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4-3 友を探して、殴りに行きます
セグメント・ゼロ
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逃げたクリムの足取りを追って、俺たちは【龍の背骨】を進む。
ヒューコ国から直接依頼を受けているリックとは、別行動を取った。二人で手分けしようと。
クリム包囲網は、着々とできつつある。
ルダニムの街には、ゾーイたちセイクリッドが。クリムは彼女らに殺人犯の容疑がかけられている。まさに、テロリスト扱いだ。
他のハンターも、信用できない。クリムの命を直接狙っている者がいる。
「サピィ、お前はクリムを狙うハンターは、どんなヤツだと思っている?」
「わかりません。何度も言いますが、わたしはランバートと違って、クリム氏をよく知りません。まるで見当がつかないのです。ランバート、あなたのお話を聞いている限り、彼は強い。だったら、相当の腕前を持つ方でしょう。それこそ、リックのような」
多分リックだって、完全な味方とは言い切れないだろう。かつての仲間であるが、今のリックは国家直属のハンターで、国から兵隊を貸してもらえるほどだ。立場が違いすぎる。
「リックほど腕の立つハンターは、見たことがないな。闇で仕事をしている奴らくらいか」
そんなハンター、俺でさえ会ったことがないが。
「シーデー、クリム・エアハート氏の足取りは、掴めそうでしょうか?」
「最近我々が知り合ったハンターを、殺したのです。そう遠くへは、行っていないでしょうな」
俺たち以外のハンターも、向かっているだろう。急がないと。
「ランバート、クリムは、大丈夫だよな?」
「心配ないって。クリムがあんな奴ら程度なんて問題にならないことくらい、トウコが一番良く知っているじゃないか」
「でも、ここまで来られるハンターだぞ! かなりの手練ばっかりなのに!」
「早く見つけてやろう」
トウコを安心させるように、俺は声をかける。
「おそらく、目的地は同じなんだ。クリムは、まっすぐ敵のアジトを探しているはずなんだ」
「それにしても、どうしてクリムは、ファウストゥス、だっけ? そいつに会いに行ったんだろう?」
「到着したらわかるさ、フェリシア」
しばらく進んでいると、俺たちは見知ったエリアに到着した。秘密基地のように、整備されている。果てしなく奥へと続く道は、地下道を思わせた。
俺たちは、アイレーナでも同じような場所を知っている。
「なんだここは? まるで【セグメント】じゃないか」
「ここは……【セグメント・ゼロ】ですね」
【セグメント・ナンバー】とは、地下道型のダンジョンだ。
異界へと通じているらしく、強いモンスターが大量に出てくる。
各国に一つずつ存在して、狩り場として重宝されていた。しかし難易度が高く、高レベルのハンターでも深くは潜れない。
「このポイントは、セグメントシリーズの終着点です。すべてのセグメントとつながっていて、さらに奥へと入り込んでいけます」
セグメント地下道から湧いてくるモンスターは、龍の背骨からやってきていたのか。
「本来セグメントとは、魔界に通じています。わたしも、アイレーナのセグメントから、魔界へと行ったことがあります。が、裏道を通ったに過ぎません。セグメント・ゼロからは、危険すぎて入れませんでした」
最も危険なエリアの一つである「ダミアーニ卿の屋敷」にサピィが行けたのも、あちら側に人類への敵意がなかったからだという。
ダミアーニ卿は、世界支配に関心がないのだとか。人類は愚かだとは考えているが、滅ぼすほどでもないと考えているらしい。
「ファウストゥスの目的はわかりません。しかし彼から見れば、魔界も人類も天使もすべて敵のようです。クリム氏を抑えるには、まずはファウストゥスの狙いを知る必要があるかと」
セグメント・ゼロか。たしかに、χのアジトまで通じていそうだな。
「ジェンマなら、裏道を伝って向かったかも知れませんが」
「どうする? 裏道を探すか?」
「いえ。正面突破いたしましょう。セグメント・ゼロの敵を倒せずして、χは滅ぼせないかと」
サピィが意を決したときだ。セグメントの穴から、ワラワラとモンスターが姿を現す。
「大群だぞ、ランバート!」
「みんな構えろ!」
ヒューコ国から直接依頼を受けているリックとは、別行動を取った。二人で手分けしようと。
クリム包囲網は、着々とできつつある。
ルダニムの街には、ゾーイたちセイクリッドが。クリムは彼女らに殺人犯の容疑がかけられている。まさに、テロリスト扱いだ。
他のハンターも、信用できない。クリムの命を直接狙っている者がいる。
「サピィ、お前はクリムを狙うハンターは、どんなヤツだと思っている?」
「わかりません。何度も言いますが、わたしはランバートと違って、クリム氏をよく知りません。まるで見当がつかないのです。ランバート、あなたのお話を聞いている限り、彼は強い。だったら、相当の腕前を持つ方でしょう。それこそ、リックのような」
多分リックだって、完全な味方とは言い切れないだろう。かつての仲間であるが、今のリックは国家直属のハンターで、国から兵隊を貸してもらえるほどだ。立場が違いすぎる。
「リックほど腕の立つハンターは、見たことがないな。闇で仕事をしている奴らくらいか」
そんなハンター、俺でさえ会ったことがないが。
「シーデー、クリム・エアハート氏の足取りは、掴めそうでしょうか?」
「最近我々が知り合ったハンターを、殺したのです。そう遠くへは、行っていないでしょうな」
俺たち以外のハンターも、向かっているだろう。急がないと。
「ランバート、クリムは、大丈夫だよな?」
「心配ないって。クリムがあんな奴ら程度なんて問題にならないことくらい、トウコが一番良く知っているじゃないか」
「でも、ここまで来られるハンターだぞ! かなりの手練ばっかりなのに!」
「早く見つけてやろう」
トウコを安心させるように、俺は声をかける。
「おそらく、目的地は同じなんだ。クリムは、まっすぐ敵のアジトを探しているはずなんだ」
「それにしても、どうしてクリムは、ファウストゥス、だっけ? そいつに会いに行ったんだろう?」
「到着したらわかるさ、フェリシア」
しばらく進んでいると、俺たちは見知ったエリアに到着した。秘密基地のように、整備されている。果てしなく奥へと続く道は、地下道を思わせた。
俺たちは、アイレーナでも同じような場所を知っている。
「なんだここは? まるで【セグメント】じゃないか」
「ここは……【セグメント・ゼロ】ですね」
【セグメント・ナンバー】とは、地下道型のダンジョンだ。
異界へと通じているらしく、強いモンスターが大量に出てくる。
各国に一つずつ存在して、狩り場として重宝されていた。しかし難易度が高く、高レベルのハンターでも深くは潜れない。
「このポイントは、セグメントシリーズの終着点です。すべてのセグメントとつながっていて、さらに奥へと入り込んでいけます」
セグメント地下道から湧いてくるモンスターは、龍の背骨からやってきていたのか。
「本来セグメントとは、魔界に通じています。わたしも、アイレーナのセグメントから、魔界へと行ったことがあります。が、裏道を通ったに過ぎません。セグメント・ゼロからは、危険すぎて入れませんでした」
最も危険なエリアの一つである「ダミアーニ卿の屋敷」にサピィが行けたのも、あちら側に人類への敵意がなかったからだという。
ダミアーニ卿は、世界支配に関心がないのだとか。人類は愚かだとは考えているが、滅ぼすほどでもないと考えているらしい。
「ファウストゥスの目的はわかりません。しかし彼から見れば、魔界も人類も天使もすべて敵のようです。クリム氏を抑えるには、まずはファウストゥスの狙いを知る必要があるかと」
セグメント・ゼロか。たしかに、χのアジトまで通じていそうだな。
「ジェンマなら、裏道を伝って向かったかも知れませんが」
「どうする? 裏道を探すか?」
「いえ。正面突破いたしましょう。セグメント・ゼロの敵を倒せずして、χは滅ぼせないかと」
サピィが意を決したときだ。セグメントの穴から、ワラワラとモンスターが姿を現す。
「大群だぞ、ランバート!」
「みんな構えろ!」
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追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
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