ようこそ幼い嫁候補たち ③

龍之介21時

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日常編

愛情を試すアリス

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【ヘパイトス工房】
クエストから帰りミコとコヨリィの武器を診ているヘパイトスとエリエスだが…

「駄目ですっ!使用者に合わせる微調整は絶対に欠かしてはイケマセン!!」

「Σ(っ゜Д゜;)っヒッ…そうでしたか…すみません」

「あっ!?ごめんなさい…私(わたくし)も言葉使いが荒くなってしまいました…」

コヨリィが魔法で軌道を変えられる鞭を手に入れられた(購入)のが嬉し過ぎて、エリエスから提案された持ち手(グリップ)の調整を「ソレくらいは別に要らないです」と、簡単に言ったことがエリエスには気になったようだ

「でもさぁ…エリエスちゃんも剣を調整してるのってぇ、見たことも聞いたことも無かった気がするよォ?」

コヨリィに厳しめな意見をしたエリエスだったが、その彼女が剣の手入れをしてるところを見たことが無かったアリスは、嫌味などではなく素直な気持ちで質問した

「私(わたくし)の剣…精霊剣(ロマーニャ)は生きている剣でして、私(わたくし)に合わせて自動で調整してくれていますので、その必要がありませんの。たまに刀身を磨いてあげれば彼女(ロマーニャ)は十分満足してくれますから」

「そうなんだぁ…便利だねぇ…」
 
アリスが使っているハイミスリルソードも一般の冒険者からすれば破格の高級品ではあるが、精霊剣とか古代兵器などの規格外品ではないので、キチンと手入れする必要があるので素直に羨ましがっていた



【クーパー家の裏庭】
「アリスお姉様、どうかしたのですか?2人きりで話がしたいだなんて……もちろん私(わたくし)は凄く嬉しいですけど…」
 
アリスは事ある毎に、エリエスから推しの強い愛情表現を受けていたので、どうしても確かめたい事があった

「あのねぇエリエスちゃん…アタシ、どうしても今、確かめたい事があるんだぁ…」

「私(わたくし)の事で、ですか?\(´°口°)/まぁぁぁぁぁぁぁぁ!!アリスお姉様に興味を持って頂けるなんて…私(わたくし)、感激ですわあっ♪♬」

最近ヨシュアからの気遣いで彼の存在を強く感じたアリスは、どうしてもエリエスから自分への熱い想いを確認しておきたかった。何故ならヨシュアは一緒にマリニウムに向かっている時に遭遇した【ディー・アモン伯爵】から魔族の未来への考えを問われたからだ
その事でヨシュアが、魔族の未来にも自分(アリス)との将来に対しても真剣に考えていてくれてる事を理解したのだから、アリスもヨシュアを選ぶのか?エリエスの気持ちに応えるのか決める必要があるからだ


「エリエスちゃんってぇ…普段は凄くCOOLでカッコ良いよねぇ。でもぉ、どうしてアタシに対してだけは…あんなに甘々になるのぉ?」

天然で純粋なアリスには、エリエスの自分への態度と、それ以外の者への態度の極端すぎる差がどうしても理解出来なかった

「それは…お姉様の優しさと勇気に惚れたからですわ…えっと…正直に言いますが…気を悪くなさらないでくださいね?」

「うん。良いよォ。素直に言ってぇ…」

「ハッキリ言いますと…お姉様はかなり強くなられましたが、私(わたくし)や少年(ヨシュア)、お祖母様(アテナ)に勝つのは難しいですわ」

「うん。そうだよねぇ。アタシもそう思うよぉ…」

普通、人は自分の為に言われていると分かっていても…弱い部分や劣っている部分を真っ直ぐ指摘されると、なかなか素直に聞き入れられないのだが…純粋無垢なアリスは素直に聞き入れる事ができる

「お姉様は…普通に考えたら【敗北】が必至な場面でも、必要な時には決して逃げ出さずに立ち向かっていく。その気高き心に惚れたのです。だからこそ、お姉様には本当の私(わたくし)で接したいのですわ!」

「そっかぁ…そうなんだぁ。有難うねぇ♪」

エリエスはアリスは特別だと認めている。だからこその素の彼女で接してくる。そういう事なんだと知ったアリス

「ですから!アリスお姉様から頼まれたなら、私(わたくし)はどんな願いでも必ず聞き入れてみせますわ!」

(嬉しいなぁ♪嬉しいけど本当に本当なのかなぁ?ヨシュアはあそこまで…アタシの為にしてくれる。エリエスちゃんはどうなんだろぉ?)

「あのねぇ、ひとつお願いしても良い?」

「はい、何でしょうか?」

……………………………………………

「くっ!?お姉様…コレはいったい?…でも…アリスお姉様か望むのなら…私(わたくし)は絶対に受け入れますわ!」
 

エリエスが言う言葉が本当に本当なのか?それを確かめる為にアリスが取った行動は…目隠しをして彼女の視界を奪った。もちろん精霊剣(ロマーニャ)は工房に置いてきてもらっている

「エリエスちゃん…アタシとひとつしか違わないのにぃ…本当に、大っきいよねぇ…」
「モミモミ」
「⁄(⁄ ⁄º⁄Δ⁄º⁄ ⁄)⁄アッ…アン…お姉様…何を!?」

アリスは背後からエリエスの胸を揉んだ!
アリスは…もしも自分がされたら嫌だと思うだろうな。という事を敢えて行い、エリエスがそれでも受け入れてくれるのか?を試すことにした

それが何故この行動なのか?…それは、少年(ヨシュア)が同居する様になってからでさえも末っ子のサーシャから、暇さえあればセクハラ紛いのことをされているのを思い出したからだ。アリスはサーシャが義理とは言え姉妹だから完全には受け入れられない。本当に愛しているエリエスならば受け入れられるかも?ソレを確認したいのだ


「どう?恥ずかしい?エリエスちゃん…」

「は、恥ずかしいですわ……でも、されているのがアリスお姉様ですから…その、私(わたくし)…嬉しいですわ…」

アリスは正面に周り、エリエスのスカートの両端を両手で掴み、静かに彼女のヘソの上まで持ち上げた。もちろんエリエスのパンツは外部に解放されている。流れるそよ風が、無防備な彼女のパンツを撫でて行った

(アタシ、あ、あ……アタシなら!コレをされたら恥ずかし過ぎてぇ…流石に我慢できないよォ)
アリスは右手を彼女のスカートから離し、そのままエリエスのパンツの端を掴み、そのまま真下へとスライドさせた!

(どうエリエスちゃん?流石にコレは我慢できないでしょう???)

「あ、あ…恥ずかしいですけど…アリスお姉様が私(わたくし)を求められるなら…エリエスは耐えられます!…エリエスは嬉しいですっ!」

「ボシュッ!!……ヾ(⌒(ノシ >ω<)ノ バタッ」

アリスは自分からしておきながら、自らのその行為と、それでも喜んでくれるエリエスの気持ちに脳がパンクし、その場に倒れて気を失った

……………………………………………

「……姉様…アリスお姉様!」

「むひゅ~…あ、エリエスちゃん……その、さっきはごめんねぇ…アタシ…悪いことしちゃった…」

流石にやり過ぎた!と反省するアリス。彼女に求められた事がまんざらでもなかったエリエスは、逆に複雑な気持ちだった

「どうしたら許してくれるかなぁ?」

エリエスは必死になり、落とし所を模索した…

「お姉様…Kissしてくれたら…許しますわ」
  

そう言うとエリエスはアリスの方に向き直り、そっと目と口を閉じ顔を突き出した

(えっ!?どうしたら良いのぉ……)

「(*´³`*) ㄘゅ♪」
女の子に対して自分からKissをしたのは生まれて初めての経験となったアリスだが…火炎魔人(イフリート)の単騎で撃破するほど強いエリエスなのに、その凄まじい強さとは真逆に、あまりにも柔らかい唇に言葉を失った

「どうですか、お姉さま。エリエスが本気だと理解してもらえましたか?」

「う、うん。試すような事をしてごめんねえ…」

エリエスは何となく察していた
アリスが今回このような行動に出たのは、今日はこの場に居ないヨシュアの存在が原因になっているのだろうと…



続く
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