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化け物たちとの遭遇編
入浴に萌える女たち
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【一軒家の夜】
メイジゴーストを撃退した彼女達は夕食を終え、お風呂に入ろうとしていた
「やったぁですわ!この家、お風呂まであるのですね!」
外に出ていたアリスとエリエスは室内の構造を知らなかったので、お風呂が付いている事を知らされ歓喜した
「ニンマリ」とした笑みを浮かべた顔を、アリスの顔に押し付けているエリエス
「えっ!?あっ、じゃじゃぁ…エリエスちゃん。アタシと一緒にぃ…は、入るぅ?」
「良いんですの?良いんですか!?もちろん!御一緒させて頂きますわ~!」
かなり強いアピールをしておきながら、さも驚いたリアクションをして喜ぶエリエス。彼女の予想外過ぎるリアクションに、サーシャに迫られている時のような身の危険を感じるアリス
「アリスお姉様と一緒のお風呂は初めてですから、私凄く嬉しいですわ!」
そう言うとエリエスはアリスの腕を掴み、グイグイお風呂場に引っ張って行った
「ちょっとぉ、エリエスちゃ~ん」
有無を言わさずにアリスを浴室の中へ引っ張って行ったエリエス。2人を見送ったカルーアとサーシャは、夕飯で使った食器を洗いながら話していた
「お風呂場はそんなに広くはありませんので、2人ずつ入るしかありませんですの」
「そうだね。エリエスさん、もの凄く姉さんと入りたそうにしてたから先に入ってもらうしかないよね………あっ!?」
そこまで口にしてカルーアは、とんでもない事に気が付いた
「と、言う訳で~サーシャはカルーアお姉様とお風呂ご一緒する事になりますの~ムフ(歓喜)」
サーシャの両眼に卑猥な企みに萌える炎が灯り、口元がいやらしく歪んでいた
「ちょっとサーシャ…お風呂場でわたしにエッチぃ事しようとか企んでないよね?(汗)」
「えー、なんの事かサーシャ分かりませんのぉ……くふふ」
カルーアは身の危険を感じた!
……………………………………………
「ふぅ、さっぱりしたぁ!カルーア、サーシャ。お風呂空いたよぉ」
「う、うん…」
「うぇへへへ!」
怯えるカルーアと、ウキウキしているサーシャが風呂に入って行った
【浴室】
「ねぇサーシャ…わたしは自分で洗うから、サーシャも自分で自分の身体を洗おうよ。ね?」
「あら?何を言ってるんですの、カルーアお姉さま。せっかくですからサーシャに洗わせて欲しいですの♪むふふ♫」
「待って!絶対、いやらしい事をしようと考えてるよね?今日は魔物退治や登山で疲れてるんだ!それに妙な気配も感じているし、不測の事態に備えて体力は温存しとくべきだよ!?」
カルーアが危惧していた通り、サーシャは自分(カルーア)と久しぶりに2人きりの入浴に欲望を放出しようと、いやらしい目付きで近付いてきた
「駄目だってば、サーシャ!あ、あぁん!」
「あは!可愛いですの、お姉さま♪」
浴室からサーシャに襲われているカルーアの悲鳴が聞こえてきて、ひきつり笑いをしているアリスとエリエス。だが、アリスは風呂場で見たエリエスの身体に興味を抱いていた
「ところでさぁ、エリエスさん。身体細いんだねぇ。あれだけのパワーがぁ、この細い腕から出てるなんて信じらんなぁぃ!」
「最近まで知らなかったのですが、もしかしたら超人類ですから肉体改造とかされていて、筋力増強しても膨らまないようになっているのかも知れませんね」
「そうなんだぁ!超人類って羨ましいなぁ!アタシなんて獣人(ヴォィド)化しちゃうと、身体が大きくなっちゃうから恥ずかしいんだよぉ!」
部屋の壁に掛けられた全身鏡で、2人の身体を見ながら話していた。まじまじとエリエスの身体に見とれているアリスだが…エリエスは暗示に掛かったかのように、その場に立ち尽くしている。それに気が付いたアリスが呼び掛けるのだが…
……………………………………………
【何処かの地下実験室】
「ドゴオォーン!」遺跡の地上の入り口付近が爆破され、エリエスが保存されているクリスタルがある部屋まで、爆発による振動が響いてきた
「お父様!あの音は?」
「奴らめ…遂にこの研究所の場所まで突き止めおったか!……かくなる上は……娘よ。今からお前を永久保存プログラムに掛ける。誰か優しい心を持った者にしか、この部屋の入り口を見つけられんように仕掛けがしてある。お前はその時を待って眠りについてくれ」
「待ってください!お父様はどうなさるおつもりですか!?」
「ワシの仲間はもう居ない、全員死んでしまった。生き残ったワシは、この装置を完成させる為に生き延びてきたのだ…それも完成した今、お前を守る為に生命を使う。これがワシの最後の仕事だ……今までありがとう娘よ……さらばだっ!」
「待ってください!お父様…私はまだ、この装置の外に出たことも無ければ、名前さえも頂いておりません。私を1人にしないでください。お父様ーっ!!」
「……………ねぇ!エリエスさん!どうしちゃったのエリエスさん!?」
アリスは鏡を覗き込んだきり、身動きひとつせず鏡を食い入るように眺めているエリエスを、何とか起こそうと必死に揺さぶっていた
「バリイィィン!!」
その時、窓ガラスが割られ先程2人を襲ったゴーストがアリスに襲いかかって来た
「ギキィッ!」
不意を突いたメイジゴーストが、アリスの血液を固まらせるため近付いてきた
「もぅ、しつこいよぉ!それならアタシが凍らせちゃうんだからァ!」
抱きつこうとしてきたメイジゴーストを、アリスは氷結(アイスクル)の能力(スキル)で凍らせようとした
「ガシャぁん!」
アリスの手から突然現れた氷に驚き、急遽避けようとしたメイジゴーストはバランスを崩し、反対側の窓のガラスにぶち当たった
「姉さん!どうしたの?」
「さっき話したゴーストが出たのぉ!」
「カルーアお姉様の予感的中ですの!」
カルーアとサーシャは先程まで着ていた服を今も着ていた
何となく邪悪な気配を僅かに感じていたカルーアが、自分にエッチぃ事をしようと必死に迫ってくるサーシャを得意の頭突きを喰らわせ制止し、話を聞かせて敵が出てくるのを待っていたのだ
「いっ、今の音は!?」
メイジゴーストが窓に突っ込んだ時のガラスが割れる派手な音で、意識を取り戻したエリエス
「あっ!待てぇ!」
メイジゴーストは形勢不利と見て、玄関の方へ飛んで逃げ出した
「今度こそ倒しましょう!」
メイジゴーストを追い掛けて玄関から外へ飛び出すアリスとエリエス
「ちょっと待ってよ!」
続いてカルーアも玄関から出ようとした時!
「うあっ!?」
カルーアの足元からドス黒い霧状のモノが吹き出し、瞬く間に彼女(カルーア)の身体を包み込んだ
「お姉様っ、大丈夫ですの!?」
遅れて来たサーシャがカルーアの身の危険を知り、手に天使族の光のエネルギーを掻き集めカルーアを包む闇の波動をうち消そうとした
「ぐべばぁっ!!」
サーシャの光のエネルギーで、全身黒色でコーディネートされた老いた伯爵の様な男が吹き飛ばされた
「ぐぬぅぅぁぁ…このワシ様を吹き飛ばすとは…貴様、タダの回復師ではないな!」
「カルーアがっ!?」
「カルーアさんがっ!?」
背後で起きたアクシデントに気が付き、メイジゴーストを追っていた2人が振り返る
「カルーアお姉様!大丈夫ですの!?お姉様ってば!」
「サーシャ!離れてぇ!!」
「えっ!?」
「貴様らはわたしのマスターの敵だな?わたしの魔法で排除する!雷龍よ踊れ【雷光龍(ジャムルフィン)】!!」
のっそりと顔を上げたカルーアが静かに両腕を上げると…小屋の外に雷が降り注ぎ、そのエネルギーがカルーアの両腕に集約された。カルーアは、サーシャ目掛けて多数の雷を放った!
いつも優しく姉(アリス)と妹(サーシャ)に接してくれる次女のカルーアが、問答無用で躊躇無くサーシャに雷撃魔法を放った!
能力の高いメイジゴーストと、闇の波動を纏う伯爵風のゴーストに強襲されている中、突然カルーアが身内に攻撃してきた。果たして何が起きているのか?この地にどんな秘密が有るのだろうか?
続く
メイジゴーストを撃退した彼女達は夕食を終え、お風呂に入ろうとしていた
「やったぁですわ!この家、お風呂まであるのですね!」
外に出ていたアリスとエリエスは室内の構造を知らなかったので、お風呂が付いている事を知らされ歓喜した
「ニンマリ」とした笑みを浮かべた顔を、アリスの顔に押し付けているエリエス
「えっ!?あっ、じゃじゃぁ…エリエスちゃん。アタシと一緒にぃ…は、入るぅ?」
「良いんですの?良いんですか!?もちろん!御一緒させて頂きますわ~!」
かなり強いアピールをしておきながら、さも驚いたリアクションをして喜ぶエリエス。彼女の予想外過ぎるリアクションに、サーシャに迫られている時のような身の危険を感じるアリス
「アリスお姉様と一緒のお風呂は初めてですから、私凄く嬉しいですわ!」
そう言うとエリエスはアリスの腕を掴み、グイグイお風呂場に引っ張って行った
「ちょっとぉ、エリエスちゃ~ん」
有無を言わさずにアリスを浴室の中へ引っ張って行ったエリエス。2人を見送ったカルーアとサーシャは、夕飯で使った食器を洗いながら話していた
「お風呂場はそんなに広くはありませんので、2人ずつ入るしかありませんですの」
「そうだね。エリエスさん、もの凄く姉さんと入りたそうにしてたから先に入ってもらうしかないよね………あっ!?」
そこまで口にしてカルーアは、とんでもない事に気が付いた
「と、言う訳で~サーシャはカルーアお姉様とお風呂ご一緒する事になりますの~ムフ(歓喜)」
サーシャの両眼に卑猥な企みに萌える炎が灯り、口元がいやらしく歪んでいた
「ちょっとサーシャ…お風呂場でわたしにエッチぃ事しようとか企んでないよね?(汗)」
「えー、なんの事かサーシャ分かりませんのぉ……くふふ」
カルーアは身の危険を感じた!
……………………………………………
「ふぅ、さっぱりしたぁ!カルーア、サーシャ。お風呂空いたよぉ」
「う、うん…」
「うぇへへへ!」
怯えるカルーアと、ウキウキしているサーシャが風呂に入って行った
【浴室】
「ねぇサーシャ…わたしは自分で洗うから、サーシャも自分で自分の身体を洗おうよ。ね?」
「あら?何を言ってるんですの、カルーアお姉さま。せっかくですからサーシャに洗わせて欲しいですの♪むふふ♫」
「待って!絶対、いやらしい事をしようと考えてるよね?今日は魔物退治や登山で疲れてるんだ!それに妙な気配も感じているし、不測の事態に備えて体力は温存しとくべきだよ!?」
カルーアが危惧していた通り、サーシャは自分(カルーア)と久しぶりに2人きりの入浴に欲望を放出しようと、いやらしい目付きで近付いてきた
「駄目だってば、サーシャ!あ、あぁん!」
「あは!可愛いですの、お姉さま♪」
浴室からサーシャに襲われているカルーアの悲鳴が聞こえてきて、ひきつり笑いをしているアリスとエリエス。だが、アリスは風呂場で見たエリエスの身体に興味を抱いていた
「ところでさぁ、エリエスさん。身体細いんだねぇ。あれだけのパワーがぁ、この細い腕から出てるなんて信じらんなぁぃ!」
「最近まで知らなかったのですが、もしかしたら超人類ですから肉体改造とかされていて、筋力増強しても膨らまないようになっているのかも知れませんね」
「そうなんだぁ!超人類って羨ましいなぁ!アタシなんて獣人(ヴォィド)化しちゃうと、身体が大きくなっちゃうから恥ずかしいんだよぉ!」
部屋の壁に掛けられた全身鏡で、2人の身体を見ながら話していた。まじまじとエリエスの身体に見とれているアリスだが…エリエスは暗示に掛かったかのように、その場に立ち尽くしている。それに気が付いたアリスが呼び掛けるのだが…
……………………………………………
【何処かの地下実験室】
「ドゴオォーン!」遺跡の地上の入り口付近が爆破され、エリエスが保存されているクリスタルがある部屋まで、爆発による振動が響いてきた
「お父様!あの音は?」
「奴らめ…遂にこの研究所の場所まで突き止めおったか!……かくなる上は……娘よ。今からお前を永久保存プログラムに掛ける。誰か優しい心を持った者にしか、この部屋の入り口を見つけられんように仕掛けがしてある。お前はその時を待って眠りについてくれ」
「待ってください!お父様はどうなさるおつもりですか!?」
「ワシの仲間はもう居ない、全員死んでしまった。生き残ったワシは、この装置を完成させる為に生き延びてきたのだ…それも完成した今、お前を守る為に生命を使う。これがワシの最後の仕事だ……今までありがとう娘よ……さらばだっ!」
「待ってください!お父様…私はまだ、この装置の外に出たことも無ければ、名前さえも頂いておりません。私を1人にしないでください。お父様ーっ!!」
「……………ねぇ!エリエスさん!どうしちゃったのエリエスさん!?」
アリスは鏡を覗き込んだきり、身動きひとつせず鏡を食い入るように眺めているエリエスを、何とか起こそうと必死に揺さぶっていた
「バリイィィン!!」
その時、窓ガラスが割られ先程2人を襲ったゴーストがアリスに襲いかかって来た
「ギキィッ!」
不意を突いたメイジゴーストが、アリスの血液を固まらせるため近付いてきた
「もぅ、しつこいよぉ!それならアタシが凍らせちゃうんだからァ!」
抱きつこうとしてきたメイジゴーストを、アリスは氷結(アイスクル)の能力(スキル)で凍らせようとした
「ガシャぁん!」
アリスの手から突然現れた氷に驚き、急遽避けようとしたメイジゴーストはバランスを崩し、反対側の窓のガラスにぶち当たった
「姉さん!どうしたの?」
「さっき話したゴーストが出たのぉ!」
「カルーアお姉様の予感的中ですの!」
カルーアとサーシャは先程まで着ていた服を今も着ていた
何となく邪悪な気配を僅かに感じていたカルーアが、自分にエッチぃ事をしようと必死に迫ってくるサーシャを得意の頭突きを喰らわせ制止し、話を聞かせて敵が出てくるのを待っていたのだ
「いっ、今の音は!?」
メイジゴーストが窓に突っ込んだ時のガラスが割れる派手な音で、意識を取り戻したエリエス
「あっ!待てぇ!」
メイジゴーストは形勢不利と見て、玄関の方へ飛んで逃げ出した
「今度こそ倒しましょう!」
メイジゴーストを追い掛けて玄関から外へ飛び出すアリスとエリエス
「ちょっと待ってよ!」
続いてカルーアも玄関から出ようとした時!
「うあっ!?」
カルーアの足元からドス黒い霧状のモノが吹き出し、瞬く間に彼女(カルーア)の身体を包み込んだ
「お姉様っ、大丈夫ですの!?」
遅れて来たサーシャがカルーアの身の危険を知り、手に天使族の光のエネルギーを掻き集めカルーアを包む闇の波動をうち消そうとした
「ぐべばぁっ!!」
サーシャの光のエネルギーで、全身黒色でコーディネートされた老いた伯爵の様な男が吹き飛ばされた
「ぐぬぅぅぁぁ…このワシ様を吹き飛ばすとは…貴様、タダの回復師ではないな!」
「カルーアがっ!?」
「カルーアさんがっ!?」
背後で起きたアクシデントに気が付き、メイジゴーストを追っていた2人が振り返る
「カルーアお姉様!大丈夫ですの!?お姉様ってば!」
「サーシャ!離れてぇ!!」
「えっ!?」
「貴様らはわたしのマスターの敵だな?わたしの魔法で排除する!雷龍よ踊れ【雷光龍(ジャムルフィン)】!!」
のっそりと顔を上げたカルーアが静かに両腕を上げると…小屋の外に雷が降り注ぎ、そのエネルギーがカルーアの両腕に集約された。カルーアは、サーシャ目掛けて多数の雷を放った!
いつも優しく姉(アリス)と妹(サーシャ)に接してくれる次女のカルーアが、問答無用で躊躇無くサーシャに雷撃魔法を放った!
能力の高いメイジゴーストと、闇の波動を纏う伯爵風のゴーストに強襲されている中、突然カルーアが身内に攻撃してきた。果たして何が起きているのか?この地にどんな秘密が有るのだろうか?
続く
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