25 / 44
第1章
第24話 換金
しおりを挟む
「「「「「「こんにちは」」」」」」
「ああ、いらっしゃい。ん? おとといの旅人さん達に『赤い狐亭』の2人か。どうしました、おそろいで?」
「偶然目的地が同じだっただけですわ」
「俺たちは店内を見てますから、お先にどうぞ」
「あら、すみません。ではお先に」
俺たちはおとといの時点で手元に金がないことがバレているので、鏡を売りたいと言っても足元を見られるだろう。なのでまずは、エピスがアリアの普通の鏡にいくらの値を付けているのか、アヤメさんに聞きだしてもらい、さりげなく近くで聞き耳を立てておく。
「エピスさん、鏡の購入を考えているんですが、今お店にあります?」
「ほぉ、鏡ですか。それはまた景気のいいことで…。奥にありますからお持ちしますね」
エピスは店のバックヤードの方に引っ込んで行った。鏡は表に出していないようだ。高価だし割れたり盗まれたりしないようにってことか?
「お待たせしました。今あるのはこの2つですね」
1つは小さな手鏡だ。うちわのような形の木の枠に、丸い鏡がはまっている。鏡自体の大きさは直径10cm程で、裏側の木の部分は花が彫り込まれている。控えめな細工で、年頃の女の子が持つにはいい感じかもしれない。
もう1つはB5サイズくらいで壁掛けのようだ。こちらも木の枠にはまっているが、特に装飾などはなくシンプルだ。
アヤメさんの事前情報通り、両方とも鏡自体の質はあまり良くない。
「小さい方はお花がかわいらしいですわね。おいくらですか?」
「こちらは6千5百リアです。サイズは小さいですが凝った意匠が施されていますからね」
装飾はあるが「凝った意匠」とまでは言わないんじゃ? アリアではそんなものなのか? ちなみに、このサイズの鏡だと、アリアでの相場は5千リアくらいとアヤメさんが言っていた。装飾があることを考えても、やはり高すぎる価格設定だろう。
「では大きい方は?」
「2万リアですな。この大きさは、田舎の村にはかなり珍しいサイズですよ」
「なるほど。この質でも結構なお値段なんですね」
鏡の相場というか、エピスがどれくらいで売ろうとしているかは分かったので、話に割って入った。
「この質でって、これは普通の、…よりもイイモノなんですよ」
強引にイイモノと言い換えて、エピスがジロリと睨んでくる。
「そうですか。なら、この鏡ならいくらで買い取っていただけます?」
サーヤの鏡を開いて見せる。エピスはフンっと鼻を鳴らして一瞬チラッと見てから、すぐもとの方向に視線を戻したのだが、その瞬間にバッと凄い勢いで振り返って食い入るように鏡を見る。そうそうお目にかかれない完璧な二度見だ。
「コ、コレはドコで…!!?」
「我々の故郷で作られたものですよ」
「そ、それはどこなんだ?」
かなり動揺しているな。
「それは秘密です」
「秘密? なんだ、言えない訳でもあるのか? …故郷でというのは嘘なんじゃ?」
今度は訝しげな目を向けてくる。盗品だとでも思ってるのか?
「本当ですよ。ただ、これはまだ世に出回っていないものですし、製法の秘密を守るためにもお教えできませんね」
「ふ、ふん。よく見たらそれほどのものでもないじゃないか。特に装飾もないし、小さいし…」
世に出回ってないならばエステバンでの取引価格が自由にできると踏んで、買取値を下げる魂胆か?
「まさか! こんなすごい鏡、見たこともないですわ。旅人さん、こんな田舎の村でなく、ちゃんと価値の分かる王都の商会で売るべきですわ」
アヤメさんが横から口を挟む。ナイスパスだ。さりげなくエピスをディスるあたり、過去に痛い目にあっているのかもしれないな。
「そうですね、それがいいかもしれませんね。将来の販路としても「い、いやウチで買う! この店はトリスに本店がある商会の支店なんだよ。販路としても申し分ないぞ!本店は王都の商会や国外とも取引があるんだからな!」
エピスはかなりの慌てぶりで食いついている。今回限りの取引ではなく、今後この鏡のエステバンでの流通を独占するような契約でも結べば、本店に返り咲く足がかりになるだろうからな。
実際には今回限りだがな。
「そうですか? それでいくらで取引していただけるんでしょう?」
「そ、そうだな…6千リアでどうだ?」
「6千リア! 先ほどの花の手鏡より安いなら、私が直接買いたいですわ! こちらの方が断然気に入りましたもの」
アヤメさんがエピスにではなく、俺に迫ってきて至極当然のことを言ってくる。なかなか演技派だ。対してエピスは、そんな当然のことに気付かなかったとは…バカなのか?
「な! あ、いや、ちょ、ちょっと間違えただけだ。7千5百、7千5百リアでどうだ?」
目標額まではまだまだだ。これじゃ妥協できないな。
「7千5百リアですか…話になりませんねぇ」
俺が溜め息交じりに眉間に皺を寄せてそう言うと、アヤメさんが再び鏡を手にとってじっくり見る。
「本当に素晴らしい鏡ですわね。手鏡なのに、こうして置けば持たずに見られて両手が空きますし」
そう言って、カウンターにV字に開いて置き、ウットリと鏡を覗き込む。
鏡のクリアーさにウットリしているだけで、映っている自分にウットリしているわけではないはずだ。たぶん。
「それに、2面あるからこうして持つと少し横からも見えるんですのね。これは便利ですわね!」
「そうですね。形も色々と工夫されていますからね。ほら、こうするともっと見やすいですよ」
言いながら俺は、開いた鏡の片面が机の上面に接するように置く。この鏡は300度くらいまでしか開かないため、こうして置くと鏡の高さに顔を合わせずに見られる。
「まあ! なるほど、確かに先ほどよりも見やすくていいですわね!」
アヤメさんがエピスにでなく独り言のように呟くたびに、エピスが若干驚きの顔を見せたり、小さく「うぅっ」とか呻いている。
彼女がだんだん、有能美人秘書に見えてきた。おっとりとした雰囲気ながら相手を追い詰めていく手腕は見事だ。しかも獣耳のオマケ付き。
「わかった。1万リア出そう!」
一気に上げてきたな。とりあえず目標に達したことだし、ここで手を打つか?
「それ「ケインさんなら王都の商会にもきっと顔が利きますわ。紹介していただけるよう、お願いに行かれてはどうです? 私もご一緒しましょうか。」
俺がOKを出そうと口を開きかけたところに被せてきた。アヤメさん強気だな。先ほどからエピスを完全無視して話すのが、エピスをかなり焦らせているように思う。そして『ケインさん』でダメ押し。
「1万2千リアで買い取ろう。どうだ? 」
「そういえば、ケインさんは拠点にしていた街の領主様とも親しいと聞きましたわ。ケインさんにお願いして直接そちらに売り込んでみたら、商会を挟むより有利かもしれませんわね」
「なっ! い、1万5千出そう! 先のことを考えるなら、販売は商会に任せた方がいい! 貴族は商売など素人だ! 1万5千リアだぞ、これ以上は他の商会でだって出さんだろう。な!」
おおー、最初の倍以上になったぞ。ホントにいいんだろうか。 上手く売らないと下手したら赤字になるんじゃないか? エピスは頭に血が上ってちゃんと考えられてない気もする。まあ、俺が心配する必要はないだろうけど。
結局その値段で手を打って、無事1週間分以上の生活費を得られた。
『赤い狐亭』はアヤメさんがいる限り安泰だな。
「ああ、いらっしゃい。ん? おとといの旅人さん達に『赤い狐亭』の2人か。どうしました、おそろいで?」
「偶然目的地が同じだっただけですわ」
「俺たちは店内を見てますから、お先にどうぞ」
「あら、すみません。ではお先に」
俺たちはおとといの時点で手元に金がないことがバレているので、鏡を売りたいと言っても足元を見られるだろう。なのでまずは、エピスがアリアの普通の鏡にいくらの値を付けているのか、アヤメさんに聞きだしてもらい、さりげなく近くで聞き耳を立てておく。
「エピスさん、鏡の購入を考えているんですが、今お店にあります?」
「ほぉ、鏡ですか。それはまた景気のいいことで…。奥にありますからお持ちしますね」
エピスは店のバックヤードの方に引っ込んで行った。鏡は表に出していないようだ。高価だし割れたり盗まれたりしないようにってことか?
「お待たせしました。今あるのはこの2つですね」
1つは小さな手鏡だ。うちわのような形の木の枠に、丸い鏡がはまっている。鏡自体の大きさは直径10cm程で、裏側の木の部分は花が彫り込まれている。控えめな細工で、年頃の女の子が持つにはいい感じかもしれない。
もう1つはB5サイズくらいで壁掛けのようだ。こちらも木の枠にはまっているが、特に装飾などはなくシンプルだ。
アヤメさんの事前情報通り、両方とも鏡自体の質はあまり良くない。
「小さい方はお花がかわいらしいですわね。おいくらですか?」
「こちらは6千5百リアです。サイズは小さいですが凝った意匠が施されていますからね」
装飾はあるが「凝った意匠」とまでは言わないんじゃ? アリアではそんなものなのか? ちなみに、このサイズの鏡だと、アリアでの相場は5千リアくらいとアヤメさんが言っていた。装飾があることを考えても、やはり高すぎる価格設定だろう。
「では大きい方は?」
「2万リアですな。この大きさは、田舎の村にはかなり珍しいサイズですよ」
「なるほど。この質でも結構なお値段なんですね」
鏡の相場というか、エピスがどれくらいで売ろうとしているかは分かったので、話に割って入った。
「この質でって、これは普通の、…よりもイイモノなんですよ」
強引にイイモノと言い換えて、エピスがジロリと睨んでくる。
「そうですか。なら、この鏡ならいくらで買い取っていただけます?」
サーヤの鏡を開いて見せる。エピスはフンっと鼻を鳴らして一瞬チラッと見てから、すぐもとの方向に視線を戻したのだが、その瞬間にバッと凄い勢いで振り返って食い入るように鏡を見る。そうそうお目にかかれない完璧な二度見だ。
「コ、コレはドコで…!!?」
「我々の故郷で作られたものですよ」
「そ、それはどこなんだ?」
かなり動揺しているな。
「それは秘密です」
「秘密? なんだ、言えない訳でもあるのか? …故郷でというのは嘘なんじゃ?」
今度は訝しげな目を向けてくる。盗品だとでも思ってるのか?
「本当ですよ。ただ、これはまだ世に出回っていないものですし、製法の秘密を守るためにもお教えできませんね」
「ふ、ふん。よく見たらそれほどのものでもないじゃないか。特に装飾もないし、小さいし…」
世に出回ってないならばエステバンでの取引価格が自由にできると踏んで、買取値を下げる魂胆か?
「まさか! こんなすごい鏡、見たこともないですわ。旅人さん、こんな田舎の村でなく、ちゃんと価値の分かる王都の商会で売るべきですわ」
アヤメさんが横から口を挟む。ナイスパスだ。さりげなくエピスをディスるあたり、過去に痛い目にあっているのかもしれないな。
「そうですね、それがいいかもしれませんね。将来の販路としても「い、いやウチで買う! この店はトリスに本店がある商会の支店なんだよ。販路としても申し分ないぞ!本店は王都の商会や国外とも取引があるんだからな!」
エピスはかなりの慌てぶりで食いついている。今回限りの取引ではなく、今後この鏡のエステバンでの流通を独占するような契約でも結べば、本店に返り咲く足がかりになるだろうからな。
実際には今回限りだがな。
「そうですか? それでいくらで取引していただけるんでしょう?」
「そ、そうだな…6千リアでどうだ?」
「6千リア! 先ほどの花の手鏡より安いなら、私が直接買いたいですわ! こちらの方が断然気に入りましたもの」
アヤメさんがエピスにではなく、俺に迫ってきて至極当然のことを言ってくる。なかなか演技派だ。対してエピスは、そんな当然のことに気付かなかったとは…バカなのか?
「な! あ、いや、ちょ、ちょっと間違えただけだ。7千5百、7千5百リアでどうだ?」
目標額まではまだまだだ。これじゃ妥協できないな。
「7千5百リアですか…話になりませんねぇ」
俺が溜め息交じりに眉間に皺を寄せてそう言うと、アヤメさんが再び鏡を手にとってじっくり見る。
「本当に素晴らしい鏡ですわね。手鏡なのに、こうして置けば持たずに見られて両手が空きますし」
そう言って、カウンターにV字に開いて置き、ウットリと鏡を覗き込む。
鏡のクリアーさにウットリしているだけで、映っている自分にウットリしているわけではないはずだ。たぶん。
「それに、2面あるからこうして持つと少し横からも見えるんですのね。これは便利ですわね!」
「そうですね。形も色々と工夫されていますからね。ほら、こうするともっと見やすいですよ」
言いながら俺は、開いた鏡の片面が机の上面に接するように置く。この鏡は300度くらいまでしか開かないため、こうして置くと鏡の高さに顔を合わせずに見られる。
「まあ! なるほど、確かに先ほどよりも見やすくていいですわね!」
アヤメさんがエピスにでなく独り言のように呟くたびに、エピスが若干驚きの顔を見せたり、小さく「うぅっ」とか呻いている。
彼女がだんだん、有能美人秘書に見えてきた。おっとりとした雰囲気ながら相手を追い詰めていく手腕は見事だ。しかも獣耳のオマケ付き。
「わかった。1万リア出そう!」
一気に上げてきたな。とりあえず目標に達したことだし、ここで手を打つか?
「それ「ケインさんなら王都の商会にもきっと顔が利きますわ。紹介していただけるよう、お願いに行かれてはどうです? 私もご一緒しましょうか。」
俺がOKを出そうと口を開きかけたところに被せてきた。アヤメさん強気だな。先ほどからエピスを完全無視して話すのが、エピスをかなり焦らせているように思う。そして『ケインさん』でダメ押し。
「1万2千リアで買い取ろう。どうだ? 」
「そういえば、ケインさんは拠点にしていた街の領主様とも親しいと聞きましたわ。ケインさんにお願いして直接そちらに売り込んでみたら、商会を挟むより有利かもしれませんわね」
「なっ! い、1万5千出そう! 先のことを考えるなら、販売は商会に任せた方がいい! 貴族は商売など素人だ! 1万5千リアだぞ、これ以上は他の商会でだって出さんだろう。な!」
おおー、最初の倍以上になったぞ。ホントにいいんだろうか。 上手く売らないと下手したら赤字になるんじゃないか? エピスは頭に血が上ってちゃんと考えられてない気もする。まあ、俺が心配する必要はないだろうけど。
結局その値段で手を打って、無事1週間分以上の生活費を得られた。
『赤い狐亭』はアヤメさんがいる限り安泰だな。
0
あなたにおすすめの小説
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる