81 / 170
化け物たちとの遭遇編
ヨシュアのエクスカリバー?
しおりを挟む
【工房の夜】
エリエスが自分のエクスカリバーを、ヒイロがヨシュアのソードを叩き直している頃…
アリスとサーシャ、コハラコが1番手で風呂に入って行った。ミルはみんなを気遣いひとりで食器を洗っている。食器洗いを遠慮されたエルデスは精霊達に感謝の祈りを捧げる為に、ひとりで外に出て行った
「ヒイロ。このソードは驚く程に均一に打たれているから、普通の打ち直しと同じ感じで良いと思うよ」
【物質結合(モールド)】が見えるカルーアは、見慣れないソードを扱うヒイロの助手をしていた
「なるほどな。均一に中に封じ込める感じだな…これなら、ひとりでやれそうだ。カルーアは休んでて良いぞ」
「そうかい?なら、ひとりで食器を洗っているミルを手伝ってくるよ」
ひとりで打てる!というヒイロの言葉に、助手の立場から離れミルの手伝いに向かうカルーア
工房内には、ヒイロとエリエスとヨシュアの3人だけしか居ないことを確認したヨシュアがヒイロに近づく
「悪かったよ…」
「どうしたんだい?ヨシュア君」
ヒイロの腕のほどを確認しようと残っていたヨシュアが、改まってヒイロに話し始めた
「村で最初に会った時、聞いた事のない鍛冶師だから「大した事ないんだな」って言ったろ?…アリスも怒ってたけど、ソレは間違いだったよ」
工房内には自分のエクスカリバーの打ち直しに完全に自分の世界に入っているエリエスと、ヒイロとヨシュアしか居なかったからか、ヨシュアは素直に無礼なことを言ったことを詫びた
「良いんだよ。コレが貴重なソードだって事は俺にも解る。コレを作った人は凄い腕なんだろうな。ソレに比べたら…という事だろう?」
「…実はコレを作ったのはクレアなんだ」
「あの娘が?」
料理が得意な姉のモニカに比べ、家事が得意な家庭的な妹のクレア。という印象だったので、その彼女が作ったという事に驚くヒイロ
「クレアは、自分の作ったソードが戦争で生命を奪い続けている事に嫌気がさして料理を覚えて、ウチのメイドになったらしいんだ。特別に父さんや俺の為にだけ、もう1度ソードを作ってくれたんだ」
「なるほどな。こんな凄いソードが作れたら、軍部がほっておいてくれないよな。でも大丈夫だ。後は俺に任せて、向こうでゆっくりしていてくれ」
「……有難うございます。宜しくお願いします!」
初めて礼儀正しく人に頭を下げたヨシュアの姿に、彼がどれだけこのソードを大事にしているかを読み取ったヒイロ。彼は笑顔で作業を続けた
「…くす。生意気なヤンチャさんかと思いましたけれど、意外と礼儀も心得ているようですね(笑)」
「聞いていたのか?…もの凄い集中力だったから、てっきり俺たちの会話は聞こえていないものかと思ったよ」
「集中しているのは当然ですわ。エクスカリバーは精霊ロマーニャの実体そのもの。つまり、彼女はその身で直接敵と戦ってくれているのですから、戦闘後の打ち直しに全霊を傾けるのは当然の礼儀というものですわ」
「立派な考えだね。その若さでよく、その領域に達しているものだと感心させられるよ」
戦闘では基礎型超人類であるエリエスに叶うハズのないヒイロだが、鍛冶師として武器を大切に扱う考え方には凄く共感させられたようだ
【キッチン】
ひとりで食器を洗っているミルに「暇になってしまってね。わたしも手伝うよ」と声を掛けたカルーア
「いえ…カルーアさんが…今回も大活躍した…って聞きました…ボクに任せて…お風呂入ってください…アリスさん達は…出られましたから…」
「ミルも精進しているんだね。有り難く先に入らせてもらうよ」
【お風呂場】
アリス達が数分前に出ているので、今はカルーアがひとりで入浴している。ヒイロにソードを任せたヨシュアがお風呂の前を通りかかった
ドアに顔を近づけると…中に女が1人入っているシルエットが見えた。頭部の側面に特徴的なエルフの長い耳が見える
(確か…三姉妹と吸血姫が風呂を済ませたハズだから…今はエルデスが入っているのか?…アイツ、今日も俺の事からかいやがってよォ……
そうだ!イキナリ俺に突入されたら、普段はユラユラしているアイツも絶対に焦るハズだ!よーし、復讐してやるぜ!保護者ヅラしやがってよぉ)
「ふんふんふーん…」
カルーアは家族が好きなのは当たり前だが、誰でもひとりの時間もある程度は必要なものだ。しかもエルフ族は基本、お風呂(水浴び)が大好きなのだ。なので、たまにはひとりのお風呂も楽しいカルーア。なのだが…
「ガチャリ…」ヨシュアは音を立てない様に静かにドアを開き、忍び足で脱衣所を通過する……この時、脱衣籠の中身を確認して居れば彼は間違いを犯さずに済んだのだが…
「あの伸びた耳。間違いない、エルデスがひとりで入ってるぜ(笑)」
万が一の間違いは起こせないので、磨りガラスからエルフの耳を再確認したヨシュア。背中が向けられていたので、胸のサイズは確認出来なかった
「ガラガラガラ」勢い良く浴室のトビラが開かれた
「ヒイロかい?……えっ!?」
「エルデス!お前ちょーしに乗ってんじゃねーぞ…って…あれ!?」
全裸で身体を洗っていたカルーアが振り返った先に立っているのは、腰にハンドタオルを巻いたヨシュア。目が会った後、数秒の沈黙が訪れる
「きゃー!?覗きだぁっ!」
「ち、ちげーんだ!これは!」
「何が違うって言うのさ!キミのエクスカリバーもしっかりと反応してるじゃないか!?」
「えっ!?あっ!…これは…」
ヒイロだと油断したカルーアは、まさかのヨシュアの乱入に滅多に上げない空気も切り裂かれそうな悲鳴を上げた
一方のヨシュアは、歳の近いカルーアの全裸を突然直視した刺激の強さで、彼のエクスカリバーが臨戦態勢になってしまったw
「どうしたカルーア、大丈夫か?」
「カルーアお姉様、どうしたんですのっ!?」
愛しいカルーアの悲鳴に慌てて駆け込んできたヒイロとサーシャ
「うわ~ん…わたし、ヒイロだと思って振り向いたら…ぐすっ…彼が…かれがぁ!」
悪戯好きでプライドの高いカルーアが、予想外の男に突然全裸を見られてマジ泣きしていた
「ち、ち、ち、違うんだこれは!てっきりエルデスかと思って…」
必死に言い訳をするヨシュア
「私が~どうかしましたか~?……んま~!ヨシュア様も~遂に覗きをするお年頃ですか~?私もビックリです~」
お祈りから戻ったエルデスが、最初に聞かされたのはカルーアの悲鳴だった
「カルーアお姉様の入浴を覗くだなんて許せませんの!…そりゃぁ、覗きたくなるようなロリっ娘体型は同意しますけど!」
「だから違うんだってっ!エルデスに仕返ししてやろうと思ってだなっ!」
姉2人が大好きなサーシャも、流石に彼のこの行為には怒っていた
「そんなに~私の裸が見たいのですか~?なら、今から魅せてあげますよ~」
「そういう事じゃねー!こらっ!本当に脱ぐんじゃねーよ!止めろっつってんだろ!」
騒ぎを聞き付けてお風呂場の外に居るアリスとエリエス
「……アリスお姉様も覗かれない様に注意してくださいね」
「う、うん…分かったぁ…」
「頼むから信じてくれー!!」
思春期の好奇心に負けて、覗きを働いた【エッチぃ少年】のレッテルを貼られてしまったヨシュアだった
続く
エリエスが自分のエクスカリバーを、ヒイロがヨシュアのソードを叩き直している頃…
アリスとサーシャ、コハラコが1番手で風呂に入って行った。ミルはみんなを気遣いひとりで食器を洗っている。食器洗いを遠慮されたエルデスは精霊達に感謝の祈りを捧げる為に、ひとりで外に出て行った
「ヒイロ。このソードは驚く程に均一に打たれているから、普通の打ち直しと同じ感じで良いと思うよ」
【物質結合(モールド)】が見えるカルーアは、見慣れないソードを扱うヒイロの助手をしていた
「なるほどな。均一に中に封じ込める感じだな…これなら、ひとりでやれそうだ。カルーアは休んでて良いぞ」
「そうかい?なら、ひとりで食器を洗っているミルを手伝ってくるよ」
ひとりで打てる!というヒイロの言葉に、助手の立場から離れミルの手伝いに向かうカルーア
工房内には、ヒイロとエリエスとヨシュアの3人だけしか居ないことを確認したヨシュアがヒイロに近づく
「悪かったよ…」
「どうしたんだい?ヨシュア君」
ヒイロの腕のほどを確認しようと残っていたヨシュアが、改まってヒイロに話し始めた
「村で最初に会った時、聞いた事のない鍛冶師だから「大した事ないんだな」って言ったろ?…アリスも怒ってたけど、ソレは間違いだったよ」
工房内には自分のエクスカリバーの打ち直しに完全に自分の世界に入っているエリエスと、ヒイロとヨシュアしか居なかったからか、ヨシュアは素直に無礼なことを言ったことを詫びた
「良いんだよ。コレが貴重なソードだって事は俺にも解る。コレを作った人は凄い腕なんだろうな。ソレに比べたら…という事だろう?」
「…実はコレを作ったのはクレアなんだ」
「あの娘が?」
料理が得意な姉のモニカに比べ、家事が得意な家庭的な妹のクレア。という印象だったので、その彼女が作ったという事に驚くヒイロ
「クレアは、自分の作ったソードが戦争で生命を奪い続けている事に嫌気がさして料理を覚えて、ウチのメイドになったらしいんだ。特別に父さんや俺の為にだけ、もう1度ソードを作ってくれたんだ」
「なるほどな。こんな凄いソードが作れたら、軍部がほっておいてくれないよな。でも大丈夫だ。後は俺に任せて、向こうでゆっくりしていてくれ」
「……有難うございます。宜しくお願いします!」
初めて礼儀正しく人に頭を下げたヨシュアの姿に、彼がどれだけこのソードを大事にしているかを読み取ったヒイロ。彼は笑顔で作業を続けた
「…くす。生意気なヤンチャさんかと思いましたけれど、意外と礼儀も心得ているようですね(笑)」
「聞いていたのか?…もの凄い集中力だったから、てっきり俺たちの会話は聞こえていないものかと思ったよ」
「集中しているのは当然ですわ。エクスカリバーは精霊ロマーニャの実体そのもの。つまり、彼女はその身で直接敵と戦ってくれているのですから、戦闘後の打ち直しに全霊を傾けるのは当然の礼儀というものですわ」
「立派な考えだね。その若さでよく、その領域に達しているものだと感心させられるよ」
戦闘では基礎型超人類であるエリエスに叶うハズのないヒイロだが、鍛冶師として武器を大切に扱う考え方には凄く共感させられたようだ
【キッチン】
ひとりで食器を洗っているミルに「暇になってしまってね。わたしも手伝うよ」と声を掛けたカルーア
「いえ…カルーアさんが…今回も大活躍した…って聞きました…ボクに任せて…お風呂入ってください…アリスさん達は…出られましたから…」
「ミルも精進しているんだね。有り難く先に入らせてもらうよ」
【お風呂場】
アリス達が数分前に出ているので、今はカルーアがひとりで入浴している。ヒイロにソードを任せたヨシュアがお風呂の前を通りかかった
ドアに顔を近づけると…中に女が1人入っているシルエットが見えた。頭部の側面に特徴的なエルフの長い耳が見える
(確か…三姉妹と吸血姫が風呂を済ませたハズだから…今はエルデスが入っているのか?…アイツ、今日も俺の事からかいやがってよォ……
そうだ!イキナリ俺に突入されたら、普段はユラユラしているアイツも絶対に焦るハズだ!よーし、復讐してやるぜ!保護者ヅラしやがってよぉ)
「ふんふんふーん…」
カルーアは家族が好きなのは当たり前だが、誰でもひとりの時間もある程度は必要なものだ。しかもエルフ族は基本、お風呂(水浴び)が大好きなのだ。なので、たまにはひとりのお風呂も楽しいカルーア。なのだが…
「ガチャリ…」ヨシュアは音を立てない様に静かにドアを開き、忍び足で脱衣所を通過する……この時、脱衣籠の中身を確認して居れば彼は間違いを犯さずに済んだのだが…
「あの伸びた耳。間違いない、エルデスがひとりで入ってるぜ(笑)」
万が一の間違いは起こせないので、磨りガラスからエルフの耳を再確認したヨシュア。背中が向けられていたので、胸のサイズは確認出来なかった
「ガラガラガラ」勢い良く浴室のトビラが開かれた
「ヒイロかい?……えっ!?」
「エルデス!お前ちょーしに乗ってんじゃねーぞ…って…あれ!?」
全裸で身体を洗っていたカルーアが振り返った先に立っているのは、腰にハンドタオルを巻いたヨシュア。目が会った後、数秒の沈黙が訪れる
「きゃー!?覗きだぁっ!」
「ち、ちげーんだ!これは!」
「何が違うって言うのさ!キミのエクスカリバーもしっかりと反応してるじゃないか!?」
「えっ!?あっ!…これは…」
ヒイロだと油断したカルーアは、まさかのヨシュアの乱入に滅多に上げない空気も切り裂かれそうな悲鳴を上げた
一方のヨシュアは、歳の近いカルーアの全裸を突然直視した刺激の強さで、彼のエクスカリバーが臨戦態勢になってしまったw
「どうしたカルーア、大丈夫か?」
「カルーアお姉様、どうしたんですのっ!?」
愛しいカルーアの悲鳴に慌てて駆け込んできたヒイロとサーシャ
「うわ~ん…わたし、ヒイロだと思って振り向いたら…ぐすっ…彼が…かれがぁ!」
悪戯好きでプライドの高いカルーアが、予想外の男に突然全裸を見られてマジ泣きしていた
「ち、ち、ち、違うんだこれは!てっきりエルデスかと思って…」
必死に言い訳をするヨシュア
「私が~どうかしましたか~?……んま~!ヨシュア様も~遂に覗きをするお年頃ですか~?私もビックリです~」
お祈りから戻ったエルデスが、最初に聞かされたのはカルーアの悲鳴だった
「カルーアお姉様の入浴を覗くだなんて許せませんの!…そりゃぁ、覗きたくなるようなロリっ娘体型は同意しますけど!」
「だから違うんだってっ!エルデスに仕返ししてやろうと思ってだなっ!」
姉2人が大好きなサーシャも、流石に彼のこの行為には怒っていた
「そんなに~私の裸が見たいのですか~?なら、今から魅せてあげますよ~」
「そういう事じゃねー!こらっ!本当に脱ぐんじゃねーよ!止めろっつってんだろ!」
騒ぎを聞き付けてお風呂場の外に居るアリスとエリエス
「……アリスお姉様も覗かれない様に注意してくださいね」
「う、うん…分かったぁ…」
「頼むから信じてくれー!!」
思春期の好奇心に負けて、覗きを働いた【エッチぃ少年】のレッテルを貼られてしまったヨシュアだった
続く
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

