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アリス IN 異世界地球
恋のライバル登場?
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クラウン城では世界中から名だたる猛者が集結する中、地上最強?と噂される【消去の魔女】までもが現れ、2日後の武闘会は大いに盛り上がりを見せていた
【伊勢市商店街】
その頃地球では…商店街の中にある喫茶店で昼メシを食べるアリスと佐々木
「うーん、ヴォィドカウ…だっけ?あれから毎日探してるのに、全然見つからないねぇ…」
「そうだね、この街は山や林地帯が多いから、本気で隠れている野生動物を見付けるとなると…かなり難しいだろうね」
伊勢市は山岳地帯が多い。更に有名な伊勢神宮の周りは自然が豊かにあり、この中に潜まれると簡単には見つけられないだろう
「お腹も満たされたし、もっと人気の無い場所を探そうよォ!」
「そうだな…ヴォイドカウも人の多い場所には迂闊に近づかないだろうね…うん、近くの山林地帯を捜索しようか?」
【山林地帯】
自然豊かな伊勢市は、町から少し離れた場所に山林地帯がある。獣人族であるアリスは山道を歩くのも苦にしないハズなのだが…アリスの歩き方が少しおかしい…
「どうしたんだいアリス?なんだか歩き方がぎこちない感じだけど?」
「………んもぉ!佐々木お兄ちゃんのせいでしょっ!昨日も一昨日も…
「ここんとこ毎日してるから、たまにはソフトに終わらせようよぉ…」って言ってるのにぃ!アリスの中でガンガン腰を振るからぁ…歩くのも大変なんだよぉ!」
どうやら、あれから夜は佐々木のアパートに泊まっているのだが…アリスで初めて女の良さを知った佐々木は猿のように、毎晩毎晩アリスの身体を求めて激しく腰を振っているようだ
「結局、昨日なんてぇ…アタシが気絶するまでエッちい事しておいてぇ…アタシが目を覚ましたら、またエッちい事して来たじゃないぃ!」
「あはは…すまん。今夜は我慢するよ…ごめんな」
アリスの裏表の無い態度と純粋な優しさに女に対しての偏見が砕け散った佐々木は、アリスに毎晩毎晩男女の営みを求めてしまっていた
「赤ちゃんが出来たら…どうするのよぉ?」
アリスの問い掛けに一瞬考えた佐々木だが…
「もちろん!父親として責任は果たすよ。その時は結婚しよう!」
「えっ!?…良いの…アタシでぇ?」
「もちろんさ!」
佐々木は満面の笑みで、アリスの問いに答えた。その時、彼の背後から声が掛かった
「もしかして…佐々木くん?」
「えっ!?…あっ、岸田?」
佐々木を背後から呼び止めたのは、佐々木とほぼ同じ年齢に見える女性だった
「アリス、ちょっと此処で待っててくれないか?」
「えっ、うん…早くしてよ、もぉ…」
佐々木はアリスをその場所に残し岸田と名乗る同年代の女性と、500メートルほど離れた場所の小川が流れている所に移動した
【小川沿い】
「久しぶりだな岸田…帰ってたのか?」
「そうよ…で、誰よ?」
「それにしても、こんな林の中に入って何をしてたんだよ?」
「佐々木くんがあの子と歩いてるのを商店街で見て…仲良さそうにしてたから…追っ掛けて来ちゃったのよ…それで、あの子は誰なのよ?」
どうやら岸田と名乗る女性は、佐々木が知らない少女、アリスと仲良くしていたのが気に入らない様だ
「…ふーん…佐々木くんが通っている道場の外国支部からやって来たアリスちゃんね…でも、なんで…佐々木がその娘と仲良くしているのよ?」
佐々木はアリスと出会ってから今までの事を、ヴォィドカウの事とか惑星間転移の事などを隠して説明した
「あんな小さな子と同棲してるの!?…あの娘が佐々木くんの女性トラウマを解消したって言うの?…なんで、なんでよ!…なんで私は駄目だったのに…あの娘は良いのよ!?」
「…そんな事を言うけどさ、高校生の時…岸田は他の女とは違うものを感じるな。と思って俺から何回かアプローチしたのに、岸田は何も返事もしてくれずに様子見してただけじゃないか!」
どうやら2人は同じ高校に通っていた同級生で、多少は仲の良い関係だったようだが…恋仲にまでは至らなかったようだ
「俺だって勇気出して告白したんだぞ!岸田はちょっと待って。って言ったきり、返事もくれなかっただろ?」
「だって!私も異性と付き合った経験が無かったから…なんて返事したら良いか。分からなかったのよ」
「無いなら無いなりに、何か返事をくれたら…」
「佐々木ぃ!!何してんだ、お前はぁ!!」
佐々木と岸田が揉めている時、現れた師範代が佐々木を怒鳴りつけた!
「師範代?どうしてここに?」
「バカ野郎っ!そんな事はどうでも良いんだよ!アリスちゃんを決してひとりにするなっ!って厳命しただろうがっ!」
師範代は異世界から、たった1人でやって来て身寄りの無い彼女から絶対に目を離さない!という条件で、道場で寝泊まりしていたのを佐々木のアパートでの共同生活を許していた
それが開始数日で、たまたまヴォイドカウ捜索中に見かけたら…佐々木がアリスを1人にし、別の場所で別の女性と話している場面に遭遇したものだから、激怒せずにはいられなかったようだ
「アリスちゃんは何処だ?おい、行くぞ!」
「は、はい!岸田…待た今度な!」
「ちょっと!?」
佐々木は師範代に煽られ、アリスと別れた電気屋の前に戻った
「あれぇ?師範代も来てたのぉ?」
アリスはいつもの様に、緊張感のない緩い態度で2人を迎えた。何事も無かったアリスの姿に安堵する師範代
「待たせてごめんな、アリス」
「ふえっ!?うん、良いけどぉ?」
アリスには、師範代が何故そこまで怒っているのか?佐々木が必死に謝っている理由は何なのか?サッパリ分からないままだが、佐々木が戻った事を喜んでいた
続く
【伊勢市商店街】
その頃地球では…商店街の中にある喫茶店で昼メシを食べるアリスと佐々木
「うーん、ヴォィドカウ…だっけ?あれから毎日探してるのに、全然見つからないねぇ…」
「そうだね、この街は山や林地帯が多いから、本気で隠れている野生動物を見付けるとなると…かなり難しいだろうね」
伊勢市は山岳地帯が多い。更に有名な伊勢神宮の周りは自然が豊かにあり、この中に潜まれると簡単には見つけられないだろう
「お腹も満たされたし、もっと人気の無い場所を探そうよォ!」
「そうだな…ヴォイドカウも人の多い場所には迂闊に近づかないだろうね…うん、近くの山林地帯を捜索しようか?」
【山林地帯】
自然豊かな伊勢市は、町から少し離れた場所に山林地帯がある。獣人族であるアリスは山道を歩くのも苦にしないハズなのだが…アリスの歩き方が少しおかしい…
「どうしたんだいアリス?なんだか歩き方がぎこちない感じだけど?」
「………んもぉ!佐々木お兄ちゃんのせいでしょっ!昨日も一昨日も…
「ここんとこ毎日してるから、たまにはソフトに終わらせようよぉ…」って言ってるのにぃ!アリスの中でガンガン腰を振るからぁ…歩くのも大変なんだよぉ!」
どうやら、あれから夜は佐々木のアパートに泊まっているのだが…アリスで初めて女の良さを知った佐々木は猿のように、毎晩毎晩アリスの身体を求めて激しく腰を振っているようだ
「結局、昨日なんてぇ…アタシが気絶するまでエッちい事しておいてぇ…アタシが目を覚ましたら、またエッちい事して来たじゃないぃ!」
「あはは…すまん。今夜は我慢するよ…ごめんな」
アリスの裏表の無い態度と純粋な優しさに女に対しての偏見が砕け散った佐々木は、アリスに毎晩毎晩男女の営みを求めてしまっていた
「赤ちゃんが出来たら…どうするのよぉ?」
アリスの問い掛けに一瞬考えた佐々木だが…
「もちろん!父親として責任は果たすよ。その時は結婚しよう!」
「えっ!?…良いの…アタシでぇ?」
「もちろんさ!」
佐々木は満面の笑みで、アリスの問いに答えた。その時、彼の背後から声が掛かった
「もしかして…佐々木くん?」
「えっ!?…あっ、岸田?」
佐々木を背後から呼び止めたのは、佐々木とほぼ同じ年齢に見える女性だった
「アリス、ちょっと此処で待っててくれないか?」
「えっ、うん…早くしてよ、もぉ…」
佐々木はアリスをその場所に残し岸田と名乗る同年代の女性と、500メートルほど離れた場所の小川が流れている所に移動した
【小川沿い】
「久しぶりだな岸田…帰ってたのか?」
「そうよ…で、誰よ?」
「それにしても、こんな林の中に入って何をしてたんだよ?」
「佐々木くんがあの子と歩いてるのを商店街で見て…仲良さそうにしてたから…追っ掛けて来ちゃったのよ…それで、あの子は誰なのよ?」
どうやら岸田と名乗る女性は、佐々木が知らない少女、アリスと仲良くしていたのが気に入らない様だ
「…ふーん…佐々木くんが通っている道場の外国支部からやって来たアリスちゃんね…でも、なんで…佐々木がその娘と仲良くしているのよ?」
佐々木はアリスと出会ってから今までの事を、ヴォィドカウの事とか惑星間転移の事などを隠して説明した
「あんな小さな子と同棲してるの!?…あの娘が佐々木くんの女性トラウマを解消したって言うの?…なんで、なんでよ!…なんで私は駄目だったのに…あの娘は良いのよ!?」
「…そんな事を言うけどさ、高校生の時…岸田は他の女とは違うものを感じるな。と思って俺から何回かアプローチしたのに、岸田は何も返事もしてくれずに様子見してただけじゃないか!」
どうやら2人は同じ高校に通っていた同級生で、多少は仲の良い関係だったようだが…恋仲にまでは至らなかったようだ
「俺だって勇気出して告白したんだぞ!岸田はちょっと待って。って言ったきり、返事もくれなかっただろ?」
「だって!私も異性と付き合った経験が無かったから…なんて返事したら良いか。分からなかったのよ」
「無いなら無いなりに、何か返事をくれたら…」
「佐々木ぃ!!何してんだ、お前はぁ!!」
佐々木と岸田が揉めている時、現れた師範代が佐々木を怒鳴りつけた!
「師範代?どうしてここに?」
「バカ野郎っ!そんな事はどうでも良いんだよ!アリスちゃんを決してひとりにするなっ!って厳命しただろうがっ!」
師範代は異世界から、たった1人でやって来て身寄りの無い彼女から絶対に目を離さない!という条件で、道場で寝泊まりしていたのを佐々木のアパートでの共同生活を許していた
それが開始数日で、たまたまヴォイドカウ捜索中に見かけたら…佐々木がアリスを1人にし、別の場所で別の女性と話している場面に遭遇したものだから、激怒せずにはいられなかったようだ
「アリスちゃんは何処だ?おい、行くぞ!」
「は、はい!岸田…待た今度な!」
「ちょっと!?」
佐々木は師範代に煽られ、アリスと別れた電気屋の前に戻った
「あれぇ?師範代も来てたのぉ?」
アリスはいつもの様に、緊張感のない緩い態度で2人を迎えた。何事も無かったアリスの姿に安堵する師範代
「待たせてごめんな、アリス」
「ふえっ!?うん、良いけどぉ?」
アリスには、師範代が何故そこまで怒っているのか?佐々木が必死に謝っている理由は何なのか?サッパリ分からないままだが、佐々木が戻った事を喜んでいた
続く
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