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840:盗人
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セサミナ様はなにかするつもりなのだろうか?
傍に誰もいなくなるのは問題か?
いや、敷地内だ。館にはルグさんもモウ様もいる。
大丈夫だよな?
門前で騒いでいた輩からの連絡で
駆けつけてきた者たちを片付けるのが先だ。
「こちらで少しお待ちください。」
隣の部屋でモウ様に教えてもらった空気の椅子に座る。
さらに荷重をかける。きついな。
足が限界になる前に、みながいる部屋に戻った。
少しからだがあたたまった状態だ。
急いで戻ってきたように思うだろう。
「許可が出ましたよ!!
どうぞ!
こちらの部屋です!!」
急な来客用にトックス師匠がまとめてくれた部屋に案内した。
「ここにあるものが、コットワッツの商品です。
手にとってご覧ください。
お気に召しましたら、お買い上げを。」
そういうと、
なんだ、タダじゃないのか
だれが買うんだ?
と聞こえるようにいうものもいた。
では、お前たちは何しに来たんだ?
ああ、コットワッツを探りに来たと。
決して買い物に来たわけではないな。
それは分かる。
父さんと母さんが都下で商売をしていたころ、
こんな客が来ることもあった。
客とは言わないが。
自分は王族関係者だとか、貴族だとか。
使ってやるんだから、差し出せという。
父さんはその問答にいつも笑顔で応えていた。
そして商品を金をもらわずに渡していた。
金持ちなんだろ?
だったら、10倍の金額を払ってくれ。
俺は店の奥でずっと思っていた。
父さんにあれは盗人だ、
盗人にものを渡すのかといったら、笑っていたな。
これは商売だよ?
気に入れば次は買いに来るさ。
その時も金を出さないのなら、
都下の商品を買うこともできない貴族様なんて、
おかわいそうに!!資産院に話して来ますと、
大声でいうだけさ。
資産院というところは貴族たちよりも力があるんだ、
とその時は思ったものだ。
いつからわたしは前資産院院長の妹、
マティス様のすぐ上の兄君の母親、ルタネに
いい様に使われていたんだろうか?
疑問に思っていても、それを確かめることをしていない。
それに最初に移動の仕方を教わった時も、
王都に来ることはできなかった。
なんとなくぼんやりしていたから。
これはセサミナ様も、ルグさんも同じだ。
後で聞けば、王都以外には難なく行けたという。
ガイライ殿は王都で習得したので、我々とはまた違うか?
ニック殿は大門前にはいけず、下町に行ったという。
王都だけだ。
今は?
モウ様が言うようにそこに自分がいるということを
意識すればいい。
行ったことのない場所は王都以外でも
行くことはできない。
最初だけだな。
それが王都の守りか?
いや、王都に対して我々が無関心だったから?
心のどこかで避けていた?
優先順位?
モウ様のいう、優先順位が誰かにとっていいように、
調整されているんだろうか?
誰に?
・・・・。
いや、自分でだ。
自分で優先順位を決めて、逃げていたんだ、と思う。
自分で楽な順位を決めて、安心していただけなんだ。
誰が何かを仕掛けていたってわけではないんだ。
自分だ。自分で決めたんだ。
だったら、あとでおかしいと思うこともないのか?
あれ?
やっぱり誘導されている?
気付いた今だから疑問に思うこともできるのか?
これ、報告しないと。
考え込んでいる間に、
みながそれぞれ、気に入ったもの?
いや違うな、売れば金になるものを手に取っている。
宝石類と毛皮類はすべてなくなっている。
皆が、店に来た泥棒の目と同じだ。
それも2度と来ない、大量に奪っていく泥棒の目だ。
手に持つこともなく、懐に入れている。
宝石類だ。
その状態で商品を外に持ち出すことはできないぞ?
みなこちらに戻ってくる。
モウ様がこの部屋を見たときに、
トックス師匠の展示の仕方に喜び、大絶賛。
そして、あるせぬるぱん以外盗み出すのは不可能という、
仕掛けを施してくれている。
モウ様が話してくれた、あるせぬの話はもっと聞きたい。
盗人の話なのだが、こいつらのようなものではなく
あこがれてもいいような盗人だ。
小指の指先でも引っ掛けることができれば、
全体重を支え、岩山も昇っていくという。
そして、捕らえられる時にこういうのだ。
20人以上に取り囲まれているにもかかわらず!!
