームがたくさん入っている。
姉上は半分に割って食べることもできると言っていたが、
クリームがはみ出すのはしかたがないといっていた。
さ、どうぞ?」
「新作ですよね?大きい!
食べてみたいと思ってたんですよ!」
ドーガーがすぐに飛びつきましたね。
厨房の中で、ひたすら盛り付けるだけだったようで。
「あ、あ、あ、クリーム落ちる!」
「やはり、半分に割ってすくうほうがいいか?
そのような姿は配下に見せれんからな。」
クリームのはみ出ない食べ方を教わっておいてよかったと思いました。
ひとりのときはかぶりつきたいと思います。
「ひどい!セサミナ様たちが今回はすごく意地悪ですね!」
「そうか?嫁達をもらい、
姉上に1本とったと有頂天だったからじゃないのか?
が、今回の働きは助かったぞ?ありがとう、ドーガー。」
「当然です。そら、お前たち食べろ。
この甘味の為に王都に付いてきたと言っても正統な理由になるのだから。」
「・・・そうだな。だが、食べたらまずは話せ?」
「「はい。・・・。甘い!」」
2人の家はもともと王都で、
今回新軍部隊長になったタレンテ家に仕えていた家柄。
が、分家筋になり、辺境に移住。
そこから2つに別れ、コットワッツ領家に仕えることになった。
ただ、年に一度の親族の集まりというのは必ず出席していたそうだ。
ただの呑み会。
子供心にそう思っていたそうだ。当然親達も。
ただ、本家筋が仕えるタレンテ家の顔は
覚えるように言われていた。
無礼がないようにということだと親にも言われていた。
吞み会の終盤、必ず、タレント家の当主とその息子たちが顔を出す。
にこやかにニバーセルの繁栄を願うだけ。毎年のことだ。
それが、ルグのお傍付きの代わりに誰かいないかという話を聞いた翌日に、
ナソニールの街に来いという、本家から呼び出しあった。
そこで、今回の話を聞かされた。
曰く、タレント家が有利になるように動くこと。
それにはコットワッツと赤塊の関係をできるだけ探ること。
持ってくる荷は会合でお披露目することはなく、
タレント家に引き渡すこと。
その手筈。鶏館には秘密の通路がある。
その略図も渡され、荷の場所とその部屋にかけるであろう鍵を
指定した場所に置けと指示されていた。
謁見時に館が無人になるようにすることも。
ルグが領主の力で移動することは聞いている。
戻った時に、王都に戻れない騒ぎを起こせばいいと、
家族の話し合いで決定した。
うまい具合に雇われの使用人もいる。
泥棒が入った、あの夫婦が盗んだと言える。
本家に逆らうということは最初からなかった。
当然のことだと思った。
「王都までの旅費、滞在費は全て本家もちです。
それぐらいしてもいいと思いました。」
「それぐらいな。毎年行く王都旅行はそれか。
親戚の集まりだと聞いていたが、
タレンテ家が絡んでいるとはな。
親戚筋まで調べないといけないのか。いや、当然か。
これは姉上にお叱りを受けそうだ。
甘いとな。ワイプ殿に依頼ておこう。それで?」
「王都の会合、謁見にも参加できるので私たちは浮かれました。
鍵もうまく手に入れましたし、ローチ君は眠り草で眠ってもらうだけ。
なにも問題ないと。
会合時に品物がなくても、終われば売り出すのだから。
しかも、会合時にはタダで配ると聞いていましたし。
そんなこともしなくていいと思いました。」
「それが商売なんだがな。会合時に披露するということは、
通知を出している。
それがないということは嘘を言ったことになる。
信用を無くすんだ。
それが商売にどれだけ影響を及ぼすか。
冷蔵庫、冷凍庫も売れなくなるぞ?」
「そんな!大げさな!」
「まだいうか。お前たちだって、
明日入荷すると言って楽しみにしていたものが、
有りませんと言われればがっかりするだろ?
二度とその店で買うものかと。
それが領国規模で起こるんだ。
領主がコットワッツの商品は買わないといえば、
ほとんどの領民は買わないだろう。
ナソニールでもコットワッツの商品は買いたくないと思われているんだぞ?
嘘を言えばそれに拍車がかかる。冷蔵庫も、冷凍庫も売れない。
もともと使っていなかったものを売るということは便利さを売るんだ。
便利さだけだ。それが嫌な相手からだとそれだけでは買ってくれない。
知らなければ必要ないものだからだ。
良いものはいつかは売れるだろう。
だが、それらが今売れないと領民が困る。
生活ができなくなるんだ。
そうなれば、コットワッツは税が払えなくなる。
王都に吸収されるぞ。
それを承知のうえでの行動ならそれも一つの考えだろう。
それは餞別だ。今からコットワッツに帰るか、本家に助けてもらえ。
後は知らん。」
「・・・。」
「お前たちの親もすぐに釈放しよう。
コットワッツに二度とは入れない。
領民を飢え死にさす切っ掛けを作ったのだから。」
「・・・。」
黙り込む2人にドーガーもあきれたようでした。
「お前たちなんで、
ルグさんはお前たちの一族を拘束していると思ってるんだ?」
「・・・ローチを眠らせたから。」
「もちろんそうだが、拘束しないと、本家の連中に始末されるだろ?
失敗したんだから。」
「!!!」
「兄上がお前たちに話した内容は間違いだな。
お前たちを狙うことで口封じができる。わたしが狙われるのは当然として、
お前たちもだ。もしかしてわたしの方がとばっちりを受けたかもしれんな。」
ここでやっと事の重大さに気付いたようです。
また2人で震え出した。
商売や、領民のことなどはやはりまだわかっていない。
が、命を狙われているということは理解できたはず。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
「それで、送り返えそうかと。
仕事ができる状態でもないですし。
コットワッツの方がまだ安全でしょう。
いまは、ドーガーが傍に。
ワイプ殿申し訳ないが、館で働く者の一覧を出しますので、
王都、マトグラーサ、南諸国のつながりを調べてもらえますか?」
「わかりました。すぐにとはいきませんが、
できるだけ早く出しましょう。」
「会合に出る数が違っててもいいの?」
「仕方がないですね。急病だと言っておきましょう。」
「コットワッツは災難続きだね。火事に急病か。
ガイライ?外の連中は?」
「2人が出てくればいつでも火を付けれるように指示をもらったそうです。」
「軍の人なんだよね?」
「ええ。隊長に言われたからと。何も疑問も思わなかったようです。
新たに入隊した者たちですよ。貴族出です。
ここはコットワッツ領滞在館だと言っても、
隊長の命令だということの一点張り。
糸を使われてるわけじゃない。
隊長たちが出てきて命令すれば火をつけると。」
「それで?」
「そのままですよ。隊長が出来ることはないのだから。」
「ん?誰もいなかったよね?」
「帰ったんじゃないんですか?」
「そこは臨機応変なんだ。」
「ええ。情けないです。」
「何とも言えんね。」
「あの2人はどうしたんですか?」
「天秤院に飛ばしたよ?爺たちがどうするかだ。」
「会合前に隊長が代わることを願いますよ。」
「だね。」
謁見時の話、襲撃、帰還後の話、
2人の侵入者を飛ばしたこと、コットワッツの草。
そんな話を師匠にも説明していく。
「ボルタオネの館だったんですか?さすがに知りませんね。
秘密の通路か。天秤院も?」
「わかんないけど、あの曲線を内部に持ち込んでいないでしょ?
人が通れる隙間がありそうだなって。」
「天秤院の連中がそれを知らないわけがないですね。
逆に利用しているのでしょう。それにしてもランサー殿が来るとは。」
「えらいさん?」
「天秤院は院長も副院長も常に不在です。
実際にはいないのですよ。誰かが代わり動く。その筆頭がランサー殿です。
元院長ですね。役職を捨てて、公平を保っているんですよ。」
「?」
「役職があれば、王都に傾かざる得ない。
役職を捨てれば自由だ。
それでも、王都に傾いているのはどうしようもないですがね。
ランサー殿の力にも限度がありますから。」
「じゃ、あの隊長はしれっと戻ってくる?」
「なんとも。月が沈み次第、2人を送り出すのですね?」
「ええ。途中までドーガーが同行して、そこから移動させます。
実際には、ドーガーに2人をかかえてもらって、こっちに戻ってくる。
それからわたしが戻します。手間ですが、仕方がありません。」
「それ、わたしがするよ?」
「いえ、実験も兼ねていますから。」
「おお。頑張って。」
「それ、隊長の処分を聞いてからにしてください。
へたにいなくなると、変に疑いがかかる。
2人が襲ったとかね。」
「武官見習いに襲われる軍隊長のほうが問題では?」
「なんとでもいいわけができますよ。」
「利用されるのは遠慮したいですね。
あの2人がここに来たことを証明できないのですから。」
防犯カメラとか指紋とかないもんね。
でも高性能の嘘発見機というか嘘を見破ることが出来る人はいるけど、
やってないって、思い込まれたらどうにもできないか。
「ニックは?」
「オートとツイミは強いとだけ。」
おおお!!
「だから、敵が多い。
常にだれかがそばにいないと遅かれ早かれやられるな。
最後にはワイプがどうにかするという変な自信というか、
安心感があるんだろうがな。
おまけに、疎い。殺気や威圧に。見ているのは数字だけだ。
これは資産院の大抵の職員がそうだ。
ワイプの配下、ああ、カップたち以外な。
あれらも己のことだけだ。
あいつらを育てるのは無理だな。出来上がっているんだ。
自分でどうにかしないとな。」
「やはり。
ニック殿がそうおっしゃるのでしたらわたしが言っても無理ですね。」
「カップたちはこれからだな。
ワイプが常にそばにいるわけじゃないんなら、
カップたちを預けろ。離れはじめまででいい。」
「申し訳ない。お願いします。」
「いいな!わたしも参加できますか?」
「純粋な鍛錬じゃないぞ?どちらかといえば暗部としてだ。
おれも元は暗部だからな。」
何ということでしょう!
「ニック師匠!よろしくお願いいたします!!」
「ニック!!勝負だ!!」
「・・・モウちゃん、師匠はやめてくれ。マティスの殺気が刺さる。」
「そう?そうだね、ニックさんはニック隊長だ。師匠はワイプ師匠だもんね。」
「ワイプ!!勝負だ!!」
「うん、マティス!頑張ろうね!」
「じゃ、マティスもだな?ガイライ?いいな?」
「もちろん。その間、オート殿の護衛に付こう。」
「ドーガーとルグもいいですか?通いになりますが。」
「そうか、そうなると、個別だな。
会合が終わってから離れはじめまでがカップたちだ。
それから会わずの月までがルグたちだな。
これは俺がコットワッツに行こう。
そのほうがいいだろう。
それが終わってから、混合いまでがモウちゃんたちだ。
裏街道でやろうか?」
「素敵すぎです!ニック隊長!!!」
「いいですね。
そのころにはカップたちに任せても安心ならわたしも行きますよ。」
「わたしもだ。」
「よし!愛しい人!私だ!私が勝つ!!」
「うん!そうだね。でもそれはわたしだ!!がははははは!!!」
お揃いのアーミー服を作ろうか?楽しみだ。
「ルカリも一緒に鍛えられるか?」
「ルカリな。どこと一緒にする?お前たちでは差がありすぎるし、
ルグたちとか?
カップたちでもいいが、お互いが遠慮するな。
セサミナ殿?どうだろうか?」
「かまいませんよ。休暇を取ることにしていただいて、
リカの兄貴としてお入りください。
それならめったなことでは気付かないでしょう。」
「リカ?兄貴?」
「「「ぶははははは!!!」」」
3兄弟は笑いの沸点が低い。
「なんです?」
「ええ、ちょっとした思い出し笑いです。んんっ。失礼。」
「?じゃ、そんな予定でいいな?
明日の会合は俺たちは?ワイプは?」
「わたしは院に残ります。大掃除の始末をしなくてはいけませんから。
オート院長とツイミの傍にいてください。
カップたちはこちらで。」
「わかった。」
始末って言葉通りなんだろうな。
13
あなたにおすすめの小説
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる