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憎奪戦争編
捨てる神あれば拾う神あり
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【森林帯を行く2人の少女】
「すっかり陽も沈んだね。今日はこの辺で野宿することにしようか?」
リキュールとケチュアはイシス王国を目指してゆっくり南下していた。目的地までは、このペースだと…あと3-4日というところだ
「こんな森の中に馬車を停めて大丈夫なのですか?寝てる間に魔物などに襲われたりするのでは?……仕方ありませんね。リキュールさんは先に寝てください。ワタシが寝ずの番をしますから…朝日が昇る前には交代してもらえますか?」
前日は空き家を借りて寝たので、人工物のない場所で寝るのが初めてな彼女からすれば、ケチュアのこの心配は当然だったが…
ソレを聞いたリキュールは微笑した
(戦い続けた彼女のほうが、私よりも疲れているでしょうに……ケチュアは本当に可愛いなぁ)
「大丈夫だよ。私が【認識阻害(ハードゥーン)】の結界を張るから、2人で一緒に寝ようよ!…それとさケチュア…」
「はい、なんですかリキュールさん?」
「そのリキュール(さん)は止めようよ。私たちは同じ目的地を目指すたった2人だけの仲間なんだからさ。よそよそしい呼び方は止めよう。これでも私はケチュアの事が大好きなんだからさ!」
「えっ!?大好き?(/// ^///)ワタシをですか?」
(本当にケチュアは初心(ウブ)で可愛いなぁ!このままじゃ本当に大好きになっちゃうよ)
リキュールに「大好き」と言われて顔を真っ赤にして恥ずかしがる彼女は、同性で生まれて8日のリキュールから見ても、凄く可愛い少女にしか見えなかった
「あの、その…有難うございます…ですが、なるべく善処しますけど…そんなにスグには直せないかも知れませんわ…」
「うん、良いよソレで」
「あ、あの……そうだ!電撃で浄化した水を汲んできますね!お馬さんたちも喉が渇いてると思いますのでっ!」
そう言うとケチュアは馬車の荷台から桶を持ち出し、先ほど水浴びした池へ水を汲みに走り出した
「ふふふ…ケチュアったら、恥ずかしさを誤魔化すように走り出しちゃって…本当に可愛いなぁ。彼女と出逢えて良かった」
アルバート家の三姉妹とは、また色の違う純粋お嬢様のケチュアの存在に和やかな楽しい時間を感じているリキュールだが……
「きゃああああっ!?な、ナニをするのですかっ!?やめてくださいっ!!」
池の方から突然、絹を裂くようなケチュアの悲鳴が聞こえてきたので、慌てて走り出すリキュール
「おやおや、ケチュアお嬢様ご機嫌麗しゅうございますなぁ(ニヤニヤ)しかし、世話人達が死んだというのに…まさか、1人で生き延びられておられるとは…」
「ゴーヨック!貴方どういうつもりですか?」
ケチュアに粘着するかのように話している小太りの中年オッサンがいる
「お嬢様は街の人気者ですからなぁ…万が一にも生きて帰られるとクーデターを起こされかねない!と、あのお方が心配なされているのですよ
お嬢様の首を持ち帰れば、私は大金を得られるのですよ。ここで朽ち果てて欲しいのですよ。おい!」
ゴーヨックなるオッサンは、部下に命令する
「サーベルタイガーよ。あの女を殺すのだ!」
部下らしき細身の青年はサーベルタイガーの足元に鞭を打ち付けた
(成人しているサーベルタイガー!先ほど倒したウルフなどとは比較にもならない凶暴な魔物…私1人ではとても…)
「待ちなよオッサン達。ケチュアは私の大切な友人なんだ。殺されたら困るんだよ!」
【浮遊進行(レベテート)】の魔法で、文字通り飛んできたリキュールがケチュアを救うべく立ち塞がった
「なるほど、なるほど。世間知らずなお嬢様が1人で生き延びているとは変な話だとは思いましたが…お仲間を作られていましたか
昔からお嬢様は、人をたぶらかすのがお上手ですな(笑)おい!」
ゴーヨックに合図された部下の青年が鉄檻にボウガンを向けた
「サーベルタイガー!子供を殺されたくなかったら、あの2人を殺せ!」
「なっ!?貴方たちは…そんな卑怯なことをしてまで…ワタシを殺したいのですかっ!」
サーベルタイガーの子供を人質に取り、その親に嫌々命令を聞かせる彼らに激怒するケチュア
「おっと!魔法使いのお嬢さん。迂闊な事はしない方が良いですよ。最新式のボウガンは子供の魔物くらいなら、1激で即死させるのですよ!ククククク(笑)」
サーベルタイガーの親は後から現れたリキュールの強さを本能的に読み取り、恐怖と緊張を感じて硬直していた
(困ったね…このままじゃサーベルタイガー(親)は玉砕覚悟で来るだろうね。ソレをわたしが難なく撃破したらあのオッサンは、サーベルタイガー(子供)を殺すだろうね…ケチュアは助けられるけど、彼女にトラウマを残すかも知れないな…どうする?)
「……やれやれケチュア。キミは本当に面倒な事を抱え込んでいるんだね。私は気ままな旅がしたいんだ!って言ったろう?……もう、付き合いきれないよ、じゃあね!」
リキュールはそう言うと彼らに背を向け、反対側に歩き出してしまう
「そんな…リキュールさん……」
突然突き放されて絶望するケチュア。強そうな魔法使いが立ち去る姿を見たサーベルタイガーの親はケチュアに飛びかかった
「きゃああああ!…助けて、リキュールっ!」
「ふふ…やっと言えたねケチュア
【光糸細工(シークェット)】!」
部下の青年の足元の地面の中から、リキュールの手首から地面の中を通った魔法の糸がボウガンを持つ青年の腕に絡みつき、そのまま青年を上空に持ち上げた
「うわあああ!何だ、コレは!?」
「【雷光龍(ジャムルフィン)】!」
追尾型の雷魔法が青年を直撃した!
「ひでぶっ!?」
リキュールの魔法をモロに喰らった青年は、空中で弾け散った!
「全く…汚い花火だね…さて、後は小太りのオッサン。貴方だけだね(笑)」
「ヒイィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ…ま、待て!金か?金で雇われたのか?10万…いや、100万ゼニー出すから私の言うことを聞け!」
リキュールに睨まれたオッサンは、苦し紛れに100万ゼニーでリキュールを誘惑しようとした
「寝言は寝てる時に言いなよね…【雷光龍(ジャムルフィン)】!」
「ほわぁぁぁぁ!?ビョベバッ!?」
小太りのオッサン、ゴーヨックもカルーアの雷撃に木っ端微塵にされた
緊張の糸が切れたケチュアは、その場に「ペタン」と座り込んでしまった
「大丈夫かい?ケチュア」
「あ、ありがとう…助かりましたわ。でも、ワタシに呆れたのではなかったのですか?」
「そんな事…有るわけないでしょ?…大好きだ!って告白したろ?結婚もしてあげる。って言ったのに…信用されてなかったのかな?…悲しいなぁ…そうだ。ホレ!」
おどけた素振りを見せた後リキュールは魔法で鉄檻を破壊し、サーベルタイガーの子供を救出した
「世間知らずなワタシを本当に愛してくださるのですか?リキュール」
「捨てる神あれば拾う神あり!だよケチュア。彼らにはキミの素晴らしさが理解出来なかっただけさ。私はケチュアに惚れたんだよ(照れ)」
「まぁ!ワタシも大好きですわ、リキュール!」
この日、2人は本当の意味で信頼関係を築けたようだ。間もなくイシス王国に辿り着くだろう
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ところでリキュール。あの親子着いてきますわ。どうなさいます?」
「そうだね……飲食を与えて番犬にしようか。そうすれば安心して野宿出来るよね!」
「そうですわね!ソレが良いですわ♪」
こうしてリキュールはケチュアと真の友人となり、サーベルタイガーの親子を眷属として従えてイシス王国へと旅を続ける
続く
「すっかり陽も沈んだね。今日はこの辺で野宿することにしようか?」
リキュールとケチュアはイシス王国を目指してゆっくり南下していた。目的地までは、このペースだと…あと3-4日というところだ
「こんな森の中に馬車を停めて大丈夫なのですか?寝てる間に魔物などに襲われたりするのでは?……仕方ありませんね。リキュールさんは先に寝てください。ワタシが寝ずの番をしますから…朝日が昇る前には交代してもらえますか?」
前日は空き家を借りて寝たので、人工物のない場所で寝るのが初めてな彼女からすれば、ケチュアのこの心配は当然だったが…
ソレを聞いたリキュールは微笑した
(戦い続けた彼女のほうが、私よりも疲れているでしょうに……ケチュアは本当に可愛いなぁ)
「大丈夫だよ。私が【認識阻害(ハードゥーン)】の結界を張るから、2人で一緒に寝ようよ!…それとさケチュア…」
「はい、なんですかリキュールさん?」
「そのリキュール(さん)は止めようよ。私たちは同じ目的地を目指すたった2人だけの仲間なんだからさ。よそよそしい呼び方は止めよう。これでも私はケチュアの事が大好きなんだからさ!」
「えっ!?大好き?(/// ^///)ワタシをですか?」
(本当にケチュアは初心(ウブ)で可愛いなぁ!このままじゃ本当に大好きになっちゃうよ)
リキュールに「大好き」と言われて顔を真っ赤にして恥ずかしがる彼女は、同性で生まれて8日のリキュールから見ても、凄く可愛い少女にしか見えなかった
「あの、その…有難うございます…ですが、なるべく善処しますけど…そんなにスグには直せないかも知れませんわ…」
「うん、良いよソレで」
「あ、あの……そうだ!電撃で浄化した水を汲んできますね!お馬さんたちも喉が渇いてると思いますのでっ!」
そう言うとケチュアは馬車の荷台から桶を持ち出し、先ほど水浴びした池へ水を汲みに走り出した
「ふふふ…ケチュアったら、恥ずかしさを誤魔化すように走り出しちゃって…本当に可愛いなぁ。彼女と出逢えて良かった」
アルバート家の三姉妹とは、また色の違う純粋お嬢様のケチュアの存在に和やかな楽しい時間を感じているリキュールだが……
「きゃああああっ!?な、ナニをするのですかっ!?やめてくださいっ!!」
池の方から突然、絹を裂くようなケチュアの悲鳴が聞こえてきたので、慌てて走り出すリキュール
「おやおや、ケチュアお嬢様ご機嫌麗しゅうございますなぁ(ニヤニヤ)しかし、世話人達が死んだというのに…まさか、1人で生き延びられておられるとは…」
「ゴーヨック!貴方どういうつもりですか?」
ケチュアに粘着するかのように話している小太りの中年オッサンがいる
「お嬢様は街の人気者ですからなぁ…万が一にも生きて帰られるとクーデターを起こされかねない!と、あのお方が心配なされているのですよ
お嬢様の首を持ち帰れば、私は大金を得られるのですよ。ここで朽ち果てて欲しいのですよ。おい!」
ゴーヨックなるオッサンは、部下に命令する
「サーベルタイガーよ。あの女を殺すのだ!」
部下らしき細身の青年はサーベルタイガーの足元に鞭を打ち付けた
(成人しているサーベルタイガー!先ほど倒したウルフなどとは比較にもならない凶暴な魔物…私1人ではとても…)
「待ちなよオッサン達。ケチュアは私の大切な友人なんだ。殺されたら困るんだよ!」
【浮遊進行(レベテート)】の魔法で、文字通り飛んできたリキュールがケチュアを救うべく立ち塞がった
「なるほど、なるほど。世間知らずなお嬢様が1人で生き延びているとは変な話だとは思いましたが…お仲間を作られていましたか
昔からお嬢様は、人をたぶらかすのがお上手ですな(笑)おい!」
ゴーヨックに合図された部下の青年が鉄檻にボウガンを向けた
「サーベルタイガー!子供を殺されたくなかったら、あの2人を殺せ!」
「なっ!?貴方たちは…そんな卑怯なことをしてまで…ワタシを殺したいのですかっ!」
サーベルタイガーの子供を人質に取り、その親に嫌々命令を聞かせる彼らに激怒するケチュア
「おっと!魔法使いのお嬢さん。迂闊な事はしない方が良いですよ。最新式のボウガンは子供の魔物くらいなら、1激で即死させるのですよ!ククククク(笑)」
サーベルタイガーの親は後から現れたリキュールの強さを本能的に読み取り、恐怖と緊張を感じて硬直していた
(困ったね…このままじゃサーベルタイガー(親)は玉砕覚悟で来るだろうね。ソレをわたしが難なく撃破したらあのオッサンは、サーベルタイガー(子供)を殺すだろうね…ケチュアは助けられるけど、彼女にトラウマを残すかも知れないな…どうする?)
「……やれやれケチュア。キミは本当に面倒な事を抱え込んでいるんだね。私は気ままな旅がしたいんだ!って言ったろう?……もう、付き合いきれないよ、じゃあね!」
リキュールはそう言うと彼らに背を向け、反対側に歩き出してしまう
「そんな…リキュールさん……」
突然突き放されて絶望するケチュア。強そうな魔法使いが立ち去る姿を見たサーベルタイガーの親はケチュアに飛びかかった
「きゃああああ!…助けて、リキュールっ!」
「ふふ…やっと言えたねケチュア
【光糸細工(シークェット)】!」
部下の青年の足元の地面の中から、リキュールの手首から地面の中を通った魔法の糸がボウガンを持つ青年の腕に絡みつき、そのまま青年を上空に持ち上げた
「うわあああ!何だ、コレは!?」
「【雷光龍(ジャムルフィン)】!」
追尾型の雷魔法が青年を直撃した!
「ひでぶっ!?」
リキュールの魔法をモロに喰らった青年は、空中で弾け散った!
「全く…汚い花火だね…さて、後は小太りのオッサン。貴方だけだね(笑)」
「ヒイィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ…ま、待て!金か?金で雇われたのか?10万…いや、100万ゼニー出すから私の言うことを聞け!」
リキュールに睨まれたオッサンは、苦し紛れに100万ゼニーでリキュールを誘惑しようとした
「寝言は寝てる時に言いなよね…【雷光龍(ジャムルフィン)】!」
「ほわぁぁぁぁ!?ビョベバッ!?」
小太りのオッサン、ゴーヨックもカルーアの雷撃に木っ端微塵にされた
緊張の糸が切れたケチュアは、その場に「ペタン」と座り込んでしまった
「大丈夫かい?ケチュア」
「あ、ありがとう…助かりましたわ。でも、ワタシに呆れたのではなかったのですか?」
「そんな事…有るわけないでしょ?…大好きだ!って告白したろ?結婚もしてあげる。って言ったのに…信用されてなかったのかな?…悲しいなぁ…そうだ。ホレ!」
おどけた素振りを見せた後リキュールは魔法で鉄檻を破壊し、サーベルタイガーの子供を救出した
「世間知らずなワタシを本当に愛してくださるのですか?リキュール」
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「まぁ!ワタシも大好きですわ、リキュール!」
この日、2人は本当の意味で信頼関係を築けたようだ。間もなくイシス王国に辿り着くだろう
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ところでリキュール。あの親子着いてきますわ。どうなさいます?」
「そうだね……飲食を与えて番犬にしようか。そうすれば安心して野宿出来るよね!」
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こうしてリキュールはケチュアと真の友人となり、サーベルタイガーの親子を眷属として従えてイシス王国へと旅を続ける
続く
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