「ああ、残念だ。もっと少ない人数で私を捕えたのなら、
あなたの名声が世間に響き渡ったというのに。
しかし、これだけの人数を用意してくれたということは、
それだけ私のことを評価してくれたということですね?
感謝しますよ!」
かっこいい!!
これもモウ様といつかやってみよう項目の上位に入っている。
しかし、こいつらには
その仕掛けが発動することもないだろう。
譲渡契約が成立していないんだ。
砂漠石の契約だ。
土地や館では普通に使うのに、それ以外にも通じるなんて思いもしなかった。
「へ?物の大きさで決まるってこと?
その制限数値は?平米?立米?常識の範囲?
王族の屋敷とわたしの家では何十倍も大きさ違うよ?
それ、誰が査定しに来てくれるの?
違うと思うよ?
この場合は物体だ。
気体、液体も含まれるな。
除外されるのものを考えるほうがはやいな。
海水、川の水、地下水、雨、
空気もだね。
所有権は認められない。んー、条件次第だけど。
もちろん、砂漠の砂もだ。
まだあるとは思うよ?
単純に売り買いできるものは、大丈夫なんじゃないの?」
「そうですね!!」
「ああ、意志あるものはダメだめかな?
いや、契約でできるのか。オロちゃんみたいに。
ま、破棄できるからね。
クーリングオフが効く。筋が通っていないことにはね。
それに気付くことができるか、そのままか。
はは!悲しいね。」
モウ様はなぜか悲しい顔をなさった。
どうして?
「愛しい人?」
マティス様がそっと抱き寄せている。
「ありがとう。わたしは望み望まれこの地に生きている。」
「私もだよ。」
そこから抱擁が続いたので、
どうしてかは聞くことはできなかった。
「おい!!聞いているのか!?」
「え?はい、なんでしょうか?これはうれしい!!
すべてお買い上げでございますか?」
「はぁ?コットワッツがどんなものを売り出しているのか、
確認のために持ち帰るだけだ!
貴様ら辺境領国は礼儀も知らないのか?
そもそも王都での商売をするなら、
先に献上するものなんだよ!!」
「ええ。それはもちろん。
我らが王にはマティス様、モウ様が直接お渡ししておりますし、
名だたる方々は直接鶏館に来ていただき、
甘味をご賞味、それらの商品をみなさんお買い上げいただいおりますよ?
やはり、砂漠の変動のことでご心配していただいているのですよね?
御多分にお買い上げいただいておりますが?
えーっと、その方達の関係者ではないですよね?
ん?あの方たちより下位の方?
上位ではないですよね?
天文院の御一行もいらっしゃいましたし。
えーっと?
その、財政が苦しいとか?恵んでほしいとか?
いやいや!!そんなことはないですよね?
失礼しました。
どうぞ?こちらにお持ちください。
すぐに計算しますので。
わたくし!こう見えても小型アバスクは使えます!!」
ソヤに教えてもらったのだ。
小型アバスクを作ったモウ様は早々に挫折していた。
人には得手不得手があるものだと力説していたが、
モウ様はそれとは違う気がする。
面倒なだけだろう。
皆が怒りに震えているな。
ここに来た貴族たちはそれなりの地位がある人たちが半分、
あとはなんとか上位貴族、王族に取り入りたい一族。
「なにを間抜けなことを!!
コットワッツはやはり田舎領国!
見に来てやっただけでも感謝しろ!
帰るから、扉を開けろ!!」
開かないからな。
そもそも両手は商品でふさがっている。
下に置けば、別のものがそれを横取りする。
小競り合いもあったから。
そして、そんなことに無関心な2人。
なにも感じない。
目で見えているだけ。
別の場所に目線をそらし、すぐに戻してもそこにはいない。
全く違う場所にいる。
オーロラと見た2人だ。
ん?姿かたちを覚えたつもりが違うな。
だが、逆に覚えている。
あの目、あのしぐさ。
ニック殿やワイプ殿が所属していたという暗部か?
いや、暗部はなくなっている。
組織としてだが。
同じことをしているのが密偵と隠密だ。
仕入れた情報をどこにでも売る密偵?
金で雇われている隠密?
どれだ?
傍に誰もいなくなるのは問題か?
いや、敷地内だ。館にはルグさんもモウ様もいる。
大丈夫だよな?
門前で騒いでいた輩からの連絡で
駆けつけてきた者たちを片付けるのが先だ。
「こちらで少しお待ちください。」
隣の部屋でモウ様に教えてもらった空気の椅子に座る。
さらに荷重をかける。きついな。
足が限界になる前に、みながいる部屋に戻った。
少しからだがあたたまった状態だ。
急いで戻ってきたように思うだろう。
「許可が出ましたよ!!
どうぞ!
こちらの部屋です!!」
急な来客用にトックス師匠がまとめてくれた部屋に案内した。
「ここにあるものが、コットワッツの商品です。
手にとってご覧ください。
お気に召しましたら、お買い上げを。」
そういうと、
なんだ、タダじゃないのか
だれが買うんだ?
と聞こえるようにいうものもいた。
では、お前たちは何しに来たんだ?
ああ、コットワッツを探りに来たと。
決して買い物に来たわけではないな。
それは分かる。
父さんと母さんが都下で商売をしていたころ、
こんな客が来ることもあった。
客とは言わないが。
自分は王族関係者だとか、貴族だとか。
使ってやるんだから、差し出せという。
父さんはその問答にいつも笑顔で応えていた。
そして商品を金をもらわずに渡していた。
金持ちなんだろ?
だったら、10倍の金額を払ってくれ。
俺は店の奥でずっと思っていた。
父さんにあれは盗人だ、
盗人にものを渡すのかといったら、笑っていたな。
これは商売だよ?
気に入れば次は買いに来るさ。
その時も金を出さないのなら、
都下の商品を買うこともできない貴族様なんて、
おかわいそうに!!資産院に話して来ますと、
大声でいうだけさ。
資産院というところは貴族たちよりも力があるんだ、
とその時は思ったものだ。
いつからわたしは前資産院院長の妹、
マティス様のすぐ上の兄君の母親、ルタネに
いい様に使われていたんだろうか?
疑問に思っていても、それを確かめることをしていない。
それに最初に移動の仕方を教わった時も、
王都に来ることはできなかった。
なんとなくぼんやりしていたから。
これはセサミナ様も、ルグさんも同じだ。
後で聞けば、王都以外には難なく行けたという。
ガイライ殿は王都で習得したので、我々とはまた違うか?
ニック殿は大門前にはいけず、下町に行ったという。
王都だけだ。
今は?
モウ様が言うようにそこに自分がいるということを
意識すればいい。
行ったことのない場所は王都以外でも
行くことはできない。
最初だけだな。
それが王都の守りか?
いや、王都に対して我々が無関心だったから?
心のどこかで避けていた?
優先順位?
モウ様のいう、優先順位が誰かにとっていいように、
調整されているんだろうか?
誰に?
・・・・。
いや、自分でだ。
自分で優先順位を決めて、逃げていたんだ、と思う。
自分で楽な順位を決めて、安心していただけなんだ。
誰が何かを仕掛けていたってわけではないんだ。
自分だ。自分で決めたんだ。
だったら、あとでおかしいと思うこともないのか?
あれ?
やっぱり誘導されている?
気付いた今だから疑問に思うこともできるのか?
これ、報告しないと。
考え込んでいる間に、
みながそれぞれ、気に入ったもの?
いや違うな、売れば金になるものを手に取っている。
宝石類と毛皮類はすべてなくなっている。
皆が、店に来た泥棒の目と同じだ。
それも2度と来ない、大量に奪っていく泥棒の目だ。
手に持つこともなく、懐に入れている。
宝石類だ。
その状態で商品を外に持ち出すことはできないぞ?
みなこちらに戻ってくる。
モウ様がこの部屋を見たときに、
トックス師匠の展示の仕方に喜び、大絶賛。
そして、あるせぬるぱん以外盗み出すのは不可能という、
仕掛けを施してくれている。
モウ様が話してくれた、あるせぬの話はもっと聞きたい。
盗人の話なのだが、こいつらのようなものではなく
あこがれてもいいような盗人だ。
小指の指先でも引っ掛けることができれば、
全体重を支え、岩山も昇っていくという。
そして、捕らえられる時にこういうのだ。
20人以上に取り囲まれているにもかかわらず!!
「ああ、残念だ。もっと少ない人数で私を捕えたのなら、
あなたの名声が世間に響き渡ったというのに。
しかし、これだけの人数を用意してくれたということは、
それだけ私のことを評価してくれたということですね?
感謝しますよ!」
かっこいい!!
これもモウ様といつかやってみよう項目の上位に入っている。
しかし、こいつらには
その仕掛けが発動することもないだろう。
譲渡契約が成立していないんだ。
砂漠石の契約だ。
土地や館では普通に使うのに、それ以外にも通じるなんて思いもしなかった。
「へ?物の大きさで決まるってこと?
その制限数値は?平米?立米?常識の範囲?
王族の屋敷とわたしの家では何十倍も大きさ違うよ?
それ、誰が査定しに来てくれるの?
違うと思うよ?
この場合は物体だ。
気体、液体も含まれるな。
除外されるのものを考えるほうがはやいな。
海水、川の水、地下水、雨、
空気もだね。
所有権は認められない。んー、条件次第だけど。
もちろん、砂漠の砂もだ。
まだあるとは思うよ?
単純に売り買いできるものは、大丈夫なんじゃないの?」
「そうですね!!」
「ああ、意志あるものはダメだめかな?
いや、契約でできるのか。オロちゃんみたいに。
ま、破棄できるからね。
クーリングオフが効く。筋が通っていないことにはね。
それに気付くことができるか、そのままか。
はは!悲しいね。」
モウ様はなぜか悲しい顔をなさった。
どうして?
「愛しい人?」
マティス様がそっと抱き寄せている。
「ありがとう。わたしは望み望まれこの地に生きている。」
「私もだよ。」
そこから抱擁が続いたので、
どうしてかは聞くことはできなかった。
「おい!!聞いているのか!?」
「え?はい、なんでしょうか?これはうれしい!!
すべてお買い上げでございますか?」
「はぁ?コットワッツがどんなものを売り出しているのか、
確認のために持ち帰るだけだ!
貴様ら辺境領国は礼儀も知らないのか?
そもそも王都での商売をするなら、
先に献上するものなんだよ!!」
「ええ。それはもちろん。
我らが王にはマティス様、モウ様が直接お渡ししておりますし、
名だたる方々は直接鶏館に来ていただき、
甘味をご賞味、それらの商品をみなさんお買い上げいただいおりますよ?
やはり、砂漠の変動のことでご心配していただいているのですよね?
御多分にお買い上げいただいておりますが?
えーっと、その方達の関係者ではないですよね?
ん?あの方たちより下位の方?
上位ではないですよね?
天文院の御一行もいらっしゃいましたし。
えーっと?
その、財政が苦しいとか?恵んでほしいとか?
いやいや!!そんなことはないですよね?
失礼しました。
どうぞ?こちらにお持ちください。
すぐに計算しますので。
わたくし!こう見えても小型アバスクは使えます!!」
ソヤに教えてもらったのだ。
小型アバスクを作ったモウ様は早々に挫折していた。
人には得手不得手があるものだと力説していたが、
モウ様はそれとは違う気がする。
面倒なだけだろう。
皆が怒りに震えているな。
ここに来た貴族たちはそれなりの地位がある人たちが半分、
あとはなんとか上位貴族、王族に取り入りたい一族。
「なにを間抜けなことを!!
コットワッツはやはり田舎領国!
見に来てやっただけでも感謝しろ!
帰るから、扉を開けろ!!」
開かないからな。
そもそも両手は商品でふさがっている。
下に置けば、別のものがそれを横取りする。
小競り合いもあったから。
そして、そんなことに無関心な2人。
なにも感じない。
目で見えているだけ。
別の場所に目線をそらし、すぐに戻してもそこにはいない。
全く違う場所にいる。
オーロラと見た2人だ。
ん?姿かたちを覚えたつもりが違うな。
だが、逆に覚えている。
あの目、あのしぐさ。
ニック殿やワイプ殿が所属していたという暗部か?
いや、暗部はなくなっている。
組織としてだが。
同じことをしているのが密偵と隠密だ。
仕入れた情報をどこにでも売る密偵?
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どれだ?
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