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しおりを挟む「カップ!!やはりここを出よう!
おかしい!どう考えてもここはおかしいぞ!!」
「そうだぞ?ワイプがおかしい?フランがおかしい?
違う!!
ここの連中皆がおかしいんだ!!
なんで、数字がしゃべるんだ?
声なんか聞こえないし、出さない!!」
「うん。ここは俺から見てもおかしいとは思うし、
数字は声なんか出さないし聞こえないよね?」
「だろ?なのに!!間違ってるって教えてくれてるのに、
なんで無視してるんだって!!」
「そうなんだ!便利だねそれって!!」
「「違う!!聞こえること自体おかしいんだ!!」」
「うーん。聞こえる人と聞こえない人がいるってことでしょ?
俺たちは聞こえないんだから仕方がないよ。
フーサカだって環視っていうの?
みんながみんなできないんでしょ?
ここの人たちはそういうのが聞こえるってことだよ。
そうなると、フランは臨時なのにできるんだ。
すごいね。
それで、聞こえないのに、
それだけ計算ができる2人はすごいってことでしょ?」
「そ、そうかもしれないけど!!」
「そうなのか?そういうことなのか?」
「カプ兄!ありがとう。
うまく伝わらなかたんだよ。
俺もここに来てから聞こえるようになってさ。
それで、この2人にももうすぐ聞こえるよっていったんだけど、
それがおかしいって。」
「そうか。聞こえるかどうかも人で違うし、
聞こえるようになるのも時間がかかるかもしれないからね。
さ!休憩だよ!
いろいろ持ってきた。
先に食べて?チュラルとルビスを呼んだらあっという間になくなるから、
さきに確保して?」
「「「やった!!」」」
「みなさんも。甘いものは頭を使うことには必要ですから。」
「「「「ありがとう!!」」」」
あ、オート院長とクー、ビャクの分を確保しないと!!
みなが一通り食べた後に2人を呼べば、
残りはあっという間になくなった。
先に食べておいてよかった。
皆が満足したころ、
ワイプ様から3人で戻ってくるようにと言われた。
オート院長に先に渡してこようか。
「院長!まだこっちがかかるそうです。」
「カップ?ツイミも?」
「ええ。」
「そうか。無理だけはしないように。」
「はい。あれ?クーもビャクも戻ってたの?」
「さっきな。それからずっとわたしの廻りで遊んでいる。
え?違う?あははは!
お間抜けワイプの代わりに守ってくれている?
ありがとう。いちばん安心だな。」
いまはオート院長に付くと言ってるんだよな?
ああ、ワイプ様に伝えるよ。
「あ、これ、差し入れです。クーとビャクにもあるよ?」
「え?これ?さっきの樽便よりすごいな!
みなは?食べたのか?」
「ええ。計算室にも渡してます。」
「じゃ、遠慮なくもらおうか?
ん?飲み物?はいはい。」
オート院長はビャクと会話ができるまでになっている。
クーは俺の方がわかるかな?
ルビとラルは食べ物のことだけわかるようだ。
ちがうな。
楽しい話だけしてるってことか。
いまも、これがうまいとか話している。
おい!お前たちは先に食べただろ?
なのに、また、オート院長からもらっている。
あ、俺も?
「「「ありがとうございます!!」」」
大満足で部屋に戻れば、
ワイプ様とツイ兄だけだった。
それからモウ様の危惧している話を聞く。
怖いとしか言えない話だった。
「でも、それってモウ様の国の話でしょ?
よくモウ様がいってるじゃん?こっちじゃ違うかもって!
だからそこまで注意しないといけないのかな?」
「ちょっと試してみたいかな?
もしかして、なんでもないことかもしれないでしょ?」
ルビとラルは怖さをわかっていない。
自分の感情がなくなり、制御できないってことだぞ?
ワイプ様がやさしく聞いてくる。ニコリとほほえみながら。
・・・怖い。
「それはそうですね。
では、あなた方は新しいザスを吸ってみたいということですか?」
「うーん?気分が良くなるんでしょ?
じゃ、ちょっとだけ試すかな?な?」
「試すだけな?依存?にならなければいいんでしょ?」
ツイ兄が悲しんでいる。
「ルビス?チュラル?
そうなると、モウ様は二度とお前たちと話をしてくれない。
目も合わさないだろう。
マティス様が作ってくださる料理も食べることはできない。
お前たちがこっそりもらってるりんご飴もくれない。
お前たちが無理矢理自分の意志以外でザスを、
モウ様が言うマヤクを摂取してしまったなら、モウ様は必ず助けてくれる。
それは必ずだ。
しかし、ダメだと言っているものを興味本位だけで
取ってしまうのなら、
お二方のことを認識することもできない。
お前たち2人がだ。
お二方が緑の目を持ったことは聞いているな?
緑目なのに普段と変わらなかった。
モウ様もマティス様もだ。
どうしてか?
我々のことを好いてくれているからだ。
なのにモウ様が我々のことを心配して
忠告してくれている事柄を自らしてしまっては、
好きではなくなる。無関心になる。
モウ様を悲しませないと誓っているのに。
いや、悲しむことすらないだろうな。
無いものと同じだから。
悲しいのはわたしだ。
わたしもお前たちを二度と見ることはできないから。」
泣いてる!
「「「ツイ兄!!」」」
「泣いちゃダメだ!そんなことしないよ!!
どんなの?って思っただけだ!
それも二度と思わない!!」
「泣かないで!!ザスなんか絶対しない!
しちゃダメって言ってくれればしないよ!
こっちでは違うかもしれないっていうから!
じゃ、どんなの?って思っただけ!!」
同じように2人も泣いてしまった。
「ああ、これは説明が悪かったですね。
摂取してはいけません。ザスとマヤクと分類されるものは。
その分類はいましています。
摂取しすぎると感情を自分で調整できないものということですね。
そうなると、ちょっとぐらいはと考えてしまいますが、
ツイミが悲しむと思ってください。
ああ、そうそう!
体の成長も止まるとか。」
「「絶対ダメ!!」」
2人にとってはそちらの方が重大な事柄だ。
ふふふ。子供だな。
自分で使わなければいいんだろ?
(カップ?その考えは個人でしないように)
!
ワイプ様にはばれるな。
(カップ?)
ツイ兄にもか。
だけど、モウ様から俺の思うようにすればいいと言われている。
コットワッツに害がない限り。
(あなた、モウが悲しまなければいいとおもってませんか?
その範囲はあなたが思う以上に広いんですよ?
そんなことをさせてしまったということも範囲に入ります。
気を付けなさい?そしてそういうことはまずわたしに話なさい。
彼女は必要ならば悲しまない。
彼女も近いうちに人の命を奪うことになるでしょう。
それを悲しむことはない。
必要だったらね)
(はい)
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