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第九話「それは、当たり前の日常」①
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そして、月曜日。
なんだか、久しぶりの学校って気がする。
学校から、キリコ姉のマンションまでは歩いていける距離なんだけど。
通学路の各所にパトロイドやハウンドが配備されて、頭上には飛行船が周遊してる。
なんだか、物々しいことになってる……。
パトロイド自体は、丸っこい身体のゆるーい外観をしてて、横断歩道を渡る子供たちを誘導してくれたり、お年寄りの荷物を持ってくれたりと、とっても親切なので、皆からは親しまれているようだった。
ちなみに、ハウンドってのは、小型の犬型パトロイド。
威圧感を与えずに、自然に風景に溶け込めるように、30cm程度とコンパクトでモコモコの毛皮風のカバーに覆われてて、ぬいぐるみみたいな外観をしてる。
かわいい。
けど、こんなでもテイザーガンや無力化ガスだのを装備してるから、制圧力は割と高い。
どうも、ユリがエスクロンの留学生で、要重要警護人物だと認識されたようで、割と厳重な警備を敷いてくれている。
……そこまでしなくてもって思うんだけど、エスクロンはクオンにも多くの植民者を出しているし、大口出資者でもある。
あくまで憶測だけど、恐らく敵性工作員の痕跡くらいは見つかったのだろう。
だからこそ、警護レベルを高く設定した……そんな様子が伺える。
向こうも必要以上に干渉する気もないようで、警護を置くだけで、治安維持局に呼び出されるなんて事もなかった。
しばらくは、どこに行くのもこんな調子で。ぞろぞろと付いて回られるだろうけど、致し方ない。
……いつもどおりのぼっち登校。
15分前登校はいつものこと。
クラスの子達とはお世辞にも上手く行ってるとは、言い難い。
今日も軽く挨拶だけで自席に向かおう……と思ってたんだけど。
いつもとちょっと違った展開が待っていた。
「……おはよーっ! クスノキさん、ねぇねぇ……昨日、フルーレハウスにいたよね?」
誰だっけ……名札には「神田 マリネ」って書いてある。
ポニーテールで背も高めの人懐っこい子。
「うんうん、ケーキめっちゃ山盛りにして、めっちゃ嬉しそうに食べてて、びっくりした」
隣りにいた背の低い子がそんな事を言う。
こっちは「高木 リオ」……ショートカットで頭にボンボンアクセサリー付けてる。
どうやら、昨日のケーキバイキングにいたらしかった……全然気づかなかった。
「……み、見てたのです?」
……あの場にいたとすれば、当然……あのプチケーキ全種類コンプリート、お代わりしまくり……と言う光景を見ていたはずだった。
別に恥じるような話じゃないと思うんだけど……先輩達も呆れるくらいの食べっぷりを披露してしまったので……。
ど、どうなんだろう?
「ご、ごめんね。声くらいかけようかと思ったけど、先輩達と一緒だったし、すっごい嬉しそうで、声かけそびれちゃった。でも、クスノキさんって、無表情で無愛想って思ってたけど、あんな顔もできるんだって思っちゃったのよ」
「と言うか、あそこであんな食べる子始めてみた。私もくいしんぼだけど、負けたって思っちゃった! 店員さんもアワアワしてたよ! なんと言うか、ギャップ萌え! 思わず、写真撮っちゃった!」
携帯端末で、写真を見せられる。
そこに映っているのは、大皿をミニケーキで埋め尽くしたものを前に、満面の笑顔を浮かべるユリの姿が……。
ハメ外しまくってたって自覚はあったけど、こんなだったのか……。
ちなみに、この大皿ギッシリを4セットほど、頂いちゃいました。
それと、スパゲティを三皿くらい……ピザ、唐揚げとかポテトについては、いくつ食べたか覚えてない。
だって、食べ放題だって言うんだものっ!
元取らなきゃ、もったいないの一心でお腹ポッコリになるくらい食べちゃったんだけど……。
まさか、クラスメートに目撃されてたなんて……私、まさかの大食いキャラ認定っ!
「……と、とっても美味しかったのですよっ! でもでもっ! ユリは別に大飯食らいとかじゃないのです……」
「あはは、気にしなくていいって、そんなの……。まぁ、私らもクスノキさんの以外な一面見れて、なんか親しみ持てちゃった! あ、そいえば、今日は一時間目から運動なのよね……。よりにもよって、月曜にってないよねー」
マリネさんが苦々しそうな顔をする。
確かに、週明けの月曜、それも朝イチでとか普通に辛い。
強化人間もそのへんは一緒なのですよ……。
……けど、土日で食べ過ぎちゃったから、ちょうどいいかなって気もする。
「い、嫌がらせみたいなのですよ……。で、でも、カロリー取りすぎちゃったから、今日はがんばるっ!」
なんて言ってたら、タイミング悪くお腹がくーと鳴く。
昨日、食べすぎたからって、朝ごはん控えめにした結果がこれだった。
「クスノキさん、もう腹ペコ? しょうがないなぁ……食べかけだけど、メロンパン食べるぅ?」
リオさんが、一口二口ほどかじりさしのメロンパンをカバンから取り出す。
この娘、何気に授業中にこっそりおにぎりとか食べてたりする。
リオさんが手に持ったままの状態で、首を伸ばしてメロンパンをハムっと齧る。
あっまーい! 超、美味しいのですっ!
これ……天然小麦と天然酵母使った手創りパンだっ!
「もごもご……。めっちゃ甘くて美味しいのです!」
「……ちゅ、躊躇するかと思ったのに、遠慮なく来たね。しかも、めっちゃかじってったぁ……」
悲しそうにリオさんが、メロンパンを見つめて、いそいそと残りを食べ切る。
……一口のつもりが半分くらい持ってっちゃったのです!
「ご、ごめんなさい……なのです。そ、そうだっ! これで勘弁してくださいなのです!」
……お財布を取り出して、中に入れてた1000クレジット紙幣をぴらっと広げてみせる。
お買い物は、もっぱら電子マネーが主流なので、リアルマネーとかあんまり使わないけど。
定期メンテやら、トラブルとかで使えなくなることもあるし、星系によってはリアルマネーしか使えないって事も多い……なので、いつも持ち歩いてるのです。
「えっ? リアルマネーとか私、始めて見た……というか、何故に?」
「お詫びの印なのですよ……」
「要らないよー。友達からお金取っちゃったら、それじゃ悪い子だもん」
……友達……。
知らない間に、お友達認定?
「ユ、ユリもお友達なのですか?」
「……そのつもりだったんだけど……違った? あ、うち……パン屋さんなんだよ。良かったら、こんど買いに来てね。お友達割引くらいするよー」
……な、なんだか、嬉しすぎて、涙が出て来たのです。
「わっ! わっ! なんかごめんっ!」
なんか、謝られちゃったけど、違うのっ!
感極まって、思わずリオさんに抱きつく。
「おお、なんか知らないけど。よしよしだよー。メロンパン、もう一個あるから、泣かない、泣かない」
背中ぽんぽんされてるのです。
リオさんもちっこい子なんだけど、優しいのです。
でも、抱きついて解ったこと……意外とバストサイズがご立派。
ちっこいのにおっきい……リオさん、なんかズルいのですよ?
それから、メロンパンをなんとなく受け取ってしまって、モニュモニュと齧りながら、席に着こうとすると、キリコ姉……じゃなくて、キリコ先生が教室に入って来て、出席を取り始める。
「……ユリコっ! ちょっと、アンタ! なんで、メロンパンを後生大事に抱えてんの? ホームルームなんだから、飲食禁止っ!」
……教室中が爆笑に包まれた。
なんだか、久しぶりの学校って気がする。
学校から、キリコ姉のマンションまでは歩いていける距離なんだけど。
通学路の各所にパトロイドやハウンドが配備されて、頭上には飛行船が周遊してる。
なんだか、物々しいことになってる……。
パトロイド自体は、丸っこい身体のゆるーい外観をしてて、横断歩道を渡る子供たちを誘導してくれたり、お年寄りの荷物を持ってくれたりと、とっても親切なので、皆からは親しまれているようだった。
ちなみに、ハウンドってのは、小型の犬型パトロイド。
威圧感を与えずに、自然に風景に溶け込めるように、30cm程度とコンパクトでモコモコの毛皮風のカバーに覆われてて、ぬいぐるみみたいな外観をしてる。
かわいい。
けど、こんなでもテイザーガンや無力化ガスだのを装備してるから、制圧力は割と高い。
どうも、ユリがエスクロンの留学生で、要重要警護人物だと認識されたようで、割と厳重な警備を敷いてくれている。
……そこまでしなくてもって思うんだけど、エスクロンはクオンにも多くの植民者を出しているし、大口出資者でもある。
あくまで憶測だけど、恐らく敵性工作員の痕跡くらいは見つかったのだろう。
だからこそ、警護レベルを高く設定した……そんな様子が伺える。
向こうも必要以上に干渉する気もないようで、警護を置くだけで、治安維持局に呼び出されるなんて事もなかった。
しばらくは、どこに行くのもこんな調子で。ぞろぞろと付いて回られるだろうけど、致し方ない。
……いつもどおりのぼっち登校。
15分前登校はいつものこと。
クラスの子達とはお世辞にも上手く行ってるとは、言い難い。
今日も軽く挨拶だけで自席に向かおう……と思ってたんだけど。
いつもとちょっと違った展開が待っていた。
「……おはよーっ! クスノキさん、ねぇねぇ……昨日、フルーレハウスにいたよね?」
誰だっけ……名札には「神田 マリネ」って書いてある。
ポニーテールで背も高めの人懐っこい子。
「うんうん、ケーキめっちゃ山盛りにして、めっちゃ嬉しそうに食べてて、びっくりした」
隣りにいた背の低い子がそんな事を言う。
こっちは「高木 リオ」……ショートカットで頭にボンボンアクセサリー付けてる。
どうやら、昨日のケーキバイキングにいたらしかった……全然気づかなかった。
「……み、見てたのです?」
……あの場にいたとすれば、当然……あのプチケーキ全種類コンプリート、お代わりしまくり……と言う光景を見ていたはずだった。
別に恥じるような話じゃないと思うんだけど……先輩達も呆れるくらいの食べっぷりを披露してしまったので……。
ど、どうなんだろう?
「ご、ごめんね。声くらいかけようかと思ったけど、先輩達と一緒だったし、すっごい嬉しそうで、声かけそびれちゃった。でも、クスノキさんって、無表情で無愛想って思ってたけど、あんな顔もできるんだって思っちゃったのよ」
「と言うか、あそこであんな食べる子始めてみた。私もくいしんぼだけど、負けたって思っちゃった! 店員さんもアワアワしてたよ! なんと言うか、ギャップ萌え! 思わず、写真撮っちゃった!」
携帯端末で、写真を見せられる。
そこに映っているのは、大皿をミニケーキで埋め尽くしたものを前に、満面の笑顔を浮かべるユリの姿が……。
ハメ外しまくってたって自覚はあったけど、こんなだったのか……。
ちなみに、この大皿ギッシリを4セットほど、頂いちゃいました。
それと、スパゲティを三皿くらい……ピザ、唐揚げとかポテトについては、いくつ食べたか覚えてない。
だって、食べ放題だって言うんだものっ!
元取らなきゃ、もったいないの一心でお腹ポッコリになるくらい食べちゃったんだけど……。
まさか、クラスメートに目撃されてたなんて……私、まさかの大食いキャラ認定っ!
「……と、とっても美味しかったのですよっ! でもでもっ! ユリは別に大飯食らいとかじゃないのです……」
「あはは、気にしなくていいって、そんなの……。まぁ、私らもクスノキさんの以外な一面見れて、なんか親しみ持てちゃった! あ、そいえば、今日は一時間目から運動なのよね……。よりにもよって、月曜にってないよねー」
マリネさんが苦々しそうな顔をする。
確かに、週明けの月曜、それも朝イチでとか普通に辛い。
強化人間もそのへんは一緒なのですよ……。
……けど、土日で食べ過ぎちゃったから、ちょうどいいかなって気もする。
「い、嫌がらせみたいなのですよ……。で、でも、カロリー取りすぎちゃったから、今日はがんばるっ!」
なんて言ってたら、タイミング悪くお腹がくーと鳴く。
昨日、食べすぎたからって、朝ごはん控えめにした結果がこれだった。
「クスノキさん、もう腹ペコ? しょうがないなぁ……食べかけだけど、メロンパン食べるぅ?」
リオさんが、一口二口ほどかじりさしのメロンパンをカバンから取り出す。
この娘、何気に授業中にこっそりおにぎりとか食べてたりする。
リオさんが手に持ったままの状態で、首を伸ばしてメロンパンをハムっと齧る。
あっまーい! 超、美味しいのですっ!
これ……天然小麦と天然酵母使った手創りパンだっ!
「もごもご……。めっちゃ甘くて美味しいのです!」
「……ちゅ、躊躇するかと思ったのに、遠慮なく来たね。しかも、めっちゃかじってったぁ……」
悲しそうにリオさんが、メロンパンを見つめて、いそいそと残りを食べ切る。
……一口のつもりが半分くらい持ってっちゃったのです!
「ご、ごめんなさい……なのです。そ、そうだっ! これで勘弁してくださいなのです!」
……お財布を取り出して、中に入れてた1000クレジット紙幣をぴらっと広げてみせる。
お買い物は、もっぱら電子マネーが主流なので、リアルマネーとかあんまり使わないけど。
定期メンテやら、トラブルとかで使えなくなることもあるし、星系によってはリアルマネーしか使えないって事も多い……なので、いつも持ち歩いてるのです。
「えっ? リアルマネーとか私、始めて見た……というか、何故に?」
「お詫びの印なのですよ……」
「要らないよー。友達からお金取っちゃったら、それじゃ悪い子だもん」
……友達……。
知らない間に、お友達認定?
「ユ、ユリもお友達なのですか?」
「……そのつもりだったんだけど……違った? あ、うち……パン屋さんなんだよ。良かったら、こんど買いに来てね。お友達割引くらいするよー」
……な、なんだか、嬉しすぎて、涙が出て来たのです。
「わっ! わっ! なんかごめんっ!」
なんか、謝られちゃったけど、違うのっ!
感極まって、思わずリオさんに抱きつく。
「おお、なんか知らないけど。よしよしだよー。メロンパン、もう一個あるから、泣かない、泣かない」
背中ぽんぽんされてるのです。
リオさんもちっこい子なんだけど、優しいのです。
でも、抱きついて解ったこと……意外とバストサイズがご立派。
ちっこいのにおっきい……リオさん、なんかズルいのですよ?
それから、メロンパンをなんとなく受け取ってしまって、モニュモニュと齧りながら、席に着こうとすると、キリコ姉……じゃなくて、キリコ先生が教室に入って来て、出席を取り始める。
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