変態紳士 白嘉の価値観

数年前に語った頭の片隅に残っているライブハウスの経営をしたいという夢の話

数年前に語った頭の片隅に残っているライブハウスの経営をしたいという夢の話。


僕は、何年か前にライブハウスの経営をしたいという
夢を語った事がありました。
何がやりたかったのかというと、こういう事です。


①敷居の低いライブハウスを安い出演料で経営したい。
　ライブ出演者をライブハウスが宣伝をする。

②ライブハウスの中に、全国の夢追い人を紹介する部屋を作りたい。
　ライブ本番前に、スクリーンで全国の夢追い人の紹介動画を流す。

③災害時の避難場所としても使用できるライブハウスにしたい。



やりたい事は、主にこの3点だったんです。
1つずつ説明をしたいと思います。


①敷居の低いライブハウスを安い出演料で経営したい。
　ライブ出演者をライブハウスが宣伝をする。

　DAMなどのようなカラオケの機種を、そのまま使用できる
　ライブハウスにしたい。
　僕のように、楽器が弾けなくても、ステージに立てる。

　敷居の低いライブハウスに対して、正直否定的な意見の人は結構多いです。
　理由としては、レベルが低いからなんです。
　素人レベルのカラオケ発表会みたいな受け止め方をされて、
　こんなレベルでお客さんからお金を取るのかって思っちゃう人がいます。

　僕は、それでも良いと思ってるんです。入り口は！
　そこから、上達して成長していけばいいわけだから。

　僕が出演しているIWOO NOGATAもいろんなアーティストが出演して、
　レベルの高い人も出演してるし、そういうのに触れて刺激を受けて、
　成長していくアーティストもいるわけだから、
　仮にレベルが低くても、それがその人の全てではないし、
　そこがその人のゴール地点ではないので、
　いろんな段階のアーティストがいて、良いんじゃないかなと思ってます。


　僕は敢えて、敷居を低くしたいと思ってるんです。
　その理由としては、音楽活動やってる人達の中で
　『アーティストはこうあるべき！』『シンガーはこうあるべき！』
　という型に嵌めたがる人達が、結構いるんです。
　自分の意見を基準にして、他のアーティストを否定するみたいな。
　僕は正直、それが嫌いだったんです。

　というのも、音楽って『自由』なんです。
　『自由』だからこそ、時代を越えて、国境を越えて、
　現代でも、いろんな音楽に触れることができてるんです。

　僕らは、音楽が『自由』であるからこそ、その自由の恩恵を受けて、
　好きなアーティスト、好きな音楽に触れることができてるんです。


　クラシックしか認められてなかったら。
　ビートルズのようなバンドしか認められてなかったら。
　今頃、僕らは限られた音楽しか聴けなかったでしょう。

　僕らが歌を好きになったのも、音楽を好きになったのも、
　音楽には、『自由』が認められていたからなんです。


　そんな『自由』の恩恵を受けたアーティスト達が、
　自分の価値観・感性だけを基準にして、それだけを正解にしてしまって、
　それしか認めないってしちゃうと、僕は音楽に失礼だと思うんです。

　どんな人だって、唄っていい。
　どんなレベルの人、どんな段階の人だって、唄っていい。
　だから、敢えて『敷居の低いライブハウス』にしたかった。


　あと、ライブ出演者をライブハウスが宣伝をするという点ですが、
　これは、もともと考えてなかったです。
　でも、そういう事をライブハウスがやってあげると、
　また何か新たな進化があるのかなって思いました。

　僕の働いてる会社で、音楽活動をしているアーティストを応援する
　プロジェクトというのがあったんです。
　ウチの会社には、こういうアーティストがいますよって、
　全社員にチラシが配られたんです。

　それによって、僕も会社の中で音楽活動やってる事が知られました。
　ところが、知られたけど、何の効果もありませんでした。
　知られて終わりです。

　僕はこれで思ったんです。
　結局、音楽が好きな人の中で拡散されないと効果ないのかもって。
　音楽が好きな人って、音楽を聴きにいくでしょ？
　そうじゃない人は、宣伝されても興味持たないって思いました。

　だからライブハウスが、音楽を好きな人達に対して、
　宣伝してあげるのも良いのかなって思いました。



②ライブハウスの中に、全国の夢追い人を紹介する部屋を作りたい。
　ライブ本番前に、スクリーンで全国の夢追い人の紹介動画を流す。

　音楽活動やってる人達って、基本的に知名度を広げたいわけです。
　ライブハウスに来場した人が、全国の夢追い人を知れるように、
　そういう部屋を作りたいなぁと思いました。

　そして、ブッキングライブなどのライブ本番前には、
　スクリーンで、全国の夢追い人の歌動画を流して、
　ライブの出演者、お客さんにも知ってもらう。
　そういう事ができたらいいなと思いました。

　SNSが普及してるから、そんな事しなくてもと思うでしょうが、
　SNSが普及してたとしても、SNS上では気付かずに、
　そういうところで、気付いてもらえる可能性もあるので、
　無駄ではない活動なのかなと思います。
　SNSは拡散される数が多い分だけ、スルーもされやすい。


③災害時の避難場所としても使用できるライブハウスにしたい。

　これはもう、日本は災害大国ですから、災害があることを想定して、
　地域の人達の役に立てば、地域にとってライブハウスは必要な場所になる。
　また、避難所になった場合も、避難生活の中で、音楽や歌を通して、
　楽しい時間を過ごせれば、それも良いのかなと思いました。



という事を考えて、ライブハウスを経営したいという夢を
数年前に語ってたわけです。
ただ、そこまでの本気度はなかったです。

高校三年生の頃に、歌手の夢を持った時は、
絶対に歌手になりたいと思って、本気で夢を目指しました。
その時に持った夢と比較すると、そこまでの熱さはないです。

そういうのができたらいいなぁ程度の軽い気持ちでした。

そういうふうに考えてたけど、途中から全く考えなくなりました。
そこまで本気じゃなかったのと、どうでもよくなったのと。

でも、こうやって書き出せるという事は、
頭の片隅には残ってるという事ではあります。

ただ、めっちゃお金のかかることだし、
借金してまでやりたい気持ちはないので、
頭の片隅に軽く残ってる感じなんです。


僕が実現するのか、どこかの誰かが実現するのか、
実現しないのかは分かりませんが、
こういうイメージがあるという事自体は、
今後のために残しておきたいと思います。