74 / 95
2章
2-12 彩り
しおりを挟む
「友達とか……勝手に勘違いして、また間違えてしまった……」
しょんぼりと肩を落とすエリゼちゃん。
励ましてやりたいのに、こちらまで胸が痛くなる。
「モモも、ちょっとズレたとこがあるからさ」
フォローしたつもりなのに、その言葉にモモがまでショボーンとしてしまった。
「……私、ズレてますか」
「ち、違う! 悪い意味じゃなくて!」
あっちもこっちもしょんぼりしてしまい、収拾がつかなくなってきた。
「にゃーん」
姉さんがのっそりと間に入る。
時には喧嘩をし、ぶつかり合い、一緒に勉強をし、同じ釜の飯を食べる——それで十分、友達でよいのではないか? と。
「それなら、友達ということで。改めてお願いします」
「モモ! エリゼって呼び捨てでいいぞ!」
「なんだか偉そうなのは変わりませんね」
悪友、というのが正しいのかもしれない。いや、悪ってほどでもないか。
友情の形は人それぞれだ。
「今後のことは後々考えるとして、まずは仕事を始めてみようか」
——エリゼちゃんは、思った以上に素直にモモに教わりながら、家畜や畑の世話を手伝い始めた。
なんだかんだで仲は良さそうで、ひとまず安心する。
人手が一人増えるだけで、俺の負担もぐっと軽くなる。
その分、サイゼ様に売る料理にでも力を入れるか?
人が増えれば出費も増える。売り物も、できるだけ加工して単価を上げなきゃな。
「一件落着だな」
「そうですね。さくらさんにはお世話になりました。それで……どのくらい滞在されますか?」
「要件が終わったら直ぐに帰れってことか?」
「そんな言い方してないでしょう! ただ滞在期間を聞いただけじゃないですか」
過去に「ニート」とかなんとか散々騒いだ経緯があるせいか、さくらさんがガルルと威嚇してくる。
面倒な性格してるなぁ。
「にゃーん」
姉さんが「働いたお礼にブラッシングさせてやる」と言ったら、さくらさんはニコニコ顔でブラシをしていた。モモ以外には滅多に許さないのに……羨ましいぞ。
「にゃーん」
「ええ、わかっています。モモの勉強やトレーニングの成果も見たかったので、午後はそのつもりでした」
午後にはエリゼちゃんも一緒に、少し勉強を見てもらえるようだ。
「そういえば、学校の完成ってそろそろじゃないんですか?」
「少し長引いている。来年の春には開校予定だな」
「開校に合わせてモモも通わせた方がいいですか?」
「本人が強く望むなら別だが……再来年の春でいいと思うぞ。初年度は面倒な子供も多いからな」
「わかりました。モモにも少し話してみます」
面倒な子供って、王族や金持ちの子息だろうか。
……モモと過ごせる時間も、あと少しかもしれないな。
★★★
一週間後。
結局、さくらさんは駄々をこねることもなく、きっちり準備を整えて去っていった。
十リットルほどのビールと、燻製の肉や魚、漬物に料理の数々を収納魔法で保管して。
エリゼちゃんの件で俺の頼みを聞いてくれたこと、モモの様子を見てくれたこと……無理して時間を作ってくれたのかもしれない。
あの人、ほんとツンデレだ。
さくらさんを見送った午後、エリゼちゃんが急に口を開いた。
「彩りが足りない!」
「エリゼさん、突然何を言い出すんですか?」
「お姉ちゃんって呼んでよ! 私の方が年上よ!」
「……で、その彩りとは?」
この二人は仲がいいのか悪いのか。
「私の家には……やっぱり、なんでもない」
自分の家を思い出したのか、またショボーンとする。最後まで言ってくれないと気になるんだけど。
「前に言ってましたよね? 庭園があったとか」
「なるほどな、花か」
「モモ、勝手に言わないでよ!」
なんだ、女の子らしい要望じゃないか。
モモにとっても、食べ物以外を大事にする感覚を学ぶのはいいかもしれない。
「いいじゃないか。花壇くらいなら設置できるし、彩りは大事だよ」
「おじさん、いいの?」
「ああ。俺も花は嫌いじゃないし」
まだ「おじさん」呼ばわりされるのは悲しいけど、この世界基準なら……二十代でも否定はできないのかもな。
「エリゼさん、言っておきますけど花壇を設置するのもお金がかかるんですからね」
「わ、わかってるわよ!」
「俺も賛成だし、お金のことは今はいいよ」
「お父さん! お金がかかることを理解するのは大事です!」
「は、はい」
モモの言うことは正しい。
エリゼちゃんに「何事もお金がかかっている」と理解させたいのだろう。
コンコンと、花壇を作るのに十万円かかる重みを説明するモモ。
どっちがお姉ちゃんなのかわからない。
「エリゼさん、わかりましたか?」
「はい!」
「説明も終わったことだし、じゃあエリゼちゃんには“お花大臣”を任せようかな」
「私が大臣!」
「お父さん……あんまり変なこと言わないでください」
「ごめんごめん、“花の責任者”ってことだよ」
「わかった!」
「エリゼさん、“わかった”じゃなくて“わかりました”ですよ」
モモの教育は相変わらず厳しい。
基本的に俺や姉さん、大福には敬語を使うルール。……まぁ正しいけど。
「まぁまぁ。それじゃあ彩りのある花、食べられる花、役立つ花——いろいろ植えていこうか」
「食べられる花があるんですか?」
「あるよ。お茶にしたり、料理やお風呂に使ったりね」
「楽しみ!」
無邪気に喜ぶエリゼちゃんの頭を撫でる。年相応で、可愛いな。小さい頃のモモを思い出す。
モモが嫉妬したのか、ぷくっと頬を膨らませてエリゼちゃんの横に並んでくるので、同じように頭を撫でると、すぐ満足そうに笑った。
なんだかんだで、まだまだ子供だ。
——メニュー画面から花壇を購入すると、種の項目が新しくアンロックされる。
その中に、【守りの木】という名前が浮かび上がった。
しょんぼりと肩を落とすエリゼちゃん。
励ましてやりたいのに、こちらまで胸が痛くなる。
「モモも、ちょっとズレたとこがあるからさ」
フォローしたつもりなのに、その言葉にモモがまでショボーンとしてしまった。
「……私、ズレてますか」
「ち、違う! 悪い意味じゃなくて!」
あっちもこっちもしょんぼりしてしまい、収拾がつかなくなってきた。
「にゃーん」
姉さんがのっそりと間に入る。
時には喧嘩をし、ぶつかり合い、一緒に勉強をし、同じ釜の飯を食べる——それで十分、友達でよいのではないか? と。
「それなら、友達ということで。改めてお願いします」
「モモ! エリゼって呼び捨てでいいぞ!」
「なんだか偉そうなのは変わりませんね」
悪友、というのが正しいのかもしれない。いや、悪ってほどでもないか。
友情の形は人それぞれだ。
「今後のことは後々考えるとして、まずは仕事を始めてみようか」
——エリゼちゃんは、思った以上に素直にモモに教わりながら、家畜や畑の世話を手伝い始めた。
なんだかんだで仲は良さそうで、ひとまず安心する。
人手が一人増えるだけで、俺の負担もぐっと軽くなる。
その分、サイゼ様に売る料理にでも力を入れるか?
人が増えれば出費も増える。売り物も、できるだけ加工して単価を上げなきゃな。
「一件落着だな」
「そうですね。さくらさんにはお世話になりました。それで……どのくらい滞在されますか?」
「要件が終わったら直ぐに帰れってことか?」
「そんな言い方してないでしょう! ただ滞在期間を聞いただけじゃないですか」
過去に「ニート」とかなんとか散々騒いだ経緯があるせいか、さくらさんがガルルと威嚇してくる。
面倒な性格してるなぁ。
「にゃーん」
姉さんが「働いたお礼にブラッシングさせてやる」と言ったら、さくらさんはニコニコ顔でブラシをしていた。モモ以外には滅多に許さないのに……羨ましいぞ。
「にゃーん」
「ええ、わかっています。モモの勉強やトレーニングの成果も見たかったので、午後はそのつもりでした」
午後にはエリゼちゃんも一緒に、少し勉強を見てもらえるようだ。
「そういえば、学校の完成ってそろそろじゃないんですか?」
「少し長引いている。来年の春には開校予定だな」
「開校に合わせてモモも通わせた方がいいですか?」
「本人が強く望むなら別だが……再来年の春でいいと思うぞ。初年度は面倒な子供も多いからな」
「わかりました。モモにも少し話してみます」
面倒な子供って、王族や金持ちの子息だろうか。
……モモと過ごせる時間も、あと少しかもしれないな。
★★★
一週間後。
結局、さくらさんは駄々をこねることもなく、きっちり準備を整えて去っていった。
十リットルほどのビールと、燻製の肉や魚、漬物に料理の数々を収納魔法で保管して。
エリゼちゃんの件で俺の頼みを聞いてくれたこと、モモの様子を見てくれたこと……無理して時間を作ってくれたのかもしれない。
あの人、ほんとツンデレだ。
さくらさんを見送った午後、エリゼちゃんが急に口を開いた。
「彩りが足りない!」
「エリゼさん、突然何を言い出すんですか?」
「お姉ちゃんって呼んでよ! 私の方が年上よ!」
「……で、その彩りとは?」
この二人は仲がいいのか悪いのか。
「私の家には……やっぱり、なんでもない」
自分の家を思い出したのか、またショボーンとする。最後まで言ってくれないと気になるんだけど。
「前に言ってましたよね? 庭園があったとか」
「なるほどな、花か」
「モモ、勝手に言わないでよ!」
なんだ、女の子らしい要望じゃないか。
モモにとっても、食べ物以外を大事にする感覚を学ぶのはいいかもしれない。
「いいじゃないか。花壇くらいなら設置できるし、彩りは大事だよ」
「おじさん、いいの?」
「ああ。俺も花は嫌いじゃないし」
まだ「おじさん」呼ばわりされるのは悲しいけど、この世界基準なら……二十代でも否定はできないのかもな。
「エリゼさん、言っておきますけど花壇を設置するのもお金がかかるんですからね」
「わ、わかってるわよ!」
「俺も賛成だし、お金のことは今はいいよ」
「お父さん! お金がかかることを理解するのは大事です!」
「は、はい」
モモの言うことは正しい。
エリゼちゃんに「何事もお金がかかっている」と理解させたいのだろう。
コンコンと、花壇を作るのに十万円かかる重みを説明するモモ。
どっちがお姉ちゃんなのかわからない。
「エリゼさん、わかりましたか?」
「はい!」
「説明も終わったことだし、じゃあエリゼちゃんには“お花大臣”を任せようかな」
「私が大臣!」
「お父さん……あんまり変なこと言わないでください」
「ごめんごめん、“花の責任者”ってことだよ」
「わかった!」
「エリゼさん、“わかった”じゃなくて“わかりました”ですよ」
モモの教育は相変わらず厳しい。
基本的に俺や姉さん、大福には敬語を使うルール。……まぁ正しいけど。
「まぁまぁ。それじゃあ彩りのある花、食べられる花、役立つ花——いろいろ植えていこうか」
「食べられる花があるんですか?」
「あるよ。お茶にしたり、料理やお風呂に使ったりね」
「楽しみ!」
無邪気に喜ぶエリゼちゃんの頭を撫でる。年相応で、可愛いな。小さい頃のモモを思い出す。
モモが嫉妬したのか、ぷくっと頬を膨らませてエリゼちゃんの横に並んでくるので、同じように頭を撫でると、すぐ満足そうに笑った。
なんだかんだで、まだまだ子供だ。
——メニュー画面から花壇を購入すると、種の項目が新しくアンロックされる。
その中に、【守りの木】という名前が浮かび上がった。
53
あなたにおすすめの小説
中年オジが異世界で第二の人生をクラフトしてみた
Mr.Six
ファンタジー
仕事に疲れ、酒に溺れた主人公……。フラフラとした足取りで橋を進むと足を滑らしてしまい、川にそのままドボン。気が付くとそこは、ゲームのように広大な大地が広がる世界だった。
訳も分からなかったが、視界に現れたゲームのようなステータス画面、そして、クエストと書かれた文章……。
「夢かもしれないし、有給消化だとおもって、この世界を楽しむか!」
そう開き直り、この世界を探求することに――
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】料理人は冒険者ギルドの裏で無双します
vllam40591
ファンタジー
東京の超一流レストランで命を削り、ついには過労死してしまった天才料理人・椎名栄作(29歳)。目を開けば、そこは魔法と魔物が存在する異世界「アストラル大陸」だった。
偶然にも毒蜘蛛に噛まれた少年を救ったことで、栄作は自分に特殊能力「味覚分析」が宿っていることを知る。触れるだけで食材の全てを理解し、その潜在能力を引き出せるこの力は、異世界の食材にも通用した。
石造りの町アーケイディアで冒険者ギルドの料理人として雇われた栄作は、やがて「料理魔法師」という稀有な存在だと判明する。「魔物肉」や「魔法植物」を調理することで冒険者たちの能力を飛躍的に高める彼の料理は評判となり、ギルドの裏で静かに"伝説"が生まれ始めていた。
「この料理、何か体が熱くなる…力が溢れてくる!」
「あのシェフのおかげで、SS級の討伐クエストを達成できたんだ」
戦うことなく、ただ料理の力だけで冒険者たちを支える栄作。
しかし古き予言の主人公「料理で世界を救う者」として、彼は「死食のカルト」という邪悪な組織と対峙することになる。
鍋と包丁を武器に、料理精霊を味方につけた栄作は、最高の一皿で世界の危機に立ち向かう。
現代で認められなかった料理人が、異世界で真価を発揮し「グランドシェフ」として成長していく姿を描いた、笑いと感動と食欲をそそる異世界美食ファンタジー。
弓術師テイマー少女の異世界旅 ~なぜか動物系の魔物たちにめちゃくちゃ好かれるんですけど!?~
妖精 美瑠
ファンタジー
高校弓道部の部長・赤上弓美は、大学合格発表の日に異世界クラシディアへ突然転移してしまう。
弓道一筋で真面目な彼女には密かな悩みがあった。それは“動物にだけはなぜか嫌われてしまう体質”――。
異世界で女神様に謝罪されながら三つの能力と「テイマー」という職業を与えられ、さらに容姿まで10歳の赤髪少女に変わってしまった弓美。
それなのに、なぜか動物系の魔物たちにはやたらと懐かれまくって……?
弓術師+テイマーという職業を駆使し、回復・鑑定・アイテムボックスまで兼ね備えた万能少女となったユミは、
この世界で出会いと冒険を重ねながら、魔物たちに囲まれて異世界旅を始めていく!
弓術師&テイマーになった幼女、癒しスキルでモフモフ魔物に囲まれてます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
※素人ですが読んでくれると嬉しいです。感想お待ちしています。
毎週月曜日12時公開です。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる