僕のスライムは世界最強~捕食チートで超成長しちゃいます~

空 水城

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第5章 遠征試験編

第九十三話 「意外な二人」

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 唐突に現れた少年と従魔を見つめて、私は困惑する。
 ツンツン金髪に岩の巨人型モンスター。
 先ほどのスコーピオンたちも中々に凶悪だったが、この二人はもっと怖い。
 自分と同じくらいの女の子が彼らに声を掛けられたら、大泣きしてへたり込んでいるところだ。
 ていうかこんな人、試験参加者の中にいたっけ?
 きょとんと首を傾げる一方、『ガキがこんなところで何をしているんだ』という問いに、私は言い淀む。
 
 「何って、言われても……」
 
 次いで、見てわからないのかと言いたげに、平然と答えてみせた。
 
 「冒険者試験」
 
 「はぁ!? お前みたいなガキがか?」
 
 金髪の少年は目を見張って驚く。
 私が参加者の中からこの人を見つけていないのだから、向こうも知らないのは当然のはず。
 なので彼の驚きは納得できるものだった。
 私みたいなガキが冒険者になった例なんてないからね。
 というかこの人、さっきから人のことをガキガキ言って失礼。
 ムッとした表情で少年を見つめていると、さらに癪に障ることを言われる。
 
 「従魔もいねえのにこんなところうろついてんじゃねえよ。つーか従魔もいねえのになんで冒険者試験なんか受けてんだ? それで合格できるとでも思ってたのか?」
 
 ぶっきらぼうな口ぶりだけど、たぶんこの人的には心配しているつもりなのだろう。
 そうとわかっていても、私の機嫌は決して直らない。
 ジト目で見つめ返し、短く答えた。
 
 「できる」
 
 「はぁ?」
 
 「冒険者試験に、合格できるよ。ううん、するの。従魔がいなくても、絶対に合格する」
 
 「……」
 
 可愛くない顔で自分の気持ちを伝えると、少年はなぜか目を丸くしていた。
 そんなものを気にも留めず、私は続ける。
 
 「ちょっと見てて」
 
 「……?」
 
 首を曲げる少年の横を通り過ぎて、私は彼の後ろに回った。
 そして先ほどまでスコーピオンたちがいた場所の、横の岩壁に目を向ける。
 そこは僅かに隙間ができており、小型のモンスターなら一匹だけ隠れられる場所になっていた。
 目を凝らすとようやくわかる。
 野生モンスターが一匹、隠れてる。
 
 「……出てきて、大丈夫だよ」
 
 私が岩壁の隙間に声を掛けると、奥でがらっと何かが動いた。
 挟まっているだけかと思っていた丸い岩が、くるりとこちらを振り向く。
 思わず私は目を見開いた。
 岩に擬態できるモンスターだ。さらに驚きなのは、このモンスターの種族は……スライム?
 ライムのようなノーマルスライムではなく、岩型のスライムだ。
 唖然とする私の後ろから、金髪の少年が覗き込んできた。
 
 「さっきのスコーピオンどもから隠れてたみてえだな」
 
 心なしか岩スライムを見る彼が顔をしかめているように見えたけど、私は構わず近づいていく。
 怯えるように壁の奥へと後ずさる岩スライムの前で、視線を合わせるように屈んだ。
 少し遠い位置から手を差し伸べて、真摯な態度で声を掛ける。
 
 「お願い。私に力を貸して」
 
 「はぁ!?」
 
 「ゴロゴロ……」
 
 私の声を聞き、少年は驚愕し、岩スライムは困惑するように鳴き声を上げた。
 事情を知らない者なら驚くのも無理はないが、今は彼に構ってはいられない。
 私は真剣な様子で続ける。
 
 「少しの間だけでいいから、あなたの力を貸してほしいの。一緒に戦ってくれませんか?」
 
 「ちょ、ちょっと待て!」
 
 さすがに私の行動に疑問を禁じ得なかったのか、少年が制止するように声を掛けてくる。
 ちらっと一瞥すると、彼は問いかけてきた。
 
 「冒険者試験に合格できるって、まさか野生モンスターに頼み込んで、一緒に戦おうってことじゃねえだろうな!?」
 
 「そうだよ」
 
 「……」
 
 少年は私の即答に固まってしまう。
 まあ、テイムの力を知らない彼が、私の行動を不可解に思うのは当然のことだ。
 仕方ない仕方ない、となぜか少し上から目線で哀れむと、少年は信じられないとばかりに零した。
 
 「どんな神経してんだお前。そんな不確かな方法に賭けて試験に参加するとか、絶対にバカだろ」
 
 「バカじゃない。バカって言ったほうがバカ」
 
 「あぁ!?」
 
 威圧するような声を上げて憤慨する彼に、私は真剣な眼差しを返した。
 
 「私は本気。たとえ従魔がいなくても、野生モンスターと仲良くなって、この試験に合格してみせる。冒険者試験のルールに、野生モンスターと協力しちゃいけないなんて、書いてないから」
 
 屁理屈にも思えるその台詞に、少年は微妙な顔で固まる。
 だけど私の気持ちは本物だ。
 それを岩スライムにも伝えるように視線を向けると、いまだその子は怖がるように震えていた。
 やっぱり、唐突すぎたかな。
 いきなり力を貸してほしいなんて人間から言われても、混乱してしまうに決まっている。
 それにスライム種は本来、他種のモンスターから逃げる存在だ。
 戦うこと自体、考えもしないと思う。
 
 ……でも、私は知っている。
 あの気弱で優しいモンスターが、強い心を持っていることを。
 本当は誰にも負けたくなくて、もっと強くなりたいって思っていることを。
 少しの間だけど、近くで見ていたからわかる。
 私は目の前の岩スライムに、半ば自分に言い聞かせるようなことを囁いた。
 
 「私は、あの凶悪な野生モンスターから、逃げることしかできなかった。それであなたは、隠れることしかできなかった」
 
 「……」
 
 「だけど、二人でならきっと勝てる」
 
 「ゴロゴロ……」
 
 岩スライムは驚いたように目を丸くする。
 私は遠慮をなくし、スライムに詰め寄ってさらに続けた。
 
 「このエリアで、もしかしたら一番弱いのかもしれないけど、それでも一番強くなれる可能性だって持ってるはず。だから私と一緒に、その可能性を追いかけてみよう。それで見返そう。このエリアの野生モンスターたちと、人間たちに」
 
 スライムが本当は、世界で一番強いモンスターだってことを。
 大袈裟にも思える意思をぶつけると、岩スライムは驚きの表情で固まってしまった。
 そして差し伸べられた私の手を、じっと見つめ続ける。
 隠れることしかできなかったけど、私と一緒ならきっと見返せる。
 あのスコーピオンだけじゃない。このエリアの凶悪なモンスター、全員を。
 そう信じて伸ばした手に、岩スライムがちょこんと触れた。
 
 「……ゴロゴロ」
 
 愛らしい瞳でこちらを見上げて、確かな頷きを返してくれる。
 信じて、もらえた。
 そうとわかった途端、私は嬉しさから頬を緩ませる。
 まだテイムしていない野生モンスターだけど、そんなの気にせず岩スライムをこちらに抱き寄せた。
 ごつごつとした頭を撫でて、私は囁く。
 
 「……ありがとう」
 
 その光景を傍らから見つめていた金髪の少年は、重い口を開いて声を漏らした。
 
 「…………マジかよ」
 
 本当に野生モンスターと仲良くなった姿を見せられて、彼は唖然としていた。
 一方で私は、自分の信じた答えが間違っていなかったと内心でほっとする。
 岩スライムを抱いて立ち上がり、少年の方を振り向いて告げた。
 
 「ねっ、言ったでしょ。野生モンスターと仲良くなって、試験に合格するって。それにスライムは意外と負けず嫌い。きっとこの子もそうだと思ったから」
 
 自信満々にそう告げると、それに合わせて岩スライムも「ゴロゴロ」と鳴き声を上げた。
 正直私も、こうして野生モンスターと話してみるまではあまり自信がなかったけど、いざ対面すると言葉がすらすらと出てきた。
 それにこの子はスライム種。
 ここでスライムのこの子に出会えたのは幸運だったかな。
 ようやくして協力してくれるモンスターを見つけた私は、この子と試験を乗り切る決意を固めた。
 そして少年は観念したようにため息を吐き、今一度問いかけてくる。
 
 「まあ、マジでそいつが手伝ってくれるとしても、どうやって命令すんだ?」
 
 「えっ?」
 
 「野生モンスターには人の『主の声オーダー』が届かねえだろうが。それにステータスもわかんなきゃ、ろくに戦えるはずもねえ」
 
 そう言われて私は、はっとなって気が付く。
 そっか、野生モンスターと仲良くなっても、まだやることが一つ残ってるんだった。
 確かにこのままでは、主人が従魔に対して持つ命令権――『主の声オーダー』を使えないけれど、この力を使えばステータスまでわかる。
 私は自信に満ちた笑みを向けた。
 
 「だから、『ちょっと見てて』って言ったんだよ」
 
 「あっ?」
 
 そう言うと同時に、岩スライムの頭に右手を置いた。
 するとその瞬間、じわりと手の甲に文字が記されていく。
 それが済むと、私は少年に見せつけるように右手を掲げてみせた。
 
 「なっ――!」
 
 少年の目には、確かに私の手の甲と……岩スライムのステータスが記されていた。
   
 種族:ロックスライム 
 ランク:E 
 Lv:12
 スキル:【分裂】【硬化】
 魔法:【土魔法アース】    
 
 「これでこの子と私は”一心同体”。まあ、完全にってわけじゃないけど。でも、私の【主の声オーダー】はちゃんと届く。この子と一緒に試験を乗り切ってみせる」
 
 「……」
 
 かれこれ何度目だろうか。
 少年が驚いたように唖然として、私はその顔を見て得意げな気持ちになった。
 しかしすぐに、『しまった!』と後悔する。
 勢いに任せて全部見せてしまったが、さすがにこれは迂闊すぎたかな。
 テイムの力は、軽はずみに見せつけるようなものじゃない。
 カルム族のことを良く思っていない人だってたくさんいるのだ。
 それにシャルムは、なるべく私の秘密を漏らさないようにしてくれた。
 なのに私は……
 やばい、と思いながら、目の前の少年を見据える。
 いまだ驚愕の表情で固まる彼は、いったいどんな反応をするのか。
 額に汗を滲ませる中、ようやく少年は硬直を解き、重い口を開いた。
  
 「……不思議な力を持ってる奴もいるもんだな」
 
 意外なことにそれは、なんとも気の抜けた声だった。
 思わず拍子抜けした私は、がくっと肩を落とす。
 この人、私の力を見ても不思議がったり、不気味に思ったりしないのかな?
 もしかして他人にまったく興味がない人?
 それともとんでもなく度胸の据わった少年とか?
 なんにしても助かった……と内心で安堵のため息を漏らしていると、不意に少年が後ろを向いてしまった。
 ずっと傍らで見守っていた巨人型モンスターを連れて、この場を去ろうとする。
 あまりにも唐突なその行動に、私はしばし呆然としてしまった。
 やっぱりこの人、他人に興味がないだけだ!
 いや、何度も私に質問をしていたところを見ると、単純に私のことを心配してくれていたんだ。
 そして私の力もわかったところで、自分はもう用なしだと考えた。
 そう理解した私はすぐに彼を追いかけて、背中を捕まえた。
 
 「…………んだよ」
 
 「そういえばまだ、お礼を言ってなかった」
 
 「あっ?」
 
 何のことだと言いたげにこちらを見る少年。
 私自身も忘れかけていたけど、スコーピオンに襲われているところを助けてくれたのは彼なのだ。
 野生モンスターと仲良くなるとか、テイムするとか、それ以前にやるべきことがあったではないか。
 少し遅いかもと思ったけれど、私はスライムを抱いたまま、ぺこりと銀髪の頭を下げた。
 
 「ありがとう…………えっと……」
 
 口を開いた後で言い淀む。
 そういえば、名前もまだ聞いていなかった。
 金髪さんと呼ぼうかと一瞬迷ったけれど、命の恩人に対してそれは失礼である。
 じゃあどう呼ぶべきか……なんて悩んでいる間に、少年の方が面倒くさそうに金髪を掻きながら教えてくれた。
 
 「……リンド」
 
 「リンド……ありがとうね、リンド」
 
 「……」
 
 素直なお礼を受けたリンドは、居心地悪そうに目を逸らした。
 私と岩スライム――ロックスライムを助けてくれた少年、リンド。
 なんか段々、この人のことがわかってきた気がする。
 外見では悪そうに見えて、本人もそう振舞っているけど、心根の優しさが滲み出てしまうような人。
 なんだ、良い人じゃん。
 そう思って頬を緩ませていると、再び彼は歩き出してしまった。
 またしても何も言ってくれないリンドに、私は戸惑う。
 
 ……どうしよう?
 本当はこのまま一緒にパーティーを組んで、試験に挑みたいと思っているけど、上手く声を掛けられない。
 ここまで喋れた人は、他に試験参加者の中にいないから、この機を逃したら終わりな気がする。
 でも、この人と従魔の実力を見る限り、私の手は必要ないようにも思える。
 誘うのは迷惑かもしれない。そう躊躇して、中途半端に口を開けて固まっていると、不意にリンドがこちらを振り向いた。
 
 「何してんだよ。さっさと行くぞ」
 
 「えっ?」
 
 驚いた私は、素っ頓狂な声を上げてリンドを見る。
 まるでもう、パーティーを組んでいるような口ぶりだった。
 助けてくれただけでなく、一緒にパーティーまで組んでくれるのだろうか?
 少し面倒見が良すぎるのではないだろうか?
 そう不思議に思う傍らで、私は素直に笑みを浮かべた。
 ルゥと会ってから、優しい人たちと出会う機会が増えている気がする。
 私自身の運命が、少しずつ変わり始めているんだ。
 この人は気難しそうな性格だけど、その実私の心配をしてくれた。
 だからこそパーティーまで組んで、一緒に試験に挑もうとしてくれているんだ。
 私は急いで走り出し、彼の隣まで追いつく。
 そして見上げるように微笑みを向けて、からかうように告げてみた。
 
 「リンド、優しいね」
 
 すると彼は……
 
 「はぁ? 意味わかんねえこと言ってんじゃねえ。つーかなに勘違いしてんだ? 俺はただ使えそうな奴を隣に置いただけだっつーの。役立たずだと思ったらすぐに見捨てる。それを理解した上で『さっさと行くぞ』っつったんだよ。わかったかクソガキ?」
 
 優しいという言葉を掛けてもらうのに、慣れていないのだろうか?
 必要以上に長文の返しを聞いて、私は思わず吹き出しそうになった。
 だって……
  
 「……めっちゃ早口で言ってる」
 
 「――ッ!」
 
 笑いを堪えながらそう言うと、不意に横から手が伸びてきた。
 おでこの前で止まったそれは、中指を親指に引っ掛けて、力が籠められている。
 瞬間、パチンという音と共に、おでこに痛みが走った。
 ちょっとからかいすぎて、リンドの怒りを買った私は、そこそこ痛いデコピンを食らい、「あうっ」という呻き声を漏らすことになった。
 
 そんなこんなあって私は、本当にようやくして、試験に挑むための相棒と、パーティーメンバーを獲得したのだった。
 
 
 
△△△
 
 書籍版にて追加修正。
 
 『主の声オーダー』――自分の従魔に命令を聞かせることができる、テイマーが持つ力。スキルや魔法を発動させるための、引き金となる主人の声。
 
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