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766:屋台式
しおりを挟む「なんなんですか!これは!」
「なに?カレーだな。知らんのか?」
「知ってますよ!なんで、あなたがここにいるんですか?
マティス君!!」
「ん?屋台式の販売だ。
2回目とか言うなよ?販売するのはこの2人だ。
知ってるだろ?ルーとアバサだ。
それと、水代を払え!」
「「ご無沙汰しています!ワイプ様!」」
「屋台式もかまわない。水代も払いましょう。
そうでなくて!どうしてメディング殿がいるんですか!」
「これを作るのを手伝ったからな。」
「ええ!よりおいしくなったんですよ!
香辛料も豊富にあって!あの屋敷いいですね!」
「そうだろ?手に入る香辛料は全てあると言っていい!」
「あのまとめ方も勉強になりました!」
「ははははは!アバサの嗅覚も素晴らしいぞ?
ルーの料理の腕もな!」
あれから、まだ時間があるということで、
カレーの元を開発し始めた。
私はその間、アイス作りを。
攪拌するだけだが。
3人は楽しく話していた。
「マティス様!見てください!
色がきれいな黄色になりましたよ!」
「マティス様!香も!んーおなかが鳴る!」
「それはいいが、アバサ?香辛料の金額も考えているか?
お前の言う持ち出しにならないか?」
「それは大丈夫だ。
わたしが仕入れたものだ。それをアバサたちに売る形だ。
かなり前に仕入れたものだ。
薬効が薄くなるんだよ。香はそのままだから。
処分するものを売る。こちらに利益が出るくらいだ。」
「それでいいのなら構わないが、
この2人は帳簿をきちんとつけているぞ?お前は?」
「あははははは!生産院のこのメディングにいう言葉ではないな!
が、相手はあのワイプだ。わたしがつけることで、
驚くかもしれん。嫌がってな!」
「良し!1ポイント!!!」
「よっしゃー!!」
「・・・ええ。わかりました。
で?このアイス付き?1リング?
ああ、このまま運べるのはいいですね。これは捨てる?」
「そうだ。洗っても使えるのは数回だ。
そのまま捨てたほうがいいな。匂いが付くし、水がもったいない。
アイスは解けるから早めに。
解けたらコーヒーにいれても、掛けてもいいぞ?」
ツイミに連絡して、
順次職員が出てくる。
オートもだ。
また丁寧に挨拶をしてくれる。律儀な奴だ。
販売は、それにも参加したがっているメディングと、
2人にまかせておこう。
門番たちもやってきた。
追加で米を炊いたほうがいいな。
メディングも何か自分で作って売ればいいのに。
そういえば、愛しい人もそう言っていたな。
ルビスとチュラル,ソヤの分とは別に
12人前買い、中に入ったあとすぐ戻ってきたワイプは、
2人前食べ、今はコーヒーを飲んでいる。
資産院で買ったウォーマで入れたものだ。
私の分と、あの3人分も持ってきた。
これが、あの水代だという。
そうなのか?
「モウは?」
「セサミナの傍に。あれを見せているはずだ。ルンバとトラの。」
「あれ?わたしも見たい!」
「私もだ。まだ見てないんだ。
お前と愛しい人のものもあるが、お前の許可がいると。
どうする?」
「あー、先にわたしが見てからってことでいいですか?
前半は全く記憶がない。モウと認識してからはいいと思いますよ?
あれは鍛錬ですから。」
「そうか、そう言っておこう。ワイプ?」
「はは!大丈夫ですよ?体も。
何もかも。問題はなくなったんですよ?大まかには聞いてますね?」
「聞いた。愛しい人も問題は解決したと。」
「なら、そういうことですよ。大丈夫です。」
「ならいい。
それと、愛しい人が緑目になった。」
「ぶほおおおお!」
「汚い!!!」
「ゲホ!え?対象は?肉?」
「私と同じことを考えるな!私だ。」
「よ、良かった。」
「問題は?」
「あなただったら、問題はないでしょう?モウ自身何も変わらないのでは?
これまでと同じだ。
あなたは?憂いが無くなりましたか?」
「・・・・。」
「ははははは!わかりますよ?
ええ。憂いが無くなった。わたしもです。良かった、本当に。
その話、セサミナ殿たちは?」
「見せている。」
「そうですか。では、あとはセサミナ殿がうまく持っていく。
心配いりませんよ。」
「リーズナ先生は見せたほうがいいと。」
「先生ね。そうですね、その方がいいでしょう。
が、会合後にしてください。なにがあるかわからないから。」
「わかった。」
「マティス様!!完売ですよ!
一度で288リング!!すごい!!」
「アバサ殿?ルー殿?納税頼みますよ?」
「「はい!」」
「ふふふふ。ワイプ!わたしも納税するからな。」
「え?あなたも?この売上?」
「そうだ。4等分で、72リング。1割だから、7リングと2銀貨だ。」
「王都人なんだから2割ですよ!」
「そうだったか?それ、お前が取りに来いよ?」
「!面倒な!!」
「「ふはははははははは!」」
「またしても1ポイントだな!さすが、メディングだ!」
「そうだろう!そうだろう!」
「メディング殿ももしかして、団員?」
「そうだ、既に2ポイントだな。」
「・・・・。」
「では、片して館に行こう。
メディング、ありがとう。」
「「メディング様!ありがとうございました!」」
「!いや、また何かあれば、連絡してくれ。わたしにな。
コンブとのりも近々入る。」
「そうか!それは愛しい人も喜ぶな!」
「そのときに、こういう形式で販売、紹介したのだが?」
「いいのでは?」
「あの、うどんとかまぼこ?それを仕入れたい。」
「わかった。伝えておこう。」
「マティス君?戻るんですか?」
「そうだ。」
(カップの友人を会合後連れていきます。
2人はそれぞれ仕事を失っています。
フーサカは自ら退職、ラートは首ですね。
それぞれ清算は済んでます。
なにか言われれば、資産院にと。
それと、カップが戻ればこちらに来てもらえますか?)
(わかった)
(あれと話ができたんですが、途中で終わりました。
続きがしたい、あれと。呼んでもらえますか?)
(正式ではないのだな?)
(ええ。申し訳ないんですが)
(わかった)
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