いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

文字の大きさ
589 / 869

589:食事会

しおりを挟む
「え?あの通りに行ったの?だ、大丈夫だった?」
「うん。ガイライに案内してもらって、いろいろ買ったよ。
タフトって虫食ありなんだね。案内してもらう裏街道も?あの、先に教えてね。
今は結構大丈夫だから。先にわかっていれば。」
「それは南側だよそれもフレシアより。案内するつもりだったのは北側だ。
あんだけ、メイガの脚を嫌がってたんだ、そんなとこ俺は案内しないよ?」
「あははは!あんときはね。でも、大丈夫っぽいですよ?
食材だとわかっていれば!キャムロンも大きいの買ってきたし、スーリムは
故郷で食べたことのあるものに似てたから!!」


カニ尽くしセットをコットワッツに届けたときに、
ガイライがダクツさんを呼んだと話した。
じゃ、俺もそっちでもらうよと、ニックさんは先に師匠の家にやって来たのだ。

「キャムロンとスーリム?
俺でも食べたことないよ?」
「え?そうなの?おいしいからって結構念押しされたよ?
入り口のところにいた男の人に。ベースさん?」
「ああ、ベースな。あいつはいつもキャムロンはうまいって言ってるけど、
俺たちに勧めたことないよ?食べないってわかってるから。」
「そうなんだ。んー、でも、物は試しね。
1人5匹は食べるからって15匹買ったのよ。いろいろ試してみる。
ほら、ずんぐりむっくりの白い海老だって思えばおいしそうじゃない?」
「!ぶはははははは!!!確かに!!!」



ガイライはダクツさんを迎えに行っている。

もし、もしもだ、だれかがダクツさんに強引について来ようとして、
ダクツさんが立場上断れないとしたら、
他の人間にはわからないように、
尚且つ、このかつらと、この服を着るようにと、
変装セットを渡しておいた。

「モウ、そんなことはあり得ないですよ?」
「当たり前だ!が!念には念をだ。
食事は楽しく食べたい!邪魔はされたくない!
今回は師匠がメディングを凹ますというイベントと、
喜んでいる師匠をみてあきれているマティスの顔と、
メディングの食レポを楽しみにしているわたしがいる。
決して邪魔されたくない!
来るなとは言わない。
が、食事は楽しむものだ。
それを伝えてほしい。これは命令だ、ガイライ?いいな?」
「はっ。我が主の命ならば、必ず。」
「うん。ガイライ頑張って!あれより、きっと主の命のほうが強いはずだから!」
「ええ、もちろんです。」


カニ刺し、しゃぶしゃぶ、バター焼き。
天ぷらもある。
蒸し蟹、焼きガニ、クツクツ。
ご飯もさらご飯で炊く。
お酒は日本酒だ。
昆布締めの刺身もある。
ウニといくら。
エビもあるし、貝もだした。
海鮮はほぼ出尽くした。


一番乗りはメディングとラッシング院長だ。

「ようこそ。ワイプ主催の食事会へ。」

名目は一応そういうことになっている。

「厚かましくもわたしも来てしまいました。
なんでもカニの新しい食べ方だとか。あと、例の昆布?
ワイプとメディングの小競り合いは有名ですからね。それも楽しみです。」
「わたしはメディング殿の食の解説が楽しみですよ。
どちらにしろ楽しんでくださいね。あと、資産院の院長オート殿とツイミ殿、
師匠の配下の者たちが来ます。
分隊のガイライ殿とニック殿も。
で、ガイライ殿が、院のダクツ殿を呼んでいると。
食事は人数が多いほうが楽しいですから。」
「それはそれは、参加できたことに感謝しますよ。」
「モウ殿?それはみなワイプが呼んだと?」
「資産院はそうですが、師匠の配下はわたしのことを慕ってくれてますので、
おいしいものはみんなで食べてほしいので呼んだ形ですね。
ガイライ殿とニック殿はこっちに来ているので、ついでに。
ダクツ殿はうちの商品を買ってくれたお得様でもありますから。」
「ワイプ主催というよりあなたが主催では? 」
「あははは!師匠はよほど、あなたに驚いてもらいたいんでしょう。
師匠が喜ぶことをするのが弟子の務めなんで。」
「驚く?わたしが?カニで?ま、楽しみにしていますよ!!」


あとは、師匠の一団。

「これはラッシング殿!
あなたほどの方が、ワイプの誘いに乗るとは!」
「いえいえ、モウ殿がいらっしゃると聞きましたからね。
ご挨拶もせねばと。あなたこそ、ワイプに振り回されているのでは?」
「まさに。こうやって部下の監視をしておきませんと、
あとあと皆さんに迷惑が掛かりますからね。」


うむ、資産院と生産院は仲が悪いと。


「オート院長!一応わたしが主催した食事会なんですから、
要らぬことは言わないでください。それと、ラッシング殿?
モウはわたしの弟子ですから。もちろん、マティス君もね。
挨拶等は師匠のわたしを通してくださいよ?」


「モウ殿!毎回の差し入れありがたく。
フランが初日と言えないほどのがんばりで助かっています。
ワイプがあのあとケロッと戻って来て、今日ことを言って来たのですよ。」
「ええ。皆さんお疲れだとか。
上層部がへばっていてはいけませんからね。
どうぞ楽しんでいってください。」


「さ、奥に。さすがに外は寒いですから。
馬車はそのまま、馬はわたしが。
マティス?案内を。ルビスとチュラル、フランはマティスを手伝って?
手を洗ってからね。皆さんも。
洗面所に先に案内を。」
「モウ様、わたしは? 」
「ああ、ツイミさん、悪いけど、両院長をうまく制御して?
あんまりうるさいとわたしの機嫌が悪くなるからっていっていいから。」
「あははは!そういわれれば何も言えないですね。わかりました。」
「あ、あとちょっと見てほしいものが有るんだ。
食事後でいいから、時間ちょうだい?」
「もちろん。」

あの葉っぱのことを聞かないとね。



(来たぞ)
(え?やっぱり!)


「モウ!我が主!」
「でかした!ガイライ!さすがわたしの臣だな。
期待に応えてくれる。頼もしい限りだ。」
「ありがたきお言葉。」
「で?どういう設定?」
「モウ、モウ殿?その、彼は、その。」
「ああ、ダクツ殿、カンターウォーマー入荷してますよ?
お帰りの時にお渡ししますね。
院でお買いあげの分は資産院で引き取ってください。
それで?彼はあなたの部下ですか?」
「そ、そうです。どうしても参加したいと。」
「ガイライ?彼のこと、師匠は気付く?」
「いえ、ニックでも無理でしょう。事前に知っているものだけです。」
「ん。では、彼の部下ということで通して。
今日はおいしい食事だから楽しんでね?」
「楽しみだ!」


あああ、とダクツさんが倒れそうになるのを
ガイライが支えて、食堂に入っていった。

「手は洗ってよ!!」


スーとホーが馬車を引いて、
クーちゃんとビャクも一緒に帰って来たようだ。
ビャクに元雇い主が来てるよと言っても興味なし。
ドライだねー。

「向こうでおいしいもの食べるからね。
こっちもおいしいもの食べようね?
何がいい?」


おいしい水と、カンラン、リンゴ、プニカ。
いつもと一緒だ。
クーたちに出した、日本酒を馬たちも欲しがる。


「酔わない?」

それはないとのこと。

おいし水も、覚えている限り出す。
炭酸水も入ってしまったがこれが一番ということになった。
そうか!出せば良かったんだ!!


「これは早く飲まないと気が抜けるから!
じゃ、戻るね!!」





食堂に戻ると、皆が座って待っていた。
鍋には火が付いている。
もうしゃぶしゃぶできるね。



「お待たせしました!本日はワイプ主催のカニ尽くしの会です。
あ、説明まで?はいはい。
えーカニと言えばジットカーフの名物。おいしいですよね。
ここで、初めての方は?
生産院組と、オート院長?とダクト殿とその部下殿ね。
カニは食べた事ありますか?当然。なるほど。
で、足は捨てていたと?
そうです!このカニの脚もうましなのです!!
眼の前にあるもの、カニ刺しですよ。足の殻を取って氷水で締めたものです。
横は三杯酢。昆布だしにと豆ソース、
すこしのお砂糖。それを火にかけ、沸騰後、お酢を入れます。
さらに沸騰させて冷ましたもの。
これが三杯酢ね。師匠食べて見せてください。
前回よりおいしいはずですよ、三杯酢。」

「あ!ほんとですね!!」
「豆ソースと昆布ができましたから。」
「さ、皆さんもどうそ?」

「お、おう、お、お前は、たべ、たべるな!先に私が!」

ダクツさんが王の毒見をしようとするが大丈夫だよ?
うちでもがっついてたよ?

「うまい!!」
「よいか?」
『ダクツ殿?お連れさんのことは大丈夫ですから、
遠慮なくどんどん食べてください。
なくなりますよ?』
「はい!」

焼きガニ、蒸し蟹、鋏の使い方など、説明している横からなくなっていく。
ウニ、イクラ、エビも。
ツイミ兄弟は、2回目とあって、無駄なく食べていく。
負けじとソヤことフランも。
それに加えて、ツイミさんは両院長の取り皿も入れていく。
気配りの人なのだ。
が、自分の分ももちろん確保している。

師匠とメディングは変顔大会のようだ。
師匠はカニ好きだからね。
ニックさんも臨時部下のことは忘れようと努力したダクツさんと盛り上がっている。
ガイライもだ。ご満悦の顔で酒を飲んでいた。

わたしとマティスは、給仕に徹する。

クツクツもできた傍から取合いなので、
ダクツの部下には確保したものを渡す。
あと、焼きガニと蒸しカニも。

「火傷するから、フーフーしてね。
あとで、それにご飯入れるから、全部食べちゃダメだよ?」
「うまいな!エビもいいがカニもいい!!」
「ジットカーフで仕入れて、冷凍馬車で運べば、
これからはどこにでもいつでも食べれますよ。
でも、カニ刺しは冷凍じゃだめですよ。
冷蔵でニバーセルでギリギリかな?
温度調整を研究しないと。
それでも、現地で食べるのがいいってことになる。
でも、ジットカーフの人たちは撒き餌に使ってるからね。
なにかの取引材料で、生産院が昆布のことを教えたようだけど、
これもそれに使うなら使ってほしいですね。」
「うまく行くように話はしておこう。」
「ええ。」


雑炊まで行くと皆満足だ。
メディングの食レポも一巡してやっと出てきた。
みなが大笑いだ。師匠も。

おトイレはお客用。

ラッシング院長が隠匿はぜひ生産院でと言っているが、
便座はボルタオネで作っていますよと宣伝はしておこう。


ここでコーヒーと甘味を出してもいいが、
カニの場合はおいしい口で帰りたい。
わたしがいつもそう思っている。

なので、お土産、シュークリームを持たせて解散となった。

「お一人で食べるか、親しい人と食べてください。
クリームがはみ出して、顔中に付きますから。
割って食べればいいんですが、これはかぶりつくのがいい。
お早めに食べください。
あと、馬たちがげっぷするかもしれませんが、お気になさらずに。」

生産院は乗って来た馬車で。
オート院長はスーとホーの馬車で帰る。
それにはニックさんが護衛として付いていくことに。

子供組はおなかいっぱいでもうお眠だ。
フランもなれない仕事を頑張ったから。

ツイミさんに促され、シャワーだけ何とか浴びてベットに。
シュークリームは明日ね?冷蔵庫に入れとくよ。


「ダクツ殿?お戻りにならないんですか?」
「え?あの?」
「ダクツはわたしとはなしがあるんだ。
マティス?ニックに館に直接戻るように言ってくれ。」
「わかった。」
「え?あの?」
「わたしは一人で帰れますよ?」
「わかりました」
「?」

ガイライはわたしが大丈夫だと思っているから何も心配はしない。
ダクツさんは王が望んだとおりに。


「あ!ツイミさん!これ知ってる?」
葉っぱの押し花を見せるが知らないとのこと。
「ん、わかった。ありがとう。もう、今日は休んでくださいな。」
「ええ。そうさせてもらいます。」

ツイミさんは場を読むのにたけている。


「モウ?彼は誰ですか? 」
「呼んだわけじゃないよ?ダクツさんに付いて来たんだよ?」
「部下ではないですよね?誰?」

気を膨らましていく。


「師匠、ダメですよ?彼はニバーセルの王ですよ?」
「へ?嘘?」
「すごいね。師匠が分からないなんて。何が違うんだろ?
かつらと服?気はあるようなないような?」
「わからないようにとあなたが望んだからな。 」
「そうか、いいよ、師匠から話があるから、今日のご飯代のかわりに
聞いてくれる?」
「わたしも有るんだが?」
「師匠の話を聞いてもらえるなら、まずは話を聞こうかな?」
「それはありがたいな。では、先に、そちらの話を聞こうか?」
「・・・・モウ?もしかして、あれ?」
「あれですね。せっかくなんで、ここで済ましょう。」
「・・・・モウ、はこちらに、マティス君はこっちに。」
「はいはい。」


王を前に、師匠。
その両隣に椅子くっつけて3人で座る。

「すいませんが、もっと寄ってもらえます?」

からだが密着してやっと落ち着いたようだった。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~

みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】 事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。 神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。 作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。 「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。 ※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~

カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。 気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。 だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう―― ――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

処理中です...