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623:卵
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3人が待ってる食料スークのほうに行く。
いやー、3人が並ぶと絵になるね。
そこにマティスも入ってもらって、写真を撮った。
素晴らしい!!
「モウちゃん?いいか?
旧王都の数十倍広い、種類が多い、虫がいっぱい、
馬、駱駝、ボット、生きたまま売られて、その場で捌いている。
臭いがひどい。」
「おお。そうだよね。うん。大丈夫。」
「スーリムは売っていた。赤い木の実は避けてたな。
それを買うんだろ?キャムロンも売ってたな。
話をふったが、当たり前な話のようだった。
食わないが売る分にはいいようだ。
あと、卵。
あのおっさんがいた。音石は回収したぞ。」
「おお!ん?でも、タフト街道に卸してるんじゃないの?」
「卵採りは何人かいてるようだ。陸鳥の卵だけを集めるんじゃないようだ。
知らなかったよ。卵は1個10リングだ。」
「高いね。皮と同じ値段だ。」
「陸鳥の?買ったの?」
「持ってると陸鳥に乗れないんだって。
卵を産まそうと群れで囲ったみたいだけど、
みんな死んだんだって。で、せめて皮だけ利用しようとしたんだけど、
ここいらの人は陸鳥に乗るから売れないって。
この話ほんと?」
「嘘は言っていないようだったぞ?」
「ここの話に嘘はないな。
そんかわり必要なことが10あれば1つしかいわない。」
「陸鳥に乗れなことは教えてくれたのに?
じゃ、ほかにもなにか問題があるってことか。」
「だろうな。」
マティスの背中にへばりついて市場の中に進んでいく。
小さいスーリムを箱買い。
大きなものも買ってみる。
緑の木の実も。もちろん、赤い木の実は避けてるのを譲ってもらった。
虫が入っていないものだ、食べれないよと皆が注意してくれたが、
おいしいらしいよ?と無邪気に買いまくった。
で、キャムロンだ。
大体これはどこにいるんだ?
「もともとは荒野にいるんだ。その卵を卵採りが取ってくる。
それを買って、育てる。
できるだけ大きく育てるんだよ。」
「卵採り屋さん?陸鳥の卵だけじゃないんだね。」
「卵採りはあらゆる卵を取ってくる。キャムロンもスーリムも。
陸鳥は最近だよ。」
「飼育できなかたんですよね?」
「ああ、聞いたのかい?え?皮?買ったの?
あのときはここいらあたりひどい臭いだったんだよ。
また飼育するって話が出てるけどな。
ここだけの話、卵採りが邪魔したって話もある。
そんなことされたら商売できないからな。」
「スーリムとキャムロンは?」
「それもうまくいかない。」
「育つ環境を作るんが難しいだね、きっと。
ついでに聞くけど、キャンロンってあれ以上大きくならないの?
あれって、なにかになる途中だよね?」
「え?キャムロンはキャムロンだろ?でっかくなるって、
そうだな、これくらいまで大きくなったのを見たことあるぞ?」
と、キャムロン屋さんは両手を広げた。
キャムロンは大きくなってもキャムロンのようだ。
「すごいね。何人前なんだろうね?
じゃ、木の実に入っている虫も大きくなるのかな?」
この木の実も荒野にある木から取ってくるそうだ。
「この木の実以上には大きくなれないだろ?」
心底不思議そうな顔をされた。
虫の生態には詳しくない。
植物に対してもだ。
「あははは!そうだね!」
スーリムは生きている。
キャムロンも生きている。
木の実の中にいる虫も生きている。
ギーの本物卵もある。
収納せずに、そのまま。
育ててみる?
いやー、3人が並ぶと絵になるね。
そこにマティスも入ってもらって、写真を撮った。
素晴らしい!!
「モウちゃん?いいか?
旧王都の数十倍広い、種類が多い、虫がいっぱい、
馬、駱駝、ボット、生きたまま売られて、その場で捌いている。
臭いがひどい。」
「おお。そうだよね。うん。大丈夫。」
「スーリムは売っていた。赤い木の実は避けてたな。
それを買うんだろ?キャムロンも売ってたな。
話をふったが、当たり前な話のようだった。
食わないが売る分にはいいようだ。
あと、卵。
あのおっさんがいた。音石は回収したぞ。」
「おお!ん?でも、タフト街道に卸してるんじゃないの?」
「卵採りは何人かいてるようだ。陸鳥の卵だけを集めるんじゃないようだ。
知らなかったよ。卵は1個10リングだ。」
「高いね。皮と同じ値段だ。」
「陸鳥の?買ったの?」
「持ってると陸鳥に乗れないんだって。
卵を産まそうと群れで囲ったみたいだけど、
みんな死んだんだって。で、せめて皮だけ利用しようとしたんだけど、
ここいらの人は陸鳥に乗るから売れないって。
この話ほんと?」
「嘘は言っていないようだったぞ?」
「ここの話に嘘はないな。
そんかわり必要なことが10あれば1つしかいわない。」
「陸鳥に乗れなことは教えてくれたのに?
じゃ、ほかにもなにか問題があるってことか。」
「だろうな。」
マティスの背中にへばりついて市場の中に進んでいく。
小さいスーリムを箱買い。
大きなものも買ってみる。
緑の木の実も。もちろん、赤い木の実は避けてるのを譲ってもらった。
虫が入っていないものだ、食べれないよと皆が注意してくれたが、
おいしいらしいよ?と無邪気に買いまくった。
で、キャムロンだ。
大体これはどこにいるんだ?
「もともとは荒野にいるんだ。その卵を卵採りが取ってくる。
それを買って、育てる。
できるだけ大きく育てるんだよ。」
「卵採り屋さん?陸鳥の卵だけじゃないんだね。」
「卵採りはあらゆる卵を取ってくる。キャムロンもスーリムも。
陸鳥は最近だよ。」
「飼育できなかたんですよね?」
「ああ、聞いたのかい?え?皮?買ったの?
あのときはここいらあたりひどい臭いだったんだよ。
また飼育するって話が出てるけどな。
ここだけの話、卵採りが邪魔したって話もある。
そんなことされたら商売できないからな。」
「スーリムとキャムロンは?」
「それもうまくいかない。」
「育つ環境を作るんが難しいだね、きっと。
ついでに聞くけど、キャンロンってあれ以上大きくならないの?
あれって、なにかになる途中だよね?」
「え?キャムロンはキャムロンだろ?でっかくなるって、
そうだな、これくらいまで大きくなったのを見たことあるぞ?」
と、キャムロン屋さんは両手を広げた。
キャムロンは大きくなってもキャムロンのようだ。
「すごいね。何人前なんだろうね?
じゃ、木の実に入っている虫も大きくなるのかな?」
この木の実も荒野にある木から取ってくるそうだ。
「この木の実以上には大きくなれないだろ?」
心底不思議そうな顔をされた。
虫の生態には詳しくない。
植物に対してもだ。
「あははは!そうだね!」
スーリムは生きている。
キャムロンも生きている。
木の実の中にいる虫も生きている。
ギーの本物卵もある。
収納せずに、そのまま。
育ててみる?
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