117 / 221
動き出す時
馬車の中で仲直り
カタコトとゆっくり進む馬車の中で、俺が思っていることはただひとつ。
き、気まずい……!
やあどうもこんにちは。俺はエルネスティ。今、ヴァイナモと2人きりで馬車に揺られているんだ。
え?なんでそうなったか、って?
あの後ヴァイナモと話し合いの場を設けるために、ダーヴィドがヴァイナモの元へ行ってくれたんだよね。そんでちょっと経った後に戻って来たかと思えば、いきなり「海に行きますよ!」と言い出して、よくわからないまま着替えさせられて、馬車にヴァイナモと2人で詰め込まれたんだよね。あの時の騎士たちの息のピッタリさよ。流石帝国が誇る近衛騎士団の皆さんだね(遠い目)
で、馬車が出発したは良いけど、俺たちはさっきめちゃくちゃ気まずい出来事があった訳だ。そんな中普通に会話が始まるはずもなく。双方相手の様子を伺って沈黙していると言う冷戦状態が続いている訳よ。
……せっかくダーヴィドたちが気を使ってくれたんだから、ちゃんと話し合って仲直りしないと、とはわかってるんだけどね。やっぱり前世の話をするのは怖い。怖気付いてしまう。
どうしようかと頭の中でぐるぐると考えていると、ヴァイナモがいきなりガバッと頭を下げた。えっ!?どうした急に!?
「……エルネスティ様に不快な思いをさせてしまい、すみませんでした」
「えっ、あっ!こっ、こちらこそすみません。あの時は気が動転していまして、反射的に手を振り払ってしまいました」
ヴァイナモが誠心誠意謝ってきたので、俺も両手を合わせて謝った。あんな感じ悪いことなんて、するつもりなかった。でも前世が暴かれるのが怖くて、一種の防衛反応で拒絶してしまったんだ。
「……その、エルネスティ様は俺がお嫌いになったと言う訳では……?」
「えっ!?なんでですか!そんなこと、ある訳ないじゃないですか!……逆に私がヴァイナモに嫌われたかと思って、不安だったぐらいです」
「っ!俺だって!エルネスティ様を嫌いになることなんてありません!」
胸の前で指を弄りながら語尾を窄めてボソボソと呟くと、ヴァイナモが弾かれたように顔を上げて俺の手を握って来た。待って!唐突なヴァイナモの温もりで俺のキャパがオーバーしちゃう!顔近い!こんな時でも顔が良いなこの野郎!心臓が飛び出るわ!
……それより、嫌いになるなんてない、か。……ふふっ。めちゃんこ嬉しい。嬉しすぎて勘違いしてしまいそうだ。
俺は俺の手を包むヴァイナモの手を見ながら、頬が緩みそうになるのを必死で堪えた。ニヨニヨしたら駄目だ。変態になっちゃう。でも嬉しすぎて自然とニヨニヨしちゃう。
ああ駄目だ!煩悩で脳内が支配されそう!何か他のことを考えて、気を紛らわせないと!
「……その、何故あんなに夢の内容を知りたがったのですか?」
俺はずっと気になってたことを聞くことにした。いつものヴァイナモなら必要以上にこちらを詮索して来ないからね。だからびっくりして拒絶しちゃったってのもある。
「……実は……」
ヴァイナモは理由を説明してくれた。なんでも俺は魔力操作をされた鳥や水に接触して、魔力の波長が狂ったから丸2日も眠り続けたらしい。俺が見た悪夢もそれが原因かもしれないから、原因究明のためにも俺に夢の内容を聞いたらしい。
えっ!?物の魔力を操作するって、そんなこと出来るの!?凄っ!俺TUEEEEの俺でも、自分の魔力を垂れ流すことぐらいしか出来ないのに!
てか魔力操作とか、そう言う大切なことは早めに伝えて欲しいかな!?自衛出来ないでしょ!
