542 / 869
542:地主
しおりを挟む
「あはははは!これはいい!」
ん?
「じーさん!!あんた、何も知らないのか?
てっきり知ってると思ったのに!!どーすんだよ!」
私軍の男たち、1人は外に出たまま、残り3人が
大笑いだ。
クスナさんもものすごく焦っている。
なんだろ?マティスを見ても首をかしげる。
「ははは!あー。これは残念だ。
王子も残念がるが仕方がない。イリアス人ではないお前から
徴収もできないしな。邪魔したな、クスナ。
よっく、そのじーさんに説明してやれや。」
と、帰っていった。
んー、悪い感じはないから失敗したとは思わないんだけど。
「なんだろうね?」
「わからんな。
が、これは、セサミナやトックスに先に聞かなくてはいけない内容かもしれんな。」
「え?聞いたよ?宣言の言葉の意味も。
あー、領土と土地の違いかな?なんだろ?クスナさん?」
「え?あ!モウさん!え?」
面布と赤いドテラを脱げばわたしだな。
「いや、ちょっと変装を。簡単でしょ?赤い服と顔を隠して、
じーちゃんの声を出せば、はい!赤い塊だよ!」
「ティスさん!まずいよ!言うとおりにしてやれっていうから!
大丈夫っていうから!」
「え?大丈夫なのは大丈夫だけど、マティスの大丈夫を信用したの?
ちょっと危機管理が緩くない?マティスの大丈夫は警戒しないと!」
「どっちなんだよ!」
お怒りのようだ。
窯をつくり、作り方を説明して、先に冷やしておいたクッキーのタネを切って、
焼きましょうという時に最初の男が来たようだ。
土地を手放せと。返せってことね。
で、話しているうちに1万リング出すといってきた。
クスナさんはその時点で売る気はなくなった。
最初はいいかなって思ったらしい。
そうなの?危ないな!
船が入った時にマトグラーサとの話は聞いた。
プカプカの処理も半分は引き取ってもらうし、
土に埋めるのは別にあの土地でもなくてもいいと思ったからだ。
なのに、プカプカの処理のこと、海のこと、
まるで金さえあればいいような言い方だ。
誰が売るかと。
そこにわたしが来たと。
プカプカの処理もできて、土地代が手に入るならいいじゃないかとおもったそうだ。
マティスが大丈夫だというし。
放棄しろというから、なるほど、
間を開けずに習得すればいい。
「あの宣言の文句が問題なんだよ。
どうやって、あの土地で
礎つくって、豊かさ生み出して繁栄するんだよ?
利益が出ないだろ?だけど、宣言は絶対だ、税が跳ね上がる。
しかも一番高い宣言だ。領土じゃないんだから!」
「おお!怖いな。要はあの土地から利益を出せばいいんだね?」
「そうだ。出さない土地なら、管理するって宣言だけでいいんだよ。」
「おもしろいねー。そういう宣言の事例集って売ってるのかな?」
「なにを暢気な!どうする?
あの土地の土を俺に売るか?それで、利益が上がるだろ?
税はあがるぞ?何もないから10なんだ。
利益を生み出すと宣言したんだからもっとだ。」
「どれくらいだろう?」
「無駄に広いからな。1万はいかないとは思うが、
年1万だぞ?どうすんだよ!
あんたが金持ちでそれぐらいどうってことなくても、
あの土地から生み出したもので利益を上げないといけないんだ。」
「100%?」
「いや、それはないな。0はダメなだけだ。
俺に土を売るか?いや違うな、あの土地にプカプカを捨てるんだ。
その処理代を払う?無駄な金がかかるじゃないか!!」
「いや、逆だよ。
クスナさんにお金を払うから、きっちりとプカプカを埋めてほしい。
投げ捨ててるだけだったよ?
埋めて。順番に。場所を決めてね。」
「?いくらで?」
「年、200かな?半分は埋めて、半分は買い取る。
ああ、買い取る分も年で払えるかな?じゃ、年500でプカプカの管理お願い。
あー、それと税金ね。金額は別で、払い込みとかねその手数料。
通知が来るの?」
「来る。それに金額が書いてる。」
「どこにいても?」
「どこにいてもだ。中央の税回収は絶対だ。」
「どんな仕組みなんだろ。来るならいいけど、
でも、理不尽な金額だったら?文句は言えるの?」
「いえない。理不尽っていうのはあり得ない。」
「すごい信頼だね。で、払わなかったら?」
「すっぱだかで、外に転がることになるぞ?」
「おお!人々の為にもきっちり支払おう。」
「?」
「それを見た人をマティスがすべて始末するからね。」
「ああ。いや、そんなことはいいよ!
年500?すごい!やってることは今まで通りなのに?
え?あんた金持ちなの?」
「ふふふ。あの土地から年10万は稼げるね。そうなったら管理費も値上げするから。」
「はぁ?ティスさん、大丈夫なのか?」
「ん?大丈夫だろ?もっと行くんじゃないか?
お!この匂いがして来たら焼けているぞ?
食べようか?愛しい人、コーヒーを入れてくれるか?
ん?お前と呼んだ方がよかったか?」
「もう!今はいいの!」
とにかく、地主しての心得を教えてもらいながらコーヒータイム。
心得も何も、税金払えということだ。
境界石もクスナさんが放棄したときに、白く変わり、
わたしが宣言したときに赤く変わったそうだ。
見たかったな、その瞬間。
あと、年に数回は出向くこと。それは大丈夫。
「だけど、なんで、あの人たちあんなに笑ったの?」
「俺はイリアス人で、あいつらはイリアス国の役人だ。
法律がある。だけどあんたは違うだろ?
不法にあの土地を占拠されても、自分の力でどうにかしないとけないからだよ。
個人の土地は自分で守らないといけない。
ワイプの旦那に頼むか?ニバーセルかコットワッツがどうにかしてくれるか?
あんた、ティスさん、マティスだろ?
モウさんもそう呼んでるし。
本物の、剣のマティスと赤い塊モウだ。驚いたよ。」
そりゃ、わかるよね。
「そうだ。私はワイプの弟子じゃないからな?」
「ワイプの旦那は剣のマティスも弟子だって言ってたぞ?さすがだな。」
「今度来たら、このように焦げているものを出せ。」
「ダメだよ。おいしいもんじゃないと。
じゃ、あの土地をもう一回見てから帰ろうか?
悪い人は入れないようにしないと。
あの横にある道は?あれは違うよね?」
「あれは違うな。境界石の外側だ。」
「柵で囲うのもちょっと芸がないからね。んー。ベンチでも置くか。
ウォークパークみたいに?でも、家は建てない。
違うよね?」
「そうだな。ちょっと違うな。」
「あんたたちはどこに住んでるんだ?」
「まだここって決まってないのよ。
決まったら招待するね。」
「コットワッツじゃないんだな。」
「そうだね。基本行商だからね。」
「それもそうだ。今日は?泊らないのか?」
「うん。ちょっと戻らないといけないからね。
とりあえず、新商品を売りに来ただけ。」
「・・・気を付けてくれ。2人に懸賞金がかかったままだ。
行商の夫婦も探してる。」
「さっき付けてきた人はここの街の人みたい。どっちなんだろか?」
「つけてきた?さっきか?
・・・剣の方はまだ本格的に探している話は聞いてない。
行商夫婦だな。その背負子も目立ってる。」
「これは仕方がないよね。
街に入ったらね。うん、気を付けるよ。ありがとね。
なんか、さっきの人たちがなんかして来たら教えてね。
1人先に出ていったのは赤い塊を見つけたということだろうね。
あの爺さんはどこにってなると思うから、土地を見に行ったって。
あとは知らぬ存ぜぬで通して。で、まずいなってなったら呼んで。」
「はは!どうやって?蛇か?」
「ん?根性で呼んで?」
「ティスさん?」
「そうしろ。」
「わかった。」
「あれだね、クスナさんはマティス信者だね。」
「俺ぐらいの年齢で剣を持ったことある奴は
みんなあこがれたんだよ。それが目の前にいるんだぞ?
ティスさんが言うなら、そうなんだよ。」
なるほど。
月無し石君もいるから大丈夫だろうと、
売れるものは売って我が土地に。
ほんと何もないけど、
街道沿いに、鉄板を埋めて内側にブラスを植えた。
ほら、何とかの小道みたいな?
ベンチも作り、ちょっとした休憩スペース。
奥は何もない土地だけど見えないように。
んー、雨の日にここには来たいから、東屋を作ろう。
それが整ってから、土地の中央に。
『わたしの名前は愛しい人だ。
今日からここの管理者になった。
プカプカの分解を行ってくれてありがとう。
土と混ざると、この素晴らしき白磁になる。
ナーチアというものが開発している。いずれ連れて来よう。
それまで、そしてこれからも、土にかえりしものを守っておくれ。
また、街道沿いにブラスを植えた。不要なら言ってくれ。
少し殺風景だからな。いずれ、ここにも窯ができればいい。
白磁の里となるだろう。その時の燃料にブラスはなるかもしれないな。
この地に礎をこの地に豊かさをこの地に繁栄を!!
それを作りしものたちは、あなたたちだ。ありがとう。』
ちょっとした、台に、お酒と、塩を添えた。
地鎮祭的に?詳しくは分からないけど。
この後のお酒とか、塩ってどうしてるんだろう?
撒くのかな?
結界だね。うん、撒いておこう。
気持ちが大事だ。
「それはまじないか?」
「んー、なんだろうね。なんか、こんな感じのことしてたから。」
「たぶん?」
「そ、たぶん。」
フレシアの布は今回は行かなかった。
絹とネルに近い素材の物とで2種類最初につけておくだけ。
これも仕事として依頼しようかと思ったけど、
ここの人たちは下着類は自分で作るから、
あとはお好みのもの自分で作ってもらおう。
作るの面倒だ、売ってないかなーとなれば、誰かが作るだろう。
だけど、下着の市販品がないからね。たぶんないなとは思う。
んー、あれば買うかな?
これは要相談案件としておこう。
そこから王都に戻って、作り置きの食料を大量に作った。
新作は米粉から作ったみたらし団子。
片栗粉のじゃがいもから作った。
あとはカレーも大量に。
ご飯もさらご飯の状態で収納。
焼きおにぎりも作った。
ハンバーグも教えてもらったチーズの配合で。
あとは?
お刺身とかね。すぐに出せるように。
麺類も確保。
コロッケも作った。もちろん歌いながら。
あと、アヒルの歌同様にお弁当箱の歌も噴き出しそうだった。
でもこのお弁当のおかずは、メインがないのだ。
シイタケのふくませ煮が食べたい。
茸祭りが楽しみだ。
パイもたくさん作った。
プニカのタルトは絶品だ。
アップルパイにミートパイ。
「んー、いつも2人でごはんばっかり作ってるね。」
「そういえばそうだな。」
「みんなにはいっぱい食べてほしいし、わたしもいっぱい食べたい。」
「そうだな。」
「でも、もっとマティスといろんなところに行きたい。」
「私もだ。」
「いっぱい作っといたら、お裾分けできるから安心だよね。」
「そうだな。」
「雨の日前はいっぱい作らないとね。
動物たちも雨の日は巣に籠るのかな?ビャクは寝てるって。
馬も?」
「そうだ。馬は寝ているな。餌もほとんど食べないぞ。」
「冬眠みたいなのかな?
人も寝るんだね。不思議だね。」
「飯は食うぞ?」
「うん。だからみんなの分一杯ね、用意しよう。」
「それで、あなたが安心なのだな?」
「うん。ふふふ。あなたって呼ばれるのも好き。みんな好き。」
「そうか。おいで?」
「うん。それも好き。」
一通り作り終えて、ゆっくり休むことにした。
月が沈んですぐにコットワッツに。
土地を習得したことをセサミンした。
「え?宣言したんですか?あの言葉で?
どうして買う前に相談してくれなかたんです!」
「いや、話の流れで。クスナさんもあきれてたけど、
大丈夫。納税とかの手続きはクスナさんがしてくれるから。
利益も上げるよ?
あの白磁の土が取れるんだ。」
「あの!それは、メジャートのあの店で?」
「そうなるね。こっちで陶器扱う店ないでしょ?
あの土地で土を取って、メジャートの軍曹のところで作ってもらう。
販売はコットワッツ経由にするつもりだけど。」
「それはありがたいですが、メジャートが容認するかどうか。」
「でも、今のところ材料はあれしかないよ?
隠匿もどうしようかなって。
わたしは材料さえあれば窯はいらないからね。」
「そうですね。いえ、コットワッツ経由でなくていいですよ。
陶器はメジャートだ。ゴム関係も取引が増えてきます。
コットワッツから土を売るという形でいいですか?
取引材料にしたい。」
「いいよー。」
それから、トックスさんのところへ。
「トックスさーん、いっきましょー!」
「おう!来たか!材料を運んでくれ。」
「はーい。」
親方が作った、サウナもある。なるほどー。
後は家具類と、敷物類。
そうだ、ガラスを入れよう。
岩壁の家から大理石もだ。
「ねーちゃん!」
「おはよう!ソヤ。どうですか?ソースの方は?」
「おはよう?挨拶なんだ?今は材料待ち。どこ行くの?」
「王都。新しい滞在館をね、きれいするの。」
「王都?俺も行っていい?」
「いいよー。ただし、無茶苦茶働かないといけない。
ほんとに。トックスさんの指示は的確で、休む暇がない。
それでもいいかな?」
「うん!」
「じゃ、親方とセサミンに言っといで?
まだまだ、荷物の詰め込みがあるから。
ああ、良かったら、今日だけでなく、明日も時間ある?
今日は泊りで、明日も一日出かけられるんなら、
一緒に行こうか?」
「いいの?行く、行く!」
セサミンから声掛けがあって、
自分も行きたいと駄々をこねられた。
いや、行けるんなら行こう?
また時間を作って凧で遊ぼうねと約束をした。
「あれ?荷物は?」
「あ、いいのいいの。ソヤは背負子持っていくの?」
「うん。なんか、いいものが有れば仕入れて売るんだ。」
「お!行商だね!いいものあったら教えて?
わたしも仕入れたい。」
「うん!」
「じゃ行こうか。」
「すごいよな。移動!それが出来たらどこにでも行ける!」
セサミンとマティスが移動ができるということを知っている。
コットワッツの血筋ということで。
「制限があるぞ?
一度行った場所じゃいとダメだしな。」
「それでもすごいよ!!」
「そうだな。行商するには便利だな。」
「いいよなー。」
「だけど、行商は歩いて移動するほうがいろいろ見るものが有るよ?
目的地までの往復だとつまらんよ?」
「贅沢だ!」
「あははは!そうだね。」
ん?
「じーさん!!あんた、何も知らないのか?
てっきり知ってると思ったのに!!どーすんだよ!」
私軍の男たち、1人は外に出たまま、残り3人が
大笑いだ。
クスナさんもものすごく焦っている。
なんだろ?マティスを見ても首をかしげる。
「ははは!あー。これは残念だ。
王子も残念がるが仕方がない。イリアス人ではないお前から
徴収もできないしな。邪魔したな、クスナ。
よっく、そのじーさんに説明してやれや。」
と、帰っていった。
んー、悪い感じはないから失敗したとは思わないんだけど。
「なんだろうね?」
「わからんな。
が、これは、セサミナやトックスに先に聞かなくてはいけない内容かもしれんな。」
「え?聞いたよ?宣言の言葉の意味も。
あー、領土と土地の違いかな?なんだろ?クスナさん?」
「え?あ!モウさん!え?」
面布と赤いドテラを脱げばわたしだな。
「いや、ちょっと変装を。簡単でしょ?赤い服と顔を隠して、
じーちゃんの声を出せば、はい!赤い塊だよ!」
「ティスさん!まずいよ!言うとおりにしてやれっていうから!
大丈夫っていうから!」
「え?大丈夫なのは大丈夫だけど、マティスの大丈夫を信用したの?
ちょっと危機管理が緩くない?マティスの大丈夫は警戒しないと!」
「どっちなんだよ!」
お怒りのようだ。
窯をつくり、作り方を説明して、先に冷やしておいたクッキーのタネを切って、
焼きましょうという時に最初の男が来たようだ。
土地を手放せと。返せってことね。
で、話しているうちに1万リング出すといってきた。
クスナさんはその時点で売る気はなくなった。
最初はいいかなって思ったらしい。
そうなの?危ないな!
船が入った時にマトグラーサとの話は聞いた。
プカプカの処理も半分は引き取ってもらうし、
土に埋めるのは別にあの土地でもなくてもいいと思ったからだ。
なのに、プカプカの処理のこと、海のこと、
まるで金さえあればいいような言い方だ。
誰が売るかと。
そこにわたしが来たと。
プカプカの処理もできて、土地代が手に入るならいいじゃないかとおもったそうだ。
マティスが大丈夫だというし。
放棄しろというから、なるほど、
間を開けずに習得すればいい。
「あの宣言の文句が問題なんだよ。
どうやって、あの土地で
礎つくって、豊かさ生み出して繁栄するんだよ?
利益が出ないだろ?だけど、宣言は絶対だ、税が跳ね上がる。
しかも一番高い宣言だ。領土じゃないんだから!」
「おお!怖いな。要はあの土地から利益を出せばいいんだね?」
「そうだ。出さない土地なら、管理するって宣言だけでいいんだよ。」
「おもしろいねー。そういう宣言の事例集って売ってるのかな?」
「なにを暢気な!どうする?
あの土地の土を俺に売るか?それで、利益が上がるだろ?
税はあがるぞ?何もないから10なんだ。
利益を生み出すと宣言したんだからもっとだ。」
「どれくらいだろう?」
「無駄に広いからな。1万はいかないとは思うが、
年1万だぞ?どうすんだよ!
あんたが金持ちでそれぐらいどうってことなくても、
あの土地から生み出したもので利益を上げないといけないんだ。」
「100%?」
「いや、それはないな。0はダメなだけだ。
俺に土を売るか?いや違うな、あの土地にプカプカを捨てるんだ。
その処理代を払う?無駄な金がかかるじゃないか!!」
「いや、逆だよ。
クスナさんにお金を払うから、きっちりとプカプカを埋めてほしい。
投げ捨ててるだけだったよ?
埋めて。順番に。場所を決めてね。」
「?いくらで?」
「年、200かな?半分は埋めて、半分は買い取る。
ああ、買い取る分も年で払えるかな?じゃ、年500でプカプカの管理お願い。
あー、それと税金ね。金額は別で、払い込みとかねその手数料。
通知が来るの?」
「来る。それに金額が書いてる。」
「どこにいても?」
「どこにいてもだ。中央の税回収は絶対だ。」
「どんな仕組みなんだろ。来るならいいけど、
でも、理不尽な金額だったら?文句は言えるの?」
「いえない。理不尽っていうのはあり得ない。」
「すごい信頼だね。で、払わなかったら?」
「すっぱだかで、外に転がることになるぞ?」
「おお!人々の為にもきっちり支払おう。」
「?」
「それを見た人をマティスがすべて始末するからね。」
「ああ。いや、そんなことはいいよ!
年500?すごい!やってることは今まで通りなのに?
え?あんた金持ちなの?」
「ふふふ。あの土地から年10万は稼げるね。そうなったら管理費も値上げするから。」
「はぁ?ティスさん、大丈夫なのか?」
「ん?大丈夫だろ?もっと行くんじゃないか?
お!この匂いがして来たら焼けているぞ?
食べようか?愛しい人、コーヒーを入れてくれるか?
ん?お前と呼んだ方がよかったか?」
「もう!今はいいの!」
とにかく、地主しての心得を教えてもらいながらコーヒータイム。
心得も何も、税金払えということだ。
境界石もクスナさんが放棄したときに、白く変わり、
わたしが宣言したときに赤く変わったそうだ。
見たかったな、その瞬間。
あと、年に数回は出向くこと。それは大丈夫。
「だけど、なんで、あの人たちあんなに笑ったの?」
「俺はイリアス人で、あいつらはイリアス国の役人だ。
法律がある。だけどあんたは違うだろ?
不法にあの土地を占拠されても、自分の力でどうにかしないとけないからだよ。
個人の土地は自分で守らないといけない。
ワイプの旦那に頼むか?ニバーセルかコットワッツがどうにかしてくれるか?
あんた、ティスさん、マティスだろ?
モウさんもそう呼んでるし。
本物の、剣のマティスと赤い塊モウだ。驚いたよ。」
そりゃ、わかるよね。
「そうだ。私はワイプの弟子じゃないからな?」
「ワイプの旦那は剣のマティスも弟子だって言ってたぞ?さすがだな。」
「今度来たら、このように焦げているものを出せ。」
「ダメだよ。おいしいもんじゃないと。
じゃ、あの土地をもう一回見てから帰ろうか?
悪い人は入れないようにしないと。
あの横にある道は?あれは違うよね?」
「あれは違うな。境界石の外側だ。」
「柵で囲うのもちょっと芸がないからね。んー。ベンチでも置くか。
ウォークパークみたいに?でも、家は建てない。
違うよね?」
「そうだな。ちょっと違うな。」
「あんたたちはどこに住んでるんだ?」
「まだここって決まってないのよ。
決まったら招待するね。」
「コットワッツじゃないんだな。」
「そうだね。基本行商だからね。」
「それもそうだ。今日は?泊らないのか?」
「うん。ちょっと戻らないといけないからね。
とりあえず、新商品を売りに来ただけ。」
「・・・気を付けてくれ。2人に懸賞金がかかったままだ。
行商の夫婦も探してる。」
「さっき付けてきた人はここの街の人みたい。どっちなんだろか?」
「つけてきた?さっきか?
・・・剣の方はまだ本格的に探している話は聞いてない。
行商夫婦だな。その背負子も目立ってる。」
「これは仕方がないよね。
街に入ったらね。うん、気を付けるよ。ありがとね。
なんか、さっきの人たちがなんかして来たら教えてね。
1人先に出ていったのは赤い塊を見つけたということだろうね。
あの爺さんはどこにってなると思うから、土地を見に行ったって。
あとは知らぬ存ぜぬで通して。で、まずいなってなったら呼んで。」
「はは!どうやって?蛇か?」
「ん?根性で呼んで?」
「ティスさん?」
「そうしろ。」
「わかった。」
「あれだね、クスナさんはマティス信者だね。」
「俺ぐらいの年齢で剣を持ったことある奴は
みんなあこがれたんだよ。それが目の前にいるんだぞ?
ティスさんが言うなら、そうなんだよ。」
なるほど。
月無し石君もいるから大丈夫だろうと、
売れるものは売って我が土地に。
ほんと何もないけど、
街道沿いに、鉄板を埋めて内側にブラスを植えた。
ほら、何とかの小道みたいな?
ベンチも作り、ちょっとした休憩スペース。
奥は何もない土地だけど見えないように。
んー、雨の日にここには来たいから、東屋を作ろう。
それが整ってから、土地の中央に。
『わたしの名前は愛しい人だ。
今日からここの管理者になった。
プカプカの分解を行ってくれてありがとう。
土と混ざると、この素晴らしき白磁になる。
ナーチアというものが開発している。いずれ連れて来よう。
それまで、そしてこれからも、土にかえりしものを守っておくれ。
また、街道沿いにブラスを植えた。不要なら言ってくれ。
少し殺風景だからな。いずれ、ここにも窯ができればいい。
白磁の里となるだろう。その時の燃料にブラスはなるかもしれないな。
この地に礎をこの地に豊かさをこの地に繁栄を!!
それを作りしものたちは、あなたたちだ。ありがとう。』
ちょっとした、台に、お酒と、塩を添えた。
地鎮祭的に?詳しくは分からないけど。
この後のお酒とか、塩ってどうしてるんだろう?
撒くのかな?
結界だね。うん、撒いておこう。
気持ちが大事だ。
「それはまじないか?」
「んー、なんだろうね。なんか、こんな感じのことしてたから。」
「たぶん?」
「そ、たぶん。」
フレシアの布は今回は行かなかった。
絹とネルに近い素材の物とで2種類最初につけておくだけ。
これも仕事として依頼しようかと思ったけど、
ここの人たちは下着類は自分で作るから、
あとはお好みのもの自分で作ってもらおう。
作るの面倒だ、売ってないかなーとなれば、誰かが作るだろう。
だけど、下着の市販品がないからね。たぶんないなとは思う。
んー、あれば買うかな?
これは要相談案件としておこう。
そこから王都に戻って、作り置きの食料を大量に作った。
新作は米粉から作ったみたらし団子。
片栗粉のじゃがいもから作った。
あとはカレーも大量に。
ご飯もさらご飯の状態で収納。
焼きおにぎりも作った。
ハンバーグも教えてもらったチーズの配合で。
あとは?
