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化け物たちとの遭遇編
超ミニスカート
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【ヘルメス街のレストラン】
「地下深くにあるとされる魔界から来た者の中での猛者。地上で言えばSランクに当たる戦士たちの事を【魔人】と呼んでるのか…」
エルドラ山脈での戦闘などの情報を渡した代わりに、最近話題になっている魔界から訪れたらしい魔獣族について聞いている2人
「しかも、その魔人とパートナーらしき魔法使いが、全員Sランクパーティの【聖騎士勇者隊】から逃げ延びて、西の森に潜伏してるんだね?ヒイロ、これは用心しないとイケないね…」
「ま、私が聞いた話はそんなとこかな?」
「ありがとうシャルル。助かるよ」
「い、良いのよ。ヒイロの助けになるのなら、こんな事くらいお易い御……」
「全く……ヒイロに褒められるとスグにメスの顔を出しちゃってさ。嫌だイヤだね」
「何ですって!?…エルフっ娘は相変わらず生意気ね!幼い嫁候補のひとりの癖にさ!」
「なに言ってんのさ!アリス姉さんもサーシャも、ヒイロはわたしに譲ってくれてるんだよ!嫁候補じゃなくて本妻なんだよ!」
本来カルーアとシャルルは、そんなに相性が悪いわけでもなさそうなのだが…ヒイロの話になると途端にイガミ合うのは変わらないようだw
「なぁ2人とも…たまには俺の前で仲良い姿を見せてくれないかなぁ…そうだ!何か買ってあげるからさ!」
いつも言い合いする姿ばかり見せられてるヒイロは、例え物で釣ろうとも2人を仲良くさせたかった
「何だいヒイロ、わたし達を物で釣ろう。って言うのかい?」
「あっ!?あー、ごめんねヒイロ。嫌な顔させちゃって…いつも騒がしくしちゃって申し訳無かったわ」
ヒイロの事で口喧嘩の延長を続けてしまったカルーアに対して、シャルルは素直に迷惑をかけた事をヒイロに謝罪した
「うっ!シャルルの癖に気遣い出来るじゃないか…これじゃ、わたしだけが聞き分けのない子供みたいに見えるじゃないか…」
ヒイロの気遣いを即座に汲み取ったシャルルと、ソレにさえ突っかかってしまった自分を恥ずかしがるカルーア
「まぁ、人生経験の差よね!…とっ、ソレは置いといて…。カルーア、アンタいっつも同じような私服よね?ヒイロの本妻だ!って言うんなら、もう少し見た目を気にしたら?」
「そ、そんなこと言われたって…孤児院出のわたしにお洒落なんて…分かるわけが…」
「なるほど、なるほど確かにね。仕方ないわね。ここはシャルルお姉さんに任せなさいよ!」
カルーアの困った顔が見れたシャルルは気分が晴れたのか?今からカルーアの為に服屋に同行し、彼女に似合う服を見繕ってくれるようだ
【カジュアルショップ】
「お待たせー!どうヒイロ、カルーアってば良い感じじゃない?」
「おおーっ!」
「ねぇ、スカート少し短すぎないかい?風が吹いたら簡単に見えちゃいそうなんだけど…」
「今、ヘルメスの若い女の子達の間で流行ってるブランドの服なんだけどさ、ほら!魔物の活性化で物流が上手く流れてないでしょ?サイズのストックが少ないらしいから種類も限られていてね、その中での売れ筋なの。我慢してやってよ」
「いや!イイ!凄く良いゾっ!ナイスだよシャルル、ありがとうな!」
「お役に立てて良かったわ。それじゃあね御2人さん、私は冒険者ギルドに顔出しておくわ」
(くふふ。エルフっ娘め、その恥ずかしい超ミニスカートでヒイロの前で醜態を晒したら良いんだわ!くふふふふふ(笑))
シャルルはいつも突っかかられる仕返しを込めて、ワザとサイズダウンのスカートを選んだのだが…予想に反してカルーアは…
「あの…その…シャルルさん。ありがと…ヒイロが喜んでくれたし…礼を言うよ…」
シャルルとは、いつも言い争いするのが当たり前すぎて礼を言うのが恥ずかしいカルーアだったが、ヒイロが喜んでくれたことの方が大きいので今更照れくさかったが、改めてシャルルに礼を言った
「えっ!?…あ、別に良いのよ、この程度…」
(な、なによエルフっ娘ったら…素直に礼を言うなんて……少し悪いことしちゃったかな?)
カルーアとシャルルの仲の悪さが、カルーアに超ミニスカートを履かせることになったが、ヒイロだけはその事を喜んでいた
【宿屋ミソノ】
「いらっしゃいませ!宿屋ミソノへようこそ!」
「おふたりは、休憩ですかっ?宿泊ですかっ?…失礼ですが、ご予約頂いておりましたでしょうか!っ」
カルーアとヒイロが、ヨシュアからもらっていた宿屋の玄関ドアを開けると…威勢の良い少女2人に声を掛けられた
「ヨシュアという男の子と、エルデスという女の子が部屋を借りていると思うのですが…急な話なのですけど2人に俺の家に泊まってもらう事になって、代わりに俺たちがここを利用させてもらいたいのですが宜しいですか?」
「失礼ですがお客様っ!当宿屋ではお客様同士でのKeyの貸し借りはっ、お断りさせて頂いているのですがっ!?」
「ちょっと。お姉さん、お姉さん…」
「なぁにミカン?」
「この2人って…有名な鍛冶師のヒイロさんと、獣神討伐で英雄になったSランクエルフのカルーアさんじゃないかな?」
「えっ!?……あっ!本当だっ!って事はドリアンも良くお世話になっている人なのではっ!?」
2人はこの宿屋のマニュアルに従って、ヒイロとカルーアに断りを入れようとしていたのだが…彼等がこの街の有名人である事を知るとコソコソと相談を始めた
「えっと…すいません。奥のテーブルでお話しますので…とりあえずお手荷物は脇に置いていただいて…少しお時間を…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ヒイロとカルーアの2人と話してくれたのが、姉妹の姉であるオレンジさん。シャキシャキ話す元気娘が妹のミカンらしい
姉妹は同じ孤児院で育ったのだが…ガラの悪い孤児に何度か意地悪されていたのを助けてくれたのがドリアンと言う男で、2年前に街長(マチオサ)に3人揃って引き取ってもらってからは、姉妹はこの宿屋の看板娘として働き、ドリアンは Bランク戦士の冒険者になってからは、宿屋の護衛と宿屋の横の自然公園の警護をして生活をしているようだ
「ですので、ドリアンも何度かヒイロさんに武器防具の修理をしてもらったと思います。だから…本当は駄目なんですけど…今回は特別にオーケーします。…あっ、でも…くれぐれも内緒にして下さいね。お願いしますよ」
「ありがとう助かるよ」
「それでわたし達の部屋は何処なんだい?」
「はい。2階の奥正面の部屋になります。後ろに見える階段を登ったら、真っ直ぐ突き当たりがその部屋になります」
オレンジさんは見た目カルーアと同じくらいの年齢に見えるが…まるでサーシャの様に他人に対して、丁寧な口調で説明してくれた
「どうするヒイロ、部屋に行く?」
「ん~、まだ休むには早いかな?反対側とは言え、同じ街から来たから疲れてもいないしな…」
「それでしたら!自然公園に行かれてはいかがですか?21時までは遊具も利用可能ですし…えーと、まだ2時間ほどありますよ」
「そうだね、せっかくだから見に行こうよヒイロ!」
「ヨシッ!そうするか!」
エルフ族であるカルーアは、自然公園に興味津々な様子で笑顔を浮かべている。ヒイロにこの笑顔を曇らせる選択肢などあるハズがないので、今から一緒に出掛ける事にした
「あの!要らぬ事をお聞きしますが…お2人はカップルなのでしょうか?…いえ、とても仲が良さそうに見えまして…羨ましいな、と」
「カップルじゃなくて、わたしはヒイロの本妻だよ!まだ13だから結婚式はしてないけどね!」
今日のご機嫌なカルーアは、いつもと違い初対面の人に対してもヒイロとの仲を誤魔化すような発言はせずに、堂々と自己アピールをしていた
「お荷物は部屋に運んでおきます。食事は…済ませられているのですね?…では、デザートとお飲み物を用意しておきますので、ゆっくり楽しんできてください」
そう言うとオレンジは2人の荷物を、2人が泊まる部屋に運び始めた
「んっ!?お客さんお出掛けっ?…自然公園にっ?ドリアンが見廻りしてると思うよっ。顔はイカついけど優しいからさっ、話し掛けてあげてよっ!」
隣にある自然公園に行こうとして玄関に行くと、受け付けに座っている姉妹の元気な娘の方のミカンから簡単な説明を受けた2人は、自然公園へと向かって出掛けた
続く
「地下深くにあるとされる魔界から来た者の中での猛者。地上で言えばSランクに当たる戦士たちの事を【魔人】と呼んでるのか…」
エルドラ山脈での戦闘などの情報を渡した代わりに、最近話題になっている魔界から訪れたらしい魔獣族について聞いている2人
「しかも、その魔人とパートナーらしき魔法使いが、全員Sランクパーティの【聖騎士勇者隊】から逃げ延びて、西の森に潜伏してるんだね?ヒイロ、これは用心しないとイケないね…」
「ま、私が聞いた話はそんなとこかな?」
「ありがとうシャルル。助かるよ」
「い、良いのよ。ヒイロの助けになるのなら、こんな事くらいお易い御……」
「全く……ヒイロに褒められるとスグにメスの顔を出しちゃってさ。嫌だイヤだね」
「何ですって!?…エルフっ娘は相変わらず生意気ね!幼い嫁候補のひとりの癖にさ!」
「なに言ってんのさ!アリス姉さんもサーシャも、ヒイロはわたしに譲ってくれてるんだよ!嫁候補じゃなくて本妻なんだよ!」
本来カルーアとシャルルは、そんなに相性が悪いわけでもなさそうなのだが…ヒイロの話になると途端にイガミ合うのは変わらないようだw
「なぁ2人とも…たまには俺の前で仲良い姿を見せてくれないかなぁ…そうだ!何か買ってあげるからさ!」
いつも言い合いする姿ばかり見せられてるヒイロは、例え物で釣ろうとも2人を仲良くさせたかった
「何だいヒイロ、わたし達を物で釣ろう。って言うのかい?」
「あっ!?あー、ごめんねヒイロ。嫌な顔させちゃって…いつも騒がしくしちゃって申し訳無かったわ」
ヒイロの事で口喧嘩の延長を続けてしまったカルーアに対して、シャルルは素直に迷惑をかけた事をヒイロに謝罪した
「うっ!シャルルの癖に気遣い出来るじゃないか…これじゃ、わたしだけが聞き分けのない子供みたいに見えるじゃないか…」
ヒイロの気遣いを即座に汲み取ったシャルルと、ソレにさえ突っかかってしまった自分を恥ずかしがるカルーア
「まぁ、人生経験の差よね!…とっ、ソレは置いといて…。カルーア、アンタいっつも同じような私服よね?ヒイロの本妻だ!って言うんなら、もう少し見た目を気にしたら?」
「そ、そんなこと言われたって…孤児院出のわたしにお洒落なんて…分かるわけが…」
「なるほど、なるほど確かにね。仕方ないわね。ここはシャルルお姉さんに任せなさいよ!」
カルーアの困った顔が見れたシャルルは気分が晴れたのか?今からカルーアの為に服屋に同行し、彼女に似合う服を見繕ってくれるようだ
【カジュアルショップ】
「お待たせー!どうヒイロ、カルーアってば良い感じじゃない?」
「おおーっ!」
「ねぇ、スカート少し短すぎないかい?風が吹いたら簡単に見えちゃいそうなんだけど…」
「今、ヘルメスの若い女の子達の間で流行ってるブランドの服なんだけどさ、ほら!魔物の活性化で物流が上手く流れてないでしょ?サイズのストックが少ないらしいから種類も限られていてね、その中での売れ筋なの。我慢してやってよ」
「いや!イイ!凄く良いゾっ!ナイスだよシャルル、ありがとうな!」
「お役に立てて良かったわ。それじゃあね御2人さん、私は冒険者ギルドに顔出しておくわ」
(くふふ。エルフっ娘め、その恥ずかしい超ミニスカートでヒイロの前で醜態を晒したら良いんだわ!くふふふふふ(笑))
シャルルはいつも突っかかられる仕返しを込めて、ワザとサイズダウンのスカートを選んだのだが…予想に反してカルーアは…
「あの…その…シャルルさん。ありがと…ヒイロが喜んでくれたし…礼を言うよ…」
シャルルとは、いつも言い争いするのが当たり前すぎて礼を言うのが恥ずかしいカルーアだったが、ヒイロが喜んでくれたことの方が大きいので今更照れくさかったが、改めてシャルルに礼を言った
「えっ!?…あ、別に良いのよ、この程度…」
(な、なによエルフっ娘ったら…素直に礼を言うなんて……少し悪いことしちゃったかな?)
カルーアとシャルルの仲の悪さが、カルーアに超ミニスカートを履かせることになったが、ヒイロだけはその事を喜んでいた
【宿屋ミソノ】
「いらっしゃいませ!宿屋ミソノへようこそ!」
「おふたりは、休憩ですかっ?宿泊ですかっ?…失礼ですが、ご予約頂いておりましたでしょうか!っ」
カルーアとヒイロが、ヨシュアからもらっていた宿屋の玄関ドアを開けると…威勢の良い少女2人に声を掛けられた
「ヨシュアという男の子と、エルデスという女の子が部屋を借りていると思うのですが…急な話なのですけど2人に俺の家に泊まってもらう事になって、代わりに俺たちがここを利用させてもらいたいのですが宜しいですか?」
「失礼ですがお客様っ!当宿屋ではお客様同士でのKeyの貸し借りはっ、お断りさせて頂いているのですがっ!?」
「ちょっと。お姉さん、お姉さん…」
「なぁにミカン?」
「この2人って…有名な鍛冶師のヒイロさんと、獣神討伐で英雄になったSランクエルフのカルーアさんじゃないかな?」
「えっ!?……あっ!本当だっ!って事はドリアンも良くお世話になっている人なのではっ!?」
2人はこの宿屋のマニュアルに従って、ヒイロとカルーアに断りを入れようとしていたのだが…彼等がこの街の有名人である事を知るとコソコソと相談を始めた
「えっと…すいません。奥のテーブルでお話しますので…とりあえずお手荷物は脇に置いていただいて…少しお時間を…」
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ヒイロとカルーアの2人と話してくれたのが、姉妹の姉であるオレンジさん。シャキシャキ話す元気娘が妹のミカンらしい
姉妹は同じ孤児院で育ったのだが…ガラの悪い孤児に何度か意地悪されていたのを助けてくれたのがドリアンと言う男で、2年前に街長(マチオサ)に3人揃って引き取ってもらってからは、姉妹はこの宿屋の看板娘として働き、ドリアンは Bランク戦士の冒険者になってからは、宿屋の護衛と宿屋の横の自然公園の警護をして生活をしているようだ
「ですので、ドリアンも何度かヒイロさんに武器防具の修理をしてもらったと思います。だから…本当は駄目なんですけど…今回は特別にオーケーします。…あっ、でも…くれぐれも内緒にして下さいね。お願いしますよ」
「ありがとう助かるよ」
「それでわたし達の部屋は何処なんだい?」
「はい。2階の奥正面の部屋になります。後ろに見える階段を登ったら、真っ直ぐ突き当たりがその部屋になります」
オレンジさんは見た目カルーアと同じくらいの年齢に見えるが…まるでサーシャの様に他人に対して、丁寧な口調で説明してくれた
「どうするヒイロ、部屋に行く?」
「ん~、まだ休むには早いかな?反対側とは言え、同じ街から来たから疲れてもいないしな…」
「それでしたら!自然公園に行かれてはいかがですか?21時までは遊具も利用可能ですし…えーと、まだ2時間ほどありますよ」
「そうだね、せっかくだから見に行こうよヒイロ!」
「ヨシッ!そうするか!」
エルフ族であるカルーアは、自然公園に興味津々な様子で笑顔を浮かべている。ヒイロにこの笑顔を曇らせる選択肢などあるハズがないので、今から一緒に出掛ける事にした
「あの!要らぬ事をお聞きしますが…お2人はカップルなのでしょうか?…いえ、とても仲が良さそうに見えまして…羨ましいな、と」
「カップルじゃなくて、わたしはヒイロの本妻だよ!まだ13だから結婚式はしてないけどね!」
今日のご機嫌なカルーアは、いつもと違い初対面の人に対してもヒイロとの仲を誤魔化すような発言はせずに、堂々と自己アピールをしていた
「お荷物は部屋に運んでおきます。食事は…済ませられているのですね?…では、デザートとお飲み物を用意しておきますので、ゆっくり楽しんできてください」
そう言うとオレンジは2人の荷物を、2人が泊まる部屋に運び始めた
「んっ!?お客さんお出掛けっ?…自然公園にっ?ドリアンが見廻りしてると思うよっ。顔はイカついけど優しいからさっ、話し掛けてあげてよっ!」
隣にある自然公園に行こうとして玄関に行くと、受け付けに座っている姉妹の元気な娘の方のミカンから簡単な説明を受けた2人は、自然公園へと向かって出掛けた
続く
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