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憎奪戦争編
サプライズイベント
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【アルバート家の夜】
マリニウム地方で様々な思惑が交差して今後、世界に大きな影響を与える事になる。そんな出来事の渦が起きようとしている頃……
珍しくアルバート家では、信じられないくらい穏やかな時間が流れていた
「ご馳走様でしたぁ!」
「ご馳走様でしたの!」
8人で晩ご飯を平和に食べ終えていた
そして、いつもの組み合わせで3組みに別れお風呂を済ませてから…サプライズが起きた!
ソレは、まずミルの言葉から始まった
「すみません…あの…サメ焼き屋のグレイスさんから…前から…頼まれている事が…あるんですけど…仕事が好調だから…新人を雇ったらしいんです…それで、その人が使える様になるまで…手伝いに…来て欲しいと言われて…今から数日間…留守にしたいんですけど…宜しいでしょうか?」
ミルの意見を分かりやすく整理して説明すると……ヘルメスの街に【サメ焼き屋】を出店して早4ヶ月。街の味として認められ安定したお客さんの数になったので、新しく人を雇ったのだが…その人が手放しで1人前に働ける様になるまで、手が空いたら手伝いに来て欲しい!
と頼まれていたようだ
「そうだな、サーシャも居るしエルデスさんも居るから、ミルが数日間留守にしても食事や家事に困りはしないな」
ヒイロの言うように、今のメンツならミルが居なくてもアルバート家の家事は余裕で回るのだ
「ミルくん。アテにされてるんだねぇ!」
「手助けしてきてあげると良いね」
アリスもカルーアも同意した。サーシャは何やら思うところがあるようだ。ゆっくりとミルに近寄ると…
「ねぇミル…」
「は、はい?」
サーシャはミルを見つめて少し考えた後、彼を手招きした。彼がすぐ横まで来ると…
「あのね…応援してますの……(*´³`*) ちゅ!頑張ってきて欲しいですの♪」
「はひぇ!?あ、あぁ!」
珍しくサーシャが乙女の顔をしてミルの頬にKissをした。スキンシップの激しいサーシャの意外な行動にみんな驚いた。おそらくミルが1番驚いていただろう
(良かった…サーシャさんに…大切に思われていたんだ…嬉しいなぁ…)
元々、色々出来るサーシャに自分では釣り合わないと自信なさげだったミル。サーシャが天使族として目上過ぎる存在になってからは、いっそう自分を卑下している1面があったので頬へのKissは、かなりのサプライズだっただろう
「それでは、行ってきますね!」
どもりながら話すクセのあるミルが、ハキハキと話して出掛けて行った事にも、その嬉しさが溢れ出ていた
そしてミルはグレイスたちの元へ…これでアルバート家には7人になった。そしたら何か閃いたエルデスがアリスの元に来て、他に聞こえないように何か頼んでいる
「うん、良いよぉ!」
何を頼まれたのかは分からないが…アリスは何の抵抗もなく頼みを聞き入れていた
(何だろう?…まぁ良いか。俺はいつも通りカルーアと寝るだけだな……ん!?1人少ないんだから…今夜は久しぶりに熱い夜を過ごせそうだな♪)
今夜は久しぶりにカルーアと、楽しい夜になりそうだ!と期待に胸を膨らませたヒイロが、1番手で自室に入って行った
「コンコン!」
ヒイロの部屋のドアがknockされた
「どうかしたのか?入って来いよ…」
「ガチャ」
カルーアがknockするなんて珍しい事だ。それだけ2人で一緒に寝るのは当たり前になっていたから、なのだが……
「えっ!?えぇ!!どうしたんですか?」
「あ、あの~今夜は一緒に~寝てもらって宜しいですか~?」
なんと!!入って来たのはエルデスだった。この部屋にベッドは、キングサイズひとつしか無いのだ。オマケにエルデスは普段から薄着過ぎるのが度々(たびたび)問題になっているのだが…やはり、寝巻きも薄着だった
どうして自分と一緒に寝るのか?当然だが、彼女に質問するヒイロ
「今回のアリスさんの~お弁当事件で~ヨシュア様は~思いやりと気配りのある行動が~出来ましたので~ご褒美に~2人で寝る夜を~体験させてあげたいな~と、思いまして~」
人が減った機会にイチャイチャするキッカケを作りたい。と考えていたのは、エルデスも同じだったようだ。ただ、彼女の場合は自分ではなく仕えるべきヨシュアに対してなのだが…
「それで~申し訳無いのですが~ヒイロさんには~私と寝て頂きたいのです~色気の無い私で申し訳ないのですけど~」
と、エルデスは言っているのだが…
(いやいやいやいや!エルデスちゃんの発育具合はヤバいだろっ!特に胸部装甲の破壊力は凄まじいんだよなぁ……俺、朝まで我慢出来んのか!?)
11歳のエルフとは、とても思えない胸をしているエルデスと、イキナリひとつのベッドで1夜を共にする事になった彼の理性が試される事になった!
【増設した寝室】
ここではアリスとヨシュアだけが居る
この部屋にはノーマルサイズのベッドが2つ、少し離れて置いてあるのだが…
「へ、変な事はしないからな!あ、安心して寝て…い、良いんだじょ?…うおっ!?」
エルデスからの提案でイキナリ、アリスと2人きりの夜を過ごすことになったヨシュアは、ハッキリ言って緊張しているのだが…
「えぇ!?寂しいよぉ…ベッド引っつけてぇ、一緒に寝ようよぉ…」
純粋無垢なアリスは歳の近いヨシュアと一緒に寝ることに対して、変な心配などはしていなかった
むしろ、今まで付き合った3人の男とは、全員肌を重ね合う関係に及んでいるので…むしろヨシュアがウブなネンネ状態だった
「し、仕方ねーな。一緒に寝るだけだからな。あんまベタベタすんじゃねーぞ…」
逆にヨシュアの方が、緊張で眠れない夜を過ごすことになってしまった。と、言うことは、残りの1組みは…と言うと…
【三姉妹の部屋】
「お、お、お姉さま……おひ、お久しぶりに一緒に寝ることになりますののね!」
「ふふ。どうしたんだいサーシャ?まさか、緊張しているのかい?(笑)」
「だって…同じ布団で一緒に寝るのは久しぶりなんですもの…」
いつもサーシャの方からカルーアに性的なスキンシップを一方的にしているのが、いつもの事なのだが…予想外の棚ぼた的な展開に不覚にも動揺しているサーシャ
(我が家でカルーアお姉さまと一緒に寝るなんて!!…一体いつ以来かしら?あぁ!夢にまで見たカルーアお姉さまとの甘い夜が!こんな唐突に訪れるなんてっ!…サーシャは、心の準備が出来ていま…)
サーシャが、この好機を逃さずカルーアにエッチぃスキンシップを仕掛けようとした、その時だった!サーシャのお腹に顔が埋められた
「んぅ…サーシャママ。大しゅき…」
コハラコがサーシャに向かいあわせで、顔をサーシャのお腹辺りにうずめてきた!
(ふぬおおおっ!!カルーアお姉さまにぃ!あんな事や、あんな激しい事をしたいですのにぃ!!)
流石に5歳児(見た目こそ吸血姫の能力で10歳児だが…)のコハラコに、密着されている状態ではエッチぃ行為には及ぶことが出来ずに、涙で枕を濡らす夜になったサーシャだった
続く
マリニウム地方で様々な思惑が交差して今後、世界に大きな影響を与える事になる。そんな出来事の渦が起きようとしている頃……
珍しくアルバート家では、信じられないくらい穏やかな時間が流れていた
「ご馳走様でしたぁ!」
「ご馳走様でしたの!」
8人で晩ご飯を平和に食べ終えていた
そして、いつもの組み合わせで3組みに別れお風呂を済ませてから…サプライズが起きた!
ソレは、まずミルの言葉から始まった
「すみません…あの…サメ焼き屋のグレイスさんから…前から…頼まれている事が…あるんですけど…仕事が好調だから…新人を雇ったらしいんです…それで、その人が使える様になるまで…手伝いに…来て欲しいと言われて…今から数日間…留守にしたいんですけど…宜しいでしょうか?」
ミルの意見を分かりやすく整理して説明すると……ヘルメスの街に【サメ焼き屋】を出店して早4ヶ月。街の味として認められ安定したお客さんの数になったので、新しく人を雇ったのだが…その人が手放しで1人前に働ける様になるまで、手が空いたら手伝いに来て欲しい!
と頼まれていたようだ
「そうだな、サーシャも居るしエルデスさんも居るから、ミルが数日間留守にしても食事や家事に困りはしないな」
ヒイロの言うように、今のメンツならミルが居なくてもアルバート家の家事は余裕で回るのだ
「ミルくん。アテにされてるんだねぇ!」
「手助けしてきてあげると良いね」
アリスもカルーアも同意した。サーシャは何やら思うところがあるようだ。ゆっくりとミルに近寄ると…
「ねぇミル…」
「は、はい?」
サーシャはミルを見つめて少し考えた後、彼を手招きした。彼がすぐ横まで来ると…
「あのね…応援してますの……(*´³`*) ちゅ!頑張ってきて欲しいですの♪」
「はひぇ!?あ、あぁ!」
珍しくサーシャが乙女の顔をしてミルの頬にKissをした。スキンシップの激しいサーシャの意外な行動にみんな驚いた。おそらくミルが1番驚いていただろう
(良かった…サーシャさんに…大切に思われていたんだ…嬉しいなぁ…)
元々、色々出来るサーシャに自分では釣り合わないと自信なさげだったミル。サーシャが天使族として目上過ぎる存在になってからは、いっそう自分を卑下している1面があったので頬へのKissは、かなりのサプライズだっただろう
「それでは、行ってきますね!」
どもりながら話すクセのあるミルが、ハキハキと話して出掛けて行った事にも、その嬉しさが溢れ出ていた
そしてミルはグレイスたちの元へ…これでアルバート家には7人になった。そしたら何か閃いたエルデスがアリスの元に来て、他に聞こえないように何か頼んでいる
「うん、良いよぉ!」
何を頼まれたのかは分からないが…アリスは何の抵抗もなく頼みを聞き入れていた
(何だろう?…まぁ良いか。俺はいつも通りカルーアと寝るだけだな……ん!?1人少ないんだから…今夜は久しぶりに熱い夜を過ごせそうだな♪)
今夜は久しぶりにカルーアと、楽しい夜になりそうだ!と期待に胸を膨らませたヒイロが、1番手で自室に入って行った
「コンコン!」
ヒイロの部屋のドアがknockされた
「どうかしたのか?入って来いよ…」
「ガチャ」
カルーアがknockするなんて珍しい事だ。それだけ2人で一緒に寝るのは当たり前になっていたから、なのだが……
「えっ!?えぇ!!どうしたんですか?」
「あ、あの~今夜は一緒に~寝てもらって宜しいですか~?」
なんと!!入って来たのはエルデスだった。この部屋にベッドは、キングサイズひとつしか無いのだ。オマケにエルデスは普段から薄着過ぎるのが度々(たびたび)問題になっているのだが…やはり、寝巻きも薄着だった
どうして自分と一緒に寝るのか?当然だが、彼女に質問するヒイロ
「今回のアリスさんの~お弁当事件で~ヨシュア様は~思いやりと気配りのある行動が~出来ましたので~ご褒美に~2人で寝る夜を~体験させてあげたいな~と、思いまして~」
人が減った機会にイチャイチャするキッカケを作りたい。と考えていたのは、エルデスも同じだったようだ。ただ、彼女の場合は自分ではなく仕えるべきヨシュアに対してなのだが…
「それで~申し訳無いのですが~ヒイロさんには~私と寝て頂きたいのです~色気の無い私で申し訳ないのですけど~」
と、エルデスは言っているのだが…
(いやいやいやいや!エルデスちゃんの発育具合はヤバいだろっ!特に胸部装甲の破壊力は凄まじいんだよなぁ……俺、朝まで我慢出来んのか!?)
11歳のエルフとは、とても思えない胸をしているエルデスと、イキナリひとつのベッドで1夜を共にする事になった彼の理性が試される事になった!
【増設した寝室】
ここではアリスとヨシュアだけが居る
この部屋にはノーマルサイズのベッドが2つ、少し離れて置いてあるのだが…
「へ、変な事はしないからな!あ、安心して寝て…い、良いんだじょ?…うおっ!?」
エルデスからの提案でイキナリ、アリスと2人きりの夜を過ごすことになったヨシュアは、ハッキリ言って緊張しているのだが…
「えぇ!?寂しいよぉ…ベッド引っつけてぇ、一緒に寝ようよぉ…」
純粋無垢なアリスは歳の近いヨシュアと一緒に寝ることに対して、変な心配などはしていなかった
むしろ、今まで付き合った3人の男とは、全員肌を重ね合う関係に及んでいるので…むしろヨシュアがウブなネンネ状態だった
「し、仕方ねーな。一緒に寝るだけだからな。あんまベタベタすんじゃねーぞ…」
逆にヨシュアの方が、緊張で眠れない夜を過ごすことになってしまった。と、言うことは、残りの1組みは…と言うと…
【三姉妹の部屋】
「お、お、お姉さま……おひ、お久しぶりに一緒に寝ることになりますののね!」
「ふふ。どうしたんだいサーシャ?まさか、緊張しているのかい?(笑)」
「だって…同じ布団で一緒に寝るのは久しぶりなんですもの…」
いつもサーシャの方からカルーアに性的なスキンシップを一方的にしているのが、いつもの事なのだが…予想外の棚ぼた的な展開に不覚にも動揺しているサーシャ
(我が家でカルーアお姉さまと一緒に寝るなんて!!…一体いつ以来かしら?あぁ!夢にまで見たカルーアお姉さまとの甘い夜が!こんな唐突に訪れるなんてっ!…サーシャは、心の準備が出来ていま…)
サーシャが、この好機を逃さずカルーアにエッチぃスキンシップを仕掛けようとした、その時だった!サーシャのお腹に顔が埋められた
「んぅ…サーシャママ。大しゅき…」
コハラコがサーシャに向かいあわせで、顔をサーシャのお腹辺りにうずめてきた!
(ふぬおおおっ!!カルーアお姉さまにぃ!あんな事や、あんな激しい事をしたいですのにぃ!!)
流石に5歳児(見た目こそ吸血姫の能力で10歳児だが…)のコハラコに、密着されている状態ではエッチぃ行為には及ぶことが出来ずに、涙で枕を濡らす夜になったサーシャだった
続く
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