お刺身とかね。すぐに出せるように。
麺類も確保。
コロッケも作った。もちろん歌いながら。
あと、アヒルの歌同様にお弁当箱の歌も噴き出しそうだった。
でもこのお弁当のおかずは、メインがないのだ。
シイタケのふくませ煮が食べたい。
茸祭りが楽しみだ。
パイもたくさん作った。
プニカのタルトは絶品だ。
アップルパイにミートパイ。
「んー、いつも2人でごはんばっかり作ってるね。」
「そういえばそうだな。」
「みんなにはいっぱい食べてほしいし、わたしもいっぱい食べたい。」
「そうだな。」
「でも、もっとマティスといろんなところに行きたい。」
「私もだ。」
「いっぱい作っといたら、お裾分けできるから安心だよね。」
「そうだな。」
「雨の日前はいっぱい作らないとね。
動物たちも雨の日は巣に籠るのかな?ビャクは寝てるって。
馬も?」
「そうだ。馬は寝ているな。餌もほとんど食べないぞ。」
「冬眠みたいなのかな?
人も寝るんだね。不思議だね。」
「飯は食うぞ?」
「うん。だからみんなの分一杯ね、用意しよう。」
「それで、あなたが安心なのだな?」
「うん。ふふふ。あなたって呼ばれるのも好き。みんな好き。」
「そうか。おいで?」
「うん。それも好き。」
一通り作り終えて、ゆっくり休むことにした。
月が沈んですぐにコットワッツに。
土地を習得したことをセサミンした。
「え?宣言したんですか?あの言葉で?
どうして買う前に相談してくれなかたんです!」
「いや、話の流れで。クスナさんもあきれてたけど、
大丈夫。納税とかの手続きはクスナさんがしてくれるから。
利益も上げるよ?
あの白磁の土が取れるんだ。」
「あの!それは、メジャートのあの店で?」
「そうなるね。こっちで陶器扱う店ないでしょ?
あの土地で土を取って、メジャートの軍曹のところで作ってもらう。
販売はコットワッツ経由にするつもりだけど。」
「それはありがたいですが、メジャートが容認するかどうか。」
「でも、今のところ材料はあれしかないよ?
隠匿もどうしようかなって。
わたしは材料さえあれば窯はいらないからね。」
「そうですね。いえ、コットワッツ経由でなくていいですよ。
陶器はメジャートだ。ゴム関係も取引が増えてきます。
コットワッツから土を売るという形でいいですか?
取引材料にしたい。」
「いいよー。」
それから、トックスさんのところへ。
「トックスさーん、いっきましょー!」
「おう!来たか!材料を運んでくれ。」
「はーい。」
親方が作った、サウナもある。なるほどー。
後は家具類と、敷物類。
そうだ、ガラスを入れよう。
岩壁の家から大理石もだ。
「ねーちゃん!」
「おはよう!ソヤ。どうですか?ソースの方は?」
「おはよう?挨拶なんだ?今は材料待ち。どこ行くの?」
「王都。新しい滞在館をね、きれいするの。」
「王都?俺も行っていい?」
「いいよー。ただし、無茶苦茶働かないといけない。
ほんとに。トックスさんの指示は的確で、休む暇がない。
それでもいいかな?」
「うん!」
「じゃ、親方とセサミンに言っといで?
まだまだ、荷物の詰め込みがあるから。
ああ、良かったら、今日だけでなく、明日も時間ある?
今日は泊りで、明日も一日出かけられるんなら、
一緒に行こうか?」
「いいの?行く、行く!」
セサミンから声掛けがあって、
自分も行きたいと駄々をこねられた。
いや、行けるんなら行こう?
また時間を作って凧で遊ぼうねと約束をした。
「あれ?荷物は?」
「あ、いいのいいの。ソヤは背負子持っていくの?」
「うん。なんか、いいものが有れば仕入れて売るんだ。」
「お!行商だね!いいものあったら教えて?
わたしも仕入れたい。」
「うん!」
「じゃ行こうか。」
「すごいよな。移動!それが出来たらどこにでも行ける!」
セサミンとマティスが移動ができるということを知っている。
コットワッツの血筋ということで。
「制限があるぞ?
一度行った場所じゃいとダメだしな。」
「それでもすごいよ!!」
「そうだな。行商するには便利だな。」
「いいよなー。」
「だけど、行商は歩いて移動するほうがいろいろ見るものが有るよ?
目的地までの往復だとつまらんよ?」
「贅沢だ!」
「あははは!そうだね。」
13
あなたにおすすめの小説
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる