ようこそ幼い嫁候補たち ②

龍之介21時

文字の大きさ
24 / 170
アリス IN 異世界地球

少女たちの花園

しおりを挟む
【一条家の夜】
時は惑星エリスアの王都クラウンで、武闘会が開かれる前日に戻る。優輝の家族の家、一条家では珍しく佐々木のアパートに向かわなかったアリスが泊まっていく事になった

「久しぶりだね。アリスちゃんと一緒に晩御飯を食べるのも。優香も嬉しいよね?」

一条パパは急に今夜アリスがお邪魔したにも関わらず、嫌な顔など一斉せずに心良く迎えてくれた

「うん!アリスちゃん、今日はお風呂もお布団も一緒しようね!」

「ありがとう!お邪魔させてもらいまぁす!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「今日も美味しいご飯がいっぱーい♪有難うございます!嬉しいよぉ♬」

突然アリスが久しぶりに泊まりに来ると聞いた一条パパは、沢山の出前を頼んで持て成してくれていた。3人は笑顔で食事を楽しんだ

そのお返しにアリスはまだ話していなかった、惑星エリスアで優輝と会っていた時に起きた事を中心に話をした

「へぇ…お兄ちゃんも一生懸命に頑張ってるんだ!大変だと思うけど、何とか生きていけてるんだね♪」

「元気にしていてくれればそれだけで…逢いにも行けない超遠距離だが、嬉しいものだな」

2人は会う事も叶わない長男を想い寂しさが込み上げながらも、終始楽しく会話しながら食事を楽しんだ



【お風呂場】
約束していた通りアリスと優香は、食後に一緒にお風呂に入っている。久しぶりの2人の時間に募る話が絶え間なく続いている

「えー!?佐々木さん、そんなに毎日アリスちゃんの身体を求めて来てたの!?意外だなー」

「今夜は止めておこうな!…って自分から言ってきたのにぃ…布団に入ったら結局、佐々木お兄ちゃんの方から触って来るんだよぉw」
 

「あはは(笑)よっぽど気に入られたんだね!あの佐々木さんが、そんなに積極的になるなんてね~…本当に意外…」

アリスは毎夜毎夜、佐々木から【夜の男女の営み】を求められていた事を隠すこと無く話していた

「あ、あのね、アリスちゃん…」

「なあにぃ?」

「男の人と初めてしちゃった時って…その痛くなかった?」

まだ未体験の優香は、やはり初めては凄く痛いらしいと学校の友達から聞かされていたので、経験者のアリスに聞きたくて仕方がなかったようだ

「なんかねぇ…そんなに痛くなかったんだぁ……そうだっ!商業ギルドの頼れるお姉さんのネネカさんって人に聞いた話なんだけどねぇ…
戦士とか激しい動きをするタイプの人って、その運動中に破けちゃう事があるらしいのぉ。だから、初めてでもあまり痛くなかったんじゃない!?……って言われたよぉ」

「そうなんだ…うむむ。でも私は運動部でも無いし、激しい運動もしてないから…やっぱり凄く痛いのかも?」

お風呂場に来て2人になった途端、優香の方からグイグイと性行為の話ばかり振られる事を、不思議に感じたアリスは悩んだ末「ピーン!」
1つの答えに辿り着いた

「優香ちゃんも性行為したい相手が居るのぉ?」

「ふぇっ!?ど、ど、どうしてそんな風に?」

「あっ!分かった!相手は宗一郎なのぉ?」

「ひえぇ!?」

心の中を読まれたかの様に「宗一郎」の名前がズバッと出てきたので、思わず取り乱す優香

「明日道場で宗一郎に会ったら…優香ちゃんが「宗一郎とエッチしたい!」と言ってた!って伝えてあげるねぇ!」

「ひいぃ!?や、やめて~!恥ずかしいからぁ!まだ私には早いからぁ!!」

優香は、その話を聞かされた宗一郎のリアクションを想像した途端…凄まじい恥ずかしさが込み上げて来て、顔から火が出てもおかしくないくらい顔を真っ赤にして恥ずかしがり、湯船の中に潜航したw



【一条家寝室】
「ふはぁっ…なんだか身体中がまだ熱いよ~(汗)」

お風呂場で宗一郎と初エッチの話になってしまい、いまだに平常心を取り戻せない優香だった

「ねぇ優香ちゃん?」

「なぁに、アリスちゃん?」

「アタシとエッチの練習してみないぃ?」
 

「( ゚∀゚):∵ブホッ!?」

アリスが純粋無垢で、思った事をそのまま口に出すタイプだと分かってはいたが…性行為の事であってもブレないのには流石に驚いたようだ

「いやいやいや、アリスちゃんに裸を見られちゃうのは恥ずかしいよ」

「そお!?初めて裸を見られるのが男の人だとぉ頭が真っ白になっちゃってぇ、全然なにも考えられなくなっちゃうよぉ?」

アリスは自分の体験を元に、優香にアドバイスを始めた

……………………………………………………………………………………

「んー…そうなんだ…」

「見た感じだとぉ…宗一郎も未経験だよねぇ?…アタシの初めての時にはぁ、エッチイ事に凄く詳しいサーシャが居たから、色々手助けしてもらえて初めてなのに気持ち良くなれたんだよぉ♪
優香ちゃんも宗一郎も、初めて同士ですると…最初はもの凄く痛い思いするよ!って、これもネネカさんから聞いたよぉ」

「そうなんだぁ……」

アリスの話から察するに、商業ギルドのネネカというお姉さんは、知識も経験も豊富な頼れる大人な女性と感じられる。その人が未経験同士で挑む初めては、凄く痛い思いをするようだ

(初めてで、そんな痛い思いしちゃったら…宗一郎と気まずくなっちゃうじゃない!…だったら…)

「あ、あのアリスちゃん」

「なぁにぃ?」

「あの…男の人とのエッチが上手く行く様に教えてもらっても良い?」

「うん、もちろんだよぉ!」

優香は宗一郎との初めてで失敗するくらいなら女の子同士だし、アリスに優しく手解(てほど)きしてもらおうと覚悟を決めた!

激動の惑星エリスアでの武闘会前夜に優香とアリスは、少女同士で熱い夜を迎えようとしていた



続く
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

なほ
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...