俺がそう指摘すると、ヴァイナモは分が悪そうに目を逸らした。
「……まだ犯人もその目的もわからないので、余計な心配をかけさせたくなかったのです」
……そっか。俺のために隠そうとしてたんだ。俺を不安にさせないために。……ふふっ。他の人相手なら知らなかったら自衛出来ないだろ、それは見当違いな気遣いだ、って怒る所だけど、ヴァイナモ相手なら怒る気にならないな。逆に嬉しいぐらい。方法はアレとして、俺を護ろうとしてくれてたんでしょ?俺は自分で自分の身ぐらいは護れるけど、ヴァイナモに護られるのはまた別の話だ。
それにしても、ヴァイナモは本当に心配性だな。俺はそんなことで不安にならないのに。
「心配無用ですよ。注意しておけば、大体のことは魔法でなんとかなりますし」
とりあえずあまり気負わず周囲に注意しとけば良いでしょ。鑑定魔法使えば歪な魔力を持つものを見つけることも出来るし。
俺がそう言うと、ヴァイナモは目を丸くした後、手で目を覆って空を仰いだ。そして自嘲気味に溜息をつく。どうした?
「……オリヴァ先輩に『殿下なら魔法でなんとかなる、とか言って楽観視するだろ』と指摘されまして。全くその通りでしたね。見当違いなことをしてしまい、申し訳ございません」
「そんなことはないですよ。私のことを心配してのことでしょう?とても嬉しいです。ありがとうございます」
「……俺って意外とエルネスティ様のことをわかってないようですね。ちょっとショックです」
ヴァイナモはズーンと気を落とした。そんな気にすることじゃないんだけどな。ヴァイナモに心配されるならどんなことでも嬉しい……って訳ではないか。流石にヤンデレは勘弁だ。まあヴァイナモなら有り得ないだろうけど。
それに俺だってわからないことだらけだよ。ヴァイナモはこれ以上俺を惚れさせてどうする気だ!?とか。……なんか自分で言っときながら、恥ずかしいな。忘れよう、うん。
「……私だってヴァイナモのことはわからないことだらけです。ですからこれから少しずつわかっていけば良いと思いますよ」
「……はい。エルネスティ様のこと、色々教えてください」
ヴァイナモはへにゃりと笑った。俺はその仕草に胸がギュッと掴まれたような気がした。……うん。俺、ヴァイナモのその笑顔が好き。ずっと見ていたいけど、それだと俺の寿命が半分ぐらいになっちゃいそう。
でも、それもいいかもしれない、なんてね。
……さて、ヴァイナモは素直に話してくれたし、俺も腹を括るか。
「……では手始めに夢の内容を話しましょうか」
ヴァイナモは息を呑んだ。多分、また誤魔化されると思ってたんだろうね。ヴァイナモは優しいから、俺がどんだけ隠し事をしてても、気にせず側にいてくれた。秘密主義の俺に必要以上の干渉をして来なかった。
今回ももう仲直りしたんだから、言う必要はないかもしれない。ヴァイナモが流そうとしてくれてたから、それに甘えてあやふやに出来るかもしれない。
でももう、前世のことを話すって決めたから。それから逃げない。ヴァイナモなら受け入れてくれるって、信じてるから。
「……とその前に、夢の内容を話すにあたって重要になって来る、荒唐無稽な大前提のことを話しましょうか」
「……大前提、ですか?」
ヴァイナモは前のめりになって耳を傾ける。俺は頷いた後、自分を落ち着かせるために1回ゆっくりと深呼吸をして、努めて微笑みを繕いながら口を開いた。
「……ヴァイナモは『前世の記憶がある』と言われたら、信じますか?」
き、気まずい……!
やあどうもこんにちは。俺はエルネスティ。今、ヴァイナモと2人きりで馬車に揺られているんだ。
え?なんでそうなったか、って?
あの後ヴァイナモと話し合いの場を設けるために、ダーヴィドがヴァイナモの元へ行ってくれたんだよね。そんでちょっと経った後に戻って来たかと思えば、いきなり「海に行きますよ!」と言い出して、よくわからないまま着替えさせられて、馬車にヴァイナモと2人で詰め込まれたんだよね。あの時の騎士たちの息のピッタリさよ。流石帝国が誇る近衛騎士団の皆さんだね(遠い目)
で、馬車が出発したは良いけど、俺たちはさっきめちゃくちゃ気まずい出来事があった訳だ。そんな中普通に会話が始まるはずもなく。双方相手の様子を伺って沈黙していると言う冷戦状態が続いている訳よ。
……せっかくダーヴィドたちが気を使ってくれたんだから、ちゃんと話し合って仲直りしないと、とはわかってるんだけどね。やっぱり前世の話をするのは怖い。怖気付いてしまう。
どうしようかと頭の中でぐるぐると考えていると、ヴァイナモがいきなりガバッと頭を下げた。えっ!?どうした急に!?
「……エルネスティ様に不快な思いをさせてしまい、すみませんでした」
「えっ、あっ!こっ、こちらこそすみません。あの時は気が動転していまして、反射的に手を振り払ってしまいました」
ヴァイナモが誠心誠意謝ってきたので、俺も両手を合わせて謝った。あんな感じ悪いことなんて、するつもりなかった。でも前世が暴かれるのが怖くて、一種の防衛反応で拒絶してしまったんだ。
「……その、エルネスティ様は俺がお嫌いになったと言う訳では……?」
「えっ!?なんでですか!そんなこと、ある訳ないじゃないですか!……逆に私がヴァイナモに嫌われたかと思って、不安だったぐらいです」
「っ!俺だって!エルネスティ様を嫌いになることなんてありません!」
胸の前で指を弄りながら語尾を窄めてボソボソと呟くと、ヴァイナモが弾かれたように顔を上げて俺の手を握って来た。待って!唐突なヴァイナモの温もりで俺のキャパがオーバーしちゃう!顔近い!こんな時でも顔が良いなこの野郎!心臓が飛び出るわ!
……それより、嫌いになるなんてない、か。……ふふっ。めちゃんこ嬉しい。嬉しすぎて勘違いしてしまいそうだ。
俺は俺の手を包むヴァイナモの手を見ながら、頬が緩みそうになるのを必死で堪えた。ニヨニヨしたら駄目だ。変態になっちゃう。でも嬉しすぎて自然とニヨニヨしちゃう。
ああ駄目だ!煩悩で脳内が支配されそう!何か他のことを考えて、気を紛らわせないと!
「……その、何故あんなに夢の内容を知りたがったのですか?」
俺はずっと気になってたことを聞くことにした。いつものヴァイナモなら必要以上にこちらを詮索して来ないからね。だからびっくりして拒絶しちゃったってのもある。
「……実は……」
ヴァイナモは理由を説明してくれた。なんでも俺は魔力操作をされた鳥や水に接触して、魔力の波長が狂ったから丸2日も眠り続けたらしい。俺が見た悪夢もそれが原因かもしれないから、原因究明のためにも俺に夢の内容を聞いたらしい。
えっ!?物の魔力を操作するって、そんなこと出来るの!?凄っ!俺TUEEEEの俺でも、自分の魔力を垂れ流すことぐらいしか出来ないのに!
てか魔力操作とか、そう言う大切なことは早めに伝えて欲しいかな!?自衛出来ないでしょ!
俺がそう指摘すると、ヴァイナモは分が悪そうに目を逸らした。
「……まだ犯人もその目的もわからないので、余計な心配をかけさせたくなかったのです」
……そっか。俺のために隠そうとしてたんだ。俺を不安にさせないために。……ふふっ。他の人相手なら知らなかったら自衛出来ないだろ、それは見当違いな気遣いだ、って怒る所だけど、ヴァイナモ相手なら怒る気にならないな。逆に嬉しいぐらい。方法はアレとして、俺を護ろうとしてくれてたんでしょ?俺は自分で自分の身ぐらいは護れるけど、ヴァイナモに護られるのはまた別の話だ。
それにしても、ヴァイナモは本当に心配性だな。俺はそんなことで不安にならないのに。
「心配無用ですよ。注意しておけば、大体のことは魔法でなんとかなりますし」
とりあえずあまり気負わず周囲に注意しとけば良いでしょ。鑑定魔法使えば歪な魔力を持つものを見つけることも出来るし。
俺がそう言うと、ヴァイナモは目を丸くした後、手で目を覆って空を仰いだ。そして自嘲気味に溜息をつく。どうした?
「……オリヴァ先輩に『殿下なら魔法でなんとかなる、とか言って楽観視するだろ』と指摘されまして。全くその通りでしたね。見当違いなことをしてしまい、申し訳ございません」
「そんなことはないですよ。私のことを心配してのことでしょう?とても嬉しいです。ありがとうございます」
「……俺って意外とエルネスティ様のことをわかってないようですね。ちょっとショックです」
ヴァイナモはズーンと気を落とした。そんな気にすることじゃないんだけどな。ヴァイナモに心配されるならどんなことでも嬉しい……って訳ではないか。流石にヤンデレは勘弁だ。まあヴァイナモなら有り得ないだろうけど。
それに俺だってわからないことだらけだよ。ヴァイナモはこれ以上俺を惚れさせてどうする気だ!?とか。……なんか自分で言っときながら、恥ずかしいな。忘れよう、うん。
「……私だってヴァイナモのことはわからないことだらけです。ですからこれから少しずつわかっていけば良いと思いますよ」
「……はい。エルネスティ様のこと、色々教えてください」
ヴァイナモはへにゃりと笑った。俺はその仕草に胸がギュッと掴まれたような気がした。……うん。俺、ヴァイナモのその笑顔が好き。ずっと見ていたいけど、それだと俺の寿命が半分ぐらいになっちゃいそう。
でも、それもいいかもしれない、なんてね。
……さて、ヴァイナモは素直に話してくれたし、俺も腹を括るか。
「……では手始めに夢の内容を話しましょうか」
ヴァイナモは息を呑んだ。多分、また誤魔化されると思ってたんだろうね。ヴァイナモは優しいから、俺がどんだけ隠し事をしてても、気にせず側にいてくれた。秘密主義の俺に必要以上の干渉をして来なかった。
今回ももう仲直りしたんだから、言う必要はないかもしれない。ヴァイナモが流そうとしてくれてたから、それに甘えてあやふやに出来るかもしれない。
でももう、前世のことを話すって決めたから。それから逃げない。ヴァイナモなら受け入れてくれるって、信じてるから。
「……とその前に、夢の内容を話すにあたって重要になって来る、荒唐無稽な大前提のことを話しましょうか」
「……大前提、ですか?」
ヴァイナモは前のめりになって耳を傾ける。俺は頷いた後、自分を落ち着かせるために1回ゆっくりと深呼吸をして、努めて微笑みを繕いながら口を開いた。
「……ヴァイナモは『前世の記憶がある』と言われたら、信じますか?」
あなたにおすすめの小説
処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる
猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。
しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。
当然そんな未来は回避したい。
原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。
さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……?
平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。
ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)
外れ伯爵家の三女、領地で無双する
森のカフェしっぽっぽ
ファンタジー
十三歳の少女アイリス・アルベールは、人生を決める「祝福の儀」で“ゴミスキル”と蔑まれる《アイテムボックス》を授かってしまう。戦えず、稼げず、価値もない――そう断じた家族は、彼女を役立たずとして家から追放する。さらに、優秀なスキルであれば貴族に売り渡すつもりだったという冷酷な真実まで明かされ、アイリスはすべてを失う。
だが絶望の中、彼女は気付く。この世界が、自分がかつてやり込んだVRMMORPG『メデア』そのものであることに。
そして思い出す――
《アイテムボックス》には、ある“致命的なバグ”が存在することを。
市場で偶然を装いながらアイテムを出し入れし、タイミングをずらすことで発生する“複製バグ”。それは、あらゆる物資を無限に増やす禁断の裏技だった。
食料も、装備も、資金も――すべてが無限。
最底辺から一転、誰にも真似できないチートを手にしたアイリスは、冒険者として歩み始める。だがその力はやがて、経済を歪め、権力者の目に留まり、そして世界の“仕様そのもの”に干渉していくことになる。
これは――
ゴミと呼ばれた少女が、“世界の裏側”を掌握する物語。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
王家の影一族に転生した僕にはどうやら才能があるらしい。(完結)
薄明 喰
BL
アーバスノイヤー公爵家の次男として生誕した僕、ルナイス・アーバスノイヤーは日本という異世界で生きていた記憶を持って生まれてきた。
アーバスノイヤー公爵家は表向きは代々王家に仕える近衛騎士として名を挙げている一族であるが、実は陰で王家に牙を向ける者達の処分や面倒ごとを片付ける暗躍一族なのだ。
そんな公爵家に生まれた僕も将来は家業を熟さないといけないのだけど…前世でなんの才もなくぼんやりと生きてきた僕には無理ですよ!!
え?
僕には暗躍一族としての才能に恵まれている!?
※すべてフィクションであり実在する物、人、言語とは異なることをご了承ください。
色んな国の言葉をMIXさせています。
本作は皆様の暖かな支援のおかげで第13回BL大賞にて学園BL賞を受賞いたしました!
心よりお礼申し上げます。
ただ今、感謝の番外編を少しずつ更新中です。
よければお時間のある時にお楽しみくださいませ
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。