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化け物たちとの遭遇編
魔眼の闇光
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【古代遺跡西方の大森林地帯】
「くっ!この女性(ひと)、器用な戦いをする!」
蟹モンスターのリーダー格のレキシントンと戦うアドル。彼女は水のチカラを操り、水流でアドルを攻撃したり水流に乗って高速移動を可能にしていた為、戦闘巧者のアドルも攻めきれずにいた
「さーて、コッチも楽しもうぜ。聖騎士さんよ!」
敵のBOSSであるランドルフは有能な指揮官の風格を持っていたが、自らが戦闘に入ると戦いを楽しむ戦闘狂な1面も魅せていた
「愚かですね。無益に争いを好んでも良い事などありはしませんよ!」
古代兵器【ベイオネット】を器用に扱うミャンジャムは、それなり以上に腕に自信があるのだが…攻守共にかなりの高いレベルを誇り、えげつないスピードを魅せるランドルフに苦戦していた
「これだけ俺を楽しませてくれる相手は久しぶりだぜぇ!楽しいじゃねーかっ!」
「きゃう!?」
超至近距離戦闘を得意としているランドルフは、その強固で鋭利な両手の爪でミャンジャムのランスを器用に捌き、彼女の鎧をぶん殴り彼女を突き飛ばした
「だがなっ!俺が脅威に感じているのは……氷使いの女、貴様だぁ!」
「ぬうっ!?」
ランドルフはミャンジャムと距離が空いた瞬間に方向を変え、後方で2人を支援する機会を伺っていたメリーズ目掛けて突進した
「メリーズ逃げてっ!」
「犬コロ風情が、舐めないでおくんなまし!」
メリーズは素早く氷魔法を展開しランドルフの爪を、手首から爪先まで両腕とも氷漬けにした
「うはははは!やるじゃねーか!…だがなぁ!こんなモンは!砕けば良いんだよっ!!」
ランドルフは氷漬けにされた両腕を直接、岩をも砕く勢いでぶつけ合い氷漬けを解除した
無論、そんな強引なやり方では彼の両腕は激しく損傷したのだが…
「うおらぁぁ!覚悟しやがれ!」
それ程の大怪我をしても、彼は㍉も動ぜずにメリーズに襲いかかって行く
……………………………………………
【ヘルメスの冒険者ギルド】
「今回は危なかったわ。助けてくれてありがとう。貴女の魔眼に助けられたわね」
「なーはっはっはっは!苦しゅうないぞ!もっと褒め讃えてくれて、良いんだからねぇ!!」
「全く!マリリンはちょーっと活躍すると、スグに調子に乗るから仲間として恥ずかしいピョン!」
彼ら5人はクエストを終え、達成報酬を受け取るため冒険者ギルドにやって来ていた
「僕は初めて見たんだけど…魔眼の呪いって凄いんだね。あの時、メリーズがやられる!って本当に焦ったけど、助けてもらって有難うございます!」
アドルは仲間であるメリーズを助けてくれた、ホロワーズのマリリンに丁寧にお礼を言った
「本当に助かりました。私も超至近距離型の敵との戦い方を、もう少し練り込まなければなりませんね」
古代兵器ベイオネットで戦うことで、近距離&中距離に絶大な強さを誇るミャンジャムだが…苦手な相手が判明した今回の戦いだった
「直接的なチカラばかりが手札では無い。という事でしたな~。それにしはりましても…魔獣族の魔神クラス【ランドルフ】か…逃げられたのはマズイかも知れまへんな~」
「アイツ絶対またそのうち、何か悪さをしでかすに決まってるピョン!」
部下の蟹もどきモンスターは全滅させたものの、ランドルフとレキシントンに逃げられてしまった
「しかし、あの男が言ってたことが気になるよね?」
「たしか…彼らが地上に這い出てきたルートと別のルートがあって、そこから彼らとは別の部隊が何か企んでるハズ。って話でしたよね?」
ミャンジャムとアドルは2人に逃げられたことを危惧していた。その事に対して話を聞いていたギルドマスターが意見をする
「ギルドの通信装置を使って、その事は王都にも伝えておきましたが…何か対策を練らなければ大変な事になりそうだな…」
……………………………………………
「まぁまぁ、難しいことはいったん置いといてさ!クエスト報酬もたくさん入った事だし、今日のところはパーッと楽しみましょうよ!ね、ペコラン?」
「んー、まぁ今回はマリリンのお手柄だった訳だし、今日のところは付き合ってあげるピョン」
「本当ペコラン?今夜はホテルで愛し合おうねー♪♪」
「ふざけんな!そんな事はやらねーピョンよ!ちょっと褒めたら、すぐコレだピョンw」
危ない目にあったが、マリリンの魔眼でランドルフに呪いを掛けた事で形成が逆転し、無事にヘルメスの街に帰った彼らはその報酬金で楽しく飲食するのだった
【BAR底なし】
「ガチャ」
「いらっしゃいませ3名様ですか?…あっ、メリーズ様。お久しぶりでございます」
「久しぶりどすな~。今夜はパーティ仲間も連れて来ましたさかい、よろしゅう頼んますわ♪」
聖騎士勇者隊の3人は、メリーズに引率されて街中のとあるBARにやって来た。出迎えたウェイトレスは、かつてヒイロと戦った後に彼と合体した事のあるアルテッツァだ
「へ~お洒落なお店ですね」
「メリーズがこういう店に来てたなんて驚きですわ。ところで2人は知り合いなのですか?知らぬ中には見えませんが…」
メリーズの後に入ったアドルは、店内のお洒落ながらも落ち着いた装飾を気に入ったようだ。ミャンジャムは、メリーズとウェイトレスの話し方が親しげに感じたので、日頃あまり愛想の良くないメリーズのことを考えると意外に感じていた
「ウチの姉さんが務めている職場で、何度か顔を合わせた事が有るんどす。この前、この店で働いている彼女を偶然見掛けましてな。それ以来、ミャンジャムはんらがお楽しみの夜は、ここで生き抜きさせてもろとるんよ(笑)」
「ちょっとメリーズ…恥ずかしい事をお店の中で言わないでください(照)」
つまり、ミャンジャムとアドルが夜の営みをしてる時は、気を利かせてこの店に飲みに来ているらしい
「まぁまぁ、それは置いておきましょ。今夜はパーッと飲んで寝ましょ。テルア、美味しいアルコールを運んでーな。報酬たんまりもろたからお代は気にせんでええよ♪」
……………………………………………
「ほな、聖騎士勇者隊の連勝記録更新を祝して乾杯どすえ♪カンパーイ!」
「良し!今夜は飲むぞー!」
「ちょっと2人とも…仕方ありませんね。今夜は私(ワタクシ)もお付き合い致しますわ」
魔界から来たという者たちを退けた聖騎士勇者隊は、今夜はこの店で気持ち良く飲み明かした
【ベイ城】
その頃、有栖と優輝。ベイとアナンナの合同結婚式を明日に控えているベイの部屋では…
「ぬおーっ!遅い!いくら何でも遅過ぎやしないか?もう、かれこれ90分を超えたぞ……女の支度は時間が掛かると言っても、流石に遅過ぎだろーが!…こうなったら、俺の方から迎えに行くか!」
元々ベイの私室はお世話役の者たちが毎日の様に掃除してくれている為、彼が掃除に模様替えをしたところで大した時間は潰せなかった
身だしなみを整えようと風呂にも入りもしたが、遂にする事が無くなり我慢も苦手な彼は、ただ待つことに限界を迎えた
この城の最上階の西側に彼の部屋、200メートル先の東端に下への階段がある。安全面の為、この階には他に部屋が無い。その代わり壁の全面に描かれた絵画の中に数百のクリスタルが埋め込まれている
それは走って移動する者、もしくは飛行して移動する者を狙い、魔力光線を照射するセキュリティになっていた
無論、仮に寝込みを襲われたとて、大概の猛者も引き返す(もしくは返り討ちに合う)事になるベイの強さなのだが…
「コンコン…」
「アナンナ居るか?すまんな待つ。と言っておきながら退屈だったので俺の方から足を運んだ………アナンナ、寝てるのか?」
その東の階段を降りてスグの所にアナンナの部屋がある。ベイの私室のある最上階への1番近い場所に警護を兼ねて、魔導師長の彼女の部屋を用意しているのだが…
「着替えていたらスマン!……開けるぞ!…アナンナ?…何ぃっ!?」
約束の時間を過ぎても現れないアナンナを心配し(待ちきれず)、自分から迎えに来たベイが彼女の室内を見た途端、目の前にある予想外の光景に彼は驚愕した!
続く
「くっ!この女性(ひと)、器用な戦いをする!」
蟹モンスターのリーダー格のレキシントンと戦うアドル。彼女は水のチカラを操り、水流でアドルを攻撃したり水流に乗って高速移動を可能にしていた為、戦闘巧者のアドルも攻めきれずにいた
「さーて、コッチも楽しもうぜ。聖騎士さんよ!」
敵のBOSSであるランドルフは有能な指揮官の風格を持っていたが、自らが戦闘に入ると戦いを楽しむ戦闘狂な1面も魅せていた
「愚かですね。無益に争いを好んでも良い事などありはしませんよ!」
古代兵器【ベイオネット】を器用に扱うミャンジャムは、それなり以上に腕に自信があるのだが…攻守共にかなりの高いレベルを誇り、えげつないスピードを魅せるランドルフに苦戦していた
「これだけ俺を楽しませてくれる相手は久しぶりだぜぇ!楽しいじゃねーかっ!」
「きゃう!?」
超至近距離戦闘を得意としているランドルフは、その強固で鋭利な両手の爪でミャンジャムのランスを器用に捌き、彼女の鎧をぶん殴り彼女を突き飛ばした
「だがなっ!俺が脅威に感じているのは……氷使いの女、貴様だぁ!」
「ぬうっ!?」
ランドルフはミャンジャムと距離が空いた瞬間に方向を変え、後方で2人を支援する機会を伺っていたメリーズ目掛けて突進した
「メリーズ逃げてっ!」
「犬コロ風情が、舐めないでおくんなまし!」
メリーズは素早く氷魔法を展開しランドルフの爪を、手首から爪先まで両腕とも氷漬けにした
「うはははは!やるじゃねーか!…だがなぁ!こんなモンは!砕けば良いんだよっ!!」
ランドルフは氷漬けにされた両腕を直接、岩をも砕く勢いでぶつけ合い氷漬けを解除した
無論、そんな強引なやり方では彼の両腕は激しく損傷したのだが…
「うおらぁぁ!覚悟しやがれ!」
それ程の大怪我をしても、彼は㍉も動ぜずにメリーズに襲いかかって行く
……………………………………………
【ヘルメスの冒険者ギルド】
「今回は危なかったわ。助けてくれてありがとう。貴女の魔眼に助けられたわね」
「なーはっはっはっは!苦しゅうないぞ!もっと褒め讃えてくれて、良いんだからねぇ!!」
「全く!マリリンはちょーっと活躍すると、スグに調子に乗るから仲間として恥ずかしいピョン!」
彼ら5人はクエストを終え、達成報酬を受け取るため冒険者ギルドにやって来ていた
「僕は初めて見たんだけど…魔眼の呪いって凄いんだね。あの時、メリーズがやられる!って本当に焦ったけど、助けてもらって有難うございます!」
アドルは仲間であるメリーズを助けてくれた、ホロワーズのマリリンに丁寧にお礼を言った
「本当に助かりました。私も超至近距離型の敵との戦い方を、もう少し練り込まなければなりませんね」
古代兵器ベイオネットで戦うことで、近距離&中距離に絶大な強さを誇るミャンジャムだが…苦手な相手が判明した今回の戦いだった
「直接的なチカラばかりが手札では無い。という事でしたな~。それにしはりましても…魔獣族の魔神クラス【ランドルフ】か…逃げられたのはマズイかも知れまへんな~」
「アイツ絶対またそのうち、何か悪さをしでかすに決まってるピョン!」
部下の蟹もどきモンスターは全滅させたものの、ランドルフとレキシントンに逃げられてしまった
「しかし、あの男が言ってたことが気になるよね?」
「たしか…彼らが地上に這い出てきたルートと別のルートがあって、そこから彼らとは別の部隊が何か企んでるハズ。って話でしたよね?」
ミャンジャムとアドルは2人に逃げられたことを危惧していた。その事に対して話を聞いていたギルドマスターが意見をする
「ギルドの通信装置を使って、その事は王都にも伝えておきましたが…何か対策を練らなければ大変な事になりそうだな…」
……………………………………………
「まぁまぁ、難しいことはいったん置いといてさ!クエスト報酬もたくさん入った事だし、今日のところはパーッと楽しみましょうよ!ね、ペコラン?」
「んー、まぁ今回はマリリンのお手柄だった訳だし、今日のところは付き合ってあげるピョン」
「本当ペコラン?今夜はホテルで愛し合おうねー♪♪」
「ふざけんな!そんな事はやらねーピョンよ!ちょっと褒めたら、すぐコレだピョンw」
危ない目にあったが、マリリンの魔眼でランドルフに呪いを掛けた事で形成が逆転し、無事にヘルメスの街に帰った彼らはその報酬金で楽しく飲食するのだった
【BAR底なし】
「ガチャ」
「いらっしゃいませ3名様ですか?…あっ、メリーズ様。お久しぶりでございます」
「久しぶりどすな~。今夜はパーティ仲間も連れて来ましたさかい、よろしゅう頼んますわ♪」
聖騎士勇者隊の3人は、メリーズに引率されて街中のとあるBARにやって来た。出迎えたウェイトレスは、かつてヒイロと戦った後に彼と合体した事のあるアルテッツァだ
「へ~お洒落なお店ですね」
「メリーズがこういう店に来てたなんて驚きですわ。ところで2人は知り合いなのですか?知らぬ中には見えませんが…」
メリーズの後に入ったアドルは、店内のお洒落ながらも落ち着いた装飾を気に入ったようだ。ミャンジャムは、メリーズとウェイトレスの話し方が親しげに感じたので、日頃あまり愛想の良くないメリーズのことを考えると意外に感じていた
「ウチの姉さんが務めている職場で、何度か顔を合わせた事が有るんどす。この前、この店で働いている彼女を偶然見掛けましてな。それ以来、ミャンジャムはんらがお楽しみの夜は、ここで生き抜きさせてもろとるんよ(笑)」
「ちょっとメリーズ…恥ずかしい事をお店の中で言わないでください(照)」
つまり、ミャンジャムとアドルが夜の営みをしてる時は、気を利かせてこの店に飲みに来ているらしい
「まぁまぁ、それは置いておきましょ。今夜はパーッと飲んで寝ましょ。テルア、美味しいアルコールを運んでーな。報酬たんまりもろたからお代は気にせんでええよ♪」
……………………………………………
「ほな、聖騎士勇者隊の連勝記録更新を祝して乾杯どすえ♪カンパーイ!」
「良し!今夜は飲むぞー!」
「ちょっと2人とも…仕方ありませんね。今夜は私(ワタクシ)もお付き合い致しますわ」
魔界から来たという者たちを退けた聖騎士勇者隊は、今夜はこの店で気持ち良く飲み明かした
【ベイ城】
その頃、有栖と優輝。ベイとアナンナの合同結婚式を明日に控えているベイの部屋では…
「ぬおーっ!遅い!いくら何でも遅過ぎやしないか?もう、かれこれ90分を超えたぞ……女の支度は時間が掛かると言っても、流石に遅過ぎだろーが!…こうなったら、俺の方から迎えに行くか!」
元々ベイの私室はお世話役の者たちが毎日の様に掃除してくれている為、彼が掃除に模様替えをしたところで大した時間は潰せなかった
身だしなみを整えようと風呂にも入りもしたが、遂にする事が無くなり我慢も苦手な彼は、ただ待つことに限界を迎えた
この城の最上階の西側に彼の部屋、200メートル先の東端に下への階段がある。安全面の為、この階には他に部屋が無い。その代わり壁の全面に描かれた絵画の中に数百のクリスタルが埋め込まれている
それは走って移動する者、もしくは飛行して移動する者を狙い、魔力光線を照射するセキュリティになっていた
無論、仮に寝込みを襲われたとて、大概の猛者も引き返す(もしくは返り討ちに合う)事になるベイの強さなのだが…
「コンコン…」
「アナンナ居るか?すまんな待つ。と言っておきながら退屈だったので俺の方から足を運んだ………アナンナ、寝てるのか?」
その東の階段を降りてスグの所にアナンナの部屋がある。ベイの私室のある最上階への1番近い場所に警護を兼ねて、魔導師長の彼女の部屋を用意しているのだが…
「着替えていたらスマン!……開けるぞ!…アナンナ?…何ぃっ!?」
約束の時間を過ぎても現れないアナンナを心配し(待ちきれず)、自分から迎えに来たベイが彼女の室内を見た途端、目の前にある予想外の光景に彼は驚愕した!
続